えっちワードは出るけどえっちシーンはないクズ男の掘り下げ回
ピロートーク
「─────で、これからあんたはどうすんの?隠れ住むにも限界があるでしょ」
結局あの後揃って寝落ちしてしまい、リョシーセ達が次に起きた時には昼過ぎになっていた。3人の体液をたっぷり吸ったベッドシーツを取り替えたり、服を整えたりして帰りの準備をしていた時、ベケスがロキリスに今後どうするのかを問う
「そろそろ街を出て別の所に行こうと思う。探してる物もなかったしな」
「えーーー!?おにーさん出てっちゃうの!?」
「探してる物?何よそれ」
抱きつこうとするリョシーセを抑えつつベケスは聞き返す
「⋯⋯そうだな、嬢ちゃん達には話しておくか」
しゃがんで目線を合わせこちらを見据える神妙な面持ちのロキリスの、先程までとは違う雰囲気に2人はゴクリと喉を鳴らす
「実はな──────故郷に好きな人がいるんだ」
「⋯⋯⋯⋯⋯へ?」
「─────はぁ!!?」
「そいつには呪いがかけられててな、結晶の中に閉じ込められてるんだが⋯⋯どうした?」
真剣な表情で語るロキリスに2人は目を見開いて驚愕の表情を浮かべる。ベケスはわなわなと震え、リョシーセはポカンと口を開けたまま固まっている
「どうした?じゃないわよ!あんた、わたしやリョシーセに手を出しといて好きな人がいる?何言ってんのよこのクズ!わたしはともかくリョシーセの気持ちはどうなるのよ!見なさいよほらぁ!」
男の胸ぐらを掴みガクガクと揺らし、リョシーセに顔を向かせる。口を開けたまま涙目でぷるぷると震え、膝から崩れ落ちて放心状態になった少女の姿がそこにはあった
「あー⋯⋯すまん。だが嬢ちゃんの身体は今までで最高だったぞ。色んな少女を相手してきた俺が保証しよう」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯このゴミクズロリコン野郎はここで燃やしておくべきじゃないかしら」
額に青筋を浮かべ、杖を片手に上に掲げ火の玉を周りに浮かべるベケス。しかし男は焦る様子は無く冷静に弁明を口にする
「待て待て!確かに俺は年端もいかない女の子達とセックスしてるしそれを楽しんでる。だが好きな人がいるのにこんな事してるのにはちゃんと理由があるんだ」
「⋯⋯一応、聞いてやるわ。言ってみなさい」
「ああ、それはな─────幼なじみの為だ」
ベケスは先程ロキリスが話していた結晶の中に閉じ込められた人の話を思い出す。さっき話した人のこと?と聞くと男は頷いて話を続けた
「俺の故郷の村では12歳になったら大人と同じように働くんだが、結婚も同様でな。幼なじみが12歳を迎えて、村の外からやってきた男との婚約まで決まった時、俺は10歳だった」
「幼なじみは年上の娘だったのね」
「ああ、そいつが好きだった俺は「お前が好きだ。だから俺が大人になるまで婚約者との結婚を待って欲しい」そう言ったんだ。そしたらあいつは困った様な笑顔を向けて─────
『ごめんなさいロキリス。私はね、幼い女の子を容赦無くレイプしまくって雑に扱ってくれる年上のおにーさんみたいな人が好みなの。そんな人と結婚してオナホみたいに使われるのが私の夢。優しいあなたとは結婚出来ないわ』
─────そう、言われたんだ⋯⋯!」
「うっわ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
(わたしも人の事言えないけど、その娘も中々に癖が強いわね⋯⋯)
思わず声を出して引いてしまったベケスを余所にロキリスの昔話は続いていく
「年下の俺がどう足掻いたところで年上になる事は出来ない。だから相手を結晶に閉じ込めて保存する『檻の結晶』を使って、あいつの時間の方を止めることにしたんだ」
「⋯⋯ん!?あんたが呪いをかけたの!?ていうか何でそんな物が都合良くあんのよ」
「それは俺の故郷がそういった素材を加工して扱いやすくする役割を与えられた村だったからだな。夜に使った媚薬香炉もそこで作られたもんだ。買ったのは別の場所でだが───話を戻すぞ?それから幼なじみの言葉が気になった俺は婚約者の男のことを調べた。そしたらそいつは結婚した相手を奴隷として調教し売り飛ばす詐欺師のクソ野郎だったという事がわかり、殺したら捕まった」
「登場人物ヤバい奴しかいないの⋯?」
目の前の男の所業にドン引きするベケス。彼女は内心、続きを聞くのが怖くなってきた
「さすがに死刑は避けられないと思っていたが、村の人達は俺があの娘を好きだった事に気付いていたらしく庇ってくれたんだ。おかげで死刑は免れたが、人殺しは人殺し。牢屋生活は避けられなかった」
「その娘を結晶に閉じ込めたことはお咎め無し?村の人にバレなかったの?」
「詐欺師の男にしっかり押し付けた。村の連中も婚約相手が詐欺師だったってのにも薄々気付いていたみたいでな、結局この一件は好きな人に呪いをかけられた少年の復讐として片付けてくれたんだ。いやーラッキーだったぜあれは」
「ナチュラルサイコゴミクズロリコン野郎ね⋯⋯」
ここまで来るとドン引き通り越して感心すら覚えてくる。同時に何故こんな男に処女を捧げてしまったのだろうと少し後悔もしていた
「呪われたあいつを解放する準備は自分がもう少し歳を取って、年上になってからでいいだろうと、贖罪代わりに大人の手伝いをしながら牢屋で夜を過ごすこと8年⋯⋯『檻の結晶』を解除できる『鍵の結晶』の数が減ってきていることを知った俺は、このままでは幼なじみを救えなくなると思いそれを探しに脱走した。それからは騎士団や賞金稼ぎから逃げつつ可愛い女の子達との出会いと冒険が始まったんだ」
ちなみに通報したのは詳しくは知らないが騒ぎがあったのを知ってた近隣の村の住人達で、村の人達からは通報されていない、という事を付け加えてロキリスは話を一旦話を終える
「⋯⋯⋯なるほどね、後は大体予想がつくわね。あんたは幼なじみの娘が言っていたクズ男になる為にわたしやリョシーセ、他の女の子達とセックスしたって事ね」
「その通りだ。まあさすがにレイプとか、相手が嫌がる事はしたくなかったから同意を得ない限り手は出さないしそういうプレイはしないようにしてたぞ。どうせ結晶の中に閉じ込められてるあいつには知りようが無い事だしな。とにかく実績を積むため沢山の女の子と楽しくヤりまくったぜ」
「うんうん、あんたの事がよーくわかったわ。それじゃ死にましょうか」
「─────待って!!」
キメ顔で親指を立てるクズ男に対し、笑顔を保ったまま再び腕を上げ一際大きな火の玉を作って放とうとするベケス。しかしそれを放つ前に放心していたと思っていたリョシーセに腕を掴まれ、火の玉は放たれることなく霧散する
「リョシーセ⋯!?いいの?こいつ相当なクズ野郎よ?何よりあんたを泣かせたこいつをわたしは許せないわ!」
「私は大丈夫だよ。確かに好きな人にフラれる形みたいになっちゃったけど、あの道具の中でも良い方だったみたいな言い方された時⋯⋯⋯すっごい興奮してただけから♡♡♡」
「えぇ⋯⋯⋯」
「さすが俺が認めた嬢ちゃんだ」
「おにーさんにとって都合のいい時に使われる存在⋯えへへ♡」などと呟いて笑う親友にベケスは若干引いていた。それに対しロキリスは再び親指を立ててリョシーセを褒めている
「ね、おにーさん。私まだ赤ちゃん作れないけど、もし作れるようになったら種付けレイプしてくれる?もしかしたら赤ちゃんがデキちゃうかもって感じながら犯してほしいの♡もちろんデキても認知しなくていいよ♡♡」
「ああ、お前が望むなら孕むまで種付けプレスでしっかり注ぎ込んでやるさ。デキちまったら金くらいは出すから心配すんな。責任は取らないがな」
「やったー♡♡♡えへへ、おにーさん大好き♡♡♡」
およそ人生で上位に入るレベルに爛れた最低最悪のやりとりを行う2人を見たベケスは呆れるしかなかった。「まともなのは自分だけか」というツッコミが喉まで出かかったが、自分の性癖を思い出した結果寸前で言葉を呑み込んだ
「ロキリス⋯⋯あんたいつか絶対刺されるわよ。リョシーセに関してはわたしがしっかりしないと駄目ね⋯⋯」
リョシーセの将来が心配になるベケスだったが、当の本人は幸せそうにロキリスに抱き着いて頬擦りしている。その様子を見てため息をつくと彼女は諦めたように口を開いた
「⋯⋯はぁ、もういいわ。とりあえずあんたの事情もわかったし見逃してあげる。リョシーセを悲しませる訳にはいかないしね。せめて幼なじみの娘の呪い、ちゃんと解いてやりなさいよ」
「ありがとな赤毛の嬢ちゃん。今度会ったら頭撫でながら抱きしめて子宮の入口をチンポで優しくほぐしてやるよ」
「んなっ!?───だからそういうところよ!このクズ!!!」
「えぇ~ベケスちゃんいいなぁ♡おにーさんの子宮口とんとんすっごく気持ちいいんだよ♡♡こう、イク瞬間、奥をぐりぐり~ってしてくれるし♡♡」
「~~~~~~っっっ!知ってるわよぉ!!!!!」
◇◆◇◆◇◆
「はいこれ」
「?何だこれ⋯メモ?」
建物から出たリョシーセとベケスはロキリスを見送るために街の大通りの門前までやってきた。街や村を繋げる門はいくつかあるが、街の中心まで伸びる大通りの門はその中でも見上げるほど大きい。人通りの多い時間帯の為フードで顔を隠せば問題無く人混みに紛れ街を出られる筈だ。ロキリスが別れを告げようと振り返るとベケスが紙を手渡した
「街から出て北西に進んだ先にある街に、わたしの孤児院の院長先生がお世話になってる店があるの。ポーションとか魔法道具とか、小道具を扱うお店。鍵の結晶についても何かわかるかもしれないから、行き詰まってるなら行ってみなさい。その紙は地図と紹介状代わりよ」
「助かる⋯それじゃあ嬢ちゃん達元気でな。立派な冒険者になるんだぞ」
「うん!おにーさんもね!」
「他の女の子泣かせるような真似すんじゃないわよ」
ロキリスは別れを告げ街の外に向かって足早に歩いていった。2人は姿が見えなくなるまで手を振り続けるのだった
「⋯⋯行っちゃったね」
「そうね。それで、これからどうするの?」
「もちろん冒険者ギルドに!そろそろ依頼やらないと禁断症状が⋯!ハァッ⋯ハァッ⋯!」
(本当に冒険愛が強いわねこの子⋯)
大げさに呼吸を荒らげ胸を抑える仕草をするリョシーセ。傍から見れば仲間内の冗談かと思われるが、実はそうでは無いことをベケスは知っていた。よくよく見れば手が小刻みに震え目が血走っているのがわかる。既に我慢の限界が近いのだろう。誕生日パーティー中もその後も冒険譚を語っていた事から、あの時から既に症状は出ていた事がわかる。片鱗は見せていたものの目の前の親友の冒険欲が性欲並かそれ以上に強いのは、ここ最近になってようやく知った事だった
「色んな意味で欲求が多いんだからリョシーセは⋯しょーがない、付き合ってあげるわ。ただし程々にしなさいよ。やり過ぎだと思ったら止めるから」
「うぇっ⋯!?と、とりあえず20⋯いや10は依頼をこなそうかなーって思ってたんだけど⋯どう?」
「⋯⋯程々って言葉の勉強からやり直すべきかしら」
どこかのおまけでロキリスと幼なじみ(まだ名前決めてない)のえっち書きたいね