これが最後のIFルート
もしも大和の洗脳が解かれなかったら、のIFです
鐘の音が鳴り響く。
雲一つない晴天の下、これから川神に建てられた教会で結婚式が行われようとしている。
来客したのは新郎新婦の関係者達。川神院と川神学園の者だけでなく九鬼家、更には政治家やテレビで見た有名人もその式に参加していている。
当然だ、なぜなら式の主役の1人である新婦はあの武神・川神百代なのだから。
学園の卒業とともに本人から発表された、結婚のニュース。それは世界中に広まり、あらゆる人々に衝撃を与えたことだろう。
そして、その最強の女と人生をともにする相手というのがこの俺……直江大和だ。
「大和、畜生!恋敵として俺は悔しいぞ!」
「全くだぜ〜、まさかモモ先輩争奪戦の勝者がお前だなんてよぉ。あの身体を好きにできるなんて、羨ましいぜ」
「おめでとう大和。ホント、ここまで来るのに色々あったね」
俺は今、風間ファミリーの男達に囲まれて揉みくちゃにされていた。羨ましいと、けしからんと仲間達が愚痴を言いながら祝ってくれている。恋敵であるキャップも、目尻に涙を溜めながら、俺の背中をバンバン叩いてくる。
仲間達からの祝福を俺はありがたく受け取る。
そう、ついにここまできた。
想い続けて幾星霜、様々な困難に道を阻まれながらも、俺は川神百代を手に入れたのだ。
この記念すべき日を忘れることのない最高の思い出にするため、スーツに身を包んでしっかりと決める。
教会内を見てみると、風間ファミリーだけでなく学園のみんなや川神に住む人達が俺たちの結婚を祝福するために足を運んでいる。
この時点で感無量な気分だ。
すると、俺は時計を見てそろそろだと踵を返した。
「悪い、ちょっと用事を思い出した」
そう言って仲間に背を向け、ある部屋へと向かう。関係者以外立ち入り禁止の場所に、俺が愛する人がいるからだ。頭の中で彼女の顔を思い浮かべるだけで、ちんぽがむくむくと大きくなるのを感じる。だって仕方ないだろう?それだけあの人は魅力的なんだ。
ドアを開け、部屋に入ると思っていた通りの人がそこにいた。
備え付けられた、くつろげるように3人掛けのソファ。そこであの人は腰を下ろして俺を出迎えてくれていた。
その姿を見て俺は思わず見惚れてしまう。
シワ一つない純白のウェディングドレス、それを身につけた川神百代はまさに天女と言うべき美しさをこれでもかと見せつけている。
美人は何を着ても美人と言うが、さらに似合うものを着ればもっと美人になるとはこのことだ。
座っている姉さんの正面に立ち、俺はにっこりと笑って顔を近づけた。
「ようやくだね、姉さん。俺達の結婚式だよ」
「死ね」
第一声はなんとも刺々しい、殺意すら感じるものだった。いや、本当に心から殺意を抱いて言ったのだろう。腐ってもガキの頃から一緒にいる舎弟に対して、親の仇を見るかのような目で姉さんは俺を睨みつけてくる。
往生際の悪さに、やれやれと肩をすくめた。
「姉さん最後の忠告だ……俺を愛してくれ。俺だってこんなもの使いたくないんだよ」
そう言って取り出したのはスマホ、そこには催眠アプリの画面が表示されている。
これは誰も知らない、知られてはならない事実。知っているのは俺と姉さんと、与えてくれたクッキーの2人と一機だけ。
俺がこうして姉さんと結婚できたのは、10割10部このアプリの恩恵によるものだった。
あの日、催眠によって実力行使に出て、なんとか姉さんを催眠でコントロールすることを可能にした。それからはもうセックス三昧だ。これまで溜めてきた川神百代に対する劣情をこれでもかと注ぎ込んだ。まんこを犯し、アナルを汚し、口を貪り、おっぱいをしゃぶり、姉さんの味がするところは全て俺が味わい尽くした。
ただ犯すだけじゃない、すぐ近くに仲間がいる所の陰でこっそり抱いたり、時にはエロい衣装を着せてマニアックなシチュエーションでセックスした。
そしてやりたいことを一通りやって、俺は姉さんにプロポーズしたんだ。
夜景の見えるホテルで2人きり。
互いに全裸で指輪を見せ、それを受け取っもらった。
OKをもらえた時は、嬉しさのあまり飛び上がりその後はもう滅茶苦茶に抱いた。性が枯れるまでお互いの汗でドロドロになり、一体化するぐらい密着した最高の夜を過ごしたんだ。
まぁ、その姉さんは全て“洗脳された”川神百代なんだがな。
1番の問題がこれだった。
堕ちるところまで堕ちたと自覚している俺だが、流石に第一線は越えたくはないと感じている。
そう、俺の気持ちを本当の川神百代に受け入れて欲しいんだ。洗脳なんてフィルターのない、心の底から俺のことを愛してほしい。そう思って今日、俺は彼女の洗脳を解いた。
もちろん、あの川神百代のことだ。完全に自由になれば俺をぶっ飛ばすだろうから、意識だけは本来のものに戻して肉体は動けないように洗脳操作している。これまで姉さんの身体で実験したから、このアプリの使い方もかなり上手くなっていた。
姉さんは今、精神的な洗脳が解かれている状態だ。当然、人格を封印されてもこれまで俺がしてきた淫行の数々はちゃんと記憶の中にある。故に、姉さんにとって俺は今、殺したいほど憎い相手のはずだ。
正直、こんな目で見られたくなかった。
俺は本当に姉さんを愛し、愛されたいのに。
「断る。そんなもので女を手に入れるお前は、もはや男ですらない。もう私とお前は舎弟でもなんでもない」
「そうさ、俺達は夫婦になるんだ。でもずっと洗脳され続けるなんてお互い辛いだろ?だから諦めて———俺のものになっちゃいなよ?」
「口を閉じろ下衆。お前のような奴と結婚するぐらいなら、舌を噛んで死んだほうがマシだ」
「言い過ぎだってそれ。姉さんだって悪いんだぞ?俺がどれだけアプローチしても、見てくれなかったんだから」
「当たり前だ。私はユウが好きだ」
「俺の前でそいつの名前を言うな‼︎」
水城ユウ、なんて不快な名前なんだろう。
あいつさえいなければ、俺がこんなアプリを使うことはなかった。姉さんだって、ちゃんと俺を見てくれていたはずなんだ。
あいつこそが全ての元凶なんだ。
俺は叫び、アプリで命令する。姉さんの肉体を操作して、俺の好きな体勢へと動かした。
「な……くそッ、やめろ!」
勝手に動く身体に姉さんは悔しそうに顔を歪める。なんとか拒否しようとするが、無駄なことだ。このアプリは相手の脳へ直接、電波を送る。人間が生きて、動いて、考えるための最も必要な部位にだ。それは例え武神であっても、人間である以上逆らうことはできない。
俺の思い通りに姉さんの身体が動く。ウェディングドレスのスカートをたくし上げ、膝を大きく開いて純白のガーターベルトにパンツを見せつける態勢となった。
「未だに姉さんの心にあいつがいるんだな?じゃあ消し去ってやるよ。ちょっと優しくしてやったからって、言いたい放題言いやがって……!」
「やめろ大和!」
「もう姉さんは俺のものなんだよ‼︎」
あ〜あ、やめだ。
最後のチャンスをくれてやろうと思ったんだが、あいつの名前を聞いた瞬間にそんな感情なんて吹っ飛んだ。
姉さんは俺だけを見てくれればいいんだよ。
俺がずっと愛してやるから、な?
「さぁ、パンツを脱いで。俺にまんこを見せろ」
「貴様ぁッ……大和ぉぉぉぉおお‼︎‼︎」
吠える武神、だが無意味だ。
必死に争おうとする姿も可愛らしい。
パンツを脱ぎ、陰唇を両手の指でくぱぁ❤︎と広げて待ち構えてくる姉さんに、俺はズボンを脱いでパンパンに膨らんだちんぽを曝け出した。
多少無茶を言って、この部屋を防音にしておいて良かった。
「“本当の姉さん”との最後のセックス……俺はこの日を忘れないよ」
嫌がる姉さんの唇を無理矢理に奪い、俺は純白の女神を抱いた。元の人格なんてカケラも残さないように、その身も心も俺色に汚してやった。
どれだけ叫んでも、吠えても、罵倒されても川神百代の抵抗力がなくなるまで抱き続けた。
「愛してるよ。さよなら・・・・姉さん」
そして最後に、姉さんへ別れを告げる。
催眠アプリをかざし、再び洗脳をほどこした。
そして、
「さぁ行こうか、百代・・」
「ああ、あなた❤︎」
百代を手に入れた。
そして始まる結婚式。
俺達は2人並んで、大勢の見守られながら
「健やかなるときも、病めるときも、富めるときも、貧しきときも、死が二人を分かつときまで……命の日の続く限り、共にあることを誓いますか?」
「「誓います」」
「では、誓いのキスを」
夫婦となった。
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
—————5年後
朝の日差しが今日の始まりを伝えてくる。襖の隙間から差し込まれた光が俺の顔に触れて、眠りについていた意識が覚醒し始めた。同時に、股間からじんわりと感じる生温かさに思わず口角を釣り上げた。
視線を布団の方へ向けると、一部が盛り上がっているのが見えた。ちょうど下半身の箇所で、もぞもぞと蠢いている。それが動くたびに、俺のちんぽに快感が走るのを感じる。
「おはよう、百代」
「ちゅっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶぶぶっ、ぐちゅっ、ぬちゅっ……ん、おはよう大和❤︎」
布団をめくると、そこには絶世の美女が俺の朝立ちしたマイビッグマグナムをその自慢のおっぱいで挟み、舐め回していた。
俺が目を覚ましたとわかると、笑みを浮かべて見せつけるように玉袋を揉む。竿の部分に舌を滑らせ、亀頭の先端を覆ってカリの部分に舌を這わせて射精を促してきた。
凄まじい舌使いに、ぐつぐつと熱いものが肉棒に駆け巡り朝の一番搾りを口の中に向けてぶちまけた。
「ん❤︎んぐ……ちゅぐ、むん❤︎」
ちんぽを咥えたままの状態で放たれたザーメンを受け止め、美味しそうに口内で転がす。そして喉を鳴らして飲み込むと、それを示すように俺に向けてまっさらな口の中を見せつけた。
「よしよし、しっかり飲んだな百代」
「おはようのフェラ、お前が命令したんだろ❤︎」
目をハートにして俺の妻……百代が擦り寄ってくる。既に愛液でぬるぬるとなった股を擦り付けて、してほしいと必死にアピールする様はとんでもなくエロい。
夫婦となってから、俺達は毎日セックスを欠かさなかった。誰もが劣情を抱く極上の女体、それは今でも磨き続けられて、胸も尻も大きく成長していた。
バスト100を超えるおっぱいに顔を埋める。左右からくる瑞々しい弾力は最高の枕となって、俺の性欲を湧き上がらせる。射精したばかりの俺のちんぽがむくむくと勃っていき、密着した状態で百代のまんこに挿入した。
「はぁん❤︎きたぁ……大和のおちんぽきたぁ❤︎」
普段は総代として勇ましく門下生を導いているあの百代も、俺とのセックスとなればこの通りだ。だらけ切った顔によだれを垂らし、へこへこと腰を動かしてくる。
名器と言っても過言ではない百代のまんこのひだが、俺のちんぽを包んできゅうきゅうと締め付けてくる。目が覚めたばかりのおぼろげな思考が、最高の快楽によってはっきりとしていく。そして俺も彼女の動きに合わせて腰を動かす。
抱き合っているから百代の心臓の鼓動がよく聞こえる。甘く、それでいて脳を貫くような刺激的な味を感じながら、ゾクゾクと高まってきた快楽を一気に放出する。
「お"っ❤︎ぉぉぉぉぉ❤︎」
舌を剥き出しにしながら仰け反った妻に刻み込むように中出しをする。キュウウと締まる膣を汚し、彼女の豊満な二つの双丘の谷間に顔を埋める。
最後まで出し切った後も、抜くことなく百代と濃厚なキスを続ける。これが毎朝の恒例のルーチンだ。1日の始まりに、自分が誰の所有物かわからせるように唾液をいやらしい音を立てながら交換する。
「チュ、チュパ❤︎はむ、好き❤︎好き好き、大和らいちゅきぃん❤︎」
洗脳の効果は結婚してからも相変わらずだ。俺を嫌う本来の百代の人格を精神の奥深くへと封印し、【ちんぽ狂いの変態メス奴隷】になるよう徹底的に抱き潰した。
そして出来上がったのが、この川神百代だ。俺の言うことをなんでも聞いてくれる、俺だけの肉便器妻。
毎日が幸せだよ、俺は♪
さっきの射精で朝勃ちも収まり、百代の胸を揉みながら布団の上でぐったりと倒れ込む。
「ふぅ、射精した射精した」
睡眠から起きたばかりだというのにこの疲労感とスッキリ感。二度寝してしまおうかと、重く感じる瞼をゆっくりと閉じていくと……。
「……少な……薄……小さ……」
「?……百代?」
何か聞こえたような……ふと、目を開けて俺に密着している百代の顔を見ると、全く変わった様子のないいつも通り頬を染めながら見つめてくる妻の姿があった。
気のせいか?どこか冷めた声が聞こえたような気がしたんだがな。まだ寝ぼけてるのか俺?
すると、百代は上半身のみを起き上がらせた。
「さて、そろそろ総代としての仕事に入るか」
「え〜、もう少しいいだろ?もっと百代に触っていたい」
勃起している乳首をピンと指で弾くと、んひ❤︎と情けない声とともに顔がだらしなく崩れた。ほら、身体は正直じゃないか。感じ切ったその状態で鍛錬なんてできるのか?と挑発してやると、
「ダメだダメだ。門下生を待たせてるし、それに今日は挑戦者も来る。早く準備しないといけない」
なんとか耐え切った。
むぅ、と唇を尖らせる。
精子は出し切ってもう勃たないが、そのムチムチの身体に触っているだけでも最高に気持ちがいい。名残惜しく感じる俺の唇に、百代がすぐさまキスで塞いできた。
「ちゅ❤︎……じゃ、先に起きるからな」
そう言って、百代は脱ぎ捨てられていた寝巻きを羽織り寝室から出ていった。1人になった部屋でポツンと座り込む俺は、唇に残った彼女の温もりを思い出す。
「でへへ〜♪」
多分、今の俺はこれ以上ないくらい怠み切った顔をしているのだろう。今感じられる幸せを全身で味わいながら、スマホを手に持って掲げた。
この催眠アプリのおかげで、百代の心は完全に俺のものとなっている。
鉄心さんから引き継いだ川神院総代としての使命と、川神学園学長の仕事を掛け持ちしているため、一緒にいられる時間は長くはないが俺を愛する感情は絶対だ。
このままいけば、精神の奥に封印した本来の川神百代も手に入れる日も近い。これだけ身体を重ね続けていけば、いずれは堪忍して洗脳などなくとも自らの意思で俺に抱かれにくるだろうな。
「さて、そうと決まれば俺も起きますか!」
妻の活躍も見なきゃならないからな!
「そこまで!勝負あり!」
着替えて朝食をとり、足を運んだのは武道場。
広大な川神院の敷地の中で、数ある鍛錬の場ではなく決闘の場として使われるものだ。そこで百代が先ほど言っていた、今回の挑戦者と決闘している……といっても、もう終わったけどな。
俺が到着した瞬間、既に決着はついていた。
いつも通りの1発KO。
学生だった頃と同じだ。攻撃を喰らうことなく、ましてや相手からの攻撃が来る前に拳の一撃でダウンさせた。
結婚しても、相変わらずの強さは健在だった。
倒れた挑戦者に礼をする百代に駆け寄る。
「お疲れ……って、それほどでもないか」
「失礼だぞ大和。相手は真剣に私に挑みに来たんだ」
おっと失敬だったな。百代は俺ラブだが、武人としての矜持はちゃんと持ち合わせている。寧ろ、成長して総代の座についた頃からそういった面が強くなってきたと思う。相手への敬意、たとえ雑魚であってもその姿勢を忘れない大人へと変わっている。
俺も見習わなきゃな。
すると、倒れた挑戦者が呻き声を上げながら立ち上がった。腹を抑え、ふらふらと千鳥足ではあるが、その目はしっかりと俺達を捉えている。凄いな、百代の一撃を喰らったのにすぐに立てるやつなんてそうそういない。武神には劣るが、この男も鍛錬を怠らない武人だとわかる。
「いやぁ、相変わらずお強い。鍛え直したつもりだったのだが、全く歯が立たないとは……」
「知り合い?」
「ああ、これまで何度も挑戦してきた内田さんだ」
どうやら妻の知り合いだったようだ。
川神院の総代となり、正式に祖父から最強の座を引き継いだ百代は学生の時と同じように挑戦者に挑まれ続けた。その数は俺も把握しきれないほど多く、この内田という男はその中でも何度も百代に挑戦しているチャレンジャーらしい。
なんでも、後から聞いた話ではあの太陽の子メッシとライバル関係にあるらしい。川神より少し離れた故郷には道場もあり、大勢の門下生もいるとか。
まぁ、武道家なんてみんな百代かそれ以下みたいなもんだけどな。
「川神百代の夫、川神大和です。どうぞよろしく」
「君があの……武神の夫か。いやぁ凄いなぁ、こんな美女に愛されているなんて」
「ああ、私と大和はラブラブ夫婦なんだ❤︎」
一見、真面目そうな外見の武人だがやはり男。願望の眼差しで俺を見てくる。
わかってる、俺が羨ましいんだろ?
百代は絶世の美女、たわわな爆乳を持つボンキュッボンのナイスバディ。誰もがその身体を味わいたいと思うほどの、魅惑の女体の持ち主だ。
だが絶対にやらねぇ。この女は俺のものだ。
そうアピールするように、俺は彼女の腰に手を回して自分の方に引き寄せた。すりすりと頬擦りして、内田に見せつける。
これが勝者の、男の特権というやつだな。
頬を赤く染めて照れる百代は、一歩前に出た。
「さて、内田さんはしばらく川神院で傷を癒すといい。案内しよう」
「あ、総代!案内は私が……」
その役目は自分が、と2人の決闘の審判を務めていた門下生が手を挙げる。
しかし、百代は譲らなかった。
「こいつは私の挑戦者だ。私にやらせてくれ」
「いいじゃないか、弟子にやらせても。総代だけじゃなくて、学長としての仕事もあるだろ?」
川神百代の仕事ははっきり言って激務だ。
総代としての門下生の育成、学園長としての生徒の教育。この二つを一日で同時にやらなければならない。
正直、たかが挑戦者1人にそう気を使うのも無駄に体力と時間を消費するだろう。
だが、やはり百代は譲らなかった。
「その言葉、そっくりそのまま返すぞ大和。お前だって仕事があるだろう。せ、い、じ、の」
「おっとそうだった」
痛いところをつかれた。
そう、俺にだって仕事はある。
それは政治の世界に足を踏み入れ、腐ったこの国を変えてやろうという目的によるものだ。
直江大和総理大臣———かつて、川神百代と交わした約束。隣に立つために、それに相応しい男になるために目指すと決めた目標だ。
まだ政治家としては卵もいいところではあるが、あの武神の夫というネームバリューと川神院の後押しもあって新米でありながらも中々のスタートを切っている。
百代ほどではないが、俺も忙しい身だ。
「仕方ない、仕事に行ってくるよ……ちゅ❤︎」
「ん❤︎」
いつもの行ってきますのキスをして、俺は道場の外へと歩き出すのだった。
……この時の俺は気づいていなかった。
百代を視界から外した瞬間、じゅるりと舌なめずりをして、内田の股間を撫でている妻の淫靡な顔に。
大和と百代のイチャラブ❤️……なんてことありません