賢者探偵ボナパルト フランス探偵書院の事件簿 作:馬門戒明/輪島ライ
探偵ボナパルトの本業は官能小説家である。ペンネームを
「アイディアが思いつかん。うさたん、ちょっと上半身裸になってその机に寝なさい」
「はいはーい、じゃあ早速」
「いつもながら下品なまでにでかい乳だ。こらこら、うつ伏せじゃなくて仰向けだぞ」
フランス探偵書院で彼のアシスタントを務める身長154cmでGカップのゆるふわ系女子は
宇佐子がブラウスとブラジャーを脱ぎ去って広めの机に仰向けに寝転ぶと、ボナパルトは彼女の真っ白な腹の上にデスクトップパソコンのマウスを滑らせた。
「これぞ真のおっぱいマウスパッドということだ。操作に疲れればすべすべの腹を撫で回せばいいし、性欲が溜まってくればこの下品なでかい乳を揉みしだけばいい。これで一本書けるんじゃないかと思ってな」
「にゃあっ、先生いきなり揉まないでくださいよぉ……でも気持ちいい……」
「2人とも昼間っから職場で何やってるんですか。姉ちゃんの乳揉んでる暇あったら仕事してください」
「おお来てくれたかカゲキヨ君。ジェラシーを感じなくても君のことは私がいつでも愛してやるから安心してくれていいぞ」
「いやいいですって! ともかくさっき警部補から連絡あった所なんですよ。これ見てください」
書類の束を抱えて所長室に入ってきた青年は
風切が持ってきた書類の束の中にはボナパルトの大学時代の同期である
「今回は通り魔、いや通り射精の事件か。今から現場に行った方がよさそうだな」
「ええー、先生最後までしてくれないんですかぁ? 私欲求不満なんですけど」
「悪いが事件解決まで待ってくれ。どうしてもしたければ後でカゲキヨ君と済ませておくように」
ボナパルトはそう言うと愛用しているコートを身にまとい、慌てて服を着た宇佐子と上半身裸の姉を見て密かに勃起していた風切も事務所から出ていく彼の後を追った。
事件現場は足立区内の住宅街で、既に現場検証が行われているそこでは近くの家に住んでいる無職の若い男性が警察官に手錠をかけられていた。
「よく来て下さいました探偵殿。数週間前から夜間にこの辺りで若い女性が通り魔に精液をかけられる事件が続いておりまして、精液のDNA鑑定を行ったところちょうどこの家に住んでいる男性のものと一致したのですよ。引きこもりの無職男性なのでアリバイは特にないのですが、本人は犯行を否認しておりまして……」
「そうですか。本人から話を聞いても?」
大学の同期だが仕事相手なのでお互い敬語で話している城築警部補に確認を取り、ボナパルトは路上で手錠をかけられたままの容疑者に話しかけた。
「どうもこんにちは、この事件への捜査協力を依頼された探偵の
「それはそうだけど俺は道端で女性に精液をかけたりなんてしてない! 第一俺はそんなにすぐに射精できないんだ!!」
「ですがあなたのDNAが路上に垂れていた精液のものと一致したのですよ。何かご自身の無実を証明できる情報はありませんか?」
「そっ、それはないけど……」
「分かりました。ともかく私とて無実の方を逮捕させたくはありませんので、しばらく署の方でお待ちください。それと、現場検証のためあなたのご自宅に入らせて頂いてもよいでしょうか?」
「自宅に? 別にいいですよ。鍵はそこの刑事さんに預けておきます」
容疑者の男性はポケットに入っていた自宅の鍵を城築警部補に渡し、本人から現場検証の同意を得たボナパルトは宇佐子と風切を連れて彼の自宅に入った。
容疑者の自室はかつて両親と暮らしていたという2階建ての一軒家の2階にあり、ボナパルトは部屋の窓を開けるとそこから路上を見下ろした。
「ふむ……本当に事件現場とは目と鼻の先だな。引きこもり生活で性欲を持て余した容疑者が路上に出て女性を襲ったと考えれば何の矛盾もないが、しかし……」
「先生、何か気づかれたんですか?」
「カゲキヨ君、ここはうさたんにまた一肌脱いで貰う時だろう。今から考察に入りたいので服を全部脱ぎなさい。ついでにカゲキヨ君も」
「分っかりましたー! カゲちゃんブラのホック外してくれない?」
「全然いいですけどここでするんですか? 後で警部補に怒られないかな……」
容疑者の自室でボナパルトと宇佐子と風切はそれぞれ服を脱いで全裸になり、ボナパルトは容疑者が使っていたらしい椅子に腰掛けると宇佐子を目の前に
「という訳でうさたん、その下品なまでにでかい乳で私の男根を挟みなさい。あと今回は私が離れるように言ったらすぐに距離を取ること」
「OKです。はあぁ、久しぶりの先生のおちんちん……」
ボナパルトの指示を受けて宇佐子はGカップの乳房で彼の勃起したペニスを挟み、そのまま両手で乳房を押さえながらペニスを刺激し始めた。
「姉ちゃんすっごくエロいよ……後で俺のも挟んでくれないかな……」
「ああ、参考になるからカゲキヨ君も今からそこで陰茎をしごいていなさい。そしてできるだけ離れた距離からうさたんにぶっかけること」
「ええー、俺パイズリの方が好きなんですけど。でももう我慢できないや……」
「先生、私のおっぱいよりもカゲちゃんのおちんちん見て興奮してません? これだからバイの人は……」
「ううっ、こら先端を舐めるのはやめなさい。今
それからボナパルトは宇佐子の乳房による奉仕と立ったままペニスを上下させている風切の両者に興奮しながら射精のタイミングを測り、いよいよ絶頂に達しようとしていた。
「そろそろだ……うさたん、私がゴーと行ったらそこのベッドに背中を付けなさい。カゲキヨ君もできれば2メートル以上離れてうさたんにぶっかけること」
「分かりましたぁ……あはぁ、先生の先っぽからエッチな液が溢れてるよぉ……」
「姉ちゃんのおっぱいに先生のカウパー液が……はあぁぁ……」
探偵と異母姉の濃厚な絡みに興奮している風切の表情を見てさらに興奮したボナパルトは、いよいよ自分が絶頂の時を迎えると確信した。
そして……
「ゴー!!」
「はいっ!!」
ボナパルトが叫んだ瞬間に宇佐子は素早く彼から距離を取り、背後にあったセミダブルベッドに背中をぶつけた。
その勢いで揺れる宇佐子のたわわな乳房を見てたまらず射精した風切は実に3メートル離れた場所から宇佐子に精液を放ち、そしてボナパルトは自らのペニスを天に向けた。
「
ボナパルトはそう叫ぶと勢いよく射精し、飛び散った精液は宇佐子の頭上を飛び越えてセミダブルベッドの上に降り注いだ。
そして、ボナパルトは賢者の時間に身を委ねる。
「分かったぞ、この事件の謎が。実に面白い……」
「出たあっ、先生の賢者タイムだぁっ!! できれば私にかけてほしかったけど……」
「姉ちゃん汚れちゃってるから拭いてあげるね。先生のも後で……」
探偵ボナパルトは賢者探偵という異名を持つが、それは彼が射精した直後に鋭敏な推理を始めることに由来する。
乳房にかけられた精液をティッシュで拭くという名目で風切が異母姉の乳を揉みしだいている間に、ボナパルトは服を着ると再び路上に出ていた。
「警部補、私はこの事件の謎を解きました。確かにこの路上には容疑者の精液が落ちていましたが、彼の自室の窓からここまでの距離は3メートル程度です。そして、男性の射精は本気で興奮していれば3メートル以上に達します」
「ということは、つまり……?」
「容疑者は夜中に窓から外に向けて射精を行い、その際偶然下を通りがかった女性に精液をかけてしまったのでしょう。となれば真犯人は別にいるはずですから、今すぐ窓の付近に容疑者の精液の反応がないか調べてください」
「分かりました、今すぐ確認します!!」
城築警部補はそのまま部下を連れて容疑者の自室に突入し、そこで
ボナパルトの推理通りに窓の枠と窓の直下の狭い庭から精液の反応が検出され、容疑者は強制わいせつ罪の容疑からは解放され罪名は迷惑防止条例違反に切り替わったのだった。
「流石は先生ですね。まさか容疑者が自宅の窓から外に向けてそんなことをしていたとは思いませんでした」
「どっちみち犯罪には変わりないから彼も恥ずかしくて言い出せなかったんだろう。うさたん、今日はお礼に何でも好きなものを注文してくれていいぞ」
「ありがとですー! よーし今日は一杯お酒飲んじゃうぞー」
行きつけの小料理屋で宇佐子と風切に夕食をごちそうしながら、ボナパルトは風切をどう酔い潰してホテルに連れ込むかを考えていた。