「御馳走様!」
「お粗末さまでした」
半ホールあったケーキの半分以上をなでしこが物の見事に平らげ、相変わらずの胃袋お化けっぷりを見せてくれた。初めて作ったスイーツをここまで綺麗に、それも美味しそうに食べてくれた事は、作ったケンにとってはこれ以上無い作り甲斐だった。
「じゃ、片付けてくるからゆっくりしててくれ。なんならゲームとかしててもいいよ?」
「うん!ありがとう!」
お盆を持って部屋から出ていくケンを見送り、静かになった部屋で少々手持無沙汰になったなでしこ。
思えば、ケンの部屋にこうして入る事は凄く久しぶりの事だったので、改めて見回してみる。
バイクの雑誌やゲームソフト、参考書などが納められた本棚に、テレビとそのスタンドにはレコードプレーヤーやゲーム機本体。ベッドも寒色と、実に男の子の部屋といった具合だ。
後は部屋の片隅にあるアウターを掛けたポールハンガーくらいなものか。おそらくその側のクローゼットには私服が収められているのだろう。
「男の子の部屋って、皆こんな感じなのかな?」
居るだけでドキドキする、というのはやはり、好きな人の部屋だからだろうか?先程のマフラーの匂いを嗅いだ時も、まるで頭がふわふわするような感覚と、運動したときのようなドキドキとは違う感覚がなでしこに襲い掛かってきた。再びマフラーに鼻を押し付けると、あの時の感覚が蘇ってくる。
それは同時に『お腹の奥への疼き』も。
(うぅ〜……なんだか、変な気分になっちゃう……)
こんな感覚は今まで無かった。
そっと疼く箇所に近しいところ……タイツに包まれたショーツのクロッチ部分に指で触れてみる。
瞬間、
「んっ……!」
軽い電流のような痺れる感覚とともに漏れた甘い声、そして指先に絡まる少し粘りのある液体。
「えっ?えっ!?わ、私、お漏らししちゃったの?!」
これが『愛液』であるという、そういった知識を全く知らないなでしこは、この歳になってお漏らししちゃったこと、そしてそれを好きな人の部屋でしてしまったことに、羞恥心と自己嫌悪に包まれていく。
だがそれと同時に、先程の感覚をもう一度だけという欲も湧いてくる。
「も、もう一回……だけ……!」
今度は触れるだけではなく、指でそっと膣に当たる部分を押し込んでみる。
先程とは比べ物にならない程の痺れが全身を駆け巡り、思わずなでしこは身体を縮こませる。
「な、なんらの……これぇ……」
余りの刺激に呂律が回らない。
身体が熱い、火照る。
お腹の奥が疼く、もどかしい。
そんな感覚がなでしこを支配していく。
だがここはケンの部屋。
戻ってきてこんなところを触っている等と彼にバレれば、引かれるであろうことを危惧し、欲望のまま再び手を伸ばそうとする身体を理性で押さえつけるなでしこ。
「ただいま、ごめんなでしこ。待たせ……た……?」
「け、ケン……君……?」
戻ってきたケンは言葉を失った。
洗い物を終えて部屋に戻ってきてみれば、恋人が自分にプレゼントしてくれたマフラーに顔を押し付けながら、そういった行為に及んでいたのだから。
「ぁ……!そ、その……こ、これは……!」
「な、なでしこ……?」
「うぅ……見ないでよぅ……こんなこと……」
身体を小さくし、普段と違う自分を恋人に見せまいとする。
なでしこは気付いていなかった。
性欲の昂りからくる興奮と感覚。
全てが未知の経験であるため、混乱し、戸惑っていた。
「なでしこ」
「ひうっ!?」
そんな恥ずかしがるなでしこを、そっと抱き締めるケン。
正直どうすればなでしこが落ち着くのかわからなかった。こんなシチュエーションは初めてだし、性的知識もある程度持っているとはいえ、いざ実際に目の当たりにすれば彼自身の混乱もやむ無しだろう。
「大丈夫……大丈夫だから……」
「ん……っ!」
そっと落ち着かせるために頭を撫でるのだが、そのくすぐったい感覚がまた痺れをもたらしたらしく、耳元で甘い声が漏れる。
(こ、こんなの……興奮しないわけないだろ……)
目の前で恋人が自慰行為をしていたのだ。それに興奮を覚えないわけがないだろう。しかも性的知識が無きに等しいなでしこが、という条件は何処までも興奮へのスパイスとなる。
こうして抱き締めて落ち着かせようとするのは、なでしこのみならず、無意識に自身をも対象となっていた。
興奮のまま彼女を襲おうものなら、きっとなでしこは自身を嫌うだろうし、桜と自分への誓いも無下にすることになる。
「ケン……くぅん……」
そんな彼を堕とさんとしているのか、なでしこの甘く、そして切なそうな声が耳元で囁かれる。
「私……へんなの……ケン君に抱き締められて……身体、どんどん熱くなるの……!」
「な、なでしこ……?」
「ここ……熱いの……!」
ケンの手を取り、そっと自身の濡れそぼったショーツのそこへと導くなでしこ。
指先に伝わる濡れた感触と、柔らかな触感。それが大好きな女の子の大切な部分であること。高校男子としてはこれ程興奮を昂ぶらせるのに適したものはない。
「ん……ぁ……っ!」
触れた瞬間に耳元でなでしこが甘い嬌声を上げる。その声に誘われてか、秘部に触れた指を少し撫でさせれば、抱き締めた彼女の身体がビクリと震える。
「ぁ……これ……なんか……気持ち……ぃ!」
「な、なでしこ……俺……」
「もっと……ケン君……!」
天使のような悪魔の囁き。
求められるまま指で撫で続ければ、そのたびになでしこは身体をピクピクと震わせ、甘い声を響かせてくる。そのたびに、ケンの理性は強い揺さぶりを掛けられている状態だ。
ゴクリ、と固唾を飲んで、秘部に触れていた手を、なでしこの胸へと動かし、軽く揉んでみた。
「ひゃんっ!」
再び襲い来る感覚に、なでしこは身体を跳ね上げる。
程よい大きさと柔らかさに病み付きになり、優しく、ゆっくりと揉んでみると、先程とは違うが、それでもその刺激は心地の良いもので、なでしこの息はどんどん荒くなっていく。
「なでしこ、気持ちいい?」
「ん……さっきと違う……ぁっ!感じだけど……気持ち……いぃ……!」
「こうして触るの……初めてだから、下手だったらゴメンな?」
「うぅん……ケン君、優しくしてくれて……気持ちいぃよ……」
紅潮した顔で微笑むなでしこに、ケンの理性は風前の灯火となる。
意を決して、抱き締めた腕を解くと、なでしこを横抱きにして立ち上がる。
「ふぇ?け、ケン君……?」
突然のことになでしこが目を丸くする。
そんな彼女を、直ぐ側のベッドへ優しく寝かせると、覆いかぶさるようにしながら優しくキスを交わす。
「ん……っ!ケン……くん……!」
やや強引でもあったが、なでしこはすんなり受け入れて、互いの唇の柔らかさを堪能し、ついばむように続けて何度も触れ合う。
今まで何度かキスをしてきたが、ここまで興奮が高まるキスは初めてで、ここに来てケンは知識だけはあるキスを実行に移していく。
「なでしこ……少し口、開いて?」
「ん……?うん、こう……かな?」
疑うこともなく、言われるがまま薄っすらと開いたその潤い張りのある唇に、再び自身の唇を重ねると、その隙間にゆっくりと舌をねじ込んでいく。
「ん……んん〜……!?」
自身の口の中に感じる異物感。よもや舌を差し込んでくるなどと想像もつかず、目を見開くなでしこ。
そんな彼女の舌を自身の舌とを絡ませると、今までのキスとは違う、激しいそれに、なでしこは絡めた瞬間こそ驚いてはいたものの、その快感に目をトロリと細めてケンに身を委ねていた。
「ぷは……!」
「はぁっ!はぁ……!」
どちらからともなく離した唇には、唾液の糸が繋がり、窓から差し込む夕日に照らされて淡い光沢を放つ。
見上げるなでしこの表情は今までになく妖艶で、普段の天真爛漫な笑顔とは別の意味で心奪われるものだった。
「なでしこ……もっと身体……触ってもいい?」
「うん……良いよ……」
甘く、甘えるように囁かれ、ケンの手はなでしこの制服、そのセーターとその下のセーラー服を捲りあげていた。
その下からは、細くくびれたウエストと、その上の双丘を覆い隠す桃色のブラが露わとなっていた。
「うぇ……っ!?け、ケン君!?」
そのブラの上から、先程触っていた胸を再び愛撫し始める。
先ほどと違い、ブラ一枚を隔てて改めて感じる柔らかな胸の感触。普段の厚着で余りわからなかったが、あおいほどの大きさではないにせよ、しっかりとした膨らみを感じるほどの大きさがあり、ケンの興奮は更に高まっていく。
「んぁ……けん、く……!恥ずかし……!」
なでしこが羞恥の抗議を上げるが、胸の感触に集中しているケンには届かず。
興奮そのままに残るブラをたくし上げて、なでしこの胸元を完全に顕にする。
「ふぇ……!?」
大きくなってから父親にすら見せたことのない胸。それを大好きな男の子に見られている恥ずかしさに、なでしこは顔を手で覆い隠してしまう。
だがその恥ずかしさに比例してか、身体はしっかりと興奮しているらしく、双丘の頂にあるピンクの乳頭はしっかりと立って自己主張していた。
「ゴクッ……!」
エロ本でしか見たことのない乳房。しかも大好きな女の子のそれが目の前で顕になっている。
もはや歯止めが効かない。
そのしっかりと自己主張する乳首を、そっと指の腹で撫であげる。
「んぁっ!?」
秘部に触れたときと同じくらいにビクリと身体を跳ね上げたなでしこ。感度は抜群のようで、撫で上げるたびに嬌声を上げて興奮を後押ししてくる。
「そこ……っ!ゃぁ……!」
いや、と言いつつも抵抗せず、為されるがままのところを見るに、初めての刺激で頭が追い付いていないようにも見受けられる。
だがそれはケンも同じで、どうすればなでしこを悦ばせられるか?それを思い付き、手探り状態でやっている状態だ。彼自身、下半身に興奮の証がおっ立っていることに気付かぬほどに。
「なでしこ、こっちも直接……触ってもいい?」
自身の下半身。
さっきの濡れた感覚が広がっているのが分かる。それを大好きな人に見られるのがとても恥ずかしくもある。だが同時に、もっと気持ち良くしてほしいという欲望も確かにあって。
覆い隠したままの顔で、思わずゆっくりと頷いてしまっていた。
ゆっくりと伸ばされた手は、タイツをゆっくりと脱がして、次いで愛液で大きな染みを作ったブラとおそろいのショーツを脱がせていく。
とんでもなく恥ずかしい。
下半身の妙な開放感と火照り。こんなところ、こんなにじっくりと人に見られた事はなく、感じる視線に恥ずかしさが後押ししてくる。
「うぅ、そんなにまじまじ見ないでよぅ……」
「ご、ごめん……女の子って、こんな感じになってるんだって思うと……ね」
「む……!じ、じゃあ後でケン君も見せてもらうんだから!」
「うぇっ!?そ、それはまぁ……なでしこが良いなら……」
とはいえお宝本で見たものは、もちろんモザイクやら何やらでしっかりと見ることはできなかった。だがそれが目の前に広がっているのだ。
産毛程度にしか毛も生えておらず、今まで何物の侵入も許したことのないそこはぴっちりと閉じられており、その割れ目から漏れ出たであろう愛液が、大陰唇を濡らしててらてらと艶めかしく輝いてすらいた。
「じゃ、触るよ?」
「う、うん……」
そっと、割れ目に沿って指を這わせる。
ぴっちりと閉じている割に少し触れば押し開かれ、濡れそぼった膣口に軽く指が埋まっていく。
ぬるり、という感触がより強く、それはなでしこの快感も比例しているらしく、ビクリと身体を跳ね上げた。
膣口に指を入れようとすれば、異物感に身体が拒もうとするのか、強い膣圧でぎゅうぎゅうと指を締め付けていく。
ここはあまりがっついてはならないと、指を少し引き戻し、入口をゆっくりと優しく解すように掻き回していく。くちゅくちゅと、愛液の粘りが空気と絡まり、何ともいやらしく、扇情的な音となでしこの嬌声がケンの部屋にこだまし、二人の興奮のボルテージをより引き上げていく。
愛液がより分泌されたことで、先程より少し深い所へと指を押し進める。
なでしこの顔を見れば、痛みや不快感は無いようなのか歯を食いしばった様子もなく、ただ口を開いて快感に耐えているようにも見えた。証拠に膣圧も先程までの強さもなく、程よく締めてくるまでになっていた。
指の腹で尿道側の膣壁を撫でてやれば、反応してうねってくる。どうやら感じてくれているらしく、指の腹で撫でながら前後すれば、
「ぁっ!それ……ゃっ……あ!」
ビクビクと敏感になでしこが反応してくれる。余程ここが良いらしく、伴って愛液も先程よりも分泌が多くなっているのがよく分かる。
「ここがいいの?なでしこ」
「わかん……にゃい……んっ!」
高まり続ける快感に戸惑っているらしい。だがかと言って嫌がっていないらしく、最初は恥ずかしさで閉じかけて足も、今ではそれなりに開いてくれていた。
(そういえば……クリトリスって……これ、だよな?)
膣口の上方。陰部の大陰唇が始まる辺りに小さくピンとしたソレが目に入る。
普段は包皮に包まれているであろうそれは、興奮によって自己主張してきているらしい。
ゴクリ、と喉を鳴らす。ここは女性器の中でも特に敏感なところだという知識がケンの中にはある。
ここを触れば、なでしこはどんな反応を見せてくれるのだろう?
そんな興味本位でそっと親指の腹で撫でてみる。
「ふぁぁあっ!?」
今までと比べ物にならない反応だった。
ビクッと弓なりになったかと思えば、膣から勢いよく透明の液体が勢いよく吹き出した。愛液とも違う、水にも似たさらりとした液体。
これが所謂潮吹きなのかとケンも驚きを隠せずにいた。
しかしまさかここまで敏感だとは思わず、恐らくいきなりの強い快感に驚いたであろうなでしこは、大きく肩で呼吸をして息を整えていた。
「なでしこ、大丈夫か?」
「う、うん……その、ちょっとびっくりしたかも……」
「ごめん……ちょっと調子に乗り過ぎたかな」
「ん、大丈夫……少し、落ち着いてきたから」
ケンを安心させようと、少し無理が見て取れるいつもの笑顔を浮かべるなでしこ。初めてのこんな経験に興奮と欲望のままにがっついてしまった自分に自己嫌悪するケン。
そんな彼の下半身、それになでしこが目をつけた。つけてしまった。
「ねぇ、ケン君」
「ん?」
「男の人って、こんなに大きくなるの?」
「うぇっ!?」
小さい頃、父親と一緒にお風呂に入った時、確かに女性とは違う男性器がついていたのは記憶にある。
だがここまでタープのポールのように、ズボンを張らせるほどの芯があって、固くそそり立っていた物ではなかった。
「ケン君、私も見せてもらってもいいかなぁ?」
「う……見て面白いものかわかんないぞ?」
その答えを聞くか否かでなでしこは、ケンのズボンのベルトを緩め、ズボンを下げていく。さらにその下のトランクスを下げて……
ベチン!
「ぁいた〜!」
そそり立ったモノが勢いよく飛び出し、至近距離にいたなでしこの額を思い切り打ち付けた。
よもやこんなに元気に飛び出すとは思わず、額を擦りながら目の前に現れたケンの陰茎をまじまじと見つめる。
血管が浮き出て、先端近くでくびれて、先端は少しだけ濡れていて。
初めて見る興奮した男性器に、なでしこは目を丸くして、驚きながらも興味津々といった様子だ。
「これが……男の人の……?」
「や、やっぱり、恥ずかしいな」
「でしょ?見られるのって、凄く恥ずかしいんだよ?」
そんな興味の果てになでしこは、指先でツンツンと突いてみる。これだけそそり立っているのにガチガチすぎる、というものでもなく、ある程度人の身体としての柔らかさもあり、不思議な触感だった。だが血管が隆起しているだけあり、かなり熱い。
「ね、ねぇ、ケンくん。これって……私のときみたいに触ったら、ケンくんも気持ちよくなれるの?」
「うぇっ!?そ、それはまぁ……」
「どうしたら良いの?私だって、ケン君を気持ちよくしてあげたいもん!」
そうまで言われれば断る選択肢もないだろう。据え膳食わぬは男の恥とも言うのだから。
「えと……嫌じゃなきゃだけど……手で、上下に擦ってくれたら……」
「ん、と……こう?」
おっかなびっくり、という感じでケンの陰茎。その竿を手でゆっくり握ると、これまたゆっくりと上下させはじめた。
絶妙な握り加減に扱き加減。さらに女の子特有の柔らかな手の感触がとても心地よくて。
下半身から伝わる得も言われぬ快感に、ケンは思わず顔をしかめてしまう。
「ご、ごめんっケン君!痛かった?」
「いや、逆に気持ちよすぎて……」
「そ、そうなんだ?じゃあ……続けて良い?」
「う、うん」
再び始まるなでしこの手コキ。
優しくて、柔らかくて。
それも好きな女の子がしてくれているという最高のシチュエーション。
ケンの興奮のボルテージは瞬く間に高まり、鈴口からはカウパーが分泌され、亀頭をぬらぬらと照らしていく。
「これ、私のと同じなの?」
「ん……そう……気持ちよくなると、男も出ちゃうんだ」
「そうなんだ……」
ジーっと濡れそぼった亀頭。
それを見つめるなでしこ。
「あの……なでしこさん」
ここまでじっと見られる、というのは恥ずかしいことが身に沁みて理解できてきた。
そんな矢先、
「ぁ……む……」
「うおっ!?」
陰茎先端を暖かくて柔らかなものが包み込んだ感覚に、思わず声を出してしまった。
見ればなでしこがケンの亀頭を口の中に含んで咥えていたのだから。
「ん……ちょっと塩っぱい……?あむ……」
「お、おぉぁ!」
カウパーの味を知りたかったらしい。変な所で食いしん坊を発揮して来ている。
口で味わったあと、更にもう一度咥え直して更に刺激してくる。
よもやなでしこからのフェラチオがあろうなどと思いもしなかったケン。予想以上の気持ち良さにビクビクとなでしこの口内で逸物が暴れてしまう。
「わっ!ふふっ、この子、意外と暴れん坊さんだねぃ」
今度は逃すまいと、先程よりも深く咥えるなでしこ。苦しくないのか?と心配するが、その必要はないのか、何食わぬ顔である。口内に咥えながら、舌先でチロチロと亀頭を舐めてき始め、さらなる快感にケンの腰が跳ね上がる。
「な、なでしこ……やば……気持ち良すぎ……!」
「
口に含んだまま答えられると、それでまた舌が亀頭を這って更にとんでもない快感が腰を伝って脳へ響き渡る。
「な、なでしこ……もう……!」
「ふふっ!|へんふんほ、いっはいはくはんひもひよふはっへ《ケン君も、一回沢山気持ちよくなって》」
先程の潮吹きのことだろう。あれと同じともなれば、男性が起こる生理現象は一つだ。
「んちゅ……れるる……んん!」
亀頭を集中的に、徹底的に舐め回され、謀らずもカリ首は唇で絶妙に咥えこまれ、もはやケンは限界だった。
「な、なでしこっ!!」
「んっ!んぶっ!!」
瞬間、なでしこの喉奥に向け、勢いよく射精してしまった。初めての強い快感と、初めてのなでしことのまぐわい。それらが絶妙なスパイスとなって射精により強い勢いを与えていた。
喉奥に熱い何かを打ち付けられ、涙目になるなでしこ。どろどろとした何かが口を蹂躙し、得も言われぬ香りが鼻から抜け、未知の感覚が口内を支配していく。
「ご、ごめんなでしこ……口に……!」
「ぷぁ……ぅん……んく、んく!」
「って!なでしこさん!?」
思わず口内に射精してしまったことを詫びるケンだが、その謝罪を聞いてか否か、ペニスを口から出すと、口内に出された精液を飲み込み始めたのだ。
「ん……ちょっと変な味、かなぁ?でも、ケン君のだから……嫌いじゃないよ?」
「な、なでしこ……」
そんな事言われたらまた興奮してしまい、再び臨戦態勢となる陰茎。
その光景に、なでしこはどうしたものかと考える。
ケンもケンで次の段階というものはわかっている。
所謂『挿入』『本番』だ。
だがそれを行うということは一線を越えてしまうことを意味する。
なでしこと繋がりたい。
でもそれをしてしまえば自身の誓いを違えることになる。
己の欲望のままにいくか、はたまた……
「ケン君……」
そんな理性と欲望のせめぎあいに悩むケンを察してか、なでしこが彼の頬をそっと撫でる。彼を見つめる笑顔は、何処までも優しくて、そして綺麗で……
「私でケン君がしたいこと、ちゃんと受け入れるよ?だから……我慢しなくても大丈夫だよ」
まるで自身に甘えさせるかのように囁かれて。
そこがケンの限界だった。
「……わかった。でもなでしこ、これは最初は痛いって聞くけど、我慢できる?」
「い、痛いの?ん……でも、ケン君、優しくしてくれるんでしょ?だったら私、大丈夫だから」
何処までも信頼してくれるなでしこがたまらなく愛おしくて。
なでしこをゆっくりベッドに押し倒して足を開かせ、彼女の濡れそぼった膣口に再び怒張した逸物を充てがう。
「そこに……挿れるの?」
「そうだよ。最初は体が慣れないのと、中に膜があるから痛いらしいんだ。だから、出来るだけ優しくするから」
「ん、ケン君を信じてるよ」
不安もあるだろう。
だが必死に笑顔を作ってくれるなでしこが眩しくて。
こちらも微笑み返してゆっくりと腰を推し進めていく。
亀頭に感じるヌメリと、先端から徐々に感じる窮屈感。思った以上のキツさだ。
なでしこもなでしこで、先程の指よりも遥かに太いペニスがゆっくりと挿入される違和感、圧迫感、そして徐々に大きくなる痛みにグッと歯を食いしばって耐えている。
と、恐らく亀頭が入ったかぐらいの所で、今まで以上にこちらを拒むナニカを感じる。きっとこれが処女膜。これを破ってしまえば、なでしこへの責任は免れない。
「なでしこ、今から凄く痛くなると思うから……一気にいくよ?」
「ん……いい、よ?きて……?」
だがケンは臆することはなかった。
なでしこが自分にこれだけの信頼を寄せてくれているのだ。それに答えなくて何が恋人か。
責任なら取る。
一生なでしこを愛し続ける。
その誓いと共に、ケンは一気に腰を押し進めた。何かを裂くかのような感触とともに、ケンの逸物はなでしこの膣内に一気に埋まっていく。
「っぅぅううっ!!」
必死に歯を食いしばって声を抑え、処女膜が破られる痛みと、膣奥に迫る圧迫感に耐えるなでしこ。痛みの矛先を握力で逃がそうとしているのか、シーツをグッと力強く掴んでいる。
「な、なでしこ……入ったよ……」
「う、ウン……」
「ごめんな?少し慣れるまで待ってるよ」
コクリ、と頷くなでしこ。その目尻には涙が浮かんでおり、それが痛みを物語っている。そっと指で涙を拭い、唇に優しくキスを落とす。なでしこはキスそのものは好きなようで、彼女の方からもついばむように唇を触れさせ、そのたびにペニスを包む膣壁がゆっくりとうねり、快感を与えてくる。
キツさもあり、ぎゅうぎゅうと締め付けてくるが、その中に確かな快感もあって、正直休憩を挟まなければすぐに達してしまいそうだった。
なにせ、夢にまで見たなでしことのセックスなのだから。
「ん……ケン君……もう、大丈夫だから……」
「そうか?じゃあゆっくり動くけど……無理はするなよ?」
「うん、ありがと」
なでしこの様子を窺いながら、ゆっくりと腰を引いていく。まるで身体の中を引きずり出される感覚があるのだろうか?痛みも引ききっていないのもあり、まだ歯を食いしばっている。
引き抜く寸前で再びゆっくりと腰を押し進め、膣壁をかき分けていく。内ヒダが逸物にゆっくりと絡みつき、得も言われぬ快感がケンを突き抜けていく。
ゆっくり、ただゆっくり。
なでしこにも一緒に気持ちよくなって貰いたい一心で、膣を解し、慣れさせていく。少しでも痛みを紛らわせればと、乳首をそっと撫でてやれば、ビクンと身体を跳ねさせるなでしこ。伴って徐々に解れてきた膣も程よく締め付けてくる。
「んぁっ……はっ……ぁっ……!」
何度かゆっくりピストンを繰り返せば、歯を食いしばっていたなでしこの口から、甘い嬌声が漏れ始める。
どうやら痛みよりも快感が勝ってきたらしく、膣もかなり解れて前後しやすくなっているのも感じた。
「なでしこ、そろそろスピード、上げるよ?」
「う、うん、大分っ慣れてきた……んっ!かも……っ!」
その言葉を得たケンは、ピストンの速度を徐々に上げ、腰を打ち付けるように突き上げていく。
パンパンと肌と肌がぶつかり合い、ペニスによってかき出される膣内からは、破瓜の血は出終え、愛液がとめどなく溢れ続けてベッドのシーツを濡らしていく。
「なでしこ……なでしこ……!」
「ケンくん……っ!ケン……くんっ!ふぁぁっ!」
互いの名を呼び合い、迫りくる快感を受け、近付きつつある限界へと向かっていく。最奥を突き上げれば、なでしこは一層艶めかしい嬌声を上げ、ソレが更にケンを射精へと一歩近付けていく。
「なで、しこ……!そろそろ……!」
「ぁぅっ!私もっ!また、アレが……!」
きっと潮吹きの感覚が近付きつつあるのだろう。共に果てるのも悪くない。限界まで突き上げてなでしこをイかせてやりたい。自身の射精感も相まって、腰の速度が更に速まっていく。
「な、なでしこっ!!」
限界が来た。何とか下半身に力を入れて射精を抑える。今のうちに引き抜いて外に……
「えっ?」
だが腰を引こうにも、なでしこが足を腰に絡ませてそれを許さない。
外へ出さないようにしているのか、はたまた快感に耐えるために無意識なのか。
だがどちらにせよ予想外の事態にケンは……
「う……っ!!」
「ふぁぁあっ!!」
腰を最奥に打ち付けた拍子に決壊した。
子宮口に亀頭を押し付け、子宮内に勢い良く流し込まれる精液。
子宮内への熱い射精になでしこも身体を反らせて快感に耐える。
「はぁっ……!はぁっ!」
「っ……!ぁ……!」
互いに達した余韻に浸りながら呼吸を整えていく。
未だビクビクと痙攣するペニスと、ヒクヒクと波打つ膣内。その僅かな快感に浸りながら。
ややあって、
「ご、ごめんなでしこ!中に出して……!」
「ん、気持ち良かったよ?」
「じゃなくて!妊娠……するかも……」
「ふぇっ!?」
「せ、生理とかそういうの、分かる?」
「え、えっと……」
焦りながらスマホを取り出して諸々調べていく2人。なでしこの月経諸々と照らし合わせても、危険日では無いことがわかり、一応の安心はする。
ペニスを引き抜き、中から溢れ出る精液やら何やらが混ざりあった液体をティッシュで拭き取り、後始末をしていく。
あれやそれやの液体と激しい動きでしわくちゃのシーツは……洗濯一択だ。
「その、なでしこ。がっついちゃってごめんな?」
「うぅん!私も気持ち良かったよ?ケン君が優しくしてくれたからね」
「そっか。初めてにしては上出来だったってことだな」
しかしまさかこんな形で互いに初めてを捧げ合うとは思いもせず、妙な気恥かしさが部屋を支配する。
これを経てなでしこも性に関する知識を得る切っ掛けになるだろう。もっとも今までがあまりにも無知すぎただけなのだろうが。
「ねぇケン君」
「ん?」
「また、したいね!」
そんな甘い悪魔のような誘い。
2人で知ってしまった未知の快感。
それはまるで底無し沼のようで、
「そう、だな。なでしこがしたいなら俺も……」
2人はもう抜け出せなくなる。