※この作品はR-18です。

エロゲ転生~異世界転生したのに、転生先がエロゲなうえにTSした件~   作:どくいも

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第2話

 

というわけで、改めて自己紹介すると私の名前はエレミア。

ちょっと神様におまけしてもらった異世界TS転生者である。

もう少し詳しく言えば、元日本人男児であったが、神様に勇者転生のデコイ役として抜擢、もっともすぐ死なれてはデコイとしても役に立たないため、おまけ付きで異世界に転生したわけだ。

 

そして、勇者の肉盾である自分が生まれ変わったのが、ここ淫世界【ジーコ】。

ちょっと大淫魔王に長いこと支配されている色々とやばい世界だ。

 

そんな世界において私がいる場所は、人間主体の王政国家の【クコロ王国】にある城塞都市【エーディル】。

そこのスラム街にあるとある孤児院で預けられ、育てられていた。

 

なお、そんななかなかにひどい第二の人生スタートであるが、幸か不幸か育成環境自体は最低限良好。

生れてすぐの前世の記憶と自我があいまいな頃の私でも、そこそこ健やかに育つことはできた。

 

そうしてつい先日、10の誕生日(※この作品に登場する人物はすべて18歳以上だが)迎えた際に、ついに私の前世を無事に自覚。

さらには、神様からもらったおまけがどのような物かも理解することができたというのが、つい最近の出来事というわけだ。

 

「長かった、長かった……!!

 なぜか女になってるとか、いろいろ言いたいことはあるけど……。

 それでも、生き残ることはできた……!!」

 

こうして、この世界に堕ちてから早十年(※18歳以上)。

女になりはしたが、前世の記憶を取り戻し、自我も確立。

さらには、神様からもらったお(・)ま(・)け(・)を自覚し、ようやく私もここから神様転生最強異世界ハーレムエロチートな人生はスタートをする……。

 

「もらったおまけは【戦士の神才】と【薬師の神才】、ついでに【自己認識】か。

 ……うん、いやまぁ、こんなもんだよね」

 

わけもなかった。

なぜならば自分が神様からもらったお(・)ま(・)け(・)とは、無限に物が持てるとか、無敵の催眠能力などのわかりやすい即物的最強能力ではなかったからだ。

 

一応神様からもらったそれぞれのおまけについて述べると、【自己認識】は自分についての様々な情報を脳内で可視化できる能力のようだ。

分かりやすいもので言えば、腕力や体力、魔力や状態異常など。

分かりにくいもので言えば、胸の感度や足の指の長さ、さらには脇のにおいの成分に膣開発度なんてまで。

色々な情報が数多く、無作為に並べられていた。

 

「わかりにく!!

 ……あ、カスタム機能と簡易版、ヘルプもあるのか。

 ならまぁ、セーフかなぁ?」

 

わかりやすさ重視のゲームのステータス画面というよりは、コアなTRPGのキャラクターシートとかパソコンのシステム周りのステータス表示に近いのだろう。

一応この情報画面は、ある程度カスタムできる上に、神様直筆のヘルプ機能なんかもついているので、それなりに便利ですごい能力だとわかる。

が、この能力単品では、剣と魔法と無様エロ溢れるこの異世界で無双するには、色々と厳しいというのが本音だ。

 

そして、【戦士の神才】と【薬師の神才】は読んで字の通り、戦士や薬師として非常に高い才覚の事だそうだ。

もっとも、この才とやらはあくまで、努力しなければ磨かれず、勉強や練習は必須とのこと。

その上で、この神才の実態は、その職に関わる無数の細かい才能の集合体みたいなものであったのだ。

 

具体的に言えば、【戦士の神才】だと【剣技】や【防御】に【受け流し】、さらには【優れた肉体】や【荷運び】【性技】などの才能の詰め合わせであり、【薬師の才】なら【調合】や【採取】、さらには【商談】【投擲】【毒物耐性】までその職に関わる幅広い才能を保証し増強してくれるものだそうだ。

要するに【神才】はそうした細かい無数の才能が互いに絡み合い、あるいは補強し合った状態で私の中にあるというわけだ。。

 

「……つまりはスキルツリー形式ってことか」

 

一応、神様のヘルプ曰く、この神才にも追加の機能があり、なんと貢献点と呼ばれるポイントを消費することで【その細かい才を努力なしでおまけ付きで覚醒させることができる】そうだ。

なお、貢献点とは、神様にとって都合のいいことをすることで貯まり、具体的に言えば、人助けや魔物退治、さらには才能を生かした事をすると言いそうだ。

 

「つまりは貢献点がスキルポイント代わりってことか」

 

一瞬マジでゲームだなと思った。

ヘルプを見たら、お前が分かりやすいような仕組みにしておいたぞと書かれており、暗に神の好みではなくお前に合わせてやっているだけだと言われているのがわかった。

 

あと、これ以外にも【????】と書かれた神様からの追加のおまけをもらっているようだが、それに関しては今は見れない状態のようなので割愛。

きっとこれに関しては自分の記憶や自我の様に、もう少し成長しなければ解放されないのだろうと、無理やり自分を納得させた。

 

「つまり、自分の第二の人生は、天才かつ自己管理能力を手に入れたけど、代わりにチンポと安定生活を失ったわけと。

 ……いや、これ地味につらいな」

 

なお、記憶が戻り、チートを得たうえで出た感想がこれだ。

正直得たものは大きいけど、それと同じくらい失ったものが寂しすぎる。

なぜならば、こちとら折角の異世界チート転生なのだ。

それなのに多少のチートをもらったのにチンコがないせいでハーレムできないなんて、カレーにご飯がないようなものだ。

なんならこちとら、第二の人生の目標は脱童貞という意味合いも強かったのに、この仕打ちはひどすぎる。

 

え?ちんぽでハーレムを作れなければ、レズでハーレムを作ればいいじゃないかって?

元百合の間に男を挟むの肯定派の私からしたら、ちょっとそれは最終手段にしたい。

 

「……まあ、いいものはもらってるんだろうけど……。

 これで世界を救うのは無理だろうなぁ」

 

ワンチャン私自身が、世界を救えるほどの意志と才覚があれば、チンポなしでも異世界無双やレズハーレムも目指せたのかもしれないが、あいにく私は無茶をしないのが座右の銘だ。

あくまで楽してハーレムしたいのであって、汗水流したり女の子を救ってハーレムを作るのは違う。

 

「愛するよりも、何もせずに愛されたい……」

 

ともあれ、前世と今世の記憶のすり合わせもおわり、改めて私は第二の人生をどうするか考えた。

 

「まぁ、普通に考えれば実質二択だよな」

 

そうしてまずぱっと頭に思い浮かんだのは、神才通りに生きるルート、すなわち戦士として生きるか薬師になるかという道である。

 

「まずは戦士ルート、戦士ってことはつまりは戦う人だよな?

 この辺だと……ヤクザの用心棒とかか。

 薬師は、盗賊ギルドの配下の麻薬や奴隷商の配下と。

 どっちにしろ、ろくでもないなぁ」

 

もっとも、その考えはすぐに行き詰まることになった。

なぜなら、今私の生はただのスラムにある孤児院のガキ。

以上の2つの技能を生かして定職に就くのは、少々人道に反するパターンが多いからだ。

基本的にこのスラムでは、無数の娼館と怪しいごろつき集団が支配しているのが多く、定職の戦士はそういうごろつきの用心棒であり、この辺に住む薬屋もそいつらの庇護下で媚薬や麻薬を売っているようなやつばかり。

もちろん、そういうのを無視して勝手に個人で薬師や用心棒を開業するルートもありかもしれないが、学歴も師匠もいない孤児のガキの突然そんな仕事を始めても、まともに商売になるわけがない。

 

「おらぁ!うちらのシマで変な薬売ってんじゃねぇ!!!」

 

「ひ、ひぃ!

 ご、ごめんなさい、ごめんなさい!」

 

なんなら、その手の悪徳薬師なんてこのスラムではしょっちゅう見かけるし、そいつらがボコられている光景なんて日常茶飯事だ。

だからこそ、薬師や戦士ルートで定職を決めるのはそれなりに困難であることが予想できた。

 

ならば、もう一つの人生プランとして考えられるのには、冒険者というものがある。

そう、異世界に転生したらなりたい職業の冒険者は、当然この世界にも存在しており、その仕事の実態も、周囲に未開地の多いこの都市では、それなりに需要のある職業だ。

 

「……でもなぁ、冒険者、冒険者かぁ」

 

が、それでもあまり気が進まないのが私の本音だ。

というのもだ、もしこの世界が普通の剣と魔法のファンタジーな世界なら、私はある程度素直に冒険者を選ぶところであった。

しかしながらここは、神様がデコイを用意してなお勇者が魔王に負ける世界。

その上で、その魔王が淫魔種なことを考えると、冒険の失敗のリスクは死よりも恐ろしいものがあるのは明白だからだ。

 

「見ろよ!あそこにいる女!

 あいつは元は商会お抱えの冒険者だったらしいが、魔物に敗れて今じゃ娼婦顔負けの淫乱だ!

 チンコを見せるだけでタダマンできるんだ、一発抜いていこうぜ!」

 

「ん?あそこにある壁尻のことか?

 元々は夫婦の冒険者だったらしいが、ダンジョン探索でやらかしたらしくてな。

 今じゃ夫婦仲良くフリーの肉便器だ」

 

なお、そんな具体的な例のうちの一つが、これである。

一応補足しておくと、この光景はここがスラムである事を考慮しても、堕ちた冒険者とは、決して珍しいものではないのだ。

もちろん、また聞きの時点で、冒険者という職業が、スラム出身者でも問題なくなれ、さらにはそれなりに儲かることは把握済みではある。

が、それにしたって、失敗した時のリスクが半端ない上に、こちとら元男として、死因メス堕ちになるだけは絶対に避けたいのだ。

 

「どっちも一長一短。

 ……やっぱり、生まれが悪いってこれ」

 

かくして私は悩んだ。

悩むに悩んで、数日間考え抜いた。

そうして考えまくった結果、私はついに自分の人生について決定づける衝撃的な出来事に出会った。

 

「ん?なんだガキ。

 この薬が気になるのか?

 この薬は【性転換薬】って言ってな。

 とある魔物の体液から生成された薬だな。

 販売はもちろんされてないぞ、欲しいなら自分で取りに行って自分で作るんだな。

 もっとも、冒険者でも限られた奴にしか行けない場所だがな!」

 

こうして、私は失った股間の紳士と異世界チートハーレムを取り戻すため、冒険者になることを決意したのでした。

 

 

 

 

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