※この作品はR-18です。

ポケモン短編集   作:考えあぐねてる人

13 / 18
毒の女王は篭絡す

よく晴れたある朝、一人の男性が仕事へ行こうと準備を整えていた。

男性がスーツを着ると、何者かが男性に鞄を渡した。

 

「ありがとう、エンニュート」

「ニュー♪」

 

鞄を渡したのは彼のポケモンである『どくトカゲポケモン』ーーーーーエンニュートである。

 

エンニュートは甲斐甲斐しく主人の支度を手伝う。

寝癖を整えたり、朝食の片付けをしたり、ネクタイを締め直したりする。

そして、主人が会社へ行く時には玄関までやって来てお見送りをする。

 

「それじゃあ、行ってくるよ、エンニュート」

「ニュー」

 

主人が家を出る前に、エンニュートは行ってらっしゃいのハグをする。

ほんの数秒のハグをした後、扉が閉まるまで、エンニュートは手を振り続ける。

そして、家で自分だけになると、エンニュートはいつもの日課を始める。

 

部屋の掃除をしたり、世話をしている花に水をやったりと、その姿はまるで主婦のように見えるかもしれない。

 

合間合間にちょっと休んだりして、日が少し傾いた頃、エンニュートは干していた衣服を部屋の中に取り込むと、もう一つの日課を行う。

 

エンニュートは取り込んだ衣服を畳む前に、彼女はぎゅっと主人の衣服を抱き締める。

そして、衣服を肌に軽く擦り付け、自身の匂いを衣服に付着させていく。

 

「ニュー……」

 

-ーーーーーエンニュートは主人に恋をしている。

 

エンニュートがまだ進化前のヤトウモリだった頃、彼女は縄張り争いに負けて傷だらけで彷徨っていた。

 

そんな彼女を見つけ、保護したのが主人だった。

彼は献身的に彼女の怪我を治療し、完治するまで世話をした。

今まで厳しい野生の世界で生きてきた彼女にとって、その優しさは日だまりのようだった。

 

彼女はあっという間に彼に恋をして、怪我が治った後も野生に還る事を望まず、彼と共にいる事を選んだ。

 

それからも、主人への想いは日に日に募るばかりであった。

愛されているのは分かっている。だがそれは家族に向ける親愛の情だった。

それは違う。彼女が求めているのはそんな生易しいものではなく、本能を剥き出しにした烈火の如く燃え上がる劣情である。

 

しかし、今の貧相な自分ではそれは難しい事を彼女は理解していた。

だからこそ、彼女は進化する為に努力した。

 

休んでいる彼に申し訳ないと思いながらも外へ連れ出し、近所のポケモントレーナーや、野生のポケモン達とバトルをして進化する為の経験値をひたすらに稼いだ。

 

その努力の末、彼女は見事エンニュートへの進化を果たした。

進化した時、彼女は無理矢理に彼を襲う事だってできた。

 

だがそれはしなかった。もしも無理矢理襲って拒絶でもされたら、それこそ彼女はこの先生きてはいけない。

 

それに無理矢理ポケモンに襲われたことでトラウマになってそのポケモンが施設行きになったという話も聞く。

 

彼女は主人を愛したかったし、愛されたかった。

故に、彼女は時間をかけて彼を堕とす事に決めた。

 

まず、身の回りの世話や家事を覚えて彼を手助けし、自身の体にも磨きをかけた。

人間の雌の胸についている脂肪の塊についてはどうしようもないが、幸い彼は女性の下半身に性的興奮を感じるようだった。

 

そういった趣向の本を見た時は即座に燃やしてやりたかったが、何とか我慢して彼が好みの体型の雌を見て自身のスタイルを磨くために運動やマッサージを心掛けた。

 

それに、その本に書いてある事は非常に勉強になった。

どんな風にすれば雄が悦ぶのか色々と書かれており、エンニュートにとって学びになるものだった。

 

そして、日頃の行いである見送りと出迎えでのハグの際に雌が本能的に忌避するような匂いを少し付けたり、

彼と一緒のベッドで寝ている時には主人が深い眠りについている隙に胸元に抱き寄せて匂いを嗅がせたり、

先程もやっていた服を自分に擦り付けて自分の匂いを少しだけ付けたりした。

執拗にやると匂いが濃くなって主人に気付かれてしまう恐れがあるため、あくまでもほんの少し、香りづけ程度にやる。

 

他には、彼のコップに入っている飲み物がある時、主人が見ていないのを確認すると、自身の股に指を近づけて———————

 

つぷっ…

 

「ニュゥッ……♡」

 

……指から垂れる透明な滴を数滴、彼の飲み物に混ぜたりもした。

 

そうやって、エンニュートは少しづつ、少しづつ、彼に毒を盛っていった。

そしてその毒はゆっくりと、しかし確実に彼の体と意識を蝕んでいった。

 

主人はエンニュートの肢体にドキドキしたり、ちょっとした仕草に目が離せなくなったりしたし、匂いを嗅ぐと安心するような、落ち着かないような不思議な気分になった。

そして、どうにかしてその気持ちを静めようと夜な夜なエンニュートの名を呟いて自慰行為をする事もあった。

 

彼が自身をオカズに自慰をしている事を知った時、エンニュートは即座に襲い掛かりたい衝動に駆られたが何とか寸前で耐え抜いた。

 

今は駄目だ。自慰をしているという事はまだ理性で歯止めができている証拠だ。

それでは駄目だ。理性を投げ出し、本能のまま襲われたい。そう思った彼女は何度も自らを慰めながら必死で我慢した。

 

そんな日々が続いたある日、遂にその時が訪れる。

 

その夜、いつものようにエンニュートが布団を綺麗にして寝る支度をしていると、主人が突然エンニュートをベッドの上へと押し倒したのだ。

いきなりの行動に困惑するエンニュート。だが主人の顔を見た時、即座にその行動の理由に気付く。

 

組み敷いているエンニュートを見つめるその目はいつもの優しく穏やかな眼差しはしておらず、獲物を狙うようなぎらつきを見せており、今の主人の顔は紛れもない雄の顔をしている。

そして、ズボンの布越しにエンニュートの体に当たっている硬い感触の『ソレ』が、何より雄弁に答えを示していた。

 

今まさに、主人は自分を襲おうとしている。

その事実に、エンニュートは心から歓喜した。

 

——————ああ。遂に、遂に! 遂に!!

 

ずっと、こうなる事を望んでいた。

その為に彼の意識を少しづつ自分に向けさせていった。

少しづつ、時間をかけて主人を自分という底なしの毒沼へと誘った。

そして足を踏み入れさえすれば、もう二度と出てはこれなくなるのも知らずに……

 

「エンニュート……」

 

主人がうわ言のようにエンニュートの名を呟き、彼女の滑らかな肌に唇で触れる。

彼の唇が肌に吸い付くこそばゆい感触にエンニュートはその身を少しよじらせる。

確かにこれも嬉しい。けれども少しもどかしい。

 

「ニュゥ……」

 

やっぱり、彼の唇はここで堪能したい。チロリと口元を舐めると、主人はエンニュートの意図を察し、その唇を彼女の口に寄せる。

 

エンニュートは彼の唇を食み、啄むようなキスをする。

そして、舌先を彼の唇の開いた隙間から差し込み、彼の口内へと侵入していった。

 

ぬちゅ…くちゅ…という音を立てて、舌同士が絡み合う。

人間とは違うエンニュートの細長い舌が彼の舌に巻き付き、ねっとりとした唾液を彼の口へと流し込む。

 

彼女の舌肉の舌触りと、砂糖のような甘さを感じる唾液を味わいながら、主人はエンニュートの肉付きの良い太腿を撫で、その指先を彼女の秘部へと近づける。

 

指先が彼女の秘部に触れた時、にちゃり…といやらしい水音が鳴る。

既に彼女の秘部は濡れそぼっており、股は分泌された液体でぐっしょりと濡れている。

主人は軽く指先を秘部へ挿入すると、ゆっくりとその中を掻き回し始める。

 

くちゅくちゅと内部が掻き混ぜられる音を聞きながら、エンニュートと主人は舌を絡ませ合って互いに貪り合う。

エンニュートは自身の内側を掻き混ぜられる快感に身じろぎし、蜜壺は彼の指をきゅぅきゅぅと絞め込む。

 

「————ッ♡」

 

エンニュートの蜜壺を弄る指が二本に増え、その刺激にエンニュートは軽い絶頂を繰り返す。

流石に少し息が苦しくなったのか、主人はエンニュートから口を離す。唾液が混ざり合ってできた透明な糸が絡み合っていた彼らの舌先を繋ぎ、やがてそれは細くなってプツリと切れる。

 

「ニュゥ……♡」

 

そのタイミングでエンニュートは自身が上になる様に体勢を入れ替えた。

そして体を前後逆にし、主人の顔に自身の股が来る位置に調整する。

主人の眼前には、艶やかなエンニュートの雌器が晒されている。鮮やかな桃色の肉の花弁を広げたいやらしい雌華からは蜜が滴り落ちて主人の顔に落ちる。

 

エンニュートの放つ毒ガスには雄を惑わすフェロモンが含まれており、水で薄めると媚薬として使われることもある。

そして、エンニュートの雌器からは身体よりも断然濃度の濃い芳香が放たれる。

 

その効果も段違いであり、最早主人はエンニュートの事以外、何も考えられなくなってしまう。そこへ駄目押しとばかりにエンニュートはそのまま主人の顔へ蜜に塗れた肉華を押し付ける。

 

「んんっ……!」

 

ムチムチとした太腿に挟まれ、雌器を押し付けられた主人は窒息しそうになりながらも、蠱惑的な濃い雌臭を肺一杯に吸い込み、艶めかしい雌華を味わおうと舌を伸ばして粘膜をなぞり、溢れ出る蜜を啜る。

 

肉を舐められ、蜜を啜られる快感による甘い痺れに苛まれながらも、エンニュートは主人のズボンを脱がすと、大きく怒張した彼の逸物と対面する。

 

「ニュゥゥ……♡」

 

脈を打つ太い肉棒に、エンニュートはうっとりと見入ってしまい、匂いを嗅げば彼の雄の匂いに酔ってしまいそうだ。

ずっと自分が求めていたものが今、自分の目の前にある。

本当は今すぐにでも挿入したいのだが慌ててはいけない。まずは味見もしたい。エンニュートは口の端から涎が出ているのを自覚しながら、主人の逞しい雄肉をしゃぶり始めた。

 

じゅるっ…にゅちっ…れろ…

 

エンニュートは唾液を纏わせた舌で主人の逸物を舐め回す。汗で蒸れていたのかほんの少ししょっぱい味がする。

裏筋をなぞったり、亀頭をじっくり舐り、先端をつついたりとエンニュートは主人の逸物を隅々まで口で味わう。

 

そして主人の方も、エンニュートの尻を鷲掴みにしてその柔らかくハリのあるお尻を揉みしだきながら、じゅるじゅると仄かな甘味と酸味のある愛液を啜って彼女の雌器を舐め回す。

熱い粘膜を舌でなぞったり、陰核を吸ったりするとエンニュートの身体はビクンと跳ね、その味を一層濃くしていく。

 

互いに性器を舐め合う彼らの情動は高まっていき、確実に限界が近づきつつあった。

エンニュートの舌の動きが激しくなり、主人もエンニュートをイかせようと舌での愛撫を強め、舌先を彼女の蜜壺へと差し込んでいく。

 

彼女の内側をざらついた舌が撫で、彼女もまた、主人の逸物を強く吸い上げる。

そのタイミングで彼らは同時に達した。

 

エンニュートが身体を震わせて陰部から透明な液体を噴出させ、主人の逸物からは白濁としたマグマが噴火した。

 

「ニュゥッ♡ ニュゥゥン……♡」

 

エンニュートは自身を襲う甘美な衝撃にその身を侵され、蜜壺へと差し込まれた舌をきゅうと締め上げ、吐きだされる精液を飲み干す。

彼の精を零したくない。そう思ったエンニュートはじゅるるるぅぅっと強烈なバキュームフェラで精液を啜る。

 

ゴクン……と嚥下すると熱い粘液が喉を通っていく。彼の精子というだけでこうも美味に感じるものなのかと、エンニュートはそんな事を考えながら主人の顔から秘部をどかした。

 

「はぁっ……はぁっ……」

 

主人の顔はエンニュートの愛液でベタベタになってしまっている。窒息寸前で荒い呼吸をしている彼だが、その目は彼女を求める捕食者の目をしていた。

 

「……♡」

 

良い。とても良い。彼に雌として求められているのを実感して身体がゾクゾクする。

最早彼らに言葉は必要ない。互いに欲しているものは分かり切っている。

 

エンニュートは依然として屹立している主人の逸物を自らの膣口にあてがう。

彼と目が合う。エンニュートは笑みを浮かべ、一思いに腰を一気に下ろした。

 

ずぶんっと、主人の逸物がエンニュートの蜜壺へと飲み込まれていく。

彼女の熱く熟れた雌肉が腹を空かせた猛獣の如く、彼の逸物へと襲いかかる。

 

煮え滾った灼熱の愛液が逸物を濡らし、肉壁が収縮して肉棒に喰らい付いて肉壺全体が小刻みに蠕動して咀嚼する。

そこへ蕩けたヒダが逸物を舐めしゃぶり、細かな凹凸に密着して隅々まで扱き上げる。。

 

「フゥッ……♡ ~~~~~ッ♡」

 

ずっと焦がれていた彼のモノが自分の胎の中にある。

夢見ていた願望が現実となった事にエンニュートの幸福は絶頂の時を迎えていた。

彼女の歓喜に呼応するように、蜜壺は激しくうねり、逸物をぎゅうぎゅうと強く絞め上げ、ヒダでこそぐように愛撫する。

 

ばちゅっ! どちゅんっ! ぐちゅっ!

 

エンニュートは主人の上で妖艶に舞う。

艶めかしく腰を振り、粘着質な水音を響かせながら肉同士がぶつかり合う。

 

「ぐぅ、あぁっ……!」

 

逸物がエンニュートの内側で煌々と燃える情欲の炎に炙られ、主人は苦悶にも似た表情を浮かべる。

エンニュートの腰つきはそこらの娼婦など相手にもならないような激しさで、しかも腰を捻ったりと動きを加えて彼から精を搾り取ろうと逸物を蜜壺で貪る。

 

ばちゅっ! ばちゅっ! ばちゅっ!

 

「ニュゥゥッ♡ クルルゥッ♡」

 

何度も激しく身体を打ち付け、愛液に塗れた肉で主人の雄を食む。

細身の体でキツく締め上げ、ヒダでねちっこくしゃぶり回す。

 

逸物の先端が子宮口にぶつかり、ちゅぅと吸い付かれる感触が主人に凄まじい快感を齎す。

そんな淫らなエンニュートの肉洞に、主人に限界が訪れる。

 

「うあぁっ……!」

 

びゅくっ! びゅーっ! びゅるるるるっ!

 

「ニュゥッ♡ ニュゥゥンッ……♡」

 

エンニュートの胎内で主人の逸物が爆ぜ、先端から白く濁った子種が彼女の最奥を白く塗り潰す。

熱い精が胎の奥へ注がれる感覚にエンニュートは甘い声を零してその熱を堪能する。

 

ドクドクと射精する逸物を痛いくらいに締め上げて彼の子種を搾り取りながら、エンニュートは彼の顔面を舐め回す。

 

彼女の蜜壺はうねり、締め上げ、丹念にしゃぶり尽くして主人の精を啜る。

顔中を舐められながら、主人は彼女の目を見て理解する。

自分は誘いこまれたのだと。捕食されるのは彼女ではなく、自分だという事を。

 

————だが、それがどうした。

例えこの状況が全て彼女の計画だったとしてもそんな事はどうでもいい。

今、自分は彼女が欲しい。その思いは確かなのだから。

 

エンニュートはそんな彼の胸中を知ってか知らずか、蜜壺から逸物を引き抜くと、四つん這いとなって秘部を広げる。

膣口から精の残滓が漏れ、黒い身体に白い粘液が伝う。

尻を振り、尻尾を揺らして主人を誘うその姿はいたく煽情的で、主人は迷いなく彼女の誘惑に乗る。

 

彼はエンニュートの身体を後ろから強く抱きしめ、再び彼女の蜜壺へと肉棒を突き入れる。

ズンッと、身体の芯を揺さぶる衝撃がエンニュートを襲った。

 

どちゅっ! どちゅっ! どちゅっ!

 

「ニュゥッ♡ クルゥッ♡」

 

遠慮のないピストンが繰り返され、逸物が最奥を突き、子宮口と何度も深いキスをする。

強く抱きしめられ、彼の吐息が首元にかかる。

少し苦しい。でも気持ち良い。嬉しい。彼と一つになって、欲望を剥き出しにして愛し合う。

 

彼の雄肉はエンニュートの内側を抉り、彼女の柔らかい雌肉は雄肉に纏わりついて貪り尽くす。

 

ああ、何と幸せな事か。このまま一生交わっていたいとすら思ってしまう。

しかし、終わりは必ずやってくる。

 

「射精すぞエンニュート! ぐぅっ……!」

「ニ”ュ”ゥ”ゥ”ッ……♡」

 

主人の逸物は射精し、びゅるるるるっと尿道から精液が吐きだされる。

三度目にも関わらず量も勢いも衰えず、エンニュートの子宮を主人の精が満たしていく。

その心地よい脈動にエンニュートはビクンビクンと身体と膣を痙攣させ、更なる吐精を促す。

 

「ニュゥ……♡」

 

エンニュートは胎の中の自身とは違う暖かさに酔いしれる。

彼女は言い表せない程の幸福を感じていた。種族が違うが故に彼の子を孕むことは出来ないが、それでも彼と一つに繋がれた事が幸せだった。

 

その時、エンニュートはグルンとベッドに仰向けにされる。

 

「ニュ……!?」

 

彼女が困惑する中、主人はエンニュートを見てこう言った。

 

「……君が火を点けたんだ。ちゃんと責任は取ってくれよ?」

「……ニュウッ♡」

 

エンニュートのフェロモンで、彼の逸物は硬さを維持したまま彼女の膣内で脈を打っている。

主人の思いに応えるべく、エンニュートは主人を抱きしめ、熱い肉で彼の逸物を抱擁する。

彼らの炎は鎮まる事は無く、その勢いを増していく。

 

「愛しているよ、エンニュート……」

「ニュッ♡ ニュゥン……♡」

 

種の違う者同士が愛を紡ぎ合い、互いの欲に溺れ合う。

その夜、ベッドが軋む音と粘ついた水音と、肉がぶつかり合う音が部屋に鳴り響き続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

——————数日後。

仕事から帰った主人は、玄関のドアを開ける。

 

「ただいま、エンニュート」

「ニュゥッ!」

 

出迎えたエンニュートは主人に勢い良く飛びつき彼の唇を思い切り貪る。

 

「んむっ!? んんっ……!」

 

くぷ、じゅるっ…と舌を絡ませながら、ズボンの膨らみを優しく撫でる。

自分の想いが伝わり、一線を越えたエンニュートは最早遠慮する必要などない。

日中は彼にべったり引っ付いて、無理のない範囲で堂々と襲うようになった。

 

「んむっ……全く、そんなに我慢できないのか。しょうがないな」

「ニュゥ……♡」

 

エンニュートは慣れた手つきで主人のズボンのチャックを下ろし、下着の隙間から勃起した逸物を出させ、根元まで咥え込む。

 

じゅるっ…れろっ…ちゅぶ…

 

「うぁ……」

 

口内の暖かさと舐め回す舌の柔らかさに主人は呻く。

そうして今日もエンニュートは愛する主人に毒を盛り、主人は淫らな炎に自らその身を差し出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。