恋愛成就をお祈りしたら神社のお稲荷様に甘やかされて「旦那様」にさせられてしまう話 作:どなべ。
ちゃりん。
賽銭箱に投げ入れた五円玉が、他の賽銭とぶつかって高い音を立てた。
ぱん、ぱん。手を叩いて合わせ、一礼する。目をぎゅっと閉じて、眉間にしわが寄るくらいに強く、願いが叶うように祈る。
顔を上げて、はあ、と溜め息をついた。ここ数日、ずっとこんな調子だ。二の足を三度も四度も踏んでは神社に来て、神頼みばかりしている。
ざっ、ざっ、と砂利を踏む音がした。それはだんだん大きく、近くなっていって、やがて止まった。
音がした方を見ると、白い着物の女の人が立っていた。
「熱心じゃのう、坊主。……おぬし、ここ最近毎日来ておらんか?気になって出てきてしもうたわ」
なんだか、変な喋り方だ。まず初めに思ったのはそんなことだった。
「そんなに叶えたい願いがあるのかえ?ほれ、言うてみい」
にやにやした顔で尋ねてくるその人を、初対面の人に言うことじゃない、と突っぱねた。
だって実際、今出会ったばかりの人に言ってもどうしようもないことを祈っていたのだから。
「おぬしの目は節穴かえ?この耳と尻尾が目に入らぬと言うんか?」
そう言われて、女の人をしっかり見てみると、確かに金色の髪の一番上にぴこんと動物の耳が立っているし、背中からは金色の毛並みの丸い尻尾がいくつもはみ出している。
……本物だろうか?
「触ってもよいぞ」
近づいてきて、頭をくい、と下げて、頭頂部の耳を差し出してくる。恐る恐る触れてみると、ぴこんと動いた。さらさらした髪の質感とは違う、ふわふわの毛並み。
尻尾のうちの一本がひとりでに近づいて、僕の手の側で止まった。そっと撫でてみると、やはりふわふわしていて、それだけで癒やされるようだ。
……それとは全く関係ないのだけど、その、おっぱいがとても大きい。近づかれてようやく気がついたそのことを、どうしても意識してしまう。
「ほれ、本物じゃろ?」
確かに本物だ、と理解すると、女の人は満足そうに笑って離れていった。
でも、これはなんの毛並みだろう。犬に似ているけどそうじゃないような。
首を傾げた視界の隅に、敷地に建てられた像が見えた。
お稲荷様の像。お稲荷様って狐だったっけ。
じゃあ、あの耳と尻尾はもしかして。
「くふふ。そう、これわしの像じゃ。おぬしらが言うお稲荷様ってやつじゃな」
びっくりして変な声が出た。
まさか本物のお稲荷様だなんて。
当のお稲荷様はそんなに驚かんでもええじゃろ、とけらけら笑っていた。
「で、話を戻そうか。神にも頼むおぬしの願い、聞かせたもれ」
僕が毎日毎日、ここに五円玉を投げ入れていた理由。
……口に出すのも恥ずかしい、というか、口に出せないから困っていたのだけど。
クラスに仲が良くて、好きな女の子がいて、好きだと告白しようと思っているのだ。
それが上手くいくように、お祈りしていた。……勇気が出ずに、何度も何度も。
「ほほほ、初い奴よの。どんなおなごじゃ?」
興味を示したお稲荷様に、スマホのロック画面を見せた。
……クラスの女の子とのツーショット写真にしている。
「なかなかのべっぴんさんじゃのう?おぬしも隅に置けんなあ?……ま、おぬしも可愛い顔しとるでな、お似合いじゃろうて」
「……くふふ。よし、気に入ったわ」
お稲荷様はぽん、と手を叩いてから僕の手を取った。
「特別に、わし自らが御利益をくれてやろうでないか。……どうじゃ?坊主」
御利益。……それがあれば、あの子に告白してOKを貰うことが出来るのだろうか。
何にせよ、せっかくの申し出を断る理由もなくて、二つ返事でお願いした。
「……くふふっ」
お稲荷様に手を引かれて、神社の隅っこにある小屋に連れてこられた。
小屋の中は一部屋だけで、畳の上にきれいな布団が敷いてある。
布団の上に腰を下ろしたお稲荷様に促されて、自分もその近くに座る。
「さて、坊主。これからおぬしにほんの少しだけわしの妖力を分け与えるんじゃがな、そのためにやらねばならんことがある」
何をするのだろう。
ゲームみたいに尻尾から電撃流されたりするのかな。
「……口吸い、じゃ♡」
………………?
聞いたことのない言葉だ。
お吸い物か何かかな。
「……ん?わからぬか?接吻じゃよ……おろ、これもわからぬのか?うむん……」
「ああ、そうじゃった。きす、じゃ。き、す♡」
キス。キス……お稲荷様と。
そう言われると、ちょっと抵抗が出てきた。
意中の女の子と付き合うために、別の女の人とキスをする。
なんだか、道理に合わないというか、よくないことをしようとしているんじゃないか、という気がしてくる。
「仕方がないであろう、そういうものなんじゃよ。……それとも、やめるかえ?」
「わしの妖力が……御利益があれば、おなごひとりを手籠めにするなど造作もないことよ?わしと口吸いを交わすだけで……あのおなごはおぬしのものになるのじゃぞ?」
お稲荷様の誘惑の言葉が、固まりかけていた心を揺らしてしまう。
キスするだけで、あの子と付き合える。手を繋いで二人だけでデートに出かけて、それこそ、キスだって出来るかも知れない。
きっと、お稲荷様は本物だ。だから、たぶん、キスされれば確実にそうなれる。……逆に言えば、断ってしまえば、そうならなくなるかもしれない。
「わしと口吸いするだけじゃ……♡こんなにぼろいことはないのう……?ほれ……」
キス。キスするだけ。
ただ、唇と唇を合わせるだけ。
それだけ。……なら。
「……くふふっ」
こくりと頷いて、キスを受ける意思を示すと、お稲荷様はにまにまと笑った。
顔を両手でふわりと包まれる。固定された視界が、お稲荷様の顔でいっぱいになっていく。
「ほれ、行くぞ……♡」
音も立てずに、そっと唇が触れる。
それだけなのに、唇の感触と、目の前にあるお稲荷様の顔が、胸の中を痛いくらいにどきどきさせてしまう。
「ん、れぅ……♡」
唇が急に湿ったと思うと、口の中にぬらぬらとした柔らかいものが入ってきた。
それで僕の舌をつつかれた感触で、その物体がお稲荷様の舌だということに気がついた。
なんでキスで舌なんか入れるんだ、と思って顔を離そうとしたけれど、まったく動かない。いつの間にか、お稲荷様の尻尾が僕の背中と後頭部を包んで固定している。
歯を、上顎を、舌を、ほっぺたの内側を、舌で好き勝手に撫で回されても、呻くことしかできない。
「ぷは♡……なんじゃ、口吸いも知らんのかえ?♡初心な坊主よの……♡」
離れたばかりのお稲荷様の顔が、また近づいてくる。
キスならもう済んだだろうと、首を振って拒否する。
「ん……?おぬしが逃げるでな、渡せておらぬわ。今度は逃げるでないぞ……♡」
……抵抗していれば、ずっと終わらない。
観念して、力をだらんと抜いて、無抵抗でキスを、口に入ってくる舌を、受け入れる。
心でキスを受け入れると、先程は感じられなかったキスの心地良さを感じ取ることができた。
頭の中が温まって、脳みそがとろりと溶けるような心地がする。
脳みそが溶けて空っぽになって、軽くなった頭がふわふわと浮いて、天に登るような気持ちよさを感じる。
同時に、身体の内側からどんどん叩かれているみたいに、胸のどきどきが強まる。
口で口を塞がれて呼吸が上手くできなくなって、酸欠になりそうな身体が余計に胸のどきどきを強めてしまう。
ふわふわして、どきどきして、きもちいい。
これが、キス……♡
「んふ……♡」
キスの気持ちよさで視界が真っ白になりかけたところで、ようやく唇が解放された。
荒い息を何度吐いても、胸のどきどきがおさまらない。
「なんじゃ……?物欲しそうな顔をしおって……♡」
ふわふわした心地から、元に戻らない。
「また、べろちゅー……♡してほしいんか……?」
どくん、と胸が揺れる。
べろちゅー。
ふわふわして、息苦しくて、とっても気持ちいい、べろちゅー。
また、したい。してほしい。
「くふ……♡くふふ……♡」
お稲荷様の顔が近づいてくる。
舌がぺろり、と唇を濡らした。
あ……♡
べろちゅー……♡♡して…………♡
「よいぞ……♡わしの口吸い、どっぷり味わえ……♡」
今度は自分から唇に吸い付いてキスを始める。
そして自分から口を開いて、舌を迎え入れる。
後はもう、力を抜いて、お稲荷様にされるがままになる。
れるれる♡ちゅぱっ♡ぬら〜……っ♡
ちゅるっ♡とん、とん♡じゅるるるるっ♡
あ……♡すご、い……♡♡
キス、お稲荷様のキス、きもちい……♡
好き、好き、キス……♡すきっ……♡♡
あ、あ♡ちから、ぬけて……♡
あたま、まっしろに…………♡♡
…………ぴゅるるるっ♡♡♡
あ……♡でてる……♡
キスで……出しちゃってる……♡
きもちいい……♡きす……しゅき…………♡♡
「くふっ……♡雄汁、出してしもうたな……♡♡」
染みができてしまったズボンを撫でながら、お稲荷様はにまにまと笑った。
「……これで、わしの力が宿ったはずじゃ。効果は持って明日までってとこじゃから、早う告れやな」
キスと絶頂でぼうっとしていた頭では、背中を押す言葉を上手く聞き取れないでいた。
あれから2日後。
僕はまた神社を訪れていた。
敷地に足を踏み入れてすぐに、お稲荷様が姿を見せた。
「おお、おぬしか。よう来たのう。……して、どうじゃった?楽勝だったじゃろ?」
お稲荷様は、僕が告白に成功したという報告をしに来たのだと思っているようだった。
……だけど、僕は結局あの子に告白をしていない。
「……ほ?なんじゃ、告っとらんのか?意気地のないやつじゃのう」
告白は、するつもりだった。声をかけるところまでは行ったのだ。
大事な話があるから来てほしい。そう言って連れ出そうと思っていたのに、どうしても言葉が出なかった。結局、なんでもないと誤魔化してそそくさと逃げてしまった。
これは、外側だけ見ればいつもと同じパターンだった。周りから、またやってるよ、なんて言われていた。
ただ、内側……僕の内心では、いつもとはまったく事情が違っていた。
あの子を誘おうとした瞬間に、思い起こしてしまった。……お稲荷様との、キスを。
逃げ出して、飛ぶような速度で家に帰って、締め切った部屋のベッドに身を投げだして、唇に何度も指を当てて。
キスの唇の感触と、浮いたような心地と、息苦しさ、そして……絶頂。何度も記憶を辿って、その度にいやらしい気持ちを我慢できなくなって、何度も自分の手で慰めた。
「くふふっ……♡そうか、そうか……♡」
しどろもどろに事情を話すと、お稲荷様は前と同じように、にまにまと笑って。
「わしとの口吸い……♡べろちゅー……♡忘れられなんだか……?♡」
「……するか?♡」
じゅんっ、と音を立てて、脳みそが蒸発する。
お稲荷様に抱きついて、上目遣いでキスをせがんでしまう。
上から包みこまれるような体勢で、お稲荷様の唇を、舌を受ける。
オナニーのおかずにしていた、キスの記憶。そんなものは記憶の中のまがい物だったのだと思い知らされるくらいに、本物のキスはすさまじい快感を全身に走らせて、一瞬で身体の力を奪い去ってしまう。
がくんと腰を抜かしてしまいそうになる。それをお稲荷様の尻尾で支えられて、宙ぶらりんのような状態でキスを受け続けた。
「のう、坊主。わしの御利益、無駄にしおったな」
キスを終えたお稲荷様の目が、細く絞られて僕を射抜く。
「……仕置きじゃ♡」
前と同じように手を引かれ、同じ小屋に連れてこられる。
ぽいっと投げ捨てられるように布団に寝かされ、尻尾で身体を押さえつけられて、強制的に下を脱がされる。
僕のちんちんは、さっきのキスで既に痛いくらいに立ち上がらされていた。
「坊主。おぬし、心に決めたおなごがいるのではなかったのかえ?」
一段低い声で、お稲荷様が僕を責める。
「それがどうじゃ。わしとの口吸いにうつつを抜かして千載一遇の好機を逃し、今度は口吸いひとつでおっ勃てよって。まったく、男子のくせに情けないことよの。わしが叱ってやらねばならんわ」
お稲荷様は叱る、と言いながら着物の胸元を緩める。
すると、着物から大きなおっぱいがこぼれて、ぶるん♡と揺れた。
「わしの胸摺りで、坊主の性根を叩き直してやるわ……♡」
胸摺り。その言葉の意味はわからなくても、これから何をされるかはなんとなく想像がついて、期待で背筋が震えてしまう。
二つのおっぱいが口を開くように広げられて、そのまま、ちんちんに迫ってくる。
「ほれ……行くぞ?♡」
左右に別れた二つのおっぱい、その真ん中にちんちんが立つ。
想像した通りに、おっぱいが閉じていって……ぎゅうっ♡とちんちんを抱き締めた。
すると、ばづん、と電気が全身に走って、身体のあちこちを弓なりに跳ねさせる。
おっぱいに頭まですっぽり埋まったちんちんを、お稲荷様はむぎゅ、むぎゅうっ、と音が立つみたいに胸越しに揉み込む。ひと揉みごとにぴりぴりと甘い電気が通って、身体を痺れさせる。
「くふふっ♡耐えよ、耐えよ♡心に決めた者がおるのじゃろ?好いてもおらぬ婆の胸摺りなんぞで達すでないぞ?♡♡」
おっぱいの動きが、揉むような動きから、横から圧迫してすり潰すような動きへと変化していく。
お稲荷様の言う、心に決めた相手。神頼みしてまで、一緒になりたいと願った……はずなのに。
おっぱいがちんちんを潰して快感をすり込んでくる度に、その願いがだんだん削り取られていって、粉になって吹き飛んでいってしまうような気がする。
あれだけ望んでいたはずなのに、おっぱいに飲み込まれてしまっているうちに、もうどうでもよくなってしまったようで。
その代わりに、ちんちんに感じるおっぱいの気持ちよさとはまた別のものが、形作られていくような気もした。
「……のう、坊主、おぬしは今日、どうしてここに来よったんじゃ?」
おっぱいを小刻みに震わせながら、お稲荷様が聞いてくる。
ちんちんから伝わる振動に脳まで揺さぶられて、まともな返答ができない。口から勝手に上ずった喘ぎ声が漏れる。
仮にそうでなくても、答えることはできなかっただろうけど。……だって、自分でもわからないのだ。
「わざわざ告れんかったことを報告するためか?……違うじゃろ?」
それは正しい。御利益を無駄にしてしまって、顔向けできないと思っていたくらいだから。
だというのに、気づけばふらふらと、神社を訪れてしまっていた。
頭の中にあったのは、ずっとお稲荷様のことだけ。……正確に言えば、お稲荷様が与えてきた、気持ちよさのことだけ。
「――わしと、助平なことがしたかったのじゃろ?♡♡」
……お稲荷様の言葉でようやく気がついた。
僕はお稲荷様に夢中になってしまっていたのだと。お稲荷様とえっちなことをしたくて、たまらなくなってしまっているのだと。
たった三回、舌を絡めたキスをされただけで、僕の心はあっさりと絡め取られてしまっていた。
キスだけでイって、好きな女の子への想いよりキスの記憶のほうが強くなって、キスを思い出して何度もオナニーして。
それでもまだ足りなくて、それどころかお稲荷様への気持ちがどんどん強くなって、だからここに来た。
強まりきった気持ちを、おっぱいに浮かされきった口で辿々しく叫んだ。
えっち、したい。
お稲荷様と、えっちなことしたいっ♡
出したい、だしたい♡♡ださせてえっ♡♡
「……くふ♡くふふふふっ♡♡」
「出すか?♡漏らすか?♡……なれば坊主、このおなごへの慕情を捨てるかえ?」
お稲荷様は意地の悪そうな笑みを浮かべながら、いつの間にか手に持っていた僕のスマホを見せびらかしてくる。
ロック画面に設定していた、あの子とのツーショットが映し出されている。
「このおなごを諦め、わしに心を捧ぐというなら……このまま胸摺りで……どっぷり♡放たせてやろうぞ……♡♡」
絶頂を餌に、あの子のことを諦めてしまえと囁かれる。
もうとっくに、あの子のことなんて気にしていないというのに。
お稲荷様の誘惑に、こくこくと首を縦に振って応えると、二人で並んでピースサインしているロック画面が、スリープモードになったことでぷつりと暗く染まった。
あの子のことよりも、ぽいっと投げ捨てられた自分のスマホのことよりも、目の前にぶら下げられているおっぱい射精のほうが、ずっと大事になっていた。
「……わしのことが好きかえ?♡」
おっぱいで挟まれて、もみくちゃにされて、心の中で形作られていたものを――お稲荷様が好きだという気持ちを、口から声の形で思いっきり吐き出す。
好き、好き、好き、好き♡♡
お稲荷様好きっ♡♡すきですっ♡♡♡
「くふふふふっ♡よいぞ?♡わしを好いておるなら……好いておる者の胸摺りならば、精を放ってしもうても仕方ないものなあ?♡♡♡」
ふぁあ……♡あ……♡♡すき♡おっぱい……♡♡
でるっ♡でます♡♡お稲荷様♡♡すきです♡♡
すき♡すきですからっ♡♡ださせてっ♡♡
「愛い奴よの……♡♡」
「よいぞ♡どっぷり……♡出、せ♡♡」
あ……あ……♡♡♡
すき、すき、すきっっ♡♡お稲荷様すきっ♡♡♡
でるっ♡♡でますっ♡♡すき♡すき♡しゅきぃいい♡♡♡
どぷっ♡♡びゅくっ♡♡びゅるるるるっっ♡♡♡
「くふ……♡良い子じゃ……♡」
……全部出しきって、少しだけ落ち着いた頭に、キスがひとつ落ちた。
「くふふ……坊主、精が収まらんかえ?」
お稲荷様のおっぱいに蕩けさせられきって、どぽっと精を吐き出したのに、ちんちんはまだぴんと立ったまま。
愛おしそうな手付きで頭を撫でられると、先っぽからぴゅるっと透明な液を吐いて喜び、僕の身体をぞわりと震えさせてしまう。
「こやつはまだ、出し足りんと言うとるでなぁ。若いというのはいいのう?元気があってよいことぞよ」
おっぱいの感触は凄まじかった。頭と身体を両方溶かされて、夢中になって気持ちよさに溺れて、全身をがくがくさせながら、好きっ♡好きっ♡とわめいて絶頂させられてしまうほどに。
それでも、まだ足りない、もっとしたい、と身体が求めてしまっている。……身体だけでなく、頭でも。
「おぬしが望むのなら……よいぞ?」
「……わしの種壺、使わせてやろう……♡」
そう言うと、お稲荷様はごろんと布団に寝そべり、仰向けになって両手と両足を開いて、迎えるような仕草をした。
その姿を見ると心の抑えがまったく効かなくなってしまって、半分無意識に飛びついてしまう。
お稲荷様の身体は子供の僕よりも大きくて、抱きつくとちょうど胸に顔が埋まった。むわっとした熱気を顔全体に浴びて、一層抑えが効かなくなってしまって、身体をふるふると揺らす。
「くふふ♡嬉しいかぁ?そうよな、わしを好いておるものな♡」
性欲に突き動かされて飛びついたものの、僕はここからどうするのかわからないでいた。
お稲荷様の身体に沈み込んで身体をよじらせているだけで、もう既に気持ちが良くて、気を抜けば出してしまうかも知れないくらいなのだけれど、お稲荷様が言っていることはきっとこういうことではない気がする。
それでも気持ち良くて、動きを止められなくて、本当はどうすればいいのかわからなくて。焦燥感がじりじりと高まっていく。
「わからぬか?おぬしのちんぽをわしの中に入れるのよ。……ほれ、ここじゃ♡」
見かねたお稲荷様が手でちんちんを持って、両足の間に持っていった。
お稲荷様にはちんちんがないかわりにふっくらとした割れ目があって、その入口に、ちんちんの先っぽを咥えさせた。そこから熱が伝わって、身体全体が熱くなる。
「そのまま腰を入れよ……ぐいっ、とな。腰が戻らぬように、わしが押さえておいてやろう」
お稲荷様に言われた通りに、腰を落として、ちんちんを割れ目に入れていく。
割れ目の中にあったぬめったヒダヒダがちんちんをなぞって、未知のぞわりとした心地に思わず腰を引こうとすると、お稲荷様の尻尾が回されていて、戻せない。
尻尾にぐいぐいと急かされながら、腰を前に入れていき、やがて、ぱん、とぶつかる音がした。僕とお稲荷様の腰が密着した音だった。
「くふふ♡よう気張ったのう♡……さ、遠慮はいらぬよ。おぬしの思うように腰を遣ってみい。ちんぽが善がるように、わしの種壺を使え……?♡」
何がなんだかわからないまま、お稲荷様の言う通り、ちんちんが気持ちよくなるように腰を振ってみる。……といっても、どう動いても気持ちよくなってしまう。
入れる最中に感じたヒダヒダの感触をまた味わいたくて、途中までちんちんを引く。すると、ヒダヒダがちんちんの傘になっているところをぞりっ♡と引っかいて、変な声を出して腰を戻してしまう。
このヒダヒダのぞりぞりを何度も味わいたくて、腰を持ち上げては落とす、その繰り返し。
へこ、へこ。遅くて弱々しい腰遣いなのに、もうちんちんは限界を訴えて、自分でも、でる、でる♡と、お稲荷様の身体に埋もれながら甘えてしまう。
「なんじゃ、もう出すか?まあわしの種壺じゃからの。我慢せんで出してええよ……♡」
ヒダヒダのところにちんちんを当てて、小刻みに腰を揺らすと、ぞりぞり、ぞりぞりっ♡と何度も引っかかれて、その度に全身がびくんと震えて、口からは、あっ♡あっ♡と上ずった声が出る。
一際強くちんちんを引いて、ちんちんをぞりりっ♡と撫でられたのをきっかけに、限界を迎えた身体がびゅるるるっ♡♡と白旗を揚げて降参してしまう。
全身の力が抜けてしまって、深くお稲荷様の身体に沈み、顔を胸の谷間に落としながら、腰だけは痙攣して、ぴく♡ぴく♡と残り汁を吐き出している。
「くふ、くふふ♡早いのぅ、そんなに善かったか?♡」
ひとりでに腰を振って射精してしまった僕を、お稲荷様は腕と尻尾と胸で抱きしめながら、労ってくれる。
人肌とふわふわした尻尾から暖かみを感じ、同時に心もじんわりと温かくなる。
気の抜けた声で好き、好き、と、うわ言のように何度も呟く。
「……そうか?そんなにわしのことが好きか……?♡」
好き、好き、しゅき。
心も身体も、すっかりお稲荷様に夢中になってしまって、恋心と性欲が同時に溢れてくる。
お稲荷様の大きな身体にしがみついて、好き好き♡と鳴きながら、射精したばかりの腰をへこへこさせる。
「くふふ……♡♡わしとて雌よの……男子とまぐわい睦言を交わせば胸も高鳴るというものじゃなぁ……♡♡」
お稲荷様の腕が閉じて、僕の顔がぎゅむっ♡とおっぱいに深く沈む。
おっぱいの奥の奥、白い肌の向こうから、どくん、どくんと強い音が聞こえた。
……お稲荷様も、興奮しているのだろうか。そう思うと胸の高鳴りが一段と強まった。
「……のう、坊主。そんなにわしが好きというなら……わしと契るかえ?♡おぬしの言葉で言うなら……結婚♡じゃなあ♡」
結婚。お稲荷様と、結婚。
その単語を聞いた途端に頭がぶわっとピンクに染まって、腰の動きが早まった。
恋心と性欲がいっそう高まり、頭の制御を超えて感情だけで身体が動いてしまう。
「契るならば……今日のみと言わず、おぬしの望む時に、おぬしの種を受けてやろうぞ……♡」
「口吸いも、胸摺りも、このまぐわいも……おぬしの思うままに、させてやるというのじゃぞ……?♡」
結婚すれば、結婚すれば好きなように、お稲荷様とえっちなことができる。
キスでどろどろにされることも、おっぱいでもみくちゃに潰されることも、今みたいなことも、思いのまま。
悩む要素が何も浮かばない。
条件反射みたいな速度で、甘く震えた情けない響きになることも構わないで、求婚の言葉を叫んでしまう。
けっこん♡けっこんします♡♡したいです♡♡
すきです♡♡けっこんしてください♡♡
おねがい♡おねがいします♡♡♡けっこんしてくださいっ♡♡♡
「くふふ♡♡なれば、契りの証を貰おう」
「……このまま、わしの種壺に出せい♡♡」
だしますっ♡ぜんぶだします♡♡
おいなりさま♡すき♡すきっ♡
あ……♡♡でる♡♡すきですっ♡♡けっこん……♡♡♡
どくん♡
ぶぴゅっ♡びゅるるっ♡♡びゅううううぅ〜〜っっ♡♡♡
〜〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡♡
す、き……♡♡
「くふふ♡くふふふふふっ♡♡♡」
「良い求婚じゃったぞ♡……よろしくの、旦那様♡」
太陽が真南に高く登る頃、こんな時間にもなってようやく、神社の境内にのそのそと出てくる者があった。
その存在、神社に祀られる稲荷……耳と尻尾の生えた人の姿に化けた狐は、屋外で陽光を受け止めて大きく伸びをして、それからひとりでにやにやと笑った。
「くふふっ……久方振りの旦那様じゃ……♡」
さて、この狐、かなり重めの少年好きであった。
神社にお参りに来る者をいちいち確認して好みの男子を探し、見つかればちょっかいをかけて誘惑し、性的に籠絡して虜にする。
そうして捕まえた男子を「旦那様」として迎え、若い性欲に任せて注がれる精を受けるのだ。
ちなみに今回の「旦那様」は12歳で、狐の最も好む年頃の男子であった。
ただ最近は御無沙汰だった。
「旦那様」が歳を重ね、好みの年頃から外れると適当に記憶をいじって放逐しているのも理由のひとつではあるのだが、一番の理由は単純に、狐の好みに合う男子がなかなか来なかったと言うだけである。
その点、「旦那様」は完璧に理想に近い存在だった。
顔は可愛いし、声も高めで好みだし、何より性格がいい。
素直で自信なさげなところが本当に愛らしいし、ああいう男子が自分に夢中になっている様を見ると、狐の劣情はいたく滾るのだ。
特に今回は想い人がいた、というのがなかなかよかった。
性欲に流されて意中の人より狐を取り、結果惚れ込むというのは狐をして背筋をぞわっとさせるくらいには昂った。
御利益の受け渡しは本当にしたのだが、彼がそれを活かせるかはどちらでも良かったのだ。
狐を忘れられず活かせなければそれで良し、仮に活かせて結ばれたとして、適当に理由をつけてさらなる誘惑をするなり、最悪ふん縛って犯すなりして、最後には手中に収めるつもりでいたからだ。
なんにせよ、これで数年は男に困ることはあるまい。
「旦那様」もだいぶ狐に夢中になっていたようだし、猿のように狐を求めに来るだろう。
狐はひとりで含み笑いを浮かべていた。
不意に、狐の尻尾の一本がぴんと立った。
誰かが神社に近づくのを感じるとこうなるのだ。
狐はさっと身を隠し、こっそりと賽銭箱の方を覗いた。
見れば、あどけない顔をしたひとりの男子がやってきて、五円玉を投げ入れたところであった。
「ひとりでどうした?坊主。……何を願いに来たんじゃ?」
ぱんぱんと手を叩いて拝んでいた、「旦那様」より少し年の若い男子に、狐は声をかけていた。
……何も、「旦那様」は一人である必要など無い。それに、年が若いなら、長い期間楽しめるというものだ。
「……くふふ♡」
狐はご馳走を前にしたときのように、舌なめずりをした。
何故か最近ロリババアが周囲で流行ってたので書いたんですけど、なんか私が書くとロリが消えて耳と尻尾とおっぱいがついちゃいました。
尻尾、あると便利そうだけど邪魔そうでもありますよね。
今回もお読みいただきありがとうございました!よければ感想・評価等お待ちしております。