小さい頃から雷が苦手だった。
空が一瞬光ると体がビクッとするし、何よりあのゴロゴロゴロというあの音が何より恐ろしかった。
だから家の中で雷が鳴ると布団を被って鳴り止むまでそのままでいた。
その事を指摘されると少し恥ずかしかったが、苦手なのは仕方がない。
……結局、大きくなって青年と呼ばれるような年代になってもそれは変わらなかった。
そして今日は生憎の雨、しかも時折閃光が走ったかと思えば直後に轟音が鳴る。つまり雷雨だ。
その光と音に中々寝付けずに布団で横になっていると、何者かが青年の布団に近づいてくる。
それは人間ではなくポケモン。黄色の体に稲妻のような模様があり、雷雲を思わせる紫の鬣を持っている。
それはいかずちポケモンと呼ばれる伝説のポケモンーーーーーライコウである。
青年とライコウが出会ったのは雷が轟く山道だった。
ある日、写真を撮ろうと山へ登った時、運悪く雷が鳴り始めたのだ。
早く帰ろうとした時、至近距離で雷が鳴り、思わずその場にしゃがんで目を瞑ってしまう。
そして目を開けたその時、目の前にライコウが現れたのだ。
その姿を初めて見た時、青年はライコウに目を奪われた。
青年は雷が苦手な為、それを連想させるでんきタイプのポケモンも苦手だった。
だがライコウに対しては何故か恐怖を感じず、むしろ格好いいとすら思った。
それから紆余曲折あり、青年はライコウをゲットした。
とはいえ、ライコウが何故自分を選んでくれたのかは自分自身よく分かっていない。だが、それでもゲットした時、とても嬉しかったのは良く覚えている。
……そんな事を思い返していたら、ライコウが青年の布団へと入ってきた。
元来シングルベッドなのでライコウが入ればかなり窮屈となり、重みでベッドがギシリと軋んだ。
このライコウ、眠るのが好きなようで家でよく眠っている。
特に日当たりの良い場所がお気に入りらしく、外から帰ったら眠っているのをよく見る。
ただ、自分がベッドで眠っているとこうして布団に潜り込むのも最近の日常となっていた。
だが今回、ライコウは一緒に眠るために潜り込んだわけでは無いようだ。
ライコウが青年の体を抱き寄せると、青年の顔をベロベロと舐め始める。ライコウのざらりとした舌が顔中を這いまわり、舐め回されて涎でベタベタになってしまう。
そしてライコウは青年の口をこじ開け、舌をねじ込み口内を犯していく。
じゅる…くちゅ…れろ…
青年はライコウの舌を受け入れ、されるがままとなっている。
実はこういった事は初めてではない。ライコウにこうして初めて襲われたのも天気の悪い日だった。
抵抗をする暇も無くライコウに襲われ、あっという間に一線を越えてしまった。
ライコウの秘所から白い残滓が漏れるのを見て、やっと実感したのだ。
それからというもの、こうして天気が荒れている日はライコウと交わっている。
ちゅぅ…れろっ…ちゅぷ…
雨音と時折遠くで微かに雷の音が響く中、唾液が混ざり合う音が鼓膜を震わす。
大きな舌が青年の舌と絡み合い、ライコウの舌のざらつきや流れ込む唾液の味を半ば強制的に味わう。
ぢゅずっ…ちゅる…くちゅ…
口の中の至る所でライコウの舌が暴れ回る。青年も舌を伸ばし、ライコウの口内へ侵入して鋭い牙をなぞった。
そうしてしばらく互いに舌と口内を貪り合い、口の中がドロドロに混ざり合った時、ライコウが口を離した。
酸素を得る為に荒い呼吸をしている青年を見てライコウはペロリと口元を舐める。それはまるで獲物を前に舌なめずりをする捕食者のようだった。
ライコウはがばりと起きると、前足で器用に青年のズボンを剥ぐ。ズボンを脱がされて顕わとなった青年の逸物は既に臨戦態勢だった。
「グルォウ……♪」
ライコウが機嫌良さそうに鳴くと、己の下半身を青年の逸物に擦り付ける。擦り付けられた箇所は既に湿り気を帯びており、ライコウ自身も興奮しているのが分かった。
「うっ…くぅ…」
鈍い刺激が続き、もどかしそうな青年の様子をライコウは面白そうに見ている。
だが、ライコウの方もどんどん熱と潤いが増していく。
そして遂に我慢ができなくなったのだろう。ライコウは少し腰を浮かせて位置を調整すると、青年の逸物を己の内へと沈ませていった。
ずぬぬっ……
「グルァ……♡」
ライコウの膣内に飲み込まれた逸物は熱い肉に包まれ、鍛え上げられた逞しい筋肉による強烈な圧搾で絞め込まれる。
舌とは違う肉のざらつきが逸物に絡みつき、強烈な刺激と快感を青年に齎す。
ライコウも青年の硬い肉棒が内側を擦る感触に体を震わせ、肉壁を収縮させて締め上げる。
少しの間、ライコウは挿入したまま動かなかったが、ゆっくりと動き始め、そのスピードはどんどん早くなる。
ぐちゅっ! ぐちゅっ! ぐちゅっ!
「グォッ♡ ルァッ♡」
ライコウの膣内はその体格とは裏腹にかなりきつく狭い。青年の逸物はぎちぎちに締め付けられ、根元まで挿入されれば硬い感触が先端に吸い付くのを感じる。
何度も蜜壺を往復する度に粘着質な音が奏でられ、甲高いライコウの嬌声が部屋に響く。
気持ちが良い。
痺れるような快楽が全身を巡り、何も考えられなくなる。
煮え滾った愛液が絡み、弾力のある筋肉質な肉壁がぎゅっと密着してざらざらとした部分が逸物に擦り付けられる。
ぐちゅっ! ぐちゅっ! ぐちゅっ!
荒々しい腰使いと蜜壺の動きに青年はなすすべがない。
その時、耳をつんざくような轟雷が鳴り響いた。
かなりの至近距離であり、その衝撃は窓をカタカタと震わせる程だったのだが、今の青年には耳に入らなかった。
「グォッ♡ グラァッ♡」
ライコウの吐息、そして甘い声。それは青年の苦手な雷に似ていたが、その声をずっと聞いていたいと青年は思った。
しかし如何せん、青年の肉体はそろそろ限界を迎えそうだった。
ライコウも己の絶頂が近づくのを感じてか、ぎゅぅと蜜壺の締め付けを強くし、動きは更に激しくなる。
「ライコウッ……!」
「……ッ♡」
外の様子などお構いなしに、一人と一匹は獣のように互いを求めあい、貪り合う。
性器が擦れあい、齎される快感に彼らは酔いしれる。
ライコウが根元まで咥え込み、子宮口が先端を飲み込んだ時、遂に限界を迎えた。
びゅるるるるっ! びゅるっ! びゅーっ!
まるで雷に打たれたような衝撃を受け、青年はライコウの最奥に思い切り射精する。
青年の逸物はドクンドクンと脈を打ちながら精液を吐きだしていく。
ライコウの膣内は絶頂により痙攣し、ぎゅうぎゅうと万力のように締め上げて精液を搾り取り、子宮口は先端に吸い付いて子種を飲み干していく。
「グオオオンッ……♡」
ライコウは一際甘く吠え、子宮に注がれる暖かいものに気持ち良さそうに小刻みに体を震わせる。
そして一滴残らずに精液を搾り取ると、満足したようにライコウは再び横になり、青年を抱いて眠りにつく。
「グルルル……」
しばらくすると寝息を立て始め、それは遠雷のように聞こえた。
青年も、そんなライコウの寝息を聞きながら目を瞑る。
外はいつの間にか雨は止んだようで、雷の音はもう聞こえなかったのだが、青年の耳にはいつまでも遠雷のような寝息が残り続けていたのだった。