ある日、自然豊かな森の中で一人の青年がキャンプをしていた。所謂ソロキャンプであり、こうして偶に出かけては自然の中で過ごし、一泊して帰るのが趣味になっている。
テントを張り、色々と準備をして、火を起こす為に青年は枝を探して森を歩く。
森を歩き回っていると、野生のポケモンがちらほらと見える。
彼らを刺激しないように注意しながら枝を拾い集めていく。少し時間が経って、そろそろ良いだろうと思っていると、何やら向こうから騒がしい音が聞こえた。
まるで何かが暴れているようだ。もし野生のポケモンから攻撃されようものならポケモンを持っていない青年はひとたまりもない。
まあ、万が一の時の為にピッピ人形を持ち歩いている為、いざという時はそれを使うしかない。
気配を消してゆっくりと音がする方へ歩みを進める。そして、音の正体を目にする。
そのポケモンは透き通った水色の体躯をしており、頭にはクリスタルのような装飾、そして、優美にたなびく紫の後ろ髪。その姿は正しく『スイクン』と呼ばれるポケモンだった。
北風の化身と呼ばれ、汚れた水を浄化する力を持っており、しなやかな身のこなしで大地を駆けると言われている。
そのスイクンが何故痛みに顔をゆがませてもがいているのか、答えは直ぐに分かった。
どうやら足元にトラバサミが食い込んでいるようだ。そのトラバサミも、よく見ると錆付いている。しかも有刺鉄線が体に巻き付いてその身を傷付けている。
そこで、昔ここら一帯は昔ポケモンが乱獲される事件があったというのを思い出した。その時撤去しきれなかった罠が今も残っているらしい。
スイクンの傍らには心配そうに見つめるポケモン達がおり、もしかしたら、彼らを庇って罠にかかったのかもしれない。
それはそうと、このままにしては置けない。罠を外さないと怪我が悪化するかもしれない。そう思ってスイクンの方へ近づくと、スイクンがこちらに気付いたのか、鋭い視線を向ける。
その瞳には明らかな警戒心が見て取れる。
「…お願いだ。そのまま大人しくしていて欲しい。その罠を外したいんだ」
そう言ってもスイクンは警戒を微塵も緩めない今も激痛に身を蝕まれているというのにこちらへの視線を外さない。
凄まじいプレッシャーが青年を襲う。いつ攻撃されるか分からない中、それでも勇気を振り絞って一歩一歩慎重に歩みを進める。
「頼むよ。君の怪我が酷すぎる。ちゃんと治療しないと傷が悪化するんだ」
必死になって青年はスイクンを説得する。青年の言葉に、スイクンから若干ではあるが鋭さが緩まったような気がした。
そうして長い時間をかけて青年はスイクンの元に辿り着き、モンスターボールを取り出す。
「聞いて欲しい。君の怪我を治す為に一旦、君を捕まえる。でも、それは一時的だ。怪我を治療したら、君を開放する」
青年は真剣にスイクンから目を逸らさずにそう提案する。スイクンを自力で運ぶのは難しいので、モンスターボールを使えば怪我をしていても連れ運ぶ事ができる。
ただ、あくまでもこれは一時的な措置であり、正式な所有者になった訳ではない。だから、目立つのを避ける為にポケモンセンターではなく、自宅で治療をする。
「信じて欲しい、って言っても信じられないのは分かってる。それでも、俺はこんな事しか言えない。頼む! 俺は君を助けたいんだ!」
青年はそう言って、誠意を込めてスイクンに頭を下げる。こんな事をスイクンにしても意味はないだろうが、それでも行動で示したかった。
しばらくスイクンは青年から目を離さなかったが、青年の思いが通じたのだろう。やがて眼を閉じ、体から力を抜いた。
「……ありがとう、スイクン」
青年はお礼を言うと、迅速にスイクンにかかっていた罠を取り外した。改めてスイクンの体を見ると、有刺鉄線やトラバサミが食い込んでかなり傷だらけだ。とにかく治療させる為に、スイクンにモンスターボールを触れさせる。スイクンの体が光に包まれ、モンスターボールに吸い込まれる。
数回揺れた後、音を立ててスイクンは無事ゲットする事が出来た。
青年はスイクンが入ったモンスターボールを直すと、急いでキャンプ道具を収納して家へと帰るのだった。
自宅に帰ると、早速治療の道具を揃え、スイクンを開放する。
「………」
出てきたスイクンは、まだ少し警戒しているようだったが、それでも抵抗せずにこちらの治療を受けてくれるようだ。
「それじゃあ、簡易的だけど、その布団の上で横になってほしい」
普段使わない敷布団を引いてそこにスイクンを誘導する。スイクンは言われた通り布団の上に横になった。
青年は手早く治療を開始していく。まずは傷口を洗って消毒し、その後包帯を巻いていく。しっかりテーピングをして固定する。
青年は元々ポケモンの医療分野を専門で学んでおり、こうした知識は元々持っていたし、ポケモンセンターの研修で治療経験もある。
なので、こうした治療も何とかこなす事ができる。とはいえ、傷が完治するにはもうしばらく様子を見なければいけないのだが。
「とりあえず、処置はできた。これからは傷の様子を見ながら続けていく事になるから。……それと、コレ、食べて」
青年はそうスイクンに言ってオレンの実を前に出す。食べてくれるかは分からなかったが、スイクンはそれを食べてくれた。
青年はホッと息を吐いて、複数の木の実を取り出す。
「一応言っておくけど、安静にしないと駄目だからね」
忠告するように青年がそう言うと、スイクンは了承したのか、目を瞑って眠りにつき始めた。その様子を見て、青年は毛布をスイクンにかける。
「さて………これから忙しくなるな」
青年はこれから必要になるものを書き出すためにメモ帳に書き込むのだった。
それから、スイクンの治療の日々が始まった。
傷の確認、消毒、包帯の巻き直し。そんな作業の繰り返しで、数日経った頃にはすっかり手慣れて処置ができるようになった。
その間にスイクンも最初に比べてリラックスしているようでこちらに大分気を許すようになったのでは、と勝手ながらに思う。
また、さすがは伝説と呼ばれるポケモンなのか、かなり傷の治りが早い。これなら後少しで完治するだろう。
………ただ、少し寂しいと思ってしまうのは大分自分勝手だろう。完治するという事は別れを意味する。
だが、これはスイクンには関係の無い事だ。元々人間が放置した罠にかかって怪我をしたのだ。今はこちらに従って治療を受けているが、もしかすれば心の奥底では人間を恨んでいるのかもしれない。
ただ、それを追求するのも怖かったので、何も言わなかった。そんな思いに蓋をして治療を行う青年を、スイクンはジッと見つめていた。
———————数日後、青年はいつもの通り包帯を外して傷を確認する。全身の傷は既に完治しており、痛々しかった足の傷はすっかり塞がっていた。
うん、と頷いた青年は、スイクンに告げる。
「スイクン、君の怪我は完治した。だから……明日、出会った山に君を開放しようと思う。もう、君がここにいる必要はないから」
その言葉を聞いて、スイクンは何故か青年を睨む。その表情はどこか不満げに感じられた。
「ス、スイクン?」
最初に出会った頃よりも剣呑な雰囲気に青年は思わずたじろいでしまう。訳も分からず、どうすれば良いのかオロオロしていると……
『……本当に、あなたは分からないのですね』
「!?」
いきなり声が聞こえてきて、思わず辺りを見回す。だが自分とスイクン以外誰もいない。青年はスイクンを見て、意を決して問いかける。
「……スイクン、なのか?」
『ええ、そうですよ』
凛とした声の主であるスイクンが青年の問いに肯定する。ポカンとした顔をする青年に、スイクンが謝罪する。
『……黙っていた事は謝罪します。私はずっとあなたの事を見ていました。あなたが本当に信用に値する人間かどうかを判断するために』
「う、うん」
『……私は、あなたに感謝しているんですよ』
「え?」
スイクンは微かに笑いながら言葉を続ける。
『最初、私はあなたを信用していませんでした』
「まあ……それは当然だよな」
『以前からも、私を狙って襲ってくる輩はいたので、あなたもそうではないかと疑っていました。けれど……あなたの目は、真っ直ぐ私を見ていた。本気で、私の事を心配している……そう思った。だから、あなたの言葉を信じる事にしたのです』
「目? ……どうして俺の目が信じる理由になったんだ?」
青年が問いかけると、スイクンは優しい笑みを浮かべながら答えた。
『私に襲い掛かる人間は皆、どこか濁った眼をしていた。己が私欲に塗れ、それを隠そうともしない。けれど……あなたの目はどこまでも澄んでいて、一切の濁りがありませんでした』
「そう、なんだ」
何だか恥ずかしくなって、スイクンの顔を見れなくなる。
『……それから、あなたの治療を受ける日々が始まりました。私の事を気遣って自宅で治療をして……あなたの負担も大きかったと思いますが』
「それは……君を助けたいって思ったのは、俺の意思だから」
『それでも、私は嬉しかった。私の為に色々と動いてくれて……最初は、傷が完治すれば、直ぐに戻るつもりでした』
そう言って、スイクンは真剣に彼を見つめる。その綺麗な瞳に射抜かれて青年は目が離せなくなる。
『……けれど。あなたの傍で過ごして、治療で傷が治っていくのを見て……何故か、素直に喜べない自分がいました』
すると、スイクンの表情に影が差す。
『私は……寂しい、と思ってしまったんです。あなたの傍で、あなたの優しさに触れて……気付けば、私はあなたに惹かれてしまった』
「え……」
その言葉に青年が驚いていると、スイクンは顔に赤みがさして照れ臭そうに言う。
『……私は、あなたと離れたくない。もし、あなたが迷惑でなかったら、私をあなたの傍にいさせてくれませんか?』
思いもよらないスイクンからの提案。青年は少しの間呆気に取られていたが、スイクンが抱いている思いは、奇しくも青年と同じだった。故に、断る理由なんて無かった。
「俺も、君と離れるのは寂しいって思ってたんだ。迷惑だなんて思わないよ。だから……これからよろしくね、スイクン」
『……はい!』
青年の言葉に、スイクンは顔を嬉しそうに綻ばせた。
————————その夜、パートナーができたという事でほんの少しだけ贅沢をした食事をして、スイクンの体を洗った。
スイクンの綺麗な体を自分が洗うのはと思ったが、スイクンが『傷の治療で散々私の体を触ったのだから今更変わらない』と意見をゴリ押しされ、結局洗う事になった。
スイクンの綺麗な紫の髪を念入りに洗った事でサラサラツヤツヤとなり、スイクンはかなりご満悦な様子を見て、青年はやってよかったと思うのだった。
そして就寝の時間になった頃、スイクンが『一緒に寝たい』と言いだし、青年とスイクンは一緒の布団で寝ていた。
無論、落ち着かなかった。一緒の布団で寝ているので如何せん距離が近い。スイクンの顔が自分の目の前にあるし、シャンプーの匂いやスイクンの匂いがして中々寝付けない。
それでも何とか眠ろうと目を閉じていると、スイクンから声がかけられた。
『……眠れませんか?』
「え、あ、まあ、その……うん。ごめん、どうしても緊張しちゃって……」
『私も同じです。今も、ずっとドキドキしていますよ』
スイクンはそっと青年を抱きしめる。スイクンの体はすべすべしてて、少しひんやりとしている。耳を澄ましてみると、トク、トク、トク、トク、と速いペースで鼓動が鳴っていた。
『聞こえましたか?』
「……うん」
そうやってしばらく抱きしめられ続けていると、スイクンからこんな事を聞かれた。
『……あなたは、どうしてあんなに必死で私を助けてくれたのですか?』
青年は考え込むような素振りをした後、ゆっくりと口を開く。
「俺……昔スイクンに助けられた事があるんだ」
『……そうなのですか?』
「あ、いや、君じゃないかもしれないけど……助けられたんだ」
青年はその時の事を思い出しながらぽつりぽつりと喋り始める
「小さい頃、家族でピクニックに行ったんだ。昼ご飯を食べた後、俺は家族がいる所から離れて近くの森に入ってさ……ちょっとした探検気分だったんだけど、その時、急に天気が悪くなって大雨が降ったんだ」
青年の言葉を聞いて、スイクンが何か考え込む仕草をする。
「霧も出てきて、帰り道も分からなくなって……歩いてたら転んで怪我もするし……もう駄目かもしれないって思った時、スイクンが助けてくれたんだ」
スイクンは何も言わずに青年の言葉に耳を傾ける。
「その時のスイクンはすっごい綺麗で、優しくて……怪我をした俺の傍にいてくれて、背中に乗せて道案内をしてくれた。それで、俺は無事に家族の元に帰ってこられた」
『………』
「それがきっかけで俺はポケモンを助けたいって思うようになったんだ。……だから、もしそのスイクンに会えたら、お礼が言いたいんだ」
『…………』
沈黙を続けるスイクン。さすがに気になって声をかけようとすると、先にスイクンが声を上げた。
『………その時、帽子をかぶっていませんでしたか?』
「え?」
まさかの質問に驚いて青年はスイクンを見る。その顔は驚愕の表情に満ちていた。
「そうだけど……何で、それを……」
『……ある時、私は霧が深い森を歩いていました。すると、どこからか声が聞こえてきて……声を辿ってみると、子供が泣いていました』
「それって……」
スイクンの話を聞いて、青年はまさか……という思いを抱く。
『その子は足に怪我を負っていて……私は立ち去る事もできましたが……結局放っておくことができず、その子を助ける事になりました』
スイクンはそこまで言うと、青年に微笑んだ。
『まさか、あの時の子供があなただったとは思いませんでした』
「……そっか、そうだったんだ。君が……俺を助けてくれたんだな」
青年は、スイクンを強く抱き寄せる。
「ありがとう、スイクン。あの時、君が俺を助けてくれたから、こうして君を助ける事ができた」
『……まるで運命ですね。小さい頃に助けたあなたが、今度は私を助けて……今、私達は一緒にいる』
「運命、か……確かにそうかもな」
スイクンの言葉に同意する青年。まさか小さい頃の恩人……いや恩ポケがスイクンだったなんて思いもしなかった。まさかの出会いに舞い上がってしまったのか、青年はついつい口を滑らせてしまう。
「思えばあの時、スイクンに一目惚れしたのかもな……」
『えっ』
「多分、あれが俺の初恋だったのかなーって……あっ」
とんでもない事を口走ってしまい、しまったと思った時には後の祭り。スイクンは青年のカミングアウトに顔を真っ赤にしている。
「その……あの……」
『……そんな事言われたら……もう……』
何やらブツブツ言っているが聞き取れない。どうしたのだろうと思っていると、突如スイクンが姿勢を変えて青年の上に覆い被さってきた。
身動きが取れなくなった青年の口に、スイクンの口が重なる。
「んんっ……!?」
唇に湿った柔らかいものが触れる。ちゅ…と唇が重なり合った音がはっきりと耳が捉え、スイクンとキスをしているという事実が一拍遅れて青年の頭が理解した。
(えっ!? はっ!?)
青年が訳も分からず狼狽えている隙に、スイクンは自らの舌を容易く青年の口内に捻じ込ませる。
ヌルリとした長い舌が青年の口内に侵入する。口の中に別の誰かの唾液が流れ込む。舌が絡みついてきて、少しざらりとした肉とスイクンの味がした。
ぢゅる…くちゅ…ぢゅぅ…ちゅる…
スイクンは青年の舌を吸ったり、絡めたり、歯をなぞったりする。濃密なディープキスに青年のまともは思考を奪っていき、目の前のスイクンとのキスにしか意識が向けられなくなる。
ちゅっ…くちゅ、ぢゅぅ……
まるで口の中を犯されているような気さえしてくる。酸欠で意識がぼーっとしていく中、ようやくスイクンは青年の口を開放した。二人の間に唾液の橋がツーッとかかり、やがてそれは細くなって切れた。
「けほっ…はっ……」
散々スイクンに唇や舌を吸われて青年はえずいてしまう。口元はスイクンの唾液でベタベタになっている。
「ス、スイクン……」
青年がスイクンを見ると、スイクンは上気した顔で舌なめずりをしていた。
『あなたがいけないんですよ……私だって雌です。あんな事言われたら我慢なんてできません』
「それは……」
『私はあなたが好きで、あなたも私が好き……互いの思いが同じならば、深く愛し合い、身も心も一つになりたいと思うのは当然でしょう?』
「そうかもしれないけど……」
『それに……あなたのココ、とっても元気ですよ?』
スイクンが体を起こし、青年のズボン越しに膨らんでいる部分を前足で撫でる。
「うっ……」
ゾクリとした感覚が体を走る。スイクンは青年のズボンを下ろし、顕わとなった青年の逸物を観察する。
勃起して硬く屹立した青年の逸物をスイクンはスンスンと嗅ぐ。
『ああ、なんて濃い匂い。クラクラしそうです……』
そう言ってスイクンはチロリと舌で逸物を舐める。その刺激に青年の体はびくりと反応し、甘い痺れが体を震わせる。
「うあっ……」
思わず青年から声が漏れる。その声に、スイクンはクスリと笑った。
『そんな可愛い声を出して、そんなに気持ち良かったんですか?』
「うっ……そりゃあ、好きな子にこんな事されたら声だって出るよ」
青年の返しにスイクンは思わぬカウンターを食らったように顔を赤くする。
『……嬉しいです。なら、もっと気持ち良くさせないといけませんね』
スイクンは口を開けて、青年の逸物を根本から咥え込む。生温かく、唾液を纏った舌が逸物に絡みついて舐め回してくる。
それだけでなく、顔を前後させたり逸物を吸ったりして更なる刺激を与える。
じゅぽっ、じゅぽっ、と音を立てて逸物をしゃぶるスイクンのフェラチオに、青年は気持ち良すぎて体に力が入らなくなる。
亀頭部分を舐め回され、鈴口をほじくられと口の中で弄り回され、こういった刺激に慣れていない青年の身に限界が訪れる。
「スイクン、もう俺、射精そうなんだけど……!」
『我慢しないで良いんですよ。いつでも射精してください』
スイクンは逸物を根本まで強く吸い上げる。何とか耐えようとしていた青年に強烈な快感が襲い掛かり、その我慢は敢え無く決壊した。
びゅっ! びゅるるるっ! びゅるるっ!
「うくっ……!」
勢い良く射精し、精液がスイクンの口内に注がれる。彼女は逸物を咥えたままじゅるじゅると精液を啜り、尿道の奥まで残らず吸っていく。
ぢゅぅぅ…と吸いきった後、ゴクンと精液を飲み干す。
「ス、スイクン。別に飲まなくても良かったんじゃないか? 美味しくないだろうし……」
『そうかもしれませんが、それでもあなたのものだから欲しいのですよ。ちょっと粘っこいですね』
スイクンはペロペロと逸物を舐めて逸物を綺麗にしていく。そして一通り舐めて満足したのか、スイクンは青年の顔を見る。その目には期待の眼差しが宿っていた。
『……あなたの、まだ大きいですね』
「……うん」
青年はスイクンを優しく撫でる。スイクンは心地よさそうに青年の手を受け入れる。
「……スイクン、最後まで良いか?」
『はい。私も、それを望んでいますから』
彼らの思いは一つであり、断る選択肢などあるはずもない。スイクンは仰向けとなり、青年に全てを曝け出す。
スイクンの桃色の粘膜が花開いている陰部の周りは既に愛液でぐっしょりと濡れそぼっており、彼女の興奮度合いがはっきりと見て取れた。
「すごい濡れてる……」
『ぅ……あまり、見ないでください……』
恥ずかしそうにスイクンがそう言うが、青年はスイクンの陰部から目が離せない。やがて耐えきれなくなったのか、切なそうに声をあげた。
『お願いします……あなたが欲しくてこんなになっているんですから……早く、きて……』
スイクンの懇願に、青年はコクリと頷き、逸物をスイクンの膣口へあてがう。
ぷにぷにとした入り口はちゅぅと先端に吸い付き、その全てを奥まで飲み込もうとする。
青年はスイクンの思いに応える為、自ら腰を前に突き出して己が逸物をスイクンの蜜壺へ沈めていった。
すぶぶっ……
『ああっ……♡ これが、あなたの……♡』
ようやく繋がった喜びに、スイクンは歓喜の声をあげる。
スイクンの体はひんやりとしているが、その内は火傷しそうなほどに熱く、そしてきつく締め付ける。
侵入してきた逸物をヒダがうねって絡みつき、まるで離さないかのように吸い付いてくる。
青年は名器ともいえるスイクンの膣内にまた直ぐに射精しそうになるが、青年はスイクンに抱き着いてじっと耐える。時折スイクンの蜜壺がきゅうと締め付けてくるが、ギリギリのところで踏みとどまる。
『んっ……♡ あなたのモノが私のナカでビクビクしてますよ……♡』
「だって……スイクンのナカ、すごい気持ち良いから……でも、すぐにイクのはさすがにね……」
『ふふっ……私はいつでも良いんですけどね』
「そういうわけにはいかないよ。やっぱり俺は、スイクンにも気持ち良くなってほしいから……さ!」
『ひぁっ!?』
喋っている途中で青年は思い切りスイクンの最奥を突いた。スイクンは虚をつかれてその刺激をまともに受けてしまう。体がビクンと大きく跳ねて、蜜壺をぎゅうと強く締め付けて絶頂する。
結合部からは潮を噴き、ピクピクと体を震わせる。
『も、もう……いきなりはズルイですよ』
「ごめん。けど、俺だってやられっぱなしは嫌だから」
青年の言葉にスイクンは仕方ないといった風の笑みを浮かべる。スイクンの乱れた呼吸が落ち着くのを待ってから、改めて動き始める。
「……動くよ」
青年は少しづつペースを速めながら、スイクンの気持ち良い部分を探るように突いていく。
ずちゅっ…ずちゅっ…ずちゅっ…
『んっ…♡ あぁっ…♡』
スイクンは甘い声をあげて交尾の快楽を享受する。溢れてくる愛液が潤滑油となり、淫らな水音を立てて抽送運動が行われる。
蕩け切ったスイクンの肉壺はきゅうきゅうと締め付け、熱くぬめった肉厚なヒダが纏わりついて隅々までしゃぶられる。子種をねだって激しくなっていく攻勢に、青年は逸物が溶けそうな快感を感じる。それでも何とかスイクンを満足させようとスイクンの蜜壺を突く。すると——————
『ひゃっ……♡』
ぎゅっと強く収縮する膣内。そこがスイクンの急所だと気付いた青年は、ペースを一気に上げて攻め抜いていく。
ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ!
『ひぃっ!? 急に速くっ……あああっ♡』
肉がぶつかり合う音が響き、スイクンは急に速くなった攻めに喘ぐ。しかも、急所を突かれ続けて再び絶頂する。
『ああっ♡ また、イッ、イッちゃ……んんっ♡』
ぎゅうぎゅうと強く締め付け、媚肉はうねって逸物を舐め回す。青年は余裕などこれっぽっちも無く、ただスイクンを求めてその身を打ち付ける。
ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ!
『あっ♡ やぁっ♡ まだっ、イッてる、のにぃっ♡』
絶頂している最中でも続く青年のピストンに、スイクンは身を捩らせる。
度重なる絶頂で漏らしたのかと思うほどに潮を噴き、シーツはすっかり水分を含んで濡れている。
「はっ……はっ……」
青年は荒い呼吸をしながらぐちゅぐちゅと音を立ててスイクンの膣内を逸物で掻き回す。スイクンも、青年の体に抱き着き、尻尾を巻き付け、膣内でぎゅうぎゅうと締め付け、ヒダが逸物を激しくしゃぶり尽くす。
最早愛の言葉を交わす余裕も無い。その様相はただ互いを貪りあう獣のような交尾であり、知性を投げ捨て、原初の欲求に一人と一匹は従う。
いつまでもこの快楽に溺れていたいが、そうもいかない。青年の肉体は性的興奮により射精の準備を整え、スイクンの肉体は青年の子種をせがんで蜜壺は蠕動し、膣肉はうねって逸物を揉みくちゃにする。
「スイクン……! 射精るっ……!」
『だして……♡ 私のナカに、ぜんぶ……♡』
青年はスイクンの最奥まで逸物を突き入れ、溜め込んでいたものを全て吐き出した。
びゅぐっ! びゅーっ! びゅるるるっ!
逸物は脈を打って射精し、異種の雌を孕ませんと子種がスイクンの最奥に注がれる。ドクン…ドクン…と精液が子宮へと勢いよく流れ込み、膣内は痙攣して青年の子種を搾り取っていく。
『ああ……♡ 熱い……♡』
スイクンは己の胎内で広がる熱にうっとりとした様子で呟く。あれほどの激しい交わりをしたというのに、少し息が乱れているだけで消耗した様子は見えない。やはりポケモンは回復が早い。
青年は力尽きたのか、完全にスイクンに体を預ける。
『お疲れさまでした』
「そっちこそ……」
『ふふ、とっても気持ち良かったです。けど……』
「あー……」
布団は大分酷い惨状とかしていた。特にシーツは互いの体液でぐちゃぐちゃになっており、もう使えるかどうか分からない。とりあえず、シーツは外して諸々整えて眠りにつく。先程の交尾で疲れたのか、徐々に意識が沈んでいく。
『……明日はどうしますか?』
「そうだな……君を正式にゲットしたから、色々と買わなくちゃいけないし……買い物に行こうか」
『それは楽しみです。……ああ、それと』
「………?」
スイクンは青年を見ると、チュッと触れ合うだけのキスをした。目を丸くする青年にスイクンは慈愛の笑みを浮かべた。
『……おやすみなさい』
「……おやすみ」
隣にいる最愛の存在を感じながら、青年とスイクンは夢の世界へと旅立っていくのだった。