※この作品はR-18です。

褐色マゾ肉便器リョシーセ♡   作:ミダレウチ

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沢山お気に入り登録して貰った矢先に投稿滞っちゃってごめんなさい⋯これからもこんな感じにマイペースにやってくので、気長に待っていただけると幸いです
気を取り直して潜入捜査ベケス開始。こっちルートはソフトにいくよ


ベケスルート
面接


(ここが例の貴族が住んでる屋敷ね⋯)

 

手紙に書かれた案内に従い、大通りを歩いていたベケスはとある屋敷の前で歩みを止める

そこは貴族が住んでいるというには随分と貧相な屋敷だった。壁の塗装は剥がれ落ち、窓は所々割れており小さな庭はベケスの背丈ほど伸びた雑草で埋め尽くされていた

 

(空き家だったのを買い取ったって感じかしら⋯スラムだったここら辺の整備が進んだの最近みたいだし)

 

チラリと大通りに目を向けるとあちこちで家の解体と建築が行われていた。聞けばこの街に移住してくる人達の家や孤児院などを新たに建てる予定との事だ

この街はある時を境に急激に治安を回復、発展し始めたのだが、噂では統治者であるクヴィチ司祭長を悩ませていた長年の問題が解決した結果だとか⋯

 

(そんな風には見えなかったけど⋯まっ、安心して歩けるようになったのは良い事よね。それよりも仕事仕事っと⋯目立たない程度の身体の汚れと少しボサボサの髪⋯うん、いい感じね)

 

コンコンコンッ

 

自分は居場所を求めて最近この街にやってきた孤児で、そんな自分でも働ける仕事を見つけてこの屋敷にやってきた⋯ベケスは見た目がそれ相応の格好をしているのを確認し、頭の中で自分の演じる役を言い聞かせてから屋敷の扉をノックした

 

ガタンッバキッ!⋯ドタドタドタ⋯⋯ガチャッギィ⋯⋯

 

「いらっしゃい!君が手紙をくれたユミナって子かい?」

 

すると慌ただしい音に続き、立て付けの悪い扉が音を立てて開かれ中から金髪の青年が顔を出す

 

(見せてもらった絵と同じ顔⋯間違いない、この男が調査を頼まれた相手ね)

 

「は、はい!あの⋯食べる物と住める場所があるって聞いて⋯⋯」

 

ベケスは事前に考えていた引っ込み思案で押しに弱そうな子を演じる。そうすることで油断を誘い、情報を引き出しやすくする作戦だった

 

「うんうん、そうだよ!えと、とりあえず中に入って⋯!奥の部屋で話そう」

 

「え?きゃっ⋯!」

 

青年はどこか焦った様子で辺りを見回した後、ベケスの手を掴むと中に引き込み足早に手入れの行き届いていない廊下を進んでいく。そして一番奥の部屋でようやく立ち止まると、廊下を確認してから扉を閉めた

 

「ふぅ⋯よし、見られなかったな」

 

「見られなかった⋯?」

 

「ああなんでもないよ!気にしないでこっちの話⋯⋯っと、自己紹介がまだだったね。僕はレヘター・⋯いや⋯⋯うん、ただのレヘターだ。元貴族のね」

 

(!?⋯貴族じゃない事を自分から明かした⋯どういう事?)

 

「元貴族⋯貴族様じゃないんですか?」

 

「うん、ちょっと前に廃嫡⋯家族から縁を切られちゃってね。思い切って別の街で再スタートする事にしたんだ⋯とは言っても見ての通りの有様でね。ユミナ、君にはこの屋敷を綺麗にする手伝いをして欲しいんだ。ああ君の食事と寝る場所はちゃんと用意できるから、安心して!」

 

「は、はい⋯!お仕事、精一杯やらせて頂きますっ⋯!」

 

「それじゃ仕事の内容だけど─────」

 

そう言って朗らかに笑う青年と会話をしながらベケスは考えを巡らせる。少なくとも大方予想されていた状況ではあった

 

(悪い人では⋯無さそうね。家族から縁を切られた自覚もある⋯それなら何故今も追放された家名を使ってるのかしら?罪になることくらい知ってそうだけれど⋯⋯)

 

「─────以上だよ。何か質問はあるかい?」

 

「大丈夫です。どれも大変そうですが、頑張ります⋯!」

 

(ともかくもっと探らないとだめね。その為にはまず信用を得ないと─────)

 

「そうかい、それなら僕から質問なんだけど⋯⋯手紙を寄越したってことはユミナは読み書きができるのかい?」

 

「えぇと、はい⋯少しなら⋯⋯ですけど」

 

「勉強が好きなのかい?」

 

「⋯はい、色々知れるのが好きで⋯⋯学ぶのは好き、です」

 

(何?もしかして孤児じゃないって疑われてる⋯?)

 

背後に回り込んできたレヘターに振り返ろうとして肩を抑えられたベケスの警戒度が上がる。そして─────

 

「それじゃこういう知識はあるのかい?」

 

「へ!?あの、ちょっと⋯!んっ⋯♡」

 

後ろからレヘター抱き着かれて身体をまさぐられるベケス。予想外の出来事に思わず素が出かかってしまった

 

「うん、反応は良いね。自分で弄ったりしてるのかい?」

 

(⋯っ前言撤回!こいつただの変態ロリコン貴族よ!もういいわ、よく分かった⋯⋯現行犯逮捕よ!!)

 

身体を折り曲げ後ろに回り込んだレヘターに見えないように魔法を詠唱し手元に魔力を貯める。杖が無いと狙い撃ちは出来ないが、周囲を爆発させるだけなら必要は無い。屋敷ごと吹き飛ばしてやると魔力を解放しようとした瞬間─────部屋の扉が音を立てて開かれた

 

バタンッ!

 

「⋯⋯⋯主(あるじ)様」

 

(誰!?)

 

ベケスは顔を上げ扉に目を向ける。そこには自分と同じくらいの、大きな帽子を被ったメイド服の女の子が立っていた

 

「ゲッ──ミズネ!?何でここが「何やってんだテメェー!」────グホァッ!?」

 

驚くレヘターにミズネと呼ばれた少女が早足で近付くと、地面を蹴り上げ回し蹴りをレヘターの顔面に叩き込む。蹴り飛ばされたレヘターは面白いほど勢い良く飛び、奥に置かれた机を破壊しながら壁に叩き付けられた

一方ベケスはというとレヘターが驚いた時点で手は離されていた為、一緒に吹き飛ばされないで済んだ

 

「え?えっ、ええ⋯⋯」

 

目の前の出来事に頭の処理が追い付かず立ち尽くすベケスをよそに、少女は吹き飛ばされた彼に近寄り、蹴りを追い打ちしていた

 

「新しい街に来たばっかで真っ先にやることがセクハラとか⋯実家にいた頃と何も変わってねーじゃねーか!主様は⋯獣ですかコノヤロー!」

 

「ま、待ってくれミズネぶへっ!話を聞いて──ちょっ痛い痛い!」

 

「あ、あの⋯!さすがにやりすぎでは⋯⋯」

 

さすがに見ていられなくなったベケスが止めると、少女は蹴るのをやめてこちらに振り返る。肩まで伸びた白色の、毛先はウェーブのかかった髪に、赤い目をした目つきの悪い少女だった

 

「しょ、紹介するよユミナ⋯この子はミズネ。僕がまだ貴族だった頃、屋敷で働いてた子なんだ。追い出された時付いてきちゃってね⋯」

 

「お前その見た目⋯孤児なのか?」

 

「は、はい⋯!ユミナって言います⋯住む場所を探してて、ここでメイドの仕事をすれば住む場所と食べ物をくれるって聞いて⋯⋯」

 

「そうか、私はミズネ。こいつの言う通り昔っから雇われてるメイドだ。それで住む場所と食べ物の話だが⋯そりゃ嘘だよ。この変態はお前みたいな何も知らない女の子を餌で釣ってセクハラ──身体に触ったりしたかっただけだ。そうだろ?主様」

 

(⋯⋯ああそっか、孤児だって設定だからわたしが何をされていたのか理解してないって思われてるのね。そしてそんな状況から救ってくれた⋯乱暴で口は悪いけど良い子、なのかしら?)

 

「それは違うぞミズネ!ちゃんとその子が要求する物は与えてあげるつもりだ。幸いこの屋敷は部屋数が多いし修繕すれば十分に住めるし、食事だって手持ちのお金でまだ何とかできる!だからそれに対する対価を求めるのは正当な要きゅぶへっ!?」

 

がばりと上半身を起こし熱弁するレヘターの顔を、ミズネが足でぐりぐりと踏みつける。その顔はまるでゴミを見るかのような表情をしていた

 

「セクハラすると事前に伝えていたと?こいつの口からそうだとは聞かされてねーですが?」

 

「⋯いえ、言ってないでふ」

 

「騙してるじゃねーか、主様のクズ。ハァ⋯で、なんで雇ったんすか?」

 

「えっと⋯この屋敷二人で住むには大きいだろう?掃除だってミズネ一人じゃ大変そうだし、もう一人くらい雇ってもいいんじゃないかと思って⋯⋯あとは溜まってるモノの処理とか⋯⋯」

 

「は?」

 

「ヒェッ⋯!なんでもないです!!」

 

「⋯⋯で?それを私に隠そうとした理由は?」

 

「うぅ⋯⋯働かせてから明かせば仕事させた以上対価を払わないと追い出せない、とミズネを説得できると思って⋯⋯」

 

高圧的な態度で問い詰めるメイドとそれに畏縮する主人⋯ベケスの知る主従関係とは完全に逆になっていた

足癖の悪さや微妙に敬ってない言葉使い、貴族だった頃からの付き合いといい、ただの主従関係という訳では無さそうだった

 

「ハァ⋯もういいよ。ユミナって言ったな?悪いけどメイドを雇うという話は無かったことに────」

 

「そ、それは困ります⋯!」

 

(冗談じゃないわ!セクハラから助けてくれたのは嬉しいけど、まだ真意を探れてない以上こっちはここで帰る訳にはいかないのよ⋯!何とか、何とか留まる方法を考えないと⋯!)

 

ここで帰ってしまえば真意は分からずじまいで、ベケスはセクハラされに来ただけとなってしまう。少なくとも使えない貴族の名前を今も利用しているのは確かなのだ。その証拠を掴むまでは帰れなかった

 

「行くところが無いんです⋯!頑張って働くので、ここに居させてください!お金なら入りません!寝床と少しの食べ物があればいいです!それに────さ、さっきされたことも頑張りますっ⋯ので!」

 

「───────は?」

 

「本当かい!?」

 

(⋯⋯ん?あれ?今わたし、とんでもないこと口走らなかった!?)

 

頭を下げて放ったベケスの言葉に、ミズネが思わずといった形で声を漏らしレヘターが驚きと歓喜の混じった声を上げる。ベケスは数瞬固まった後、自分が何を言ったのか自覚して心の中で叫び声を上げた

 

「お前⋯⋯自分が何を言ってるのか分かって────」

 

「へ?え⋯えっとぉそのぉ⋯⋯」

 

「ま⋯まあまあミズネ、落ち着いて!彼女だってやる気があるみたいだし、せめて屋敷の修繕が済むまでは置いてあげてもいいだろう?ね?」

 

「主様はセクハラがしたいだけだろ」

 

「い、いやそんな事は⋯⋯⋯⋯⋯ないよ?」

 

ミズネがレヘターを睨み付けると、彼はサッと目を逸らす。どうやら図星らしかったが、レヘターは勢いで押し切る気だ

 

「⋯⋯⋯そう、かよ。お互い納得してんなら、私から言うことはねーよ。そんじゃ主様、買ってきた物整理するから私はこれで」

 

そう言って扉の方へ歩くミズネ。すれ違い様、彼女の目元が光った気がしてベケスが振り返るが、既に扉は閉められ彼女は姿を消していた

 

「納得⋯して貰えたのかな?ともかく、これからよろしく頼むよユミナ」

 

「え?あ⋯はい!ありがとうございます⋯!」

 

(今あのミズネって子⋯⋯泣いてた?)

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

(な、何とかこぎつけたぁ⋯⋯)

 

その日の夜、今日はもう休んで良いと言われたベケスは最低限直していたらしいお風呂に案内され、身体の汚れを洗い流した後割り当てられた個室のベッドに倒れ込んだ

 

(勢い余って凄いこと口走った気がする⋯まぁ、触られる程度なら我慢すればいいわよね⋯⋯?)

 

「そうだ、定期報告しとかないと」

 

ベケスは身体を起こすと唯一持ってきた小さなポーチの中をまさぐる。見た目こそ役に合わせて汚していたが、クヴィチ司祭長から渡されたそのポーチには“拡張魔法”が掛かっており、中の空間は見た目よりだいぶ広くなっている代物だった

 

(便利よねーこれ。わたしも覚えたけど、広げられる空間は術者の魔力に依存するからそんなに大きく出来ないのよね⋯)

 

「っと、あった」

 

そんなポーチからベケスは目当ての物を掴み引きずり出す。それはこれまでも何度か使用した事のある、遠出した冒険者がギルドに報告書を直接送り付けるための筒だった。書ける機会があればその日の出来事を報告して欲しいとポーチと一緒にクヴィチ司祭長に渡された物で、今回のは直接司祭長に送られる特別製らしい

ベケスは今日あった事を書いてから筒に入れ、転送されたのを見てからポーチに戻した

 

「よし、次は─────」

 

『リョシーセ、聞こえる?』

 

脳内で親友の顔を思い浮かべながら呼びかける。すると少ししてから声が帰ってきた

 

『──────あ、ベケスちゃん!うん、聞こえるよ。こっちの声は聞こえる?』

 

『ええ聞こえるわ!良かった⋯離れていても使えるわね。それが心配だったのよ』

 

“想語魔法”が離れていても問題無く機能することを確認できたベケスはホッと胸を撫で下ろす

 

『私は心配してなかったけどねー。何せベケスちゃんの魔法だし!』

 

『はいはい、それじゃ今日何があったか報告し合うわよ。わたしは───』

 

まともに相手にすると褒めちぎられ続けると分かっているリョシーセの言葉を軽く流しつつ、ベケスは今日あった事をできるだけ詳細に伝えた

もちろんセクハラされた事は黙って別のことに置き換えて話した⋯正直に話したところでリョシーセは心配するどころか「そのまま勢いでヤッちゃえ♡」とか言い出すだけだろうと踏んでの事だ

 

『───こんなところね。数日は信用を稼ぐ為真面目に働くわ』

 

『ふむふむ、そっかぁ⋯大変だったんだね。でも良かった!ベケスちゃんが追い出されずに済んで!』

 

『ええ本当に⋯⋯それにしてももう一人メイドが居たのは予想外だったわ』

 

『主人に回し蹴りだっけ?凄い子だね』

 

『ええ、結構暴力的な子だったけど⋯⋯一部を除いて本気でやってる感じはしなかったのよね』

 

あの時も思ったがレヘターとミズネ⋯あの二人の主人と従者の上下関係が機能してなさそうだとベケスは感じていた。長い付き合いっぽかったがお互いに親しい故かそれとも⋯⋯それと別れ際にミズネの泣いた?姿がベケスはなんとなく気になった

 

『そうなの?じゃれ合い感覚で暴力を振るっちゃう子なのかな?回し蹴り喰らわないよう要注意だね』

 

リョシーセが冗談っぽく言ってるが、不正を暴く為に正体を隠して潜入してる身としては有り得そうだと背筋を震わせる

 

『⋯⋯話した感じそんな子じゃないと思うけど、そうならない事を祈るわ。それであんたの方はどう?』

 

『私?私の方は真っ黒だったよ!いきなりカリ高のオチンポ咥えさせられちゃった♡』

 

「ブーッ!?ゲホッゲホッ⋯⋯!」

 

話に区切りがつき、持ってきた自作のリンゴジュースをポーチから取り出し飲んでいたベケスは、リョシーセの放った言葉に思わず吹き出し咳き込んでしまった

 

『は!?何それ、大丈夫なの⋯⋯?』

 

『大丈夫大丈夫!挿入まではいかなかったから!暫くは調教期間?ってやつらしくて一週間くらい快楽漬けにするって』

 

『全然大丈夫そうに聞こえないんだけど⋯⋯ほ、報告は?もう黒って分かったんだからしときなさいよ』

 

『それが荷物全部奪われちゃって出来ないんだよね。地下の檻に閉じ込められてて、見張りもいるから逃げるのも難しいし。だから暫く楽しんでからベケスちゃん経由で助けを頼もうと思って』

 

『分かったわ。すぐに────ん?暫くってあんた⋯⋯⋯』

 

『⋯⋯⋯⋯⋯⋯』

 

『本気で言ってるの?』

 

即座に対応しようとして、違和感に気付いたベケスが聞き返す。何も言ってこなかったが、リョシーセが楽しむ気マンマンなのが容易に伝わった

 

『いやそれがねベケスちゃん、オチンポ凄かったんだよ!カリが凄ぉく深くて⋯⋯♡あれは引き抜く時がやばいと見たね。膣壁ゴリュゴリュ~って擦りながら中身全部持ってかれそうになる感覚が味わえるかも⋯♡♡あっ♡ヤバッ想像したらちょっと濡れてきちゃった⋯♡♡』

 

『人の脳内で発情しないでちょうだい⋯⋯⋯⋯ハァ。助け、まだ呼ばなくていいのね?』

 

『!?さっすが~!ベケスちゃんは話がわかる!良い親友を持ったよほんと⋯⋯うぅっ⋯』

 

『はいはい、その代わり危ないと思ったらすぐ連絡するのよ。それと、その⋯⋯⋯⋯』

 

言い淀むベケスに、今度はリョシーセが真意を察して微笑む

 

『ふふ、分かってるよ。私がどんな事されたか毎日ちゃんと報告してあげる♡オカズにしちゃっていいからね♡』

 

『⋯⋯⋯⋯ええまあ、シーツ汚しちゃったら悪いから⋯ほ、程々にするわ』

 

『それじゃまた明日、おやすみベケスちゃん!』

 

『ええ、おやすみなさい』

 

通話を切りベケスはベッドに横になって目を瞑る。こうして不安を残しつつ、ベケスの潜入捜査一日目が終了した




主人公ルートはこっち書き終えてから投稿予定
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