※この作品はR-18です。

エロ怪奇現象に巻き込まれる人間たち   作:木崎楓

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 はじめましての方ははじめまして、木崎楓というものです。

 SCP風の怪異とエロをかけ合わせた物語です。
 基本的に一話完結型となりますので、気軽に読んでいただけたらと思います。


No.001 縁結び神社

 日本のとある街にある、██神社。

 それなりの規模の街ではあるが、神社は比較的有名なので、正月は県外から訪れるという人もちらほらいる。

 

「うーん……今年は彼氏欲しいなぁ」

 

 この神社に参拝すると、縁結び、病気平癒、家内安全などのご利益が得られると言われている。

 口コミでも、そういうご利益が実際に得られたという人達をしばしば見かけられる。

 

 それにつられ、少し遠い場所から、沙耶という金髪の大学生の少女がはるばるやって来た。

 大学生になって、友達には次々と彼氏ができていく中、自分だけ彼氏が中々できず。

 オシャレには気を遣っているが、背も低く、パッとしないからだろうか。

 少し見栄っ張りな性格もあり、彼女は何としてでも彼氏が欲しいという風に思うようになり、この神社にやって来たのだ。

 

「……すっごいなぁ。ここに来て彼氏ができるとか、美人になっただとか」

 

 歩きながら沙耶は、とあるサイトを見ていた。

 そこでは、この██神社に関する情報や口コミがまとめられていたのだが……その報告が物凄いのだ。

 神社に参拝したら美人に、イケメンになっただとか、参拝したその日に彼氏が、あるいは彼女ができただとか、妻との別居が解消されてラブラブになっただとか……そういう報告が、参拝人数を考えると異常なほどに多い。

 

 そういったことから、██神社は他の神社の数百倍のご利益が得られると、密かに有名になっていたのだ。

 沙耶もこうした情報を得て、ここを選んだのだ。

 ここなら、可能性が一番高いと思って。

 

(それにしても、可愛い子すっごい多いなぁ……)

 

 それはそれとして、沙耶は自信を失いかけていた。

 なんせここにいる女の子はみんな、とんでもないほど可愛いのだから。

 化粧とかで飾られた可愛さではなく、素の、素材の時点でレベルが違うのが、同じ女子である沙耶にはよく分かった。

 ここまで差を見せつけられると、自信もなくなるというものだ。

 

 そんなこんなで拝殿前の門に来たので、スマホをしまって、くぐる。

 すると何だか、身体が少しだけ熱くなった……気がした。

 同時に、全身の筋肉にわずかに痛みが生じる。

 まるで、余分な脂肪が燃えていくかのような、そして、骨と筋肉がどんどん伸びていくかのような。

 だがそんな違和感も、ニ秒程度でおさまった。

 

 それから列に少し並んで、拝殿の賽銭箱に硬貨を投げ込み、鈴を鳴らして柏手を打つ。

 手を合わせ、奥にいるであろう神様に頭を下げた。

 

(彼氏ができますように)

 

 キィィィィイン――

 

「……?」

 

 沙耶は周囲を見渡す。

 何か耳鳴りのような、あるいは機械音のような、そんな不思議な音が聞こえてきた……ような気がしたから。

 だが周囲には何もなかったので、わずかに首を傾げながらも、彼女は拝殿を後にした。

 

 そのまま神社を出て、外に並ぶ屋台を見て回ろうかと思ったが、ふと、沙耶は思い出した。

 

(あっ……おみくじ、引(・)か(・)な(・)き(・)ゃ(・)……)

 

 そう、ここにやって来たら、おみくじを引かなければならないのだ。

 特に沙耶のような、これまでに一度も彼氏もおらず処女の可(・)愛(・)ら(・)し(・)い(・)美(・)少(・)女(・)は、何があっても絶対に、おみくじを引かなければならない。

 

 普段は占いの類をあまり信じない沙耶ではあるが、そういう風に思ったので、社務所の方に並んだ。

 数分待っていると、ようやく彼女の番になった。

 そうして巫女さんに100円を払うと、女性用と書かれたくじ箱を渡される。

 

「あれ? 男女で分かれてるんだ」

「はい。安産祈願などもありますので、ここでは男女別に分けております」

「へぇー」

 

 他の場所はあまり知らないが、ここでは男女別にくじが分けられているようだ。

 まぁ男性に安産祈願とかが出るのもおかしいかと、沙耶は個人的に納得し、女性用のおみくじを引いた。

 

 ザラザラと軽くかき混ぜながら、一枚掴んで引っ張り上げる。

 それをゆっくりと開けてみると、

 

「やった、大吉……!」

 

 その結果は、大吉。

 心の中でガッツポーズし、巫女さんにくじを見せる。

 

「大吉ですね。大吉の“景品”は少々特殊でして……詳しい説明をいたしますので、こちらへおこしください」

「はーい」

 

 すると、沙耶は社務所の中の方へと案内される。

 神職や巫女などが常駐する場所で、基本的に、彼女のような参拝客が入ることはない場所だ。

 他の参拝客の目がなくなったところで、巫女さんは話し始める。

 

「さて、“景品”について軽く説明しますと……あなたにはこれから、この神社に祀られる█████様による、肉体改造と洗脳を受けてもらいます」

「……はい」

「まずは肉体が改造され、男性なら誰もが魅力的に感じる不朽の美貌を手にすることになります。一応こちらに関しては、参拝前に簡易的なものを受けていると思います」

「……はい」

「続いて洗脳が施され、伴侶となる男性の言いなりになり、それが何よりの幸せだと感じるように調整されます」

「……はい」

 

 巫女さんはとんでもないことを平然と言う。

 だが、沙耶は一切驚くことなく、その話を聞いていた。

 

「……洗脳は問題無いみたいですね。そして最終的に、あなたは永遠の伴侶と巡り合うこととなります。この参拝客の人数ですと、今日中には巡り合えるでしょう」

 

 なぜなら、彼女は既に、洗脳を受けているから。

 とはいえ、現状の効力はそこまで強くない。

 

 拝殿前の門をくぐった瞬間。

 あの時に、神の力によって軽い肉体改造を受け、同時に暗示のようなものを受けたのだ。

 その内容を簡単に言えば『参拝後は必ずおみくじを引くこと』と『大吉を引いた際の“景品”は当然のもの』というものだ。

 後者の暗示の影響により、沙耶は“景品”である洗脳や肉体改造に対して、特段大きな反応を見せなかったのである。

 なんせ、大吉の“景品”として洗脳や肉体改造されることは、至極当然のことであると、思考を植え付けられているのだから。

 

 この暗示や肉体改造も、人間のやるおままごとのようなものではなく、この神社に祀られている█████という神様による人知を超えたモノ。

 人によってはわずかに抵抗力はあるものの、神様の力によるものなのだ、人間ごときに抗うことはできない。

 

「ちなみに、この後の人間関係や生活環境の変化に関しても、ご安心ください。█████様が、あなたの周囲にいる人達の記憶を改竄して辻褄を合わせますので、問題ありません」

 

 もちろん洗脳され、肉体も改造されるわけだから、周りの人達は驚くだろう。

 だがそれすらも、█████が沙耶の周りにいる人達の

記憶を書き換えることで、上手く行くように調整してくれるらしい。

 

「……さて、到着しました」

 

 沙耶は、襖で閉ざされた部屋の前に到着した。

 巫女さんが襖を開けるとそこには、それなりの大きさの祭壇が飾られていた。

 他にも着替え用と思われる巫女装束が用意されていたりと、本当に何かしらの儀式が行われそうな場所だ。

 

「こちらの巫女装束へ着替えましたら、祭壇の前へ座り、肉体改造と洗脳を受けてください」

「はい、わかりました……」

 

 沙耶が部屋に入ると、襖は閉じられた。

 

 これにより、祭壇の部屋には沙耶一人となった。

 

「えっと……これに着替えるんだよね?」

 

 沙耶は衣服を脱いでいく。

 もちろんそれには、下着類も含まれていて、やがて彼女は生まれたままの姿となった。

 それから、巫女装束に身に包んでいく。

 こんなものは今までに一度も着たことないはずなのだが、沙耶は何故か、どのように着ればいいのかを理解していた。

 ただ、肉体改造が行われることを考慮してか、巫女服は今の沙耶の身体に対して少し大きめになっているので、若干の違和感はあったが。

 そのため、着替えは案外スムーズに進んだ。

 

「よし」

 

 そして沙耶は、祭壇の前に座る。

 

 それからわずか数秒で、中央に神鏡が淡く輝き始める。

 

「ん、ぁっ……」

 

 沙耶はビクビクと、身体を震わせる。

 元は142センチと小さな身体だったが、この神社に来たことにより、一気に147センチくらいまで伸びた。

 そこからさらに、グググッと身長が伸びていく。

 

「うっ、ああアッ……!」

 

 神の力により抑えられてはいるが、ここまで急速な変化だと、流石に骨や筋肉にはそれなりの負荷がかかる。

 感じたことのない痛みに、沙耶は思わずその場に倒れ込み、うめき声を上げる。

 骨が伸び、それに対応するように筋肉が、皮が伸びていく。

 同時に、全身が柔らかくなるように、しなやかで美しい筋肉になるように、作り変えられていく。

 

「フゥ……ふぅ……」

 

 そんな痛みも三分程度で引いていった。

 すると今度は、全身が熱を帯びていくかのような、そんな感覚を覚えるようになった。

 今度は痛みはない。

 むしろ、ちょうどいい湯加減のお風呂に入っているかのような、全身が温まるかのような感覚だ。

 

 その熱と共に、どんどん脂肪が燃えていく。

 まずは腕と脚、余分な脂肪が燃えていき、ほとんど贅肉の無いスラッとした手足となった。

 次に腹部、ここも脂肪が減っていった。

 だがそれでいて、決して痩せ過ぎではない、ちょうどいい男好みの肉付きへと変わった。

 

 最後に、胸部。

 元々それなりの大きさはあったが、こちらは逆に、少しずつ肥大化していく。

 全体的に華奢な身体になったため、おっぱいもそれに合わせて、美巨乳とでも言えるような、ちょうどいい大きさへと成長したのであった。

 

 そしてこの変化の過程で、いつの間にか、無駄毛は全て消えていた。

 

 顔も、沙耶本人にはまだ分からないだろうが、目や鼻などの配置や大きさなども変化していた。

 元の彼女を知っている人からしてみたら、全くの別人と言ってもいいくらいには、雰囲気や顔立ちは以前と大きく変わっていた。

 これまでとは異なる大きな瞳、これが明る気な雰囲気を出しているのだろう。

 

 約五分、これにて沙耶の肉体改造は完了した。

 全身の熱も引き、痛みも消え、身体の調子は元通り。

 いやそれどころか、これまで以上に好調なようにも感じるほどだ。

 

 なんせ彼女は、神の力により身体を作り変えられたのだ。

 もう二度と病気になんてならないし、老化することもない。

 死ぬまで永久に、この美しい身体と容姿が維持されるようになった。

 

「うわっ、すご……こんなに綺麗に……」

 

 自分の手足を見て、沙耶は驚いた。

 だがそんなことを思っていたら、今度は神鏡から、紫の光が放たれる。

 

「あっ……」

 

 同時に、沙耶の思考にモヤがかかる。

 

(これ、わたしが、きえ、て……)

 

 沙耶の人格が消える。

 彼女の記憶が、想いが、まるで水泡が弾けるかのように消えていき……

 

(……)

 

 やがて、その目は虚ろになった。

 この間たったの五秒。

 たったの五秒で、沙耶の人格は、記憶は、想いは、全て消えてしまった。

 

「ぁ……」

 

 そんなからっぽになった沙耶の脳に、新たな常識が刷り込まれていく。

 まるでプログラミングするかのように、彼女の脳に、様々な思考回路を植え付けていく。

 

「わたしは、田口沙耶……口付けを交わし、唾液を採取した男性の、所有物になります……」

 

 虚ろな目で、虚ろな顔で、うわ言のように呟く。

 

「主となった男性の命令には、絶対服従……家事、性欲処理、出産、育児……ご命令とあらば、すべて行います……」

 

 もはや沙耶に、人間らしい思考回路は存在しない。

 

「デフォルトの性格、は……明るい女子大生、です……これは、主となった男性が、いつでも変更可能……です」

 

 性格すら、主になる男性の好き勝手にできてしまう。

 

 その後も、主となる男性に最大限の奉仕ができるようにと、様々な知識が脳に刻まれていき……

 

 沙耶は、変えられてしまった。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「██神社……賑わってるなぁ」

 

 俺の住む街にある██神社。

 正月になると、この辺りはかなり賑わう。

 

「にしても、父さんが参拝したら彼女が出来るって言ってたけど、本当かぁ?」

 

 俺、津川凛太郎は、大学生になっても彼女ができずにいた。

 工学部で、女子も数える程度しかいない所だし、大学も家から遠くてサークルにも入る余裕もないしで、世間一般のようなキャンパスライフは送れていなかった。

 

 そんな中、彼女が欲しいとぼやいていたら、父さんが言ったのだ。

 ここに参拝すれば、彼女と出会えると。

 聞いた所、どうやら父さんは、ここで出会った子と結婚したのだという。

 それが、俺の母さんなんだとか。

 

 ……眉唾ではあるけど、正月だし、もし出会いがあったらラッキーと思いながら、ここへやって来たのだ。

 

「ん、イカ焼きうま……」

 

 適当に屋台で買い食いしながら、拝殿へと向かった。

 

 参拝の順番を待ちながら周りを見てみると、地元の人が多いが、市外から来た人もそれなりに見かける。

 この街の人は、ほぼ全員がイケメンや美女だ。

 中年や年配の人ですら、ほぼ全員が二十代くらいの若々しい容姿を保っている。

 

 だから外から来た人は、一瞬で分かってしまう。

 イケメンじゃない、美女じゃない、老けている……そういった人のほとんどは、外の人なのだ。

 

 そんな風に人間観察をしていたら、俺の番になった。

 賽銭箱に硬貨を投げ込み、鈴を鳴らして柏手を打つ。

 そうして奥にいるであろう神様に頭を下げた。

 

(彼女ができますように)

 

 後ろもけっこう並んでいるので、俺はすぐに拝殿を後にした。

 そうして門の前へやって来て、帰ろうというところで、父さんに言われていたことを思い出した。

 

『参拝が終わったら、必ずおみくじを引いていくんだぞ』

 

 そう、おみくじだ。

 なんか知らないけど、必ず引けと、父さんには何度も念押しされた。

 どうやら一回百円らしいので、社務所の方へ向かい、おみくじを引くことにした。

 

 巫女さんに百円を払うと、男性用と書かれたくじ箱を渡された。

 箱の中に手を突っ込むと、そこから一本、くじを取った。

 

「……おっ、大吉」

 

 あまり神様というものは信じていないし、おみくじも信じていない。

 けど、大吉を引けたとなると、なんだかんだで嬉しいものだ。

 

 大吉の場合、くじは巫女さんに渡すように張り紙されていたので、書かれていた通りに渡した。

 

「大吉ですね。男性用の“景品”をお渡ししますので、こちらへどうぞ」

「? はい」

 

 その場で引き換えじゃないのかと思いつつも、俺は巫女さんに連れられ、社務所の中へ入る。

 奥へ奥へと案内され、襖で閉ざされた一室へ入るように促される。

 

「ん、女の子……?」

 

 襖を開け部屋に入ると、そこには巫女装束に身を包んだ美少女がいた。

 巫女装束は着ているが……巫女さんではなさそうだ。

 さらに言うと、部屋には少し大きめの敷布団が用意されている。

 

「こちらが男性用の“景品”となります」

「え? ……そうか、そういう」

「詳しくは、彼女本人からお聞きください。しばらくしたらお迎えに上がりますので、それまでお楽しみください」

 

 驚いてはいたが、襖は閉じられ、景品だという女の子と二人きりになってしまった。

 

 俺は理解した。

 本当にこの女の子は景品で、俺のものになったのだと。

 きっと、どれだけ酷いことをしても、彼女は従順に従うだけだろう。

 まるで人をモノのように扱っているようではあるが……何故だが不快感は一切感じない。

 まぁ、そんな酷いことはしないけど。

 

 そんな風に事情を理解すると、女の子は口を開く。

 

「私、田口沙耶は、これよりあなた様の所有物となります。ユーザー登録のため、体液の提供をお願いします」

 

 抑揚とか声とか、そういうのは普通の女性のものだが、口調があまりに機械的で、本当に人間なのかと一瞬感じてしまった。

 多分ユーザー登録とやらが完了していないから、まだ“景品”として振る舞っているのだろう。

 

「これから、田口沙耶のユーザー登録を行います。よろしいでしょうか?」

「ああ」

「それでは、唾液の採取を行います」

 

 そう言うと、沙耶は俺に近づきハグをし、唇を重ねてきた。

 

 ちゅっ❤️ ぢゅるるっ、ぶちゅるるっ❤️ れろちゅぷっ、ぢゅるっ❤️

 

 舌を絡み合わせる、いわゆるディープキス。

 質素な和室に、淫らな水音が響く。

 薄い巫女装束越しから、柔らかな女体の感触が伝わってきて、興奮してしまう。

 

「ぷはっ……ユーザー登録が完了しました。田口沙耶は、これより正式に、あなた様の所有物となります」

 

 こうして、この沙耶という少女は、俺のものとなった。

 それと同時に、沙耶は目を閉じ、数秒間動かなくなる。

 

 だが約五秒後、彼女はゆっくりと目を開けた。

 

「ん……えっと、改めまして。田口沙耶といいます。あなたのお名前は……?」

「あ、津川凛太郎です」

「凛太郎さん……凛くんって、呼んでもいいですか?」

 

 性格が、急に変わった。

 ユーザー登録が完了したことにより、おそらく彼女本来の性格が出てきたのだろう。

 少し驚いてしまい、彼女の言葉に反射的に頷いた。

 

「うふふ……私、凛くんのモノになるんだぁ」

「……もしかして、嫌だったりする?」

「ううん、むしろすごく嬉しい……すき❤️」

 

 そう言って、沙耶は身体を寄せてくる。

 もうベタ惚れと言ってもいいくらいで、これまで女性との関わりが薄かった俺は、それだけで興奮して、あっという間に勃起してしまう。

 

「あっ……」

 

 そうやって密着していたためだろうか、勃起していることに、沙耶は気が付いたようで。

 

「ふふっ……興奮しちゃったんだ……❤️」

「あっ、えっと――」

「大丈夫。私は凛くんの所有物だから……どんなことでもシていいよ❤️ 凛くんになら、何されても嬉しいし❤️ もちろん、エッチなことも……❤️」

 

 ドクンと、心臓が跳ね上がる。

 

 本当にこの子は、沙耶は、俺に全てを捧げる気なんだと、分かってしまう。

 そして、何をしても許されるであろうということも。

 

 俺は、一度深呼吸をして、口を開く。

 

「セックス、しよう」

「……うん❤️」

 

 すると沙耶は、スルスルと巫女装束を脱いでいく。

 衣服はそれだけで、中に下着すら着ていなかったようで、あっという間に、一糸纏わぬ姿となった。

 

 とても綺麗な、シミ一つ無い、余分な脂肪がほとんど無い整った身体。

 それでいて、女性らしく出るところは出ていて、興奮を煽ってくる。

 

 そうして生まれたままの姿となった彼女は、布団の上にごろんと仰向けに転がり、脚を開けた。

 

「はい、凛くん……私のハジメテ、奪って、ほしいな❤️」

 

 我慢できなかった俺は、ズボンとパンツを下ろし、沙耶のマンコにチンポを押し当てる。

 亀頭をマンコに当て、ゆっくりと押し込んでいき……

 

「んっ……❤️」

 

 ズブズブ……ズプッ❤️❤️

 

「んはぁぁっ❤️❤️」

 

 肉を掻き分け、奥までたどり着くと同時に、沙耶はビクンと身体を跳ねさせた。

 

「んぁっ……おくまで、きたぁ……❤️❤️ ふふっ、わたし……凛くんのモノに、ホントになったんだぁ❤️❤️」

 

 恍惚そうな笑みを浮かべる沙耶。

 処女を捧げられたのが本当に嬉しいのか、その顔は幸福で満ちていた。

 

「……じゃあ、動くぞ」

「うん、きて……❤️❤️」

 

 そのまま、ピストンを開始する。

 ずりゅっ❤️ ずりゅっ❤️ と、チンポを出し入れし、沙耶の奥を突くと、そのたびに彼女は嬌声を上げる。

 

「んっ❤️❤️ ああっ❤️❤️ はぁっ❤️❤️ これ、きもち……イイよぉっ❤️❤️」

 

 沙耶の背に腕を回し、抱きしめる。

 すると彼女も俺のことを腕と脚で抱きしめてくる。

 それだけでなく、間近にやって来た顔は、キスをおねだりするかのように、わすかに口をすぼめて待っていた。

 

 腰を動かしながら、俺はさらに沙耶とキスを交わした。

 

「ちゅっ❤️❤️ ぢゅるっ、ぢゅるるっ❤️❤️ ちゅぷっ、ちゅっ❤️❤️ んっ……ちゅるるっ❤️❤️」

 

 女体の柔らかな感触と熱が直に伝わってくる。

 愛情の籠った熱いキスで、俺の興奮はさらに高まっていく。

 

 興奮からさらにピストンの勢いを速め、沙耶を犯していく。

 

「くっ……やべっ、もう……!」

 

 だが、俺はこれまで女性と付き合った経験はゼロ。

 もちろんこんな性行為の経験など皆無なわけで……こんな快感もはじめてなわけで。

 あっという間に、限界が来てしまった。

 

「ふぁっ、はぁあっ❤️❤️ いいよっ、だしてっ❤️❤️ わたしのナカ、いっぱい❤️❤️」

「ッ、出る――」

 

 ぶびゅびゅびゅびゅぅぅぅぅううっ❤️❤️どぷっ、どぷっ❤️❤️ びゅるるるるぅぅぅぅううっ❤️❤️

 

「んあっ❤️❤️ ぁあああああああああッッ❤️❤️❤️」

 

 これまでにないほどの盛大な射精。

 それと同時に沙耶も、俺の腕の中でビクビクッと大きく身体を震わせ、絶頂した。

 

「あ、はぁ……❤️❤️ 凛くん、すごい……❤️❤️」

 

 それから数分間、俺は沙耶と繋がったまま、何度も軽いキスを交わし、愛を確かめあった。

 

 ……こんなに可愛い子と、一緒になれたんだ。

 ……これから沙耶と、ずっと一緒になれるんだ。

 

 そう思うと、幸せで溢れてくる。

 

 カラカラカラ。

 

 そんなことを思っていると、襖が開き、そこに巫女さんが入ってきた。

 

「うおっ!? あ、えっと、えっ、これは――」

「慌てなくても大丈夫です。ここに来られた方はたいてい、行為に及びますから。そのための敷布団です」

 

 先程、俺を案内してくれた巫女さんだ。

 彼女は俺と沙耶のことにそこまで反応を示すことはなく、事務的にこの後のことを説明をしてくれた。

 

「そちらの“景品”の女性は、このままお持ち帰りください。彼女の衣服については、こちらでご用意しました」

 

 そう言って、巫女さんは沙耶用の服を置いた。

 

「それでは、津川凛太郎様。今後のご多幸をお祈り申し上げます」

 

 そう言うと、巫女さんはお辞儀をし、部屋から出ていった。

 

 俺達は急いで着替えると、この社務所を後にし、すぐに家に帰ることにした。

 とにかく今は、沙耶との続きがしたくて仕方がなかった。

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 それから一週間後。

 

「んあっ❤️❤️ り、凛くんだめぇっ❤️❤️ これ、イくぅっ❤️❤️」

 

 俺と沙耶は、今日も今日とていちゃついて愛し合っていた。

 

 沙耶を連れて帰ってきたあの日、両親は沙耶のことを快く受け入れてくれた。

 今ではもう、彼女はウチの新しい家族の一員だ。

 

「くっ、そろそろ、出すぞっ!」

「あんっ❤️❤️ う、うん……っ❤️❤️ ぅあっ、わたしも、もう、あっああっ❤️❤️ くるっ、おっきいのくるッ❤️❤️」

 

 びゅっ、どびゅりゅりゅりゅぅぅぅぅぅううっ❤️❤️ ぶびゅっ、どぴゅっ❤️❤️ どぷぷぷぷぅぅぅぅぅっ❤️❤️

 

「んはぁぁぁぁあああああッッ❤️❤️❤️」

 

 そうして二人で絶頂を迎え、キスをし、長く長く愛し合う。

 

「えへへ……凛くん……すきぃ❤️❤️」

 

 身体を寄せて、頬ずりして、うっとりする沙耶。

 もう完全に発情しきっていて、頬は紅潮し、瞳は蕩け、メス顔になっていた。

 こんなエロい沙耶を見ていると、大量の射精をしたばっかりなのに、また勃起してしまう。

 

「あー❤️ また興奮してる……❤️ じゃあ今度は、私が……❤️」

 

 それに気が付いた沙耶が、俺の上に乗っかると、股間にチンポを当て、自ら挿入していく。

 

 ずぷずぷずぷっ❤️❤️

 

「んぁっ❤️❤️ わたしが、動くね……❤️❤️」

 

 そう言いながら、沙耶は腰を動かしていく。

 

 そうして俺と沙耶は快楽に耽り、今日もまた爛れた一日を過ごすのであった。




・津川凛太郎:超イケメンの男子大学生。通ってるのが工業大学なので女子との関わりが少なかった。普通に女子がいる大学に通ってたら間違いなくモテてた。

・田口沙耶:金髪の女の子。周りの美人に埋もれて、あんまりモテていなかった。が、神社に来たことで身長が142センチから158センチにまで伸び、全体的にスラッとした体型に。





 後書きでは、SCP風の怪異に関する報告書(っぽいもの)を書いていこう……と思ったのですが、あまりに長過ぎたので、めちゃくちゃ短い概要だけ書いていきます。





《縁結び神社》

危険度:A(人死多数)
隠蔽難易度:S→EX(有効活用中)

 ここにやって来た15歳以上40歳未満の男女は、肉体が変化しイケメン・美女になる。加えて不老になり、歳を重ねても見た目は若いまま保たれるようになる。また、女性の場合は洗脳され、男にとって都合の良い思考回路を植え付けられる。
 なお、ここにやって来た40歳以上の男女は例外無く、参拝から一年以内に老衰で死亡する。
 ただし、上記の条件を満たしている人物だとしても、一度でも結婚経験があるか、出産経験がある場合は、上記の影響を受けることはない。

 この異常性のおかげで、██神社が存在する市や、その周辺地域は、パッと見では年配の人が極端に少なくなっている。なんせ年配の人も、過去に神社に参拝したことで、二十代くらいの見た目を維持し続けているのだから。
 それと、この街にイケメンや美女が多いのも、この異常性のおかげ。参拝した若い人は例外無くイケメン・美女化するし、ここで出会って結婚した人達の間から生まれた子もまた、イケメン・美女になるためである。

 ちなみに、今回は凛太郎と沙耶の二人がくっついたが、それと同じようなことが普通に起こる。特に参拝客が多い正月だと、一日で何百組ものカップルができることも。そしてこの神社で出会ったカップルは、ほぼ100%結婚まで行く。
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