★★★(悠介)
僕がみゆの中に半ばまで入ろうとしたとき。
みゆは仰け反った。
明らかに、痛がっている。
……やっぱり、辛いんだろうか。
はじめてだ、って言ってたけど。
やっぱり最初は皆、そうなんだろうか?
「痛い……?」
継続するかどうかの意思確認を含めて、訊く。
彼女は、顔をブンブンと左右に振った。
目には涙が滲んでいる……
みゆ……僕のために……
僕は胸が締め付けられる思いだった。しかし……
彼女の意思は固いと思う。
僕は覚悟を決めた。
覚悟を決めたんだ。
決めたのだけど……
彼女が、処女である。
この事実が、頭の中に広がって来たんだ。
僕は、女性の純潔については気にしてないつもりだった。
みゆは社交的な女性。
僕と恋人になる前に、誰かと関係していてもおかしくない。
そう思っていた。
実際、高校2年のときの文化祭のあの日。
僕はみゆの元カレと出会った。
あのときは、僕自身の嫉妬心と、そこから出る自己嫌悪で気持ちの整理をしなければならない状態に陥ったんだけど。
仮に、あの元カレとみゆが関係していたとしても。
僕は別に、みゆを好きでいたはずだと思う。
だから、女性の純潔と女性の価値は無関係。
自分がその女性に価値を感じて、好きであるならそれでいい。
そう思っていたんだけど。
……なんだ?
この、今僕によって純潔を奪われようとしているみゆに、たまらなく興奮してしまうのは。
……僕の想いは、口先だけだったのだろうか?
自己嫌悪が湧きおこる。
結局僕も、女性の純潔に大きな価値を感じ、純潔でない女性を「中古」と貶める男と変わらないんだろうか?
僕は違うつもりだった……!
だけど……
みゆは男を知らない。
みゆの純潔を奪えば、みゆの最初の男になれる。
みゆを一生離さなければ、みゆが知ってる男は僕だけ。
どんどん、どんどん、どす黒い思いが湧いてくる。
みゆの純潔を奪うことが、みゆの全てを奪うようで……!
それは妄想。歪んだ考えだ。
そのはずなんだ。
でも、それがどうしても拭えないんだ……!
だから僕は……心の声を封印し、やるべきことをやることにした。
みゆは僕に奪って欲しがってる。
だったら、彼女の望みを叶えるだけだ……!
みゆの顔だけを見て、それだけを考えた。
みゆの顔を見ていると、出会ってからこれまでの思い出が蘇ってきた。
下駄箱で下校を誘われた事。
最初に一緒に下校した事。
初めてのデート。
夏祭り。
文化祭。
その全てを経て、今、僕と一緒にいる。
みゆっ……! 君の純潔を、僕が貰う……!
僕は。
彼女の膣に挿入しかかっている僕の男根を、彼女の奥に押し込んだ。
ブツッ、という音がした気がした。
何かを突き破った感覚があった。
みゆの処女膜を破った。
今、みゆの処女を奪ったんだ……!
どす黒い満足感に満たされていく。
「う……」
呻くみゆ。
僕らの交合の体位は正常位だ。
みゆの綺麗な身体を見下ろす。
スレンダーな体型。素敵だと思う。
僕の可愛い奥さん。
その奥さんと、男女の性器で繋がっている。
……本当は、一刻も早くこうなりたかった。
好きになればなるほど、その気持ちが強くなる。
……褒められたことじゃないけど。
こうしたかったから、プロポーズを急いだのかもしれない。
みゆは涙を零しながら、身を捩っていた。
痛いんだろう。
……想像はできる。
今、みゆは膣の中に怪我をした状態で、僕の男根を咥えこんでいるんだ。
傷口を引き攣られながら。
……本当はこのまま動きたい。
みゆの膣が、僕のものを締め付けて、絡みついて。
射精に導こうとしているから。
みゆは痛がっているけど、みゆの身体は僕から精液を搾り取ろうとしている……
精液を搾り取って、子宮の中に取り込もうとしている……
ゾクゾクするほど、興奮する。
だけど……
今日は、やめておくべきじゃないか?
僕のまだ冷静な部分が、そう言うんだ。
傷が癒えてから、またすればいい。
……今日のみゆに、このまま動くのは酷すぎる。
「みゆ……抜くよ」
そうして、結合を解こうとした。
そのときだ。
みゆが、動いたんだ。
開いていた脚を動かして腰に巻き付け、僕にガッチリとしがみ付いた。
身を起こし、僕の首に抱き着いて、引きずり込んできた。
涙目で。
そして僕の目を見ながら
「やめちゃダメ……悠介!」
普段彼女は、僕の事を呼ぶとき、必ず「さん」をつける。
そんな彼女が、このときは……僕の事を呼び捨てで呼んだのだ。
何故か……?
僕は本能的に考えた。
そして……理解した。
子供を作る行為を今、彼女と行っているからだ。
親になる以上……僕らが父親と母親になる以上……
その立場は、一緒。
だから彼女は、僕の名前から敬称を外したんだ。
それを理解しているから。
それを理解した瞬間、僕の中から「今日はセックスを中止する」という選択肢が消え去った。
みゆの中に射精する……!
みゆの子宮に、精液を注ぐ……!
「みゆ、悪い……!」
僕は動き出した。
みゆの傷を抉る行為。
みゆは痛みに顔を歪める。
……ゾクゾクした。
ここまでの痛みに耐えても、僕との子供を望んでくれてる……
本来は気遣わないといけないのに。
気遣いよりも、生物の牡としての本能に支配されていた。
みゆを妊娠させる。
この僕が。
高校のときから一緒にいた女性を、僕が妊娠させる。
そして、それを彼女も望んでいる……!
「みゆ、好きだ」
「みゆ、愛している」
「みゆ、一生一緒にいよう」
動きながら、思いつく限りの言葉をみゆに投げかけた、
「悠介、悠介、悠介ェ~!!」
みゆは僕の肩を爪を喰い込ませる勢いで強く握り。
僕を受けとめる。
そして。
ビュル!
完全に彼女の奥に男根を突き入れたとき。
僕は射精を開始した。
びゅるるる、びゅる
最高に気持ちが良かった。
これ以上の快楽があるのかと思えるくらいの射精だった。
愛しいみゆに、膣内射精する。
みゆの身体の中に、自分の種を注ぎ込む。
傷口が痛むのか。
膣内射精を受けるみゆは、僕の精液を子宮で受けながら、身体を捩っていた。
射精が、終わった。
僕の息は上がっていた。
そのままみゆに身体を預けそうになるけれど、必死で踏ん張り、そのまま二人の結合を解いた。
「つ……」
みゆの中から引き抜くと、みゆの膣から、大量の精液が逆流してくる。
その中に、赤いものを滲ませながら。
……純潔の証……
性行為を終え、身体に汗を滲ませて。
緩く脚を開きながら、脱力してベッドに身を横たえるみゆ。
緩く開いた脚の間。彼女の膣。そこから溢れてくる精液……。
どす黒い達成感。
……じっと見ているといけない気がした。
彼女がこれまでの人生で、ずっと守り抜いた純潔を捧げてもらい、膣内射精まで行った。
この事実を考え過ぎると、もう自分が抑えられなくなるかもしれない。
「……ありがとう、みゆ」
僕が礼を言うと、みゆは緩々と身を起こし
「……いっぱい、注がれちゃった」
自分のお腹を摩りながら、そう言ったんだ。
「これで……生き物としても完全に夫婦になれた気がする……あなた」
幸せそうな笑顔を浮かべながら。
好きなエロ小説家は田沼先生。
好きなエロ脚本家はNATORI烏賊先生。
松本竜先生も好きだった。
「エリクの精子を卵子で抱き留める!」