FGO.心身疲労がエグいぐだ男の為の特異点発生を確認しました 作:蛇兎ガガガ
カルデア:ブリーフィングルーム
あれから数日が経った。
とにかく聖杯を消費し、大聖杯に魔力を溜める。それがこの特異点のルールであり、この場に召喚……コピーされたサーヴァント達の役割であると定義されていた。
特に前半はともかく、後半、コピーの部分は秘匿されているのはマシュ、ダヴィンチ、その他数名の理性あるサーヴァント達の秘密裏の決定によるものだった。その上で、今日は新たに発覚した情報の共有が行われていた。
集まっていたのはメンバーはダヴィンチ、マシュを除き以下の通り。
・ドラコー
・宮本武蔵
・ドブルイニャ・ニキチッチ
・アルトリア・ルーラー
・ジャンヌ・ダルク・オルタ
選ばれた条件としては、3つ。
・自らがカルデアからコピーされた存在だと知っても限り無く影響の出ない者。
・その上でマスターと良好な関係を続けられる者。無茶無謀をしない者。
・まず間違いなく今回の黒幕ではない者。
ということになっている。
「貴公、お久しぶりですね。貴公とは七番勝負以来ですか」
「あー……あはは、その節はどうもどうもー」
まず口を開いたのは水着獅子王。今回はランサーの自分とは違う形で現れた異例の1人。且つては水着剣豪としてバーサーカークラスの宮本武蔵と渡り合った最強のギャンブルディーラーである。
その際、凄まじい失態をやらかしていた事が後に判明した武蔵としては、顔を合わせ難い人物だった。相手が相手だけに、自然と背筋が伸びてしまう。
(うはー、相変わらず綺麗だなー……黒歴史も思い出されてしまうけれども! ええっ!)
「貴方の存在が今回最もイレギュラーではありませんか?」
「というか貴方、座から消滅したのではありませんでしたか?」
その二人に割り込んで来たのは龍の魔女こと、ジャンヌ・ダルク・オルタ。第一特異点からこっち、古株の1人にして、世界を救うカルデアでのみ存在証明が許されている、裁定者たる本来のジャンヌ・ダルクの一側面ですらない異質な存在である。
「あら、龍の魔女様。元気?」
「雑……まさかだけど、貴方じゃないですよね? このバカバカしい特異点を発生させたの? 今度は聖杯をカレーうどんにでもして食べました? あれだけ華々しく散っといてどの面下げて現れたの?」
「さ、流石にあんな暴挙はしてないしてない! 後ここに居るのは私の意志じゃありませんし!」
「はぁぁぁ……何故余はここに居るのだ」
それを横目に見ながら頭を抱える深紅の少女。人類悪たる更に異質なサーヴァント。ビーストのクラスとして現れたビーストⅣ。堕落の理を持つ存在、ドラコー。
少女は憂鬱な表情のまま首を仕切りに気にしつつ、足元では伽藍洞の聖杯に似た器を転がしている。心底気に食わない、そんな顔をしているが、ここに居る時点で了承していることになるので、直接の文句は言わない。
「どうした? 悩みがあるなら私が聞くぞ?」
「……視界から失せよ」
「悩みを抱える子を1人にする選択などオレにはないぞ? ほら、抱き締めてやるからこい」
「何を言っていのは貴様は、むぐもぉっ!?」
「ほら、よしよだ。オレは子供をあやすのが得意なんだ。子守歌も歌えるぞ? 我が子には不評だったのが納得できなかったが、あいたっ!!」
「んっぐぁああっ!!? 噛むぞ貴様ぁああっ!!!」
「もう噛んだぞ。胸に歯型くっきりだ……」
白銀の有志。伝承では男、だが実際は見目麗しい少女の姿なドブルイニャ・ニキチッチは、今日も自分ペースで相手を巻き込んでいくが、その安定性は高く、精神的な頼り甲斐は相当高いということで呼ばれていた。今会議の癒しである。
「あー、集まったみたいだね。皆お疲れ様」
「お疲れ様です」
数分の顔合わせが終わったところで、ダヴィンチ、マシュが教壇に立つ。それぞれが言葉を交わす事を止め、二人に視線を移した辺り、今回の事態を重く受け止めているようだった。全ては、たった1人の人間。藤丸 立香に関することだからと。
それを肌で感じたダヴィンチは、いつもと変わらない笑顔で、だが茶化すことなく喋り始める。
「まずは、大変なところ時間を作って集まって頂き感謝するよ。時間が惜しいだろうから、早速集まって貰った理由を話そうと思う」
「それが良かろうなぁ……我は今、とても気が短いのでな……」
「だったらそんな自己主張しないでくれる? 目障りだから」
「あ?」
「あん?」
「す、ストップです! 早速喧嘩をしないでください!!」
「「ちっ」」
オルタとドラコー、互いの炎が即発火しそうになったのをマシュが止め、ダヴィンチは続けた。
「こほん、理由だけど。この数日で更に判明した事実について、知っても問題の無い君等に周知しておこうと思ってね。その上で何かしら思うことがあれば教えて欲しいんだ」
「はい。マスターは現在、皆さん一人一人の部屋に存在していますが、皆さんも含め、それ等全てが同一のコピー、であるということは知って通りです。そしてこの数日の間に集まった情報を精査した結果、新たな異常が発見されました」
「異常、とは?」
「はい。最も分かり易い例として、バニヤンさんとプロテアさんの部屋に居る先輩ですが……彼女達は通常の規格に当て嵌まらないほど身長が高く、また伸び縮みが出来ます。その特徴を……マスターも持っていたそうなんです」
ほんの少し、周囲がザワついた。マシュの言葉に、天才が補足していく。
「これは、本人達が吃驚して自己申告しに来たから間違い無い事実だ。他にも、多かれ少なかれ、そのサーヴァントに対応した『変化』が彼に見られている。それは聖杯によるものじゃなく、彼そのものが変質している結果なんだ。それも、本人はその自覚が無い」
「……その理由が知りたいって話かしら?」
武蔵が首を傾げるが、天才は首を横に振った。苦笑い気味に、頭をコツコツと叩く。
「それについてはもう目星は付いてるんだ。他の例も総合して判断した、それは彼女達にとって、”理想のマスターになって欲しい”という願望が起因している。と見ているよ」
暫し全員が絶句するが、オルタがイラついた表情で忌々し気に手を振る。
「はっ! つまり、皆の願望をマスターに押し付けてイチャイチャしてるって話でしょ? 特異点のルールがそれに沿ってマスターを変質させている、と。本当にイラつくわね……っ!」
「気持ちは分かるが落ち着いて欲しいな。まだ話しは途中だ」
「それ以外になだ何かあるのか?」
「そこだ。ニキチッチ、君には巨人ミクラ・セリャニノビッチの娘、ナスターシア・ミクリシュナという奥さんが居るよね? 諸説あるけれど」
「む? ああ、居るぞ。目にも鼻にも耳にも入れたって痛くないほど最高の妻だ」
「けれど君、マスターとの逢瀬に対して一切躊躇しなかったよね?」
「そうだな、できるからなっ!」
「おい、言いたいことはなんとなく理解したが、この能天気で参考になるのか?」
「ドラコーの言いたいことも分かるけど、まぁまぁ……ニキチッチ。君はとある理由から女性として現界したが、元は男性の英霊だろう?」
「……そうだな。おや?」
そこで初めて、サラサラの銀髪を揺らしながら首を大きく傾げて考え込み始める。彼は、彼女は男でありながら、自らを女性と再定義して無理矢理現界している。よってその心は男のままなのだ。ただ、女と同じ機能があり、女と同じことができるというだけで。
そんな彼女が、できるという理由だけでマスターと身体を重ねられるのか。そこには疑問を呈しなければならない。何故ならそれは存在の根幹にも関わるからだ。
「……こちらの精神も少なからず変質させられている?」
「君はどう思う獅子王。それに宮本 武蔵。自分の精神になんらかの異常、変質に心当たりはあるかい?」
「「……」」
無い、と言えば嘘になる。何故なら水着獅子王も、武蔵も、自分の心情を、納得しているとはいえ曲げてしまっているのだから。
その顔を見て、ダヴィンチは大きく頷いた。敢えて口は出させないのは配慮からか。その必要が無いかと分かっていたからか。
「心当たりがあったようで何よりだ。深くは聞かないよ」
「私達が疑問に思っているのは、この特異点を作った者の意志についてです」
「何故マスターや君達をコピーして一緒の部屋に放り込ませたのか。何故マスターや君達に都合が良いように作り変えたのか。何故、カルデアだったのか。そして何より、何故わざわざ”性行為”を強要させるルールになっているのか……最初はカルデアの誰かが自分勝手な想いから、彼にハーレムでも経験させて心の癒しにでもするつもりかと思っていたんだけど……それならこんなまどろっこしい事をする必要は無いよね?」
わざわざそれぞれのサーヴァントが交流できる隙など与える必要がない。マスターだけを隔離するのは、それぞれの顔を合わせさせない為、部屋に固定することで存在強度を高めている為だと言っても、それをカルデアでする意味が無い。
「更に言えば、私達の中にはそういったことで爆弾と成り得る者達も多く居る。それを緩和する為の措置がされているのはおかしい。本来なら、特異点を解決させないようにするのが黒幕のやることだろう?」
「最初から解決するのが既定路線だ、と。しかし大聖杯に魔力を貯め込んでいるのでしょう? それを最終的に使おうとしているのでは?」
「それも考えたけれど、聖杯100杯以上の魔力を、幾ら英雄でも扱えはしないよ。まず間違いなく霊核が耐えられずに砕け散るだろうね」
そこで説明は終わった。ここからはそちらが考えるターンだとでも言うように手を広げてアピールしてくるが、誰も何も喋らなかった。
「……参ったね。まぁそんな気もしていたけれど」
「結局やることは変わりませんからね。ダヴィンチ女史」
「それより、本物の方はどうなってるのよ?」
「そっちはまだ起きないかなー」
「……そっちの方が大問題じゃないの」
「先輩の方は、バイタルは一律安定。どうやら身体の保存が聖杯の魔力によって成されているらしく、物理的な破壊も、精神的な破壊も不可能になっているようなんです」
「本物だけは不可侵っていうことだね。誰も手が出せない状態で、今日もぐっすりさ」
「……もしかしたら、本当に彼を”癒す”ことが目的なのかもね」
「え?」
そこに、武蔵が唯一答えらしき答えを捻り出す。
「私達も、彼も、ほとんど休まずにここまで走ってきたわ。日常の彼が戦いの中で心休める時は、いつも私達との交流の中だった。それって、互いを惹き合う行為でしょ?」
「どういうことかな?」
「えーとね? つまり交流はいつもしてきたし、彼は相手を知ることでその場の最適解を搾り出してきたけれど、それを後々になって咀嚼するだけの時間が足りていなかったように思うのよ」
「咀嚼する時間、じゃと?」
その言葉に、ドラコーが反応した。巨大な尻尾が揺れ動き、紅い目が武蔵を貫く。
思わず刀を抜きそうになるが、その心を瞬時に治める。
「……だからね? この特異点は謂わば、私達と彼の紡いで来た絆を解いて、改めて互いの関係を見つめ直す時間……みたいな? そういう『余地』を生み出すことが目的だったんじゃないかなぁ~~……って」
「「「……」」」
「うーん……大分あやふやだけど、明確な目的がそれなら、今の状況にもある程度辻褄が合うのかな? 確かに、私達は休養は取っていても、彼の『心』癒す時間は作り出せなかったし。なんだかんだいって、いつも彼には過剰なほど働かせてしまっていたし。あながち間違いではなさそうな気もするよ。勿論、黒幕の行為を好意的に見た場合だけれど」
「けど、今回はエネミーや明確な敵もボスも居ないわ。倒すべき相手が居ないという特異な状況でしょう? だったらそれが一番近いんじゃないかしら?」
「纏めると、先輩と私達の関係について、互いに考える時間を作る為の特異点……という事でしょうか?」
「イエスッ! そういうことよマシュさん!」
「……バカバカしいことには変わらないけれど、結論が出たなら私は戻らせてもらうわよ」
「この女と同意見なのは業腹だが、余もだ。全く、何の時間だったのやら……」
オルタとドラコーは互いに疲れた顔をしながらさっさと去っていった。それを止めることなく見送ると、ニキチッチは不思議そうな顔で近付いてくる。
「なぁ、オレがマスターとの情事に躊躇しない件なんだが」
「あ、は、はい。なんでしょうかニキチッチさん」
顎を指で擦りながら、少々難しい顔をしながら応える。
「少し考えたんだが、ふむ、確かにおかしい。だが、多分元のオレでもできるからすると思うぞ? むしろ今の方がその……色んな意味でヤバいかもしれない」
「や、ヤバい?」
「上手くは言えないんだ。まぁ、そういうことだ。じゃっ」
「え!? 行っちゃうの!?」
途中から紅く染まった頬をパタパタと手で扇ぎ、そそくさと走り去って行ったニキチッチ。
最後に水着獅子王がやって来る。
「私からも一言よろしいですか?」
「え? あ、うん。なんだろう?」
「私の所のマスターですが、異常にギャンブルに強くなっているのです。私がイカサマ有りで負ける程の豪運と化していますので、それも何らかの変質と捉えるべきなのでしょう」
「なるほど。それも貴重な意見だね、感謝するよ」
「いえ、余りお役には立てませんが、もし力になれることがあれば遠慮せずまたお呼び下さい。では失礼します」
「ありがとうございました!」
そして残った三人。ダヴィンチとマシュは、最後の最後、宮本武蔵を見た。
「君はどうだい? 推測を立てた身としては」
「うーん、まだ一週間ぐらいしか経ってないし。とりあえず1ヶ月ぐらいは様子見でいいんじゃないかしら? 今回は長期戦になるだろうし……聖杯を使い切るにも、皆マスターの様子を見ながら、無理なく使っていくと思うから」
「まぁ、そうだろうね。最初に半年ぐらいかかるだろうことは演算でも出てたし」
「ならもう少し気長にやりましょう? あ、私も手伝えることがあれば呼んで! 思考を巡らせるのには慣れてるから!」
「はい、勿論頼りにしています」
「あらー嬉しい♪ それじゃあまたっ!」
その背中を見送りながら、二人は静かに呟いた。
「……にしても彼女……黒かったね」
「また聖杯でうどんを食べられたのでしょうか……?」
―――――——
宮本武蔵side
――――――
開き直って行った割には何も言われなかったので、もしかしてバレなかった? いや、言わぬが華だと思われたのだろうと、私はスキップしながら自分の部屋に戻る。
そもそもが泡沫の蝶。陽炎である私達に与えられた時間を有効活用するのは当然のこと。ある程度の自由性が保たれているなら尚更。私は私の時間を、彼との時間を優先する。誰がどんな思惑があろうが、今の私にはそれが全てだ。剣の道以外の全て。
(あー早く、早く、はやくっ!)
心が弾む。既に”ジャンケンに勝った私”が彼に今、極上の装いを着させている筈。だから適当に合わせてあの場を終息させ、急いで戻っていた。早くしないと”私”が摘まみ食いするかもしれない。それは頂けない!
ドアを蹴破るが如き勢いで開けると、そこは我が家に繋がる。元はトイレがあったと思われるが、そこではない。寝室へと向かうと、私の奇声が聞こえてくる。
ガラッ!!
「戻ったわよ!! ―――――――――ッ!!!!」
目に入るは、純白の衣に身を包んだ美少年と、その美少年にだらしないスケベ顔で彼を賞賛している”私”。
「ウゥゥ……うぅぅう~~~~~っ」
「うほぉぉっっ!!? ナイスよ私ぃぃ!!!」
「でっしょー♪ あ~~なんて愛らしいのぉぉ~~~~~❤❤」
黒い私と白い私。二人の武蔵。それは聖杯うどんを食べたことで再現されていた。
そう、やらかしました私。
ただ、今回は増えるだけで済んだのでドンマイである。
ジャンケンとは、呼ばれていた会議にどっちが出席するかについて。そして、もう片方は彼のお願いと私のお願いを交換した結果生まれた夢のような状況だった。
美少年の顔はそのままに、長く伸びた髪をツインテールに結び、服はフリルやレースがたっぷり付いたワンピースにニーソックス。勿論付いているが、下着もその仕様である。白いネコミミとお尻から生えている尻尾も。そしてアクセントとして付いている赤い首輪も……
それが私の、否、私達の願いだった。
恥ずかしそうにスカートを握り締めて俯いている彼の顔が見たくて、二人して肩肘突いて畳み床から見上げて鑑賞タイムである。
「み、見ないでよぉ……変態どもめぇ……」
「堪んねぇわ……堪んねぇわよ……」
「この為にこの特異点に辿り着いたんだわぁ~~私❤ 心が潤い過ぎて昇天しそうよ……っ!!」
「してしまえっ!」
「こら立香!!」
「っ!?」
強い言葉を使う立香を、圧で窘める。そんな言葉遣いは可愛い恰好に似合わない。
「貴方の願い全てを叶えてあげる代わりに、今日一日は私の自由にさせてくれる。そうよね?」
「それは……そぅ、言った、けど……た、ただ俺は、武蔵ちゃんとデートしてみたい、だけで……「あーん?」ひぃ、ヤクザみたいな顔なんだけどこわっ!?」
「黙らっしゃい!!」
「契約は成されたのよ……今の貴方はなーに? 立香”ちゃん”?」
「うぅ……ぐ、ぅ……わ……わたし……は……」
「「私は?」」
遂に観念したのだろう。彼はもうやけくそになったのか、飛び切りの笑顔を見せ、宣言する。
「武蔵お姉ちゃん達がだいだいだ~~いスキな、藤丸立香9歳です♡」
「「うぉおぉぉおぉぉぉぉおおおおっっっ!!!!!」」
「はは……もう……どうにでもな~~れっ♡……」
そこからはもう、夢の時間だった。
「うっわ、かっるっ❤ 立香、お姉ちゃんのこと、好き?」
「うん、大好き❤ 武蔵お姉ちゃんと結婚したいくらい好き~~❤」
「ひ、いひっ❤ ふひひっ❤ やっべぇ心臓ぶっこわれるこれ」
「立香、将来はお姉ちゃんと素敵な結婚式したいなぁ……約束する?」
「するするぅぅ~~~❤❤」
膝の上に乗せて将来の約束ごっこしたり。
「立香ちゃ~~ん? 可愛いわね~~~❤ え、へへ、うひひ❤」
「んんっ、くすぐったいよぉお姉ちゃん? エッチしたいの?」
「おっひょぉおっ!!? そ、そうね、したい、わね! 食べていいかしら!?」
「やぁ、くすぐったいよぉ、あははは!」
「――――――」
身体中を弄り、擽ってセクハラしてみたり。
「ほら、カメラで撮るわよー? よし、こうよね……はい、チーズ!」
「にぃ~~❤」
「あ”ぁ”~~~やっべっ!❤ 天女がいるわ❤ こっちもこっちも~~大好きなお姉ちゃんは~~?」
「こっちぃ~~~❤」
「ふひゃへへっ!」
カシャカシャカシャカシャカシャカシャ―――――――――――――――――!!!!
心底気持ち悪い角度からひたすら使い捨てのカメラの前で立たせ、際どく可愛い姿をひたすら激写し続け……
2時間後……
「も、もう……いい……? 疲れたよぉ……」
「おっと……」
幾つもの使い捨てカメラで撮り続け山ができた頃、ポーズを撮り過ぎて疲れ果てた立香がヨロヨロと倒れてきたので、それを二人を受け止めた。
―――――
NoSide
―――――
やっと満足したのか。棒になった足でへたり込もうとすると、武蔵達が肩を支えてくれたので膝立ちになる。
こうなった経緯は単純で、恋人ごっこの延長で互いに願いがあったら出来る限り聞こうということになり、彼は武蔵とのデートを望み、武蔵は彼に美少年となって愛らしい恰好になって愛でられるということを望んだ。
願いの重さがかなり偏っているのだが、願いは願いだと言わんばかりに暴挙に走ったのだ。一刻も早く彼を美少年の女装化させる為にその場で聖杯うどんを食べて分裂し、会議は片方に任せ、もう1人は準備に躍起になり、今に至っていた。
一生分の羞恥心と大事な何かを失った彼は、大いなる経験を得たと割り切ることにしたのだが……話しはそれでは終わらない。むしろここからが本番だった。
「ねぇ立香ちゃん……? 休むのも良いけれど……」
「まだ、”スッキリ”してないでしょ?」
「―――ッ」
両耳にかかる獣の息。背筋にゾワッとしたものを感じるのに、身動きが撮れない。箸で羽を摘ままれたハエのように。
二人の手が、俺の足に触れる。細い足首を掴まれ、徐々に徐々にと……上へと登る。ニーソックスの上、太腿まで這い回り、手首から上がスカートの中に隠れる。
スリスリ……にゅくっ❤ にゅむっにゅむっ❤
「うぁっぁ……ちょっと、お姉ちゃん……?」
「うはぁ、最高の手触りね❤ 男の子なのに、ツルツルの肌に、揉み心地最高の太腿肉❤ 絶対美味しいに決まってるわね……❤」
「聖杯二つも使ったもの……立香ちゃんのココ、もう辛抱堪らないでしょ……? ほら、スカート……自分で捲って見せて?❤」
「へ、変態だよぉ……」
「「良いから、見せて」」
(……やるしか、ないか)
獣の目になっている二人の美少女を前に、美少年男の娘となった少年は観念する。
二人の視線が”姿見”に向いているのを確認しながら、静かにスカートを捲りあげた。
スルスル……ビキッ♡ ビキッ♡
「「……♡♡」」
「うぅ……そんなに見ないでよ……」
ふんだんにあしらわれたフリルのスカートを捲り上げられると、内股でガーターベルトとレースの玉ブラショーツが現れる。
聖杯によって凶悪な見た目だというのに、亀頭部分にはシュシュも飾られていた。そのいかがわしさしかない様を見て、二人の武蔵は涎を垂れ流しながら凝視する。鏡に映る恥ずかしそうな少年の姿を。上から下までしっかり視姦していく……
「いや……素晴らしいわねこれは。犯罪よ犯罪」
「……」
(無表情で涙流してる……こわっ)
「あぁ……毛の一本も生えていないパイパン魔羅❤ 子供タマタマなのにギャップ差ヤッベェ❤ つーか美味そうね!❤」
「…………」
(目が……目が血走ってる……!)
いつもの調子の白い方とは違い、明らかにイってしまっている黒褐色の方に恐怖を覚える。
「ねぇ立香君? これ……食べていいわよね?❤ お姉ちゃん味見したいなぁ……❤❤」
「……どうせ、嫌って言ってもするんでしょ?」
「そうね。けれど……シテ欲しくないのかしら?」
むにゅんっ❤ にゅむむぅ……❤❤
「んむぅっ!? ……っ!」
二人の谷間に顔を包まれる。水着によって寄せられた谷間の柔らかさと、耳元に押し付けられる二人の鼓動。興奮さを隠そうともせず、攻めの武蔵の二人がかりの誘惑。
その内白い武蔵の指が、少年の鬼魔羅の竿部分を撫でた。
スリスリ……スリリッ❤❤ クリクリッ❤❤ サワッサワッ❤
「うぁ、む、武蔵お姉ちゃん……っ、っ」
「あーもうこんなにガチガチ❤ まるで丸太ね……❤ お姉ちゃん達に囲まれてこんなになっちゃったのよねー? 可愛らしい女の子の恰好なのに、オス本能全開で、メスをぶち犯したい気持ちでいっぱいなのよねー、可愛い可愛い立香ちゃんは……❤❤」
更に黒褐色の武蔵が、無言で捲れたスカートの中に入り……
「……ふぅう~~~❤」
「ひぁっ!?❤ や、何して……っ、んっぅうっ❤」
「クスクス……もう一人の私はもう辛抱堪らないって感じね……❤ 私もよ……❤ こんなグロテスクな血管浮き出た竿……触ってるだけで子宮が疼く❤」
「へっ❤ へっ❤ へっ❤ んぇっ❤ えぁぁ~~❤❤」
「……っ!!」
先っぽのシュシュを口で外すと、晒された亀頭の目の前で口を開き、ぬらぬらと濡れた舌を見せびらかし、左右に揺らしながらこちらを上目遣いで見る黒褐色武蔵。
その視線から逃げることを許さない白武蔵がガッチリと少年を拘束し、その耳元に囁く。
「あ~~もう今すぐ食べたいんですって……❤ 貴方が許可を出せば、この口でいっぱいに頬張って、ドスケベひょっとこ顔で子種を搾り取ってくれるのよ?❤ さぁ……マスターとして、従僕口オナホ係になった武蔵を使ってくれるわよね?❤❤」
「ふぅっ、ふぅっ……うぅ……っ」
「んぇ~~❤ へぇっ❤ えぁっ❤ んっろぉ~~❤❤」
あの武蔵が、チンポを食べたいが為に女どころか主人を満足させる為の奉仕メスに成り下がる。人間としての各を落とし、チンポを貪ることだけに特化する。それがどれだけ淫猥な事実か理解が追い付かない。
今も目の前で必死にチン媚びするかの様に舌をいやらしく動かし、懇願する様に、餌を強請る犬のように愛らしく唸ってくる。
「ほら早く❤ 命令してマスター❤ そしたら昇天するほど気持ち良くなるわ❤ ”立香ちゃんらしく”言って……❤」
「はぁ、はぁっ! お姉ちゃん……り……立香のおチンポ……た、食べて……っ?❤」
「――――ん、ずろろろぉぉお~~~❤❤❤ ごえぼぉっ!❤❤」
「ひあぁぁあっっ!?!❤❤」
言ったと同時に、咽喉奥、胃の入口まで。一息にチンポの根本に口が密着してしまった。
「んもぉぉ~~❤❤ がぼっ❤ んっべぉっ❤ ぢゅろぢゅろぢゅろっ❤ べっろぉお~~~❤❤❤」
「う、あっ❤ ぁっ❤ ぜ、絶対苦しいよ、やめてよお姉ちゃんっ!❤ ひあぁあっ❤」
「うっわぁ……っ❤ 我ながらひっどい顔ね?❤ 見て立香ちゃん、この淫猥で幸せそうなスケベ顔❤❤ 貴方のタマタマを舌で撫で回したいが為に根本まで咥え込んだのよきっと❤❤」
口内を唾液いっぱいにした温泉オナホに唾液コーティングされたチンポ。締め付け抜群の喉肉にカリを引っ掛け、思い切り引き抜いては、上顎の段々に擦らせ入口部分で亀頭を舐め回し、また咽喉奥まで入れる。
それを繰り返し、繰り返し、快感に悶える男の娘を見て楽しむ。変態の所業をもう1人と眺めるプレイに、背筋はずっとゾワゾワとした感覚が支配していた。
「がぼぼぼぼっ❤❤❤ ぢゅろぢゅろぢゅろっ!❤❤ げっぶぉぉお~~っっ!❤❤ んむぉ”っ❤ ん”ぶふぅ”う”~~~~ごぼぉ”っ!❤❤ え”っお”お”ぉ”~~~~~❤❤❤」
「はぁ、んぁあっ❤ そんな激しくしちゃダメだよっ❤ うっ、くひうっ❤ タマタマ乱暴に舐め上げるの、腰浮くぅ……っ❤ 腰ガッチリ掴まないで、離して変態ぃ……っ❤」
「あら、貴方もしっかり変態じゃない❤ そんなに可愛らしく喘いで……ほら、お姉ちゃんとキスして❤ 思いっ切り舌絡め合いながら楽しみましょう?❤ ほら、視線はこっち❤ 下は下の私に任せて……んむぅっ❤」
「えんむぉっ❤ んぅぅう~~~~❤❤❤」
「ぢゅるるうぅぅ~~~❤❤❤ え、んもぉっ❤ んめっ❤ 唾液うんまっ❤ ちゅっ❤ んれるっ❤ んぶぢゅるっ❤ んっぢゅるっ❤ はぁ……もっと絡ませてっ❤ 舌吸わせなさいっ❤ んむっ❤ はむっ❤ ぢゅるっ❤ ぢゅるっ❤ ずろろぉぉお~~~~~❤❤❤」
「ん、ぇ”っ❤❤ えぅぅぅ~~~~❤❤ んへぇぁぁっ❤」
ぢゅろずろろろぉおっぉぉ~~~~っっ!!!❤❤❤ ずろっ!❤ ずろっ!❤
ガボッガボッガボッガボッ!!!❤❤❤ ぐぼぼぉぉ~~~❤❤❤ グリュグリュッ❤❤
「んぐぉ”え”っ!!❤❤ ごぇ”~~~~❤❤❤」
溶けそうな腰に叩きつけられる顔面。鼻を擦り付け、窒息しそうになりながらも激しく咽喉奥ピストンされながら、上では少年とラブラブのレイプキス。どう考えても二人の女が美少女を貪っている危険な図なのだが、実際には三人とも変態である。
「ん”、ぷぁっ❤ 出ちゃうっ❤ 武蔵お姉ちゃん、もう出ちゃうっ!❤❤」
「えはぁ……❤ そのまま射精するの❤ 私の頭掴んで、奥の奥で、ゴリゴリ喉を削りながら、ね❤」
「あっ……」
ス……ガシッ❤
少年の手を誘導し、頭を掴ませらえる。
下の武蔵は動きを止め、掴まれた頭を振り払うこともなく少年を見つめた。”私を使って気持ち良くなって”という意思表示がありありと表れていた。
「もう……もう、知らないっ!!❤ このっ!❤」
がぼぢゅっ!!❤❤ がぼぢゅっ!❤❤ ドチュドチュドチュドヂュドヂュ――――――――――――――――!!!!❤❤❤❤❤
「げぼぉ”っ!?❤ がぼぉ”っ!❤❤ ん”ごぉ”お”お”ぉ”~~~~~~っっっ!!!❤❤❤ げぼぉ”っ❤ っ❤ っ❤ っっ❤❤」
ビグンッ!!❤ ビグンッ!!❤❤ ビクビクンッ!!❤❤❤
ブシシッ!!❤ ぷらぁ~~~ん❤❤ ぶっしぃぃ~~~~~ガクガクガクガクッ!❤❤
変態の頭を、髪ごと掴んで本気ピストン。腰を振りたくり、咽喉奥を突き、武蔵は嘔吐しながら腕が垂れ下がり、白目を剥いてマゾアクメで潮を噴き始める。泡立つ口オナホはチンポによって使い潰され、それでも舌だけは玉を舐め弄ぼうと動いていた。
その様子を耳元で実況する。
「うへぇ……❤ こんな男らしい腰振りされたら、この武蔵でも容易にマゾ堕ち確定よ❤ 子宮降りて屈服アクメしまくりながら、貴方の子種を待ち受けてるわ❤ 早く子種欲しい❤ 武蔵を孕ませる美少年精子出せって❤ もっと乱暴にして分からせて❤ 死ぬほど射精して、胃が破裂しそうなほど詰め込んで❤❤ 口臭が一生貴方の臭いになるようにして恥ずかしいメスにしましょう……ほら、出して❤ 出せ❤ 出しなさい立香❤ 私の口オナホに、精子出せ❤❤ イって❤」
「うああぁぁあああっっ!!!!❤❤❤」
ゴチュンッ!!❤❤❤
「げぼっ!?❤」
ゴッッびゅぶぶぶぶぶぶぶぅぅぅうぅぅうう~~~~~~~~~~~~~❤❤❤❤❤❤
ドスドスドスドスッ!!!❤❤❤ ぶぼぼぼぼぼっぉぉおぉぉぉぉお~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~❤❤❤❤❤❤
「げぶぉ”っ!?❤❤ ぉ”……?!?❤❤ っ!❤ っ!❤ っ!❤ ~~~~~~~っっ!!!❤❤❤」
ガクガクガクガクガクガクッッ!!!❤❤❤❤ ぶっしっしいぃぃぃ~~~っっ!!!❤❤ ヘコヘコヘコヘコヘコッッ❤❤❤ ぷくぅぅう~~~❤❤
凄まじい量の精液が解放され、極上の射精感に脳が真っ白に染まった。最早どうでもいい、このメスに全部飲ませる。それだけを念頭に、執拗に射精ピストンで胃を虐め、半固形の黄ばみザーメンを詰め込んだ。
直ぐに胃を満たしきると、そのまま逆流。鼻からザーメン提灯が膨らみ始め、虚ろな目で嘔吐痙攣アクメし続ける武蔵の頭を、決して離さない。
「……えっげつなぁ……❤❤」
「く、あっ、まだ、出るぅぅ……❤ お姉ちゃん飲んで!❤ 全部飲めっ!❤❤」
「ぐぇぼっ!?❤❤ ガボッ!❤ げぼぉ”っ!!❤❤ ~~~~~❤❤❤」
体勢が前のめりになり、武蔵の頭を壁と自分の腹で挟んで逃げられないようにする。そのまま根本でひたすら喉ズリ射精余韻を楽しみながら、まだまだ抜かない。
その姿を、後ろから白武蔵が見ながら内股になっていた。
「うひぃ……❤ 喉がボコってなってる❤ 胃液で焼けちゃうだろうし、あれは暫く喋れないんじゃないかしら……❤❤ ああ、けど舌で玉コロコロして……はむっ❤」
「んあっ!?❤ あ、りょ、両方から玉、舌で、んひぁっ!?❤ く、あっ❤」
「んぶぅ”っ!?❤❤ え”……え”れぉ……❤❤」
ぢゅろぢゅろぢゅろっ❤❤ ずぢゅるっ❤ ずぢゅるっ❤ ぢゅぞぞぞっぉぉ~~~~~❤❤❤ ぶっぽっ!❤ ぶっぽっ!❤ ぶっっぽっ!❤❤ びゅるるるうぅぅぅ~~~~~❤❤❤❤
「あ”っぐぅぅぅ……❤❤」
まだ射精している少年のタマタマを、二人の武蔵が前後から舐めしゃぶる。左は黒褐色武蔵が舌の根本でザリザリと舐め、右を白武蔵が口内から出し入れするように舐め啜る。その快感が更なる精液を射精させ、武蔵の胃を満たしていった。
青天井の快楽に今度こそ腰が抜けてしまう立香の下半身に絡み付くメス達は、そのチンポが満足するまで決して離そうとはしない。最後の一滴まで楽しみ、貪る……
それから数分後。やっと長い射精が終わり、縮んで子供の頃の大きさに戻っていくチンポ。同時に咽喉奥から抜けていき、ようやく新鮮な空気を肺に取り込んだ。
ズ……リュリュリュリュ……ぐっぼぉ……❤❤
「オ”……❤ ゲッ❤ ゲポ……❤ はぁぁぁ~~~~~❤ はぁぁぁ~~~~❤❤ げ、ゲェェェェ~~~~ッッ❤ ゴエップッ❤」
「ぅっぁ……」
「ふふっ❤ 可愛くなっちゃったわね……❤ これが立香ちゃんの本来のおちんちん❤ こっちの武蔵が綺麗にして差し上げます❤ はんむっ❤ ちゅぽっ❤ れる……❤」
「うあぁぁ~~~だめっ❤ 武蔵ちゃんっ❤ イった後の舐めたら、んぅぅぅ~~~~❤❤」
後ろから汚れた子供チンポを吸い込み、舌を絡ませて唾液と精液塗れの部分を舐め取っていく。自分のであろうと些かの躊躇もない。
「んふぅぅ~~~❤ ちゅぱっ❤ んれぇっ❤ うめっ❤ 愛らしいおちんちんも最高の甘露よね❤ れるっれるっ❤ んちゅぽっ❤ ちゅずずず~~~~❤❤」
「くひぅぅう~~~❤ 皮引っ張って、先っぽストローみたいに吸うのヤバッ、んぃぃ”っ❤❤」
「んっぢゅず……ずず……ぷはぁっ❤ はい、綺麗になった……❤」
「はぁ……はぁ……❤」
生まれ立ての小鹿の様にプルプルの膝が崩れ、方針状態の黒褐色武蔵に倒れ込み、その旨に顔面が埋まる。汗ばんだ谷間から甘酸っぱい空気を一杯に肺に取り込み、まだまだいやらしい気持ちが治まらない。
そんな男の娘の少年の頭を、武蔵は嬉しそうに撫で、ついでにお尻も撫でていた……