何故か。
★★★(みゆ)
ウチの家はス〇パーに加入している。
私が結婚前に契約していたので、その流れで。
私が契約してたチャンネルに、ディ〇ニーチャンネルがあった。
おかげさまで、今重宝している。
娘と一緒に見ても特に問題の無いチャンネルだから。
一日中ディ〇ニーやってるのは良いよね。
娘が注目して、動かなくなるのは助かる。
歩き始めると大変なんだ。
家の仕事をやるときに、足止め効果がなかなか。
娘の悠子は、ディ〇ニーキャラがお気に入りなのか、やってたらずっと注目している。
……あまり見せすぎると良くないんだっけ?
知ってはいるんだけど、テレビを消すと私のストーキングを開始するので、仕事がしづらいんだよね。
なので、普段は家の仕事をするときに使わせてもらってるチャンネルだけど。
今回はちょっと違う。
なんと、やるのだ。
……何を?
映画「北の魔女とイエティ」
……悠介さんとの初デートの思い出の映画。
これを、娘と観る。
キャラクターが可愛いから、娘も楽しめるはず。
膝の上に悠子を抱き抱え、私は映画鑑賞に突入した。
……
………
あ~、いい映画だった。
今回もまた泣いてしまった。
歌のシーンが最高だ。
……と。
なんだか、視線を感じる。
……悠子が私のことを膝の上から、じーっと見ていた。
私と同じ、釣り目で。
映画を観て泣いてる親が珍しかったのか。
なんか恥ずかしいな……
私がそう、涙を誤魔化そうとしていたときだった。
「イエティ」
ん……?
今、悠子、喋らなかった?
驚く。
いや、そろそろ1才だけど!
確か発語って1才半からじゃなかったっけ!?
……ウチの子、早いのか?
天才児?
色々と考えた。
だけど。
それきり、その日は悠子の言葉を聞くことは無かった。
で。
とうとうやってきた誕生日当日。
何をしてあげようか?
何をあげようか?
何を食べさせてあげようか?
……色々と考えたよ。
写真屋さん行って、悠子にドレスを着せて写真を撮ったり。
苺のケーキの美味しいところを探したり。
……一番悩んだのは誕生日プレゼント。
どうも、あのときの……一緒に映画を観たときに、発語があったような気がしたあのとき……あの思い出。
それが印象に残っていて。
買ってしまった。
大きなイエティのぬいぐるみ。
魔女の映画に出てくるふわもこだ。
大きさはほとんど悠子サイズ。
……ちょっと大きすぎかな?
ラッピングしてプレゼントとして用意した。
誕生日ケーキは苺のケーキ。
苺を食べるかなー? と思ったら。
パクパクパク。食べる食べる。
この子、苺好きみたい。
また今度買ってあげよう。
ケーキの美味しいところを食べさせたので。
プレゼントをあげようと思い
ラッピングをね、悠子の目の前で剥がしたんだけど。
包みの中身が何であるのか。
それが分かった瞬間、悠子が叫んだんだ。
「キャアアアアアア!!」
……正直、驚いた。
これは喜びの悲鳴なんだな。
それが私にも分かってしまった。
……メッチャ、喜んでる。
イエティのぬいぐるみを、自分とほぼ同じ大きさのぬいぐるみを抱っこしている。
……これは。
……まずいなぁ。
また買ってあげたくなるよね……
一回こういうリアクションされると、機会があったら買ってあげたい気になるのが自然