『赤ちゃん錬金釜』、史上最悪の錬金術士が生み出した悪魔の契約である。
淫紋を刻まれた女性は契約中、排卵が起こらず妊娠することなく男性の精液搾取が可能となり、常に搾取へ適した肉体となる為に老化停止や体型維持まで最適化する。
奴隷娼婦を作るかのような機能かつ、何より恐ろしいのは生み出した史上最悪の錬金術士含めて性に飢えた女性錬金術士達に一定の需要があったことである。
かつて国を上げて規制された程であり、錬金術が廃れたことによりこの契約も一部の物好きな錬金術士以外には失伝していった。
とある宿屋の一室で二人の男女が情事に及びながら話していた。
「これ完全に頭のおかしい奴が作った契約だぞ。解除しないかライザ?」
「じゅるる…ちゅぽん♡やだ、止めない♡」
青年の心配する声にフェラチオをしながら否定の声を上げるのはライザリン・シュタウトことライザである。
ライザの瞳にはハート型の紋様が浮かび、発情しているのが目に見えて分かった。
「ヴァリウスだってあの部屋から出る為に私と契約したじゃない。それにあたしにもデメリットが無いんだから解除する必要なんてないよ」
ライザはヴァリウスのチンポへ愛おしそうに頬擦りしながら言う。
数日前、ヴァリウスはとある依頼でライザと共に失伝したとされる古文書の探索で遺跡調査を行っていた。
ヴァリウスは王国最強に近い異邦の聖騎士、ライザはベテランの錬金術士として遺跡調査を行い、罠に嵌ってとある部屋に閉じ込められた。
『10年間セックスしないと出られない部屋』
頭のおかしい部屋だったと今でも思う。
セックスしないと出られない部屋はある種、男の浪漫とも言えるからまだ良い。
だが赤ちゃん錬金釜契約を結ばせる為に10年間セックスは発想がぶっ飛んでいた。
赤ちゃん錬金釜の効能である老化の停止が無ければライザの10代における青春がセックス部屋で終わってしまうという悲劇が訪れていた。
勿論閉じ込められた当初は「ふざけんなぁ!」とキレたライザが扉へ向けてあらゆる魔術や錬金術で作った爆弾などを駆使して攻撃したのだが、一切の無傷である。
ライザが疲れてへたり込んだ後に竜と生身で渡り合える膂力での斬撃や奥の手と言える街一つ消し飛ばす神器解放までやったのに扉へ掠り傷一つ付けられなかった。
そこまでやってライザも諦めが着いたのか、ボロボロと泣き出したのをヴァリウスが慰めたのは余談である。
そしてテーブルに置かれた古文書である『赤ちゃん錬金釜』の契約をライザは読んで脱出する為にヴァリウスと契約したのである。
最初は部屋を出る為の口実で『赤ちゃん錬金釜』契約を結んだライザだが誤算があった。
生身で竜と渡り合えるヴァリウスは体力においても竜に匹敵し、生命力が強いので精力絶倫だったことだ。
10年という月日は一人の少女を逞しい雄に媚びる雌に変貌させるには充分だったことである。
『やん♡おっぱいそんな揉まないでぇ♡胸だけでイッちゃうからぁ♡』
『はぁん…やぁ……ゴムゥ…20個も出したのにぃまだ固いなんてぇ♡逞し過ぎるよぉ♡』
『んむっ♡ちゅる……キス駄目ぇ♡キスだけなのにおまんこして欲しくて疼いちゃうからぁ♡』
『んしょ……どうパイズリ気持ち良い?良かった♪貴方専用雌のおっぱいで気持ち良くなってね♪』
『クラウディア……ごめぇん♡私ぃ…先にヴァリウス専用の雌になっちゃったのぉ♡手を握るのに一喜一憂してる間にぃ…私はヴァリウスとパコパコしちゃってるのぉ♡』
幸い部屋と外の時間の流れが異なっているのか、外では10日程であった。
しかしシャワーで事後の汚れを落として清潔にして依頼報告にギルドへ戻った際に周りのライザへの印象は激変していた。
男勝りと呼べる勝ち気だった姿は鳴りを潜め、もじもじしながら隣にいるヴァリウスへ胸を押し付けながら恋人繋ぎをするライザの姿は色気が滲んでいた。
ギルドにいた男達はもしライザがフリーだったら、言葉巧みに押し倒してレイプすら起こそうと思った者までいた程だ。
しかし隣にいるヴァリウスの存在に生存本能でライザに手を出したら必ず死ぬと警告して、手を出せずにいた。
何せ数年前にランターナ王国へ迫った数万を超える頂獣含めた魔物達における大規模侵攻にて吐息でオーガの頭を消し飛ばす人間離れした聖騎士と語り継がれているヴァリウスの女に手を出す命知らずはいなかったのである。
勿論依頼報告後にライザから一緒にいたいと誘惑されて帰り道に宿屋の一室を借りて今に至る。
「それにあの部屋でして来た10年間であたしの中はヴァリウス専用の形になってるから他の男に抱かれるなんて嫌♡」
「手を出した責任は取ろう。けどあの契約はライザが二度と他の男と恋愛出来なくなる契約だ」
「別に良いよ。妊娠出来なくなるのは女性錬金術士にとってメリットなんだよ♡」
ヴァリウスは知る由もないが、冒険者である女性にとって妊娠しない事はメリットである。
勿論一般家庭での妻で子供を作れないのは欠点となり得るが、冒険とは身の危険との隣り合わせであり、モンスターや盗賊などのならず者達による強姦で望まぬ妊娠をさせられた女性被害者は一定数存在する。
他にも冒険者パーティでの一夜の過ちなどで予期せぬ妊娠が発生することもあり、特定の異性への子供を現時点で望んでいない女性にとってはデメリットよりメリットが勝ってしまう。
後は老化停止と体型維持と言うのも女性にとっては喉から手が出る程欲する効能も後押しする。
失伝前には教会の女性神官や女騎士などは全員が契約していた程なのは余談である。
「それにぃ…これだけ膣内に中出ししたら赤ちゃん絶対出来ちゃうもん♡ヴァリウスの精液は錬金術の素材にも成り得るから一石二鳥だし絶対に契約破棄はしないから♡」
ヴァリウスは竜と同等の潜在能力を持つ。
故にヴァリウスの精液は竜の血や肉体といった素材の代用が効いてしまう。
セックスしないと出られない部屋でセックス以外にも錬金釜があったので錬金術の調合をしていた時に発覚した事実であった。
「ヴァリウスは他の女の子に手を出しても良いよ♡だってヴァリウス絶倫だから、何処まで絞り取れるか挑戦したら一週間絞り続けても萎えないなんて絶倫過ぎだよ♡」
「言っておくが飲まず食わずでは無理だった。途中飲み食いや休憩挟んだのは知ってるだろう」
「それでもだよ。あのまま続けてたら間違いなくあたしが壊されてたし♡終盤なんか頭撫でられてるだけでイッちゃう位キマってた♡」
ライザが興味本位でどれだけ絞り取れるか試した結果、先にライザの方が開発され尽くしてギブアップせざるを得なかった。
今でも頭を撫でられるだけでも股が濡れたり、子宮をお腹越しに優しく押されるだけで絶頂してしまう位にライザは開発されきっていた。
「こんな雄に媚びるのが癖になっちゃってる娘が『赤ちゃん錬金釜』契約解除したらすぐ孕んじゃうよ♡良いの?ヴァリウスよりちっちゃなチンポ勃起させて、ヘコヘコって情けない腰振りでピュッピュッってお漏らしみたいな射精で私が孕まされて♡」
「どう考えても他の男を馬鹿にしてるだろう?」
「仕方ないよ。だってヴァリウスと比べちゃうもん♡それよりヴァリウスよりちっちゃなチンポ見たら『ちっさ』って言っちゃうかも♡」
「それ一般男性にとって即死級魔法だぞ」
かつて平凡だと自称していた少女は既にいない。
10年という月日で散々ヴァリウスから可愛がられて如何にライザが魅力的かを囁かれた事で自分の身体が媚びるべき雄にとって魅力的かを理解しているのだ。
そしてどうすれば意中の雄をムラムラさせるかも熟知していた。
「この胸も、むちむちだって言ってくれた太ももだってヴァリウスの好きにして良いんだよ♡『赤ちゃん錬金釜』契約解除したら即レイプされて孕んじゃう、よわよわな雌を管理してください♡」
「この……こっちが譲歩してるってのに無視して自分の欲求満たす為に媚びやがって……言っておくけど仮に元の世界に帰れる方法見つかっても手放す気はないから覚悟しろよライザ」
「うん♡うん♡良いよ♡ヴァリウスと離れる位なら元の世界には戻らないって約束するぅ♡だからヴァリウス専用の雌だって自覚するように躾けてぇ♡」
ライザの雌媚びにヴァリウスは理性を吹き飛ばして宿屋の一室で抱くのだった。
ヴァリウス
…王国最強に数えられる異邦の聖騎士。数年前に起こった頂獣含めた魔物による数万規模の侵攻で英雄譚で讃えられるレベルの戦績を残した。
一人で4割の魔物、10を超える竜種と1体の頂獣を倒し、頂獣討伐が魔物の軍勢を壊走の決め手になったとされる。
『聖騎士とは史上最強の生物でなければならない』を格言とする理論派聖騎士であり、最強種とされる竜と生身で渡り合える潜在能力を持つので、レスレリ世界で彼に勝てる存在はいないと思われる。
ライザリン・シュタウト
…ライザのアトリエシリーズの主人公。とある依頼の遺跡調査で『10年間セックスしないと出られない部屋』に閉じ込められてヴァリウスと『赤ちゃん錬金釜』契約をする。
10年という月日は普通の少女を雄に媚びる雌に変えるには充分な時間だった。
原作未登場のモブ男性冒険者達は色気を増したライザによって間違いなく前屈みになる者が続出したとされる。
レスナ・シュテルネンリヒト
…レスレリアーナのアトリエにおける主人公で後にオリ主であるヴァリウスへ「赤ちゃん錬金釜って何ですか?」と尋ねる未来が確定している。
因みに師匠のザスキアも、幼馴染で雌犬調教され掛かってるイザナもピロートークで知ってるが、無知無知なレスナにはすっとぼけてヴァリウスなら知ってると押し付けたのは余談である。
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どっちもあり得る