期間が空いてしまいました…。
リクエスト欄から執筆させていただきました!
励みやモチベに繋がりますので、書いて欲しいシチュやキャラなどお気軽にリクエストをお願いします!
(活動報告に募集欄があります)
飲み相手にホテルに連れ込まれる平塚静(上)
騒がしい居酒屋の喧騒は、平塚静にとって心地よい防波堤だった。大勢で盛り上がる合コンという形式は本来苦手だが、偶然隣り合わせた「男」との会話は、珍しく肩の力を抜けるものだった。
「――それでね、『先生、結婚はまだなんですか?』なんて切り返してくるのさ。全くいったい誰に似たんだか」
静は、そう言ってからウィスキーの水割りを一気に半分まであおった。初めて会った相手だというのに、彼女は溜まっていた鬱憤を吐き出すように学校の話を零していた。
男は呆れたように笑いながらも、興味深そうに耳を傾けている。その「結婚」という地雷ワードを聞いても、男は顔色一つ変えずに酒を飲んでいた。それが不思議と嬉しくて、静はまたグラスを握りしめる。
「それは先生も大変だな。でも、生徒に人気なんだろうな」
「人気、か……」
静はふんと鼻で笑い、すぐさま灰皿に半分ほど残ったタバコを押し付けて、新しい火をつけた。二本目が指の間に収まる。すでにグラスの氷は音を立てて溶けかかっており、彼女の頬は酒のせいでほんのりと紅潮していた。
「で、続きだ。その翌日、今度は廊下で別の生徒が……」
静の言葉のテンポが、先ほどよりも少し速くなる。話が盛り上がるにつれて、彼女の呼吸は荒くなり、グラスを空にする間隔も短くなっていった。タバコの煙が彼女の周囲に立ち込め、少しだけ視界が揺らぐ。
「……本当、あの子たちは手がかかる。でも、だからこそ目が離せない」
彼女はそう言いながら、またもやグラスを手に取り、なみなみと注がれたウィスキーを一息に喉へと流し込んだ。空いたグラスをテーブルにコツンと置くと同時に、指先のタバコを深く吸い込む。
男の相槌が心地よいのか、あるいは酒が全身に回ってきたのか。平塚静の語りは止まらない。煙とアルコールに包まれながら、彼女は初めて会う男の前で、隠していた素顔を次々と晒していく。
男は、平塚静の激しい酒の飲みっぷりを、静かな熱を孕んだ瞳で見守っていた。
男が「もっと飲もう」と新しい酒を注ぐたび、静はそれを拒む理由を思い出せなくなっていた。男の所作はあまりに手慣れており、まるで獲物が罠に掛かるのを待つ狩人のようだった。静は注がれるままにグラスを空け、自分の限界を自ら削り取っていく。
「おい、大丈夫か? 少し顔が赤いぞ」
「うるさい……私を誰だと思っている。」
口では強気なことを言いつつも、視界がぐらりと揺れた。自分の声が、どこか遠くから聞こえる。いけない、と理性が小さく警鐘を鳴らす。初対面の男の前で、しかもこんな酒癖の悪い姿を見せるなんて、あってはならないことだと。
……しかし、瞼(まぶた)が、どうしようもなく重い。
男は、グラスを置く静の手元を、獲物を狙う獣のような鋭い視線で追っていた。彼が酒を注ぐペースは、静の意識が途切れる瞬間を正確に計算しているかのように精密だった。彼が追い求めていたのは、この無防備な隙そのものだった。
「……ふふ、眠いのか。無理するなよ」
男の声には、どこか優しい響きがありながらも、その裏には隠しきれない高揚が滲んでいた。その誘惑に抗おうと、静はふらつく手で食べ物に手を伸ばした。けれど指先は力なく空を切り、グラスの縁をかたりと叩いただけに終わる。
(……ああ、いけない。こんな……ところで……)
葛藤も、強がりも、すべてがどうでもよくなっていく。男が何かを呟いたが、もうその言葉を解読する力は残っていなかった。
静の頭は、重力に吸い寄せられるように、ゆっくりとテーブルへと沈んでいった。アルコールの香りとタバコの残り香。そして、静の意識が完全に途切れるその瞬間、男が安堵とも、愉悦ともつかない吐息を漏らしたのを、静は夢うつつの中で微かに感じていた。
静は、男が待ちわびていた深い眠りの淵へと、静かに落ちていった。
「……平塚さん? 聞こえるか?」
男が声を落として呼びかける。返事はない。テーブルに伏した彼女の肩は、規則正しく、しかし深い呼吸を刻んでいる。男はさらに顔を近づけ、その瞳の奥を観察した。まぶたの裏で瞳が揺れることもなく、彼女の意識は完全に闇の底へと沈んでいた。
男の表情から、それまで取り繕っていた仮面のような余裕が崩れ去る。隠しようのない高揚感が、彼の顔を歪ませた。口元には抑えきれない笑みが浮かび、瞳は獲物を射止めた捕食者のようにギラりと光を放つ。
「……やっと、堕ちたな」
静の耳元で、囁くように呟く。その直後、男は彼女の首筋のあたりに鼻を寄せた。
漂ってきたのは、彼女が嗜んでいたタバコの残り香と、それとは対照的な、女特有の甘く濃密な匂いだった。アルコールの熱を帯びた肌から立ち昇るその香りは、彼女自身の体温と混ざり合い、抗いがたいほどに官能的で、どこか狂おしいほど甘美なフェロモンを孕んでいた。
男はその匂いを深く肺の奥まで吸い込む。タバコの煙の苦味を突き抜けてくる、彼女の奥底から滲み出たようなその芳香。男の呼吸は荒くなり、高揚感は全身を駆け巡った。
「……たまらないな。この匂い……」
男は吐息混じりにそう漏らし、愉悦に満ちた表情のまま、眠り続ける静の髪を一房、指先で優しく弄んだ。彼女がどれほど強気な女であっても、今この瞬間、その身を無防備に晒しているのは自分だけだ。その支配的な事実と、嗅覚を直撃する彼女の匂いが、男の理性をさらに麻痺させていく。
「……さあ、これからが本番だ。先生」
男は、獲物を前にした狩人のような薄笑いを浮かべたまま、静の耳元からゆっくりと顔を離した。
男は周囲に目を配り、何食わぬ顔で店員を呼んだ。
騒がしい居酒屋の店員に対し、手慣れた様子で「連れが飲みすぎたみたいで……そろそろ帰ります」と、もっともらしい言い訳を告げる。
男は酔いつぶれた静の肩を抱き寄せ、立ち上がらせた。その瞬間、男の指先は、静が纏っているパリッとしたパンツスーツの生地の上からでも分かる、彼女のしなやかな身体のラインをなぞった。
立ち上がらせるために彼女の腰に回した手は、スーツのジャケット越しにその引き締まったウエストを強く締め付ける。支えるために触れた太ももや腰回りの硬質な感触と、その奥にある女性特有の柔らかな肉付き、そのギャップが男の脳を直接刺激した。
店を出ると、冷えた夜風が肌に触れた。だが、静はそれに気づくこともない。男は周囲の通行人たちに、酔っ払った恋人を介抱しているカップルだと誤認させるよう、巧妙に立ち回った。時折、静の肩が揺れるたびに、男はわざとらしく「大丈夫だよ、すぐ家だから」と優しく囁く。
――実際には、自宅の方角とは正反対の路地へと歩を進めているにもかかわらず。
男の手は、介抱という大義名分を隠れ蓑にして、彼女のパンツスーツのヒップラインや背中を執拗に探っていた。しっかりとしたスーツの生地が、逆に彼女の身体の輪郭を強調し、男の指先を狂わせる。密着するたびに伝わってくる彼女の熱と、掠れた吐息。男は、自分の衝動が限界を迎えつつあるのを感じていた。抑えようとしても抑えきれない、どす黒い欲望が腹の底で渦巻いている。
ホテルの一階で、男は慣れた手つきでチェックインを済ませた。眠り続ける静を抱き上げ直す際、彼女の身体が重なり合う。スーツの襟元から覗く首筋と、そこから漂うタバコの残り香と甘いフェロモンの混じった香りが、男の理性を内側から削り取っていく。
エレベーターの中で、男は鏡に映る自分たちの姿を見た。男の目は、獲物を前にした獣のように異様に輝き、口元には歪な笑みが張り付いている。背負われた――あるいは抱きかかえられた静の身体が、男の身体に擦れるたびに、スーツの布地越しに伝わる彼女の温もりと柔らかさが、男の我慢の糸を今にも引きちぎろうとしていた。
部屋のドアが開き、無機質な空間が広がる。男は、扉を閉めるのももどかしく、静をベッドへと放り出した。
男はベッドに静を投げ出すと、乱れた呼吸を整えることもせず、その身体に覆いかぶさった。
ベッドのシーツに沈み込む平塚静の身体は、酒のせいで力を失い、まるで無防備な人形のようだった。男は彼女の身体を自分のものとして貪るように、上から圧迫するようにしてその感触を全身で堪能した。
「……たまんねぇな。この感触……」
パンツスーツという端正でビジネスライクな装いに身を包んだ彼女の身体を圧迫するたび、男の五感は痺れるような刺激に晒された。何より男の理性を狂わせるのは、彼女の豊満な胸元だった。ジャケットの生地が、その抑えきれないほどのボリュームを押し返し、弾力のある確かな存在感として男の胸を押し返してくる。
男はジャケット越しに彼女の豊かな胸を手のひらでなぞり、その重みと柔らかさを確かめた。布地という隔たりがあることで、かえって彼女の肉感的なラインが際立ち、指先を吸い寄せるような官能が男を支配する。引き締まった腰のくびれから、急激に膨らみを見せる胸の曲線――その圧倒的な肉付きが、男の全身に火をつけた。
男の頬が、彼女のジャケットの硬い襟元や滑らかな肩口に触れる。スーツ越しに伝わってくる彼女の熱は、アルコールと混じり合い、彼女自身の奥底から立ち昇る甘く濃密な匂いとなって男の嗅覚を強烈に刺激した。
「ああ……最高だ。この肉感、マジで……」
男は静の顔を覗き込んだ。眠りの中にいる彼女の表情は、昼間の厳しさとは無縁の、どこか幼くあどけないものだった。その無防備さが、男の興奮をさらに煽る。男は彼女の身体に自分の体重を預け、その柔らかな胸の感触と力強い鼓動を肌で感じ取った。
理性を突き抜けた本能が、男を突き動かす。もはや、この端正なスーツが邪魔で仕方がなかった。男の手は、彼女を完全に自分の意のままにするべく、ジャケットのボタンへと荒々しく手をかけた。
「こっちが先だな…」
男はジャケットのボタンにかけた手を一度止め、荒い呼吸のまま、静の頬へと視線を落とした。
男の指が、彼女の白く滑らかな頬をなぞる。酔いで微かに上気し、無防備に開かれた唇。その端正な顔立ちを至近距離で観察するうちに、男の理性の最後の一線が音を立てて弾け飛んだ。
「……ッ、何なんだよ、その顔は……。そんな顔で眠ってりゃ、誰だって我慢できなくなるだろうが……!」
男は自分に言い聞かせるように毒づくと、首元から彼女の顔を引き寄せた。
次の瞬間、唇が重なる。
ちゅっ、ちゅるり、じゅるっ……。
男の衝動がそのまま形になったような、激しく貪るキスだった。静の口内を強引にこじ開け、舌を絡め合うたびに、耳障りな水音と粘りつくような音が部屋に響く。
「……んぐっ、……ふっ、……っく」
静の小さな吐息が混じるたび、男の熱はさらに跳ね上がる。唇を離したとき、男の瞳は獣のような濁りを帯びていた。じゅるりと糸を引く唾液を親指で乱暴に拭い、男は荒い息を吐く。
「あぁ、たまらねぇ……。」
キスをしたことで、かえって彼女を支配したいという欲求が爆発的に高まっていく。男は、先ほどまで丁寧に観察していたその端正な顔を、今は自分の色に塗りつぶしたいという衝動に駆られていた。
静の吐息が男の顔にかかるたびに、また本能が疼く。男は興奮のあまり荒くなった息を吐き出しながら、まだ解き放たれていない彼女の衣服へと、再び飢えた手つきで戻った。
普段の生活では到底手が届くはずもない。その聖域のような女を、今まさに自分の欲望のままにできる。その圧倒的な背徳感と征服欲が、男の指先を微かに、しかし激しく震わせていた。
パチッ、パチッ…
弾けるような音とともに、シャツの合わせ目が開かれていく。男の視線は、露わになる肌の一片も見逃すまいと飢えた獣のように注がれていた。すべてのボタンを外し終え、シャツを左右に大きく広げると、男の喉から思わず「ぐっ……」と低い呻きが漏れる。
目に飛び込んできたのは、肌に直接密着した黒い下着だった。
「……嘘だろ。こんな……」
端正なスーツ姿とは対照的な、夜を纏ったような黒のコントラスト。飾り気のないシンプルなデザインだからこそ、彼女の白い肌の滑らかさと、豊満な胸の輪郭が際立って見えた。下着の生地に押し込められた胸が、呼吸に合わせてむちっ、ぷるんと不規則に揺れる。
男は、そのあまりの破壊力に息を呑んだ。普段は隠されているはずの、女としての甘美な部分が目の前で完全に無防備を晒している。
「……似合いすぎだろ、これ。……っは、たまんねぇな」
男は我慢できず、その黒いブラジャーの上から、膨らみを手のひらで押し潰すように包み込んだ。
ぐにゅり……と掌いっぱいに広がる豊かな質量。その感触の良さに、興奮でさらに強い力で揉み込む。
男は、荒ぶる鼓動を抑え込むようにして、彼女のスラックスのに手をかけた。冷たい金具の音が鳴り、スラックスのホックが外れる。
男は静の腰を抱き上げ、慣れた手つきでスラックスをゆっくりと引き下げていく。**ズルリ、スルリ……**と、布が滑り落ちるのと同時に、彼女の身体が露わになった。
「……っマジかよ……」
そこにあったのは、溜息が出るほど見事な曲線美だった。スラックスの下に身につけていた黒のレースのショーツが、彼女の白磁のような肌と、豊満なヒップのラインをより一層際立たせている。引き締まった腰から、豊かな肉付きへと続く魅惑のくびれ。そのあまりの造形美に、男は言葉を失った。
男は、目の前の光景を脳裏に焼き付けるだけでは飽き足らず、ポケットからスマートフォンを取り出した。
カシャッ。
無機質なシャッター音が、静寂な部屋に響く。
男は、無防備に横たわる下着姿の静の姿を、ありとあらゆる角度から執拗に撮影し続けた。時には腰をかがめ、時にはアングルを工夫し、彼女の無防備な肉体美をデジタルデータとして貪るように収めていく。
カシャッ、カシャッ……。
「……あぁ、ゾクゾクする…誰にも見せられないのが惜しいくらいだ」
男は端末の画面越しに見る彼女の姿に、熱い視線を固定したまま笑みを深める。この写真は、彼にとってこの夜を支配する勲章であり、これから始まる「陵辱」の記録でもあった。
男は満足げにスマホを脇へ置くと、いよいよ獲物を逃さぬよう、鞄から手錠と丈夫な紐を無造作に取り出すと、飢えた獣のような目でベッド上の静を見下ろした。
「……あぁ、ようやく、全部俺のモンだ……」
誰に聞かせるでもない、低く掠れた独り言。手錠を静の右手首に回し、カチャリッという冷たい金属音とともにフレームへと繋いだ。続いて左手首も同様に固定し、彼女の両腕をベッドのヘッドボードへ強制的に広げさせる。
「……ッ、くそ……ヤバいな。…」
拘束されたことで、胸や腹部のラインがより一層強調され、男の視界を強烈に汚染する。男は興奮に震える指先で、彼女の無防備な胸元をなぞり、その感触に自身の荒い呼吸を重ねた。
続いて男は紐を手に取ると、力なく投げ出された静の両脚をベッドの足側へと引き寄せた。
ギュッ、ギュッ……。
力任せに結び目を作るたび、紐が彼女の白い足首に食い込み、抗えない支配の証として刻まれていく。男は、拘束された彼女の身体の細部にまで目を凝らし、その絶望的な無防備さに脳が沸騰するような悦びを覚えた。
「……逃げられねぇよ、先生。ここから先は、俺のモノなんだから……」
男は、四肢を大の字に縛り上げられた彼女の姿を、まるで最高級の獲物を見定めるかのように眺め下ろす。ギシギシと鳴るベッドの音さえも、この部屋に響く心地よいBGMに聞こえた。
男は再びスマホを手に取り、獲物の全貌を執拗に記録する。
「……んー、最高だ。この角度……ここも、ちゃんと残しておかないとな」
男は、無防備に晒された彼女の秘部までもが、レンズの中に収まるよう執拗にアングルを調整する。フラッシュが焚かれるたび、彼女の肌が青白く照らされ、そのたびに男の脳裏には、昏い欲望が膨れ上がっていく。
スマホを放り投げ、男は飢えた飢獣のごとく彼女の胸元へと覆いかぶさった。
「……あぁ、まずはここからだ。堪らねぇ……」
じゅるっ、ちゅっ、むちゅう……。
男は、黒いレースの跡が残る彼女の豊かな胸を、なりふり構わず口に含んだ。一心不乱にしゃぶりつき、その瑞々しい感触を舌で蹂躙する。ぐにゅりと広がる圧倒的な質量と熱。男は自分の指で、彼女の胸の根元を強く圧迫し、逃げ場のない快楽を注ぎ込んでいく。
じゅるり、じゅっ!
部屋中に響く、淫らな音。男が欲望のままに時間を忘れ、彼女を貪り続けていた、その時だった。
「……ん……っ……」
微かな、掠れた吐息が静の唇から漏れた。
アルコールの霧の中から、彼女の意識がゆっくりと浮上し始めている。男が耳元で貪るような音を立てるたび、静の身体が小さく、拒絶するようにビクリと震えた。
「……っ、ふ、あ……?」
ゆっくりと、彼女の瞼が持ち上がる。男は、その異変に気づきながらも、剥き出しの欲望を止めることができず、さらに激しくその胸を愛撫し続けた。
男が執拗に乳首を吸い上げ、舌先でカリカリと刺激を加えるその最中、静の瞳がぼんやりと焦点を探るように彷徨った。
「……ん、……っぅ……んんっ!」
意識が戻った途端、まず全身を襲ったのは、四肢が動かせないという物理的な拒絶感だった。手首に食い込む手錠の冷たさと、足首を締め付ける紐の感触。そのあまりの異常さに、彼女の喉から短い悲鳴が漏れる。
「あ……が……っ、なに、これ……!?」
パニックに陥った静の身体が、ベッドの上で激しく身をよじる。しかし、手錠と紐に繋がれた四肢はびくともしない。逃げられない焦燥感と、全裸で晒されているという羞恥心に、彼女の呼吸が過呼吸のように乱れていく。
「……っは、は、誰……!? 何を……っ!」
激しく拒絶しようと暴れる彼女の動きに対し、男は顔を離すどころか、さらに深く、彼女の肉を蹂躙した。
「……ッあぁっ! や、やめて……っ、離れ……っああっ!!」
男の強引な吸引と、胸を容赦なく揉みしだく指先の力。それは彼女にとって「快楽」などという甘いものではなく、理性を粉砕する暴力的な刺激だった。男の口内に捕らえられた乳首が、吸い出されるたびに神経を直接電流のように駆け抜ける。
「……んぐっ、……っくうっ!」
男は、パニックに陥って涙目で抵抗する彼女の胸を、あえてより強く噛むようにして愛撫を続けた。
混乱の中で、静は男の顔を必死に見つめようとする。その輪郭は、先ほどまで酒場で共に笑い合っていた男のそれだった。
「っ……!? あんた……まさか、さっきの……っ!」
男はニヤリと下卑た笑みを浮かべ、あえて覆いかぶさっていた顔を上げ、至近距離で彼女を凝視した。
「そうだよ。やっと気づいたか?」
「っ……ふざけるな……ッ! 何考えて……!」
「考えて? 最初から決まってんだろ。あんたみたいな女が、飲み屋で男に隙を見せて……こうして俺の手の中にある。あんたのこの身体を、最初から最後まで、俺の好きにできるってのが最高にたまらねぇんだよ」
男は鼻で笑い、彼女の耳元に唇を寄せて吐き捨てるように告げた。
「……っう、……最低……っ!」
「最低? 誉め言葉だな」
男は彼女の抗議を嘲笑い、再びその胸を力任せにしゃぶりつく。
じゅるっ、べちゃりッ。
激しい吸引音と、静の絶望的な悲鳴が混ざり合う。男は、ただ彼女の肉体への支配欲を剥き出しにしながら、その強靭な舌で彼女の敏感な部分をさらに苛め抜いた。
「やめっ……! 離して……ッ、お願いだから……!」
静は必死に身体をよじり、手錠の鎖を鳴らして脱出しようと足掻くが、拘束は無慈悲なほど強固だった。ガシャガシャと金属音が虚しく部屋に響くたび、足首を縛る紐が皮膚に食い込み、彼女の抵抗を力任せに封じ込める。
暴れれば暴れるほど、露わになった全身がベッドに擦れ、かえって無防備な部位が男の目に晒される。その惨めなほど必死な抵抗を、男は冷ややかな、それでいて愉悦に満ちた視線で見下ろしていた。
「無駄だって。暴れるだけ損だぞ」
男は嘲笑うように告げると、胸を愛撫していた手をゆっくりと、執拗に下へと滑らせていく。
スッ、スッ……。
鳩尾から腹部をなぞり、引き締まった腰回りから、秘められた場所へ。男の指先が、彼女の太ももの付け根に触れる。静はビクリと大きく身体を跳ねさせた。
「お願い、やめて……ッ!」
静の叫びには、もはや快楽への反応など微塵も混じっていない。心からの拒絶と、逃げられない恐怖に震える声だ。男の手が秘部に触れた瞬間、彼女は手錠の鎖を千切らんばかりの勢いで全身をのけぞらせた。
「……ッあぁっ! や、離して……お願い、誰か……ッ!」
「無駄だって言ったろ。誰も来ねぇよ、この部屋には」
男は彼女の懇願を一切聞き入れず、あえて力任せにその聖域を押し開いた。
ぬちゃりッ、ぐちゅ……。
「――ッ!! あ、あぁっ!!」
男の太い指が強引に奥へと沈み込む。静は瞳を大きく見開き、激痛と屈辱に引きつった表情で、喉の奥から押し殺したような悲鳴を漏らした。
「ひっ……ううっ、……あぁッ!」
手足が縛られているため、痛みから逃れることもできない。ただ、蹂躙されるままに呼吸を乱し、涙がこめかみを伝ってシーツを濡らしていく。男は、その惨めなほど必死に拒絶する姿を、まるで慈しむように観察した。
「……あぁ、締まりがいい……。指だけで、こんなに……っ!」
ぐちゅ、ぐしょり、じゅるっ……!
男が指を動かすたび、情けないほどの水音が響き渡る。最初は恐怖で強張っていたせいか、そこはまだ乾き気味だった。しかし、男の指が執拗に奥のひだを掻き回すと、彼女の意思とは無関係に、生理反応がその身体を裏切り始める。
拒絶の言葉を吐くたび、あるいは暴れるたびに、彼女の深淵はより一層熱く、湿り気を帯びて男の指をねっとりと絡め取っていく。
「……っ……、あ……?」
屈辱と興奮でぐしゃぐしゃになった静の顔を眺めながら、男は彼女の深淵を奥まで蹂躙していた指を一気に抜き去った。ぽちゅんと湿った音を響かせ、男は指に付着した愛液をゆっくりと口元へ運ぶ。
「……んッ、……美味え、……これが、平塚静の味……」
男は恍惚とした表情で、傍らの鞄から折り畳み式の三脚を素早く取り出し、ベッドの脇に設置すると、そこにスマホを固定した。
カチリ。
録画ボタンが押される。画面の中には、手足と自由を奪われ、涙と愛液に塗れて震える彼女の無防備な全貌が、鮮明に収められている。
「準備完了だ。先生、ここからは『記録』に残るからな。あんたがどれだけ泣き叫んで、どんな顔で堕ちていくのか……全部、一生消えないデータとして焼き付けてやる」
男は歪んだ笑みを浮かべると、今度は指ではなく、顔を彼女の秘部へと深く沈めていった。
じゅるるるッ!べちゃり……!
「――ッ!! あ、あぁっ!! や、やめて……ッ!!」
容赦のない舌の腹が、彼女の柔らかい肉を吸い上げ、執拗に刺激する。指とは比べ物にならないほど熱く、濡れた質感。男の口内に捕らえられた中心部は、彼女の意志とは裏腹に、男の舌の動きに合わせて激しく反応してしまう。
「ふ、あぁっ! あ、あんっ、やだ……っ、そんな、無理……っ!」
舌が彼女の秘部を執拗に追い回す。
「まんこが俺の舌でこんなにベチャベチャだ。……ほら、もっと鳴けよ」
男は逃げ場のない彼女の身体を堪能し尽くすかのように、さらに深く、舌を彼女の深淵へと突き立てていった。
じゅるり、べちゃり、ぬちゃっ……。
部屋中に淫らな水音が果てしなく響き続ける。男は執拗に、まるで彼女の核を溶かし尽くすかのように、逃げ場のない舌の刑罰を繰り返した。
静は、手首に食い込む手錠の痛みも忘れるほど、その刺激に翻弄されていた。拒絶しようと懸命に足掻くたび、紐で固定された脚が逆に男の顔をより強く受け入れてしまい、彼女の身体は矛盾した快楽に何度も激しく跳ね上がる。
「はぁっ、あぁっ……! や、め……っ、……っっ!」
ついに男が満足げに唇を離し、顔を上げた。静の呼吸は荒れ果て、口元から糸を引く唾液と涙で顔はぐしゃぐしゃだ。肌は上気し、全身が痙攣するように小さく震え続けている。
「……はぁ、はぁ……っ、……もう、……っ!」
「中身までトロトロだな」
男はそう言い捨てると、彼女の秘部へと乱暴に指を突き入れた。
ぐちゅりッ!
「あぁっ!?」
男は深淵をかき回し、指先にたっぷりと熱い愛液を絡め取ると、ゆっくりとそれを引き抜く。そして、その指をあえて彼女の目の前まで持ち上げ、ネバネバと長く伸びる淫らな糸を、じっくりと見せつけた。
「さあ、言えよ。奥まで入れてほしいんだろ?」
男のその卑劣な問いかけに、静は瞳を大きく見開き、激しく首を横に振った。
「っ……、いや……ッ! 絶対、……絶対にやめて……っ!!」
「まだそんな口聞けるのか。……それなら、もっと気持ちよくさせてやるよ」
男は再び鞄を漁ると、無機質な黒いボールギャグを取り出した。静の抵抗を力任せに押さえつけ、無理やり顎を開かせると、ボール部分を口の中に押し込む。
ベルトが頭の後ろで固定され、静の口は完全に塞がれた。
「っぐぅ……! んっ、んぐぅーーッ!!」
声を奪われ、ただ苦悶のうなり声しか出せない彼女の様子を、男は心底愉しげに見下ろした。男は今度は鞄から、一際妖しく輝くバイブを取り出す。
「……さあ、後悔するんだな」
その先端を彼女の秘部へと容赦なくあてがう。
ブゥゥゥゥ……ッ!!
「――っ!! んぐぅーーっ!! んんっ!!」
機械的な振動が、彼女の神経を直接焼き払う。それは絶頂には達しない、じりじりと理性を削り取るような執拗な刺激だった。逃げ場のない快楽が身体の奥底から込み上げ、喉を詰まらせた彼女の秘部を、さらに熱く、ドロドロに溶かしていく。
「あぁ……そうだよ。その顔だ。……後悔してるって顔が、最高にたまんねぇ」
男は満足げにそう呟くと、三脚に固定されたスマホの画面を覗き込んだ。録画時間がカウントされ、彼女の屈辱的な姿がアングルから外れることなく、鮮明に焼き付けられていることを確認する。
男は不敵な笑みを浮かべると、ポケットからライターを取り出し、カチリと火を弄んだ。
「……よし、完璧だ。……ちょっとタバコでも吸ってくるかな」
「っぐ……っ、んんーーッ!!」
必死に首を振って拒絶し、行かないでくれと訴えるような静の視線を、男はあえて無視する。男は楽しげに鼻歌を混じえながら、バイブが駆動し続ける地獄のような部屋を、ゆっくりと一度出ていった。
カチャン。
ドアが閉まる音が響き、密室に振動音だけが取り残される。静は一人、逃げ場のない快楽の拷問を受けながら、男が戻ってくるまでの間の絶望的な孤独を味わわされていたーーーー。
長くなってしまったので、上下の2部構成で投稿させていただきます。
続きも合わせてお読みいただけると嬉しいです。