あれから瞬く間に数か月が経った。
様々なことが変わり、逆に変わらないことも多くあった。
そんな日々でオレは今何をしているのかと言えば――エリスとセックスをしていた。
「あぁ――っ♡♡ ルーデウスっ♡♡」
「ッ、
「きてっ――あっ♡♡♡」
自宅のソファでエリスと対面座位をしていた。
視界いっぱいをエリスのおっぱいが満たし、オレの太ももにエリスの弾力のある柔らかなお尻が乗っかった。
コンドームのないこの世界ではいつでもどこでも中出しで、エリスの子宮に一滴残らず射精した。
「気持ちよかったぞ」
「ん、ちゅ……私もよ」
事後のキスをしてピロートークに入る。
その間も、ゆっくりと腰を動かして息子の勃起を促してくる様は慣れたものだ。
「――あー! またリビングでセックスしてるー!」
「ああ、アイシャか」
「ああ、アイシャか――じゃないよもう! 掃除するのあたしなんだからね!」
「わ、私も掃除するわ」
「いいよ! エリス姉がやると絶対何か壊れるし」
「そう……」
「わーごめん、言いすぎた! そんなしゅんとしないでよ、じゃあこの雑巾濡らしてきて」
「わかったわ!」
そう言ってエリスはリビングを出てキッチンに向かったが……。
ポタポタと秘所から精液が零れてきていた。
血痕のように床に垂れた精液が、犯人の形跡をあらわにしていた。
「……」
「お兄ちゃん?」
「わかった、悪かった。オレも掃除する」
アイシャの無言の圧にさすがに自分の非を悟る。
襲ってきたのはエリスだが、それを受け入れたオレにも当然原因はある。
オレは大人しく部屋を掃除した。
――
昼下がり、オレはシルフィとセックスしていた。
「あっ♡♡ ルディっ♡♡ 激しいっ♡♡ だめだよっ♡♡」
「こんなに締め付けといてよく言う!」
「あんっ♡♡ だって……♡♡ ルディが抱きしめてくるから、んぅ……♡♡ それされたら、どうしようもないよ♡♡」
シルフィはぎゅっと抱きしめられることが好きなようで、これをするとだいたいのこと許してくれる。
こうやって妊娠中でも相手をしてくれる。
もちろん、安定期に入ってからだが。
「赤ちゃん流れちゃったらどうするのっ♡♡」
「安心しろ、オレの子はこの程度で流れたりしない」
「ほんとうなの? んんっ……♡♡」
「ああ、エリスなんかは妊娠中にも普通に冒険者やってたぞ」
「むぅ……♡♡ ボクとしてるときに他の子のこと考えるの禁止っ」
「悪い悪い、
「んっ♡♡ たくさん出してっ♡♡」
妊娠済みのシルフィの
そのままそっと彼女をベッドに寝かせ、まだそこまで膨らんでいないお腹を撫でながら考える。
あの日の後、オレはシルフィを含む全員と結婚した。
母さん、ノルン、アイシャを除いた全員とだ。
その初夜に盛大に乱交した結果、シルフィ、ロキシー、エリナリーゼを妊娠させた。
ギレーヌやリーリャ、ナナホシは年齢や種族特性、不変の体などの理由があって妊娠はできなかった。
治せなくもないが、本人たちは特に妊娠を望んでおらず、むしろオレとできなくなるのが嫌だと言っていた。
男冥利に尽きる言葉だ。
「ルディ……?」
「どうした?」
「また他の子のこと考えてるでしょ」
そう言って、ぷくぅ、と頬を膨らませる様はとても愛らしい。
エルフは意外と嫉妬深いのかもしれない。
ま、可愛いもんだ。
「お前こそ、オレより他のやつがいいとか考えてるんじゃないのか?」
「な、なんでさ! そんなこと一度も思ったことないよ!」
「へぇ、最近はオレよりもアリエルとシてる日の方が多いって聞いてるけどな」
「あ、あれは……! アリエル様が言うから仕方なく……」
ごにょごにょと言い淀んでいる。
やましいことでもないだろうに。
そうやって慌てる様も可愛いものだ。
「……いろいろ女性の手管を学んでるだけだもん。ルディの他に体を許したりとか、絶対しないもん」
「分かってるよ、ごめんな。意地悪いって」
「……最近のルディ、前よりちょっと優しいよね」
「なんだ、もっと虐められたかったか?」
「そ、そうじゃなくて! 嬉しいんだ。たくさんお嫁さんが増えても、ボクにも構ってくれて、ちゃんと結婚もしてくれて……ボク、今がすごく幸せなんだ。怖いくらいに」
「そうか」
「うん……だからね、ルディも何か辛いことがあったらボクに言って! また一人で大怪我して帰ってくるのはやめてよね、心臓に悪いんだから……」
「反省してるよ。反省ついでに、一つ頼みごとをしようか」
「! なに!?」
「――もう一回戦、次は少し乱暴にしてもいいか?」
「……もうっ……――いいよ、妊娠済みのボクのおまんこ、ルディのそのおっかないおちんちんで好き勝手にずぼずぼして♡♡♡」
シルフィは自ら、くぱぁと、とろとろになったまんこを開いてこちらを煽ってみせた。
興奮したオレは復活したちんこをゆっくりと彼女の中へ挿入した。
――
「お゛っ♡♡ お゛っほ♡♡ こ、これ、おへそまで届いてませんか?♡♡ おっきすぎますっ♡♡」
「それでもちゃんと受け入れてくれるんだから慣れたものですね、先生」
「や、やめてくださいっ♡♡ こういうときに先生と呼ばないでって、あぅっ♡♡ いつも、ん、言ってるじゃないですかっ♡♡」
「普段は凛々しく生徒たちに教鞭を取っているロキシーが家ではこの様ですか、生徒に面目在りません、ね!」
「お゛お゛っ、イグっっ♡♡♡」
ロキシーも妊娠安定期に入り、そのお腹はやや膨らんでいる。
しかし魔族だからか頑丈なのか、こうやってハードなセックスも受け入れてくれる。
ロリっ子のような見た目とそれに相応しいキツキツのまんこでオレのちんこを締め付け射精を促してくれる。
そのくせ、本人はちょっと小突くだけで潮を吹いて絶頂してしまうのだから、ちょろいものだ。
「う゛っ♡♡ ……抜いちゃうんですか……?」
「いえ」
一端、イチモツを引き抜いてみると、その小さな体のどこに収まっていたのか疑問に思うほど大きな肉棒がずるりと出てきた。
それはロキシーの愛液でどろどろになっていて、とても滑りがよさそうに見える。
だから、ロキシーの軽い体を持ちあげて、あぐらをかいたオレの上に座らせ、
「今度はこっちでしようかと」
「へっ♡♡ あ、あの……こっちではまだしたことなくって゛っ♡♡ ――ぁあ゛っっ♡♡」
「うわっ、すっごい締まりですね」
ぎゅーぎゅーとちんこを握りつぶすようにこれでもかと締め付けてくる先生のアナル。
その刺激は先生のアナルを犯すことで興奮しガチガチに勃起したちんこを程よく刺激してくれて、とても気持ちがよかった。
ゆっくりと壁に擦り付けるように上下していると、それだけで射精感が昇ってきた。
「ぐっ、ロキシー、
「ふぇっ♡♡ ま、まってください、出すならこっちに……――ぁぁっ♡♡♡ あついっ♡♡」
びゅるびゅると、ロキシーの体を後ろから抱きしめながら直腸に精液を吐き出した。
ロキシーは一度身震いし、その後、とさっとオレに体をあずけてきた。
丁度近くに顔が近づいたことで、自然と吸い寄せられていった。
「ん……♡♡ ちゅ、はぁ……っ♡♡」
桜色のやわらかい唇を味わい、その可愛らしいべろを吸い取る。
射精後の余韻を感じながら、そうやって時間を過ごした。
「先生、大好きです」
「ん……わたしも、ルディが大好きですよ」
そう一言交わして、もう一度唇が重なった。
――
「はっ! ふっ!」
「おお、悪くねぇぞ!」
赤髪の少年と茶髪の壮年が打ち込み稽古をしている。
真剣ではなく木の剣である為、そうそう怪我はしないだろう。
その光景を俺とギレーヌが眺めていた。
「何が悪くないだ、お前は少し鍛え直したらどうなんだ。すぐに孫に追い抜かれるぞ。それに息子相手に手加減されるなどプライドはないのか」
「おいおい、あいつは反則だろ。剣神流も水神流も神級だって話じゃねぇか、俺じゃ逆立ちしたって勝てねぇよ」
「でも、剣の基礎は父さんが教えてくれたものですよ」
「……そう言っているが?」
「……少しだけ頑張るとするかね」
オレの実力は現在の剣神や水神にも劣っていない、そうオルステッドから直々にお言葉を賜った。
オレとずっと切磋琢磨を続けたエリスも王級はあるらしい。
ギレーヌも変わらず王級だ。
その点、パウロの実力は判別がつきにくい。
剣神流、水神流、北神流、剣術の三大流派すべてを満遍なく収めていて、それぞれの練度は聖級に届くかどうかというところだろう。
筋は悪くないはずだ。器用さも、センスもある。
これからヒトガミの使徒と戦う可能性がある以上、アルスに稽古しながら鍛錬を積んで、是非ともオレと同じくらい強くなってもらいたい。
「じゃあ父さん、オレと稽古しましょうか」
「げっ、まじでやるのか」
「父さんと剣の稽古をするのは子供の時以来ですけど……嫌ですか?」
「――だぁーもう、わかった、やってやる!」
「ならばアルスの相手は私が代わろう」
「うっ……」
孫だからか、いつもよりかなり優しめのパウロの稽古に喜んでいたアルスはギレーヌに連れていかれた。
多分、十分くらい全力で走らされた後に稽古を行うのだろう。
実践的だが、辛いだろうな。
オレは息子の冥福を祈りつつ、パウロと向き合った。
「では――いきます」
「ッ、かかってこい!」
その後、ギレーヌがへとへとのアルスを連れて帰ってくると、そこにはぼっこぼこにされたパウロがゼニスに膝枕されていた。
どうやら今度は手加減をしなかったらしい。
それを一瞥してアルスに水を飲ませてから稽古を始めた。
――
「怒ってるか?」
「あんっ♡♡ んっ……♡♡ 何のことですの?」
「お前の力を利用するって勝手に決めたことだ」
「うふふっ♡♡ そんなことを気にしてたんですの? んあっ……♡♡」
自宅に新設したプールサイドで、新作の水着を纏ったエリナリーゼを犯していた。
なお、水着を作ったのはもちろんオレで、主にアスラ方面へと輸出している。
変態貴族にかなり人気らしい。金はいくらあっても困らないからな、助かっている。
「いいんですのよ♡♡ 貴方の命に比べたら安いもんですわ、ん……♡♡」
「そうか」
「そ・れ・に……♡♡ そのおかげで貴方とこうして特別に行為をできるんですもの、役得ですわ、ああんっ♡♡」
エリナリーゼの体がぶるりと震え、オレは彼女のアナルに吐精した。
「はぁ……♡♡ 気持ちいいですわぁ……♡♡」
「……ケツに出してたら魔力生成できないんじゃないのか?」
「んもうっ♡♡ 細かいことはいーんですわよっ♡♡」
そう言いつつ、背面騎乗位だった彼女は一度オレから降りて地面に座り、チンコに顔を摺り寄せて、それをしこしこと扱き始めた。
その手つきは手慣れたもので、いやらしく男の感じるところを的確に刺激して射精したばかりのチンコを勃たせてくる。
そうして自分の腸液で汚れたチンコを躊躇いもなくフェラしはじめた。
「――じゅずずっ♡♡ じゅぽ♡♡ じゅぽっ♡♡ ちゅっ♡♡」
「魔術で綺麗にしてるとはいえ、よく躊躇なく舐められるな」
「当然ですわ♡♡ わたくしが汚してしまったのですから、わたくしが掃除するのが当然でしょう? うふふ♡♡ それに、とってもえっちな味がして美味しいですわよ♡♡」
「……」
「都合の悪いときはだんまりですのね、もうっ♡♡ なら、こっちも舐めてあげますわ」
「……っ」
そう言ってエリナリーゼはオレのケツ穴を舐めはじめた。
その舌使いは極上で、何十年も生きているエルフの美人に汚いケツの穴を舐めさせている興奮でいつもの二割増しで勃起する。
「――ぷはぁ♡♡ ふふっ、こっちは正直ですわね♡♡」
「……お仕置きだ。オレの上に乗って自分で挿入しろ」
「はぁい、ですわ♡♡」
エリナリーゼが再び、今度は前面をこちらに向けて騎乗位の体勢を取る。
「――わたくしの妊娠おまんこ♡♡ どうぞ、お召し上がりくださいまし♡♡ ぉ゛お゛っ♡♡」
「ああ、すぐに二人目も孕ませてやる」
「ぁあんっ♡♡ あっ♡♡ おっ♡♡ お゛ぉっ♡♡」
熟達したスポーツ選手のような連携で互いに腰を振る。
エリナリーゼの中はチンコを労わりつつ間断なくうねり、ゆっくりと射精を促してくる。
目の前でぶるんぶるんと揺れるおっぱいを鷲掴みにして、先っぽに吸い付きつつ、腰を突きあげることをやめない。
そうするうちに自然に射精感が昇ってきて果てる。
「
「わたくしもっ、イきますわっ♡♡ んぅっ♡♡ ――イっクぅぅぅぅぅぅう~~~♡♡♡♡♡」
腰を密着させ、彼女の子宮へと一滴残らず射精する。
びゅるびゅると汚らしい小気味いい音を立てて果てる。
一方でエリナリーゼも深イキの余韻でこちらへともたれかかってる。
豊満なおっぱいがオレの胸板に挟まれ、むにゅっと潰れ、その柔らかさを感じつつ、彼女を抱きしめる。
射精が終わった頃、
「――ちゅ、あむ……♡♡ んっ♡♡ ぅん……♡♡ ちゅっ♡♡」
エリナリーゼと舌を絡まらせ、手慰みに乳首を捏ねる。
「あんっ♡♡ もう、えっちですわね……♡♡」
「お前が言うな、エロ女め。――もう一度だ」
「うふっ♡♡ 本当にタフですわね♡♡ ――愛してますわ、ダーリン♡♡」
「お前は誰にも渡さないよ、一生オレのモノだ」
彼女の膣で再び硬さを取り戻し、そのまま二人は行為を続けた。
――
夜、寝室に入ると、そこには半裸の美女がいた。
彼女はこちらに気づくと、獣族特有の服従ポーズでお腹を向けてきた。
なお、その耳とアナルには、オレが開発した獣耳カチューシャと猫の尻尾型アナルプラグがついていた。
完全に発情し、オスに屈服したメス猫――リーリャである。
ちなみに、オレがこうしろと言ったわけではない。
今夜の担当であるリーリャが自分で考えてやったことだ。
もういい年であるリーリャがだ。
「あの……♡♡ 今夜はリーリャを、可愛がってくださいにゃん……♡♡」
「可愛いなぁ、おい」
これでやる気にならない男がこの世にいるだろうか。いや、いない。
今夜は朝までコース確定だな。
オレは迷うことなく着ていた服を脱ぎ捨て、股間を露わにしベッドに乗り込み、そのじゅくじゅくに濡れそぼったメスまんこにちんこを宛がった。
「挿れるぞ」
「はいっ♡♡ ご主人様に発情する淫乱なメス猫のリーリャを犯してくださいっ♡♡ ――ぁぁぁぁあああああっ♡♡」
ずぶずぶと奥へ突き進み、すぐに奥に突き当たる。
それでも腰を推し進めて、子宮を押し上げ、ちんこをぜんぶ押し込んだ。
彼女のお腹がほんのりと膨らみ、彼女の足先が、ぴんっと立つ。
「あっ♡♡ あっ♡♡ ご主人さまっ♡♡ ルーデウスさまっ♡♡ 気持ちいいですっ♡♡ んんん――っ♡♡♡」
ぱんぱん、ぱんぱんと腰を振ると、彼女は完全受け身となって可愛く喘ぐだけになる。
今日はそういう感じか。
ぶるんぶるんと無防備に震える張りのあるデカパイが目に入る。
揉みたいが、オレはリーリャの太ももを抱えているためできない。
となれば、
「んあっ……♡♡ ふ、深いです……♡♡」
「我慢しろ、ほら、こっちに顔を向けろ」
「あっ……♡♡ ――んっ♡♡ んちゅっ♡♡ はっ、はぁっ♡♡ ん……♡♡」
彼女の横に並んで、片足を持ち上げつつ、腰を打ち付けるのをやめない。
空いた手で胸を鷲掴みにして、乳首をこねくり回しつつ、キスを迫る。
ちろちろと控えめに出される舌に吸い付き、しゃぶるように絡め取る。
「んっ♡♡ んっ♡♡ あっ♡♡ あっ♡♡」
「ん、
「はいっ♡♡ リーリャの中に、たくさん出してくださいっ♡♡」
「
「ぅあっ、イッぐッ……ああっ♡♡♡」
びゅるるる、と奥の奥に精子を打ち付ける。
その瞬間にリーリャは絶頂し、ぷしゃぷしゃと控えめな潮を吹いた。
あるいは失禁したのかもしれない。
躾のなっていないメス猫だ。
「ほら漏らすんじゃない、もっと締めろ」
「あっ、ごめんなさいっ♡♡ ごめんなさいっ♡♡ どうか悪い猫のリーリャをご主人さまのおちんぽ様で躾けてくださいっ――お゛ぉっ♡♡」
「メス猫がご主人様を煽るな」
淫らに惚けた顔でちんこを懇願する美女というのはチンコを極限までイラつかせるもので。
我慢ならなかったオレは先ほどよりも乱暴に腰を振るった。
「――お゛っ♡♡ お゛っ♡♡ お゛っ、あぁ゛っ♡♡♡ ご主人さまっ、大好きですっ♡♡ とっても、お慕いしておりますっ♡♡ だから、もっと……ぁぁあああ♡♡ イクイクイクぅ……♡♡」
「ああ、いくらでも愛してやる。だからもっとオレにしがみつけ」
「あ……♡♡ ――はいっ♡♡」
それからこれでもかとオレに抱き着くリーリャを下から突き上げて犯しつつ、胸で潰れるおっぱいの感触を楽しんだ。
――
そんな破廉恥な日々を過ごして一年が経過した頃――。
「あー、うあー」
一人の赤子が生まれた。
「わぁ……」
「赤ちゃんだ! 男の子?女の子?」
ノルンとアイシャがはしゃぐ。
「ん……男の子、ね。――あなたたちの弟よ」
赤子を産んだのはゼニスだった。
性別は男。ノルンとアイシャの弟であり――オレの弟でもある。
この子は正真正銘パウロの子だ。
あれからオレは母さんとシていないし、あの時すでに妊娠していないことは確認済みだ。
結局呪いが治った要因が何かは特定できなかった。
一番可能性としてあるのは実はあの時受精していて、流れた可能性だが……詮無い事だ。
考えるだけ無駄だ。
新しく赤子が生まれた、両親の子で、初の弟だ。今はそれをただ喜び、祝おう。
「おおー! 男の子かぁ!」
パウロが赤子を抱いて頬を擦り付けている。
とても嫌がっているように見えるが、まぁ、甘んじて受け入れてもらうほかない。
オレがじっとその様子を見ていると、母さんは気づいたようにちらとこちらを見て言った。
「あなたも抱っこする?」
「……はい」
「ほら、落とすなよ」
母さんに提案され、パウロから赤子を渡される。
アルスやクリスはもちろん、アイシャやノルンも抱いたことはあったが……不思議なもので、今でもこの胸に沸き起こる気持ちには慣れない。
「………」
体温が高く、触れれば壊れてしまいそうに柔く、弱々しく、そして小さい。
しかし赤子は何も怖いことなどないとばかりに阿呆面を晒している。
新たな命、それも家族のものとなれば特別で。
自然と繋がりを感じる。
「母さん、この子の名前はなんて言うんですか?」
「ふふ、この子の名前はね――――…」
色欲。それは人の性だ。
異性を犯し、己がモノとする罪深い行為。
だが、人の命はそんな罪深い行為からしか生まれて来ない。
罰するべきは人か、命か。
それはきっと天罰を下す神にしか分からない。
ただ一つ分かるのは、生まれてくる命に罪はないということだけ。
願わくば――この赤子のこれからの人生に幸多からんことを。
『色欲転生』 -完-
ここまで読んでくださった方、およそ一週間の投稿にお付き合いいただきありがとうございました。心より御礼申し上げます。
突然の完結でびっくりしている方もいるかもしれません。
元々は原作の完結地点まで描くつもりだったのですが、諸々込みでここで完結と相成りました。
楽しみにしてくれていた方々には本当に心苦しいのですが、これ以上続けても未熟な作者の粗が出てしまい作品の質を低下させるだけだと考え、このキリのいいところで完結とさせていただきます。
それに当たって、読者様方が疑問に思いそうなことや書ききれなかったことについて事前に答えていこうと思います。
Q.ヒトガミに会ってないならどうやってリーリャたちの居場所がわかったの。
A.普通に道端に落ちてた自称魔界大帝さんに教えてもらいました。
Q.なぜオルステッドは来たんですか。
A.ギースが死ぬほど頑張りました。お得意の情報操作でちょちょいのちょいです。また、彼はパウロとルーデウスを仲違いさせようとも画策していましたが、失敗に終わりました。
Q.この子供誰? 名前は?
A.名前はご想像にお任せします。子供が誰かもご想像にお任せします。普通の子かもしれないし、オリ主みたいなド畜生かもしれないし、あるいは……今頃、無職のおっさんがトラックに轢かれているかもしれませんね?
Q.この後、ルーデウスたちはどうなるの?
A.これに関しては場合によると言うか、いろんなルートがあると思いますが……正規ルートとしては以下のものが挙げられます。
・リニアとプルセナがルーデウスの奴隷になったりします。
・ニナとイゾルテをわからせて剣を捨てさせてセックスにドハマりさせてドスケベ嫁にしたりします。
・パックスが生き残ったりします。
・アトーフェに性的に気に入られたり、魔王様に気に入られたり、キシリカとえっちなことしたりと好き勝手します。
・ギースがぼっこぼこにされます。
・ルーデウスが闘神を倒して七大列強"第三位"になったりします。
・オルステッドの呪いが効かないルーデウスの子孫がたくさん生まれて、ヒトガミは詰みます。
以上が、その後の世界の顛末となります。
ルーデウスは家族と最後まで平穏に、淫らに、好き勝手に生き、ルーデウス大大大好きなお嫁さんたちと余生を過ごしました。おしまい。
改めて、お読みいただきありがとうございました。
これにて『色欲転生』は完結となります。
心残りはありますが、続編を書くつもりはありません。お付き合いいただきありがとうございました。