※この作品はR-18です。

西ふぐり高物語   作:のろこい

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この物語は私立西ふぐり高校一のふぐりを目指す、金的 機雷(きんてき きらい)の物語である。

 

金的 機雷は、生まれながらにしてふぐりを持たない男子であった。金的 機雷が成長する過程で、その体に違和感を持ち始めた頃、西ふぐり王決定戦の話を聞き付けた彼はこの物語の主人公である。

もともと運動神経抜群で体力に自信のあった金的 機雷であったが、同時に知識に乏しく、高校一を決める大会に向けて毎日図書館で本を読み漁った。その結果として彼は全知全能の体を手に入れた。しかしそれによって彼が得たものは、「玉無し男」というあだ名だけである。

 

金的 機雷が西ふぐ高に入学し、彼のあだ名は西ふぐ高の生徒たちにも広がっていた。西ふぐ高は自由な校風であるためか、皆の彼に対する接し方もフランクで、上級生たちが金的 機雷を見かけると『おっす』や『ちっす』などの軽い挨拶を送ってくることが多い。そんな環境だからこそ、金的 機雷も高校一を決める大会にプレッシャーを感じず、のびのびと練習に励むことができた。

 

そして迎えた西ふぐり王決定戦当日。金的 機雷は予選第一試合から圧倒的な力を見せつけて勝ち上がった。相手チームの攻撃を避けつつ、カウンターで必殺技を繰り出していく金的 機雷のスタイルは他を寄せ付けず、観客たちを驚かせた。

 

決勝戦まで勝ち進んだ金的 機雷は、決勝戦で同じ西ふぐり高の仲間である膀胱球磨(ぼうこうえんま)と対峙した。膀胱球磨は小柄ではあるものの、西ふぐり高の中でも屈指の実力派選手であり、金的 機雷を苦戦させた。しかし金的 機雷は持ち前の根性と器用さで膀胱球磨の猛攻をかわしながら的確なカウンター攻撃を繰り出していく。そしてついに金的 機雷の攻撃が膀胱球磨にヒットし、彼は倒れた。『この技は……!!』そう叫びながら尿を撒き散らして倒れる彼の姿はまさに悲痛であった。

 

そんな金的 機雷の勝利により、見事西ふぐり高の学校一に金玉郡が選ばれる。金的 機雷は膀胱球磨の分まで優勝旗を持ち、立ち上る。その瞬間会場中から大歓声が上がる。しかし金的 機雷は自分が優勝した喜びよりも膀胱球磨の尿の染み付いた床を見て、彼が倒れた姿ばかり浮かんできた。『俺よりもあいつの方が強かった。』そんな思いから、金的 機雷はこの大会を通じて自分がどんどん精神的に強くなっていっていることに気付いたのであった。

 

そんな金的 機雷にも実は彼の幼馴染みである下腹部螺奈(ふくぶ らな)という1人の女性がいた。

彼女と金的 機雷が出会ったのは幼少期の頃である。まだ男の子たちが多かった園の中では、下腹部螺奈 の存在は黄金の果実の如く輝いていたのだ。ある時など、暑い夏の日中に彼女が着ていたワンピースから白いTバックショーツを穿いてることが判明する。当然男子たちは彼女に興味津々になり、金的 機雷も下腹部螺奈を異性として意識するきっかけの一つとなった。

 

金的 機雷はその日から毎日欠かさず下腹部螺奈のことを観察するようになった。あれだけ魅力的な下腹部螺奈との園の中での日々が金玉高ではどうだったのか。彼は下腹部螺奈の下着や着替えシーンを目撃するために、休み時間には必ず下腹部螺奈が座る座席の近くに身を潜めた。そして下腹部螺奈が座る座席で尿を放出した。またある時には下腹部を空高く上げたまま放尿し、その尿を金玉郡が放出した放尿ビームの応用によって飛来させて攻撃に利用したりすることもしばしばあった(ただしこの時は下腹部螺奈が金的 機雷の尿の存在に気付き始めたため中断となった)。

 

そんな日々を過ごしていたが、ある夏の日のことである。いつものように放課後は下腹部螺奈 観察をしていた金的 機雷だったが、今日は様子が違ったのだ。なんと彼女が体操服から着替えようとした時に、その下着を拝みながら放尿している男の姿があった。その下着は下腹部螺奈のもので、男が彼女の体操服からこっそり持ち出したものだったのだ。

 

その下着泥棒に気づいた下腹部螺奈が大声をあげる。金的 機雷は慌てて逃げ出そうとする男の前に立ち塞がり、自分の黄金の右拳を男の腹部に強く打ち込んだ。そして『二度と盗まないと約束するならば許してやろう。』そう言うと男は何度も首を縦に振りながら謝罪の意を示した。こうして事件は解決したのだ。この事件をきっかけに、金玉郡の中で正義感が強くなっているのを感じる金的 機雷だった。そして下腹部螺奈との仲はさらに近づいていったのだ。この続きはまた明日話そう。まずは「今日もアメの日に喧嘩を売りに行く」んだ……。

 

***

私立西ふぐり高校の校門の前で2人の男子生徒が立ち話をしていた その1人が「なぁ今日の昼休みのアレ見た?マジでやばすぎたわ」という声に対し、もう1人が笑いながら相槌を打つ「あぁ確かにあれはやばいな、まさかあんなに簡単に落ちるとは思わなかったぜ」

と2人の男がニヤニヤしながら話す。

どうやら今日の昼休みに1人の男子生徒の顔面をぶん殴って気絶させ、そしてズボンを脱がしてケツ丸出しにしたというらしい話である。もう1人は「俺もやってみてえなあ」というのだが、もう1人は「やめとけよ、お前みたいにガタイがいいならまだしも俺がやれば普通にやべえだろ、この学校での俺のイメージまで壊したくないぞ?」と答える。するともう1人の男は「それは言えてる」と言い、2人の会話は終わった。

 

しばらくしてもう1人の生徒がやってきた「おーい何してるんだお前ら早く行こうぜ」と言いながら近づいてくるが、その背後には3人組の男子生徒がいたそしてそのうちの一人が突然後ろから「お前だよ、そのガセネタを流していた野郎は」と言うともう1人は驚きながら後ろを見るとそこには先ほど話していた男の姿があった。もう1人が慌てて弁解するがその男は聞く耳を持たない「ちょっと話をしようぜ?」と言うが彼は逃げ出そうとするがすぐに捕まり顔面を強く殴られる。2発、3発、4発……。痛みに耐えかねて男が膝から崩れ落ちると上から彼を踏みつけてきたのである。彼の目が虚ろなものになると共に俺は同情の気持ちが生まれる『絶対に悪役になることはやめろ、お前がカツアゲされたりするような奴だったらどうする……っ!』と言いつつ心の中では彼がどうされるのか想像してしまい股間に血が溜まるのを感じたのだった

 

***

私立西ふぐり高校の金的 機雷のクラスでは「今日のアメの日に喧嘩を売りに行く」という作戦で行こうという話になっていた。というのもこの日はカップルが多く集まり、やたらとイチャイチャするものなのだ。

 

金髪が昼休み早々に彼氏のいる男子に近寄って行くと彼らは馬鹿にしたような反応を示した。彼が口を開くと『どうしてこちらがナチュラルボブにあげるものを勝手にお前が奪っているんだよ』と言う。それに対して金髪は『お前らに彼女ができてからなんか面白くなくて』と答えると、その男子生徒も怒りを露にして彼の胸ぐらを掴んだ。そのまま殴り合いになりかけたところにもう1人の生徒が割って入ると彼らに向かってこう言った

 

『じゃあどちらかのポケットに、さっき僕ちゃんが盗んだカップル限定チョコレートを入れて全員で臭い嗅ぐってのはどうだい?』と言って殴り合いは終わったのである

 

***

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