※この作品はR-18です。

人妻ライブ配信 -Sex or Money-   作:Scorcher

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喫茶店の店長がコーヒーを飲んでほしいのに、ナポリタンの人気が出てしまう。利益は出るのに売り手と買い手の需要が一致しない。そんな内容となっています。

気合を入れて乳出しをしようとしたら、尻ばかりに注目が集まる残念なヒロインです。なお、リクエストコンテンツは今後ほとんど出てきません。あまり文章作品とは相性がよくない気がする。

次回は焦らしプレイのストリップ回。ポロリなんて絶対にしません。


Scene08:乳より尻

2回目の配信から数日後。私の口座には初配信の分と合わせた2回分で得た報酬が振り込まれていた。

 

「うぅぅ……なんだか、やっぱり申し訳なさが……」

 

パート勤務で貰える給金に比べれば、その額は決して大きなものではなかった。でも、これがたった2回の配信活動と考えれば、自分の卑しさや如何わしさを実感してしまうのであった。

 

「コインが投げられるだけでこれだけなんだし、プレチャをやったら一体どれくらいの……」

 

欲しいものはあるし、ちょっとした贅沢をしたいという気持ちもある。でも、そうした気持ちを満たすためだけであれば、スーパーでの会計と品出しの業務に従事すればいいのだと、頭では十分に理解出来てもいた。

 

「もっとたくさんの人の前で……ううん、違う。私はもっと……見られたい。もっと……私の……大切なものを……!」

 

もう、お金ではなかった。確かにお金は欲しいし、多く持っているに越したことはなかった。ただ、私を突き動かしていた一番の存在は

 

「あなた……ごめんなさい。」

 

まるで浮気をしてしまう妻であるかのように、私は夫に対する懺悔の言葉を一人つぶやく。そして、いよいよその日を迎えようするのであった。

 

 

 

◇

 

 

 

さながらストリップ劇場の控室で出番を待つ、出演者のような気分であった。前回と同じ時間、同じような格好、自室のソファーという同じ場所。それでも、緊張と興奮だけは決して同じではなかった。

 

『なんか緊張してる?』

『プレチャ!!!プレチャ!!!』

 

「もう……みなさんがっつき過ぎですよ。そんなに急かさなくても、ちゃんとしちゃいますから。」

 

前回からの今日までの一週間で、私もそれなりの準備をしてきた。単に視聴者とお話、雑談を交わしながらいやらしい行為をするだけではなく、彼らがチャットを利用しやすくするため、お金を投入してリクエストに応えるメニュー掲載するようにしていた。

 

『リクエスト始めた?』

 

「はい。配信画面の下に乗っていますので、是非使ってもらえればと思っています。」

 

私がリクエストの開始について話をする前に、メニューを発見した視聴者からチャット欄で言及される。その内容は割と無難なものであり、おっぱい自揉みするものから、身体のあちこちをアップで映す、触るといったもの。正直、本当に自分の身体を売り物にしている気分にもなってしまっていた。

 

『何かご希望することがあれば、メニューの内容でしたらいつでもお応え出来ますので、もしよろしければそちらから……』

 

そう私が控えめに、かつ自信がなさそうに金銭を必要するコンテンツを紹介した矢先。早速チャット欄にはその利用者が現れるのであった。

 

『下着でお尻ドUP:¥100』

『下着でお尻ドUP:¥100』

『下着でお尻ドUP:¥100』

『下着でお尻ドUP:¥100』

『下着でお尻ドUP:¥100』

 

「えっ!?えぇぇっ!?えぇ……」

 

一人ではなく複数人。揃いも揃ってお尻を見せてほしいという投げ銭が殺到する。その異常ともいえる光景に私はドン引きして、思わず困惑の声を漏らしてしまっていた。

 

「お、お尻って……そんな……お、おっぱいもちゃんと服をめくって見せたりしようと思ったんですけど……」

 

『尻、尻以外勝たん』

『胸は他の配信者でも見れるし』

『チズさんは尻神様』

 

想像以上のお尻に対する視聴者の執着心。彼らに何があったのか私には理解出来なかったものの、こうしてお尻へのリクエストが殺到するということは、私の私生活やパートの勤務先、そういった場所でもお尻を見られているのかもしれない。

 

「ま、まぁ……そんなに見たいって言われたら、見せはしますけど……ただ、大きいだけですよ?」

 

『お願いします』

『乳より尻、乳より尻』

 

なんだかもう、ドン引きを越えて怖くなってきていた。とはいえ、既にコインという対価は支払われてしまっていたため、私は穿いていたスカートを脱ぐと、下半身がショーツ1枚となった状態で、ウェブカメラに向けてお尻を突き出す格好となるのであった。

 

「んっ……こ、こんな感じですか?PCの画面が見えないから、コメントも見えなくなっちゃっているんですけど……」

 

『でっっっっっっか』

『この尻だけで抜ける』

『感謝……圧倒的感謝!』

 

多くの人が見ている中で、お尻を向けて話をすることに恥ずかしさよりも失礼さを感じてしまう。そして、こうしたお尻を突き出す格好まではよかったのだけど、この後にどうすればいいのか困ることとなる。

 

「あの……いつまでこの格好をしていればいいんでしょうか?」

 

『ずっと見ていたい』

『この体勢のまま配信して』

『私は椅子になりたい』

 

よくは分からないけれど、お尻だけを見ている私に、どことなく失礼な言葉が投げかけられている気がした。そして私自身も次第に、この格好が無防備極まりない体勢であることを感じ始めて、頃合いを見てPCの画面に向き合う体制へと戻るのであった。

 

「よいしょ……っと。うーん……これは、そうですね。しっかり見せる時間を決めないとキリがないですね。すみませんでした、あまり考えずにメニューを作っちゃって。」

 

『全然気にしないで』

『ずっとお尻が見ていたかった』

『ケツだけ配信してほしい』

 

「な、なんですかケツだけ配信って!そ、そんなお尻だけ映した配信なんて恥ずかしく出来ませんからぁっ!」

 

ちょっと大きいだけのお尻に、おっぱいと同じくらいか、以上の需要があることが信じられなかった。最近は計っていないけど、この100㎝は無いお尻に視聴者は目を取られすぐだと思ってしまう。

 

「もう……ちゃんとお尻だけじゃなくて、おっぱいもたくさん見てほしいんですから。」

 

そういって私は自分の胸を抱えるように持ち、カメラに向かってユサユサと揺らしてみる。そう揺らしてみることで、お尻ばかりに食い付いていた視聴者におっぱいへの関心を持たせるのであった。

 

『でっっっっか』

『挟んでほしいな』

『やはり乳神様でもあったか』

 

おっぱいに飽きられたのかと不安になっていたけど、そうでもなかったことに私は安心する。そして、一旦は脱いだスカートを履き直すと、PCの画面と向かい合って改めて視聴者に話を始める。

 

「それで……リクエストメニューも掲載したことも大事なんですけど、今日はそれ以上に重要なお話がありまして……」

 

『おっ?』

『なになに?』

『もしかして……』

『もしかすると……?』

 

既に大半の視聴者は理解しているようであった。3回目の配信にして、私が新しい試みをしようとすることを。そして、彼らの期待に沿うように私は言葉を続ける。

 

「はい。今日はプレミアムチャットの配信もしようかなって思ってます。」

 

それは、今まで大事な部分は隠していた私が、全てを曝け出すと宣言したようなものだった。衣服だけでなく、下着も全て脱ぎ捨てて、裸を見せるといった私に、チャット欄は大いに沸き立っていた。

 

『キタ━(゚∀゚)━!』

『待ってました!』

『プレチャ!!!プレチャ!!!!プレチャ!!!!!』

『マジか』

 

でも、興奮するチャット欄の視聴者に反して、私は不安でしかなかった。お金をもらって自分の裸を見せることに抵抗もあったものの、それ以上に彼らを喜ばせることが出来るか自信を持つことが出来ずにいた。

 

既に私は配信中にオナニーをして何度もイっていた。いまさら裸を見せただけでは、満足させることが難しいのではないか。前回の配信から今日までの1週間、私はずっとそんなことを考えているのであった。

 

『プレチャの料金はいくらですか?』

 

「あ、はい。ええっと……一応1500円を予定しています。初めてですから、お手頃価格という感じで……」

 

相場よりも安い料金にも、私の自信の無さが表れていた。決して自分を安売りするつもりはなかった一方で、この身体に高い価値が付くことも望んではいなかった。そして、何よりも私は

 

『やっす』

『本当にその料金設定でいいの?』

『オナニーだって無料で流していたのに』

 

「あはは……まぁ、そうですね。もしかしたら、次回以降は値上げをしちゃうかもしれないです。」

 

多くの人に見られたい。それが私にとって配信をする一番の理由だった。確かにお金は欲しい。でも、それ以上に配信で求めているのは、退屈な日常では得られない最高の快楽なのであった。

 

『すぐにプレチャは始めちゃうの?』

 

「ええっと……そうですね。ある程度は人が集まって、前回までに来てくれた人が来てもらえれば……」

 

そう言いながら私は視聴数を確認する。すると既に2000人を超える視聴者が集まっており、私が脱ぎ始めるのを待ち望んでいることが分かった。

 

でも、不思議なことに驚きや困惑はなかった。これだけ多く人に見られているにも関わらず、私の中に芽生えていたのは高揚感だけであった。2000人を超える人間が私に向ける下品で卑しい感情。そんな視線を画面越しに感じるだけで、私の身体は興奮に支配されているのであった。

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