リクエスト内容はこちら。
https://www.pixiv.net/requests/201335
女性がメインというワタシが普段書かないタイプ。
ご依頼、ありがとうございました!
融合権限を持つ女子高生に、自由に融合させられてしまう男子高生。
迷惑な話だけど、どこか嫌でもない感じで……
相性がいい、とかいう言葉がある。
息が合う、とか馬が合う、とかさ。
そりゃあ、一般的にはいい言葉なんだろうけどさ。
俺にとっちゃ、全然そんなことは無い。
むしろ、相性がいいせいで面倒ばっかり起きちまう。
「おーい、たーかし!」
あ、ほら来たぞ。
向こうから走ってくるのは……俺のクラスメイト、恵子だ。
胸がデカくて美人、頭だっていい。
え、なんだって?
そんな女性と相性がいいのは最高だ、だって?
冗談じゃない。
そっちが思っているような相性じゃ無いんだぜ。
もっととんでもない、メチャクチャな相性だ。
「なんだよ、恵子。そんな声出して」
「ねぇねぇ、次の時間、体育なんだけどさ」
「なんだけどさ、じゃないだろ。俺の体目当てだろ?」
「あ〜、そんな言い方ないじゃない! お礼だってしてあげるのに!」
「お礼ってなぁ、お前!」
さも当然、といった雰囲気が少し腹立つ。
「いいのかな〜、孝が前食べたいって言っていたパフェ屋、行ってあげるんだけどな!」
「それはお前が行きたいだけだろ!」
「いいのかな、いいのかな! 見たいって言ってた映画も行ってあげるけど?」
「それもお前が行きたいだけだろ!」
んもう、勝手なやつなんだからもう。
俺の都合なんて、聞きゃしない。
「もう、いいからいいから! ね、ね? えーっとね、授業始まって二十分くらいで……三分だけ!」
「三分な、分かった分かった。終わったらすぐ戻せよな!」
「あはは、ありがとう! 頼りにしてるね!」
華奢な体をひらひらさせつつ、恵子のやつが自分のクラスに戻っていく。
全く、別にいいだろ体育くらい。
自分でなんとかしろっつーの。
俺はため息をつく……のだが、逆らうことはできないのだった。
「先生、アタタタ、腹痛いんで、トイレ行ってきます……」
「お、孝、またか? さっさと行ってこい!」
クラスのみんながくすくす笑ってる。
くそー、なんだって俺がこんな脱出しないといけないんだほんと。
急いで男子トイレの大きい方に駆け込み、俺は便座に腰掛ける。
とはいえ、本当に腹が痛いわけでも、用を足したいわけでもない。
さあ、そろそろ来るはずなんだが。
俺は自分自身の逞しさを若干恨みつつ、ぼーっとその時を待っていた。
突然、ふわりと体の浮く感覚。
視界がぐにゃりと歪む。なんだか、体がねじれていくような。
トイレにいるはずなのに、外にいるような、俺、のはずなのに、違う誰かのような。
感覚も心もどこかふわふわして、落ち着かなくなって……
やっほー、ちゃんとくっつけたわね!
はいはい、ちゃんとくっつきましたよ。
あ、いじけてるー。
そりゃそうだろ、お前の体育のテストのためだけにこんな目に遭うなんて!
気づけば俺は、女子トイレの中にいた。
ワープ、とかそんなんじゃない。
いきなり女子トイレにワープするのも困りものだが……もっと困る状況だ。
えっへへ、孝と融合すると、少しだけ体操服がキツくなっちゃうね!
そう、そうなのだ。
なんと俺は、恵子と融合してしまうのだ。
それも、それもだぞ。恵子の意志だけで、融合させられてしまうのだ!
初めて融合した時はもう、何が何だか分からなかった。
頭の中で声はするわ、体も変に動くわ。
元に戻ったと思ったら、またくっついて、また戻って。
何度もそれを繰り返しているうちに、恵子の方から説明されて。
『孝くん、私と相性抜群みたい。私がくっつきたいって思ったら、私たち一つになっちゃうんだよ。ほら、合体! ね、あはは!』
あはは、じゃないんだよ。そんな事あってたまるか。
……残念ながら、実際に起こっちゃっているわけなんだが。
孝ー、そろそろ私の番だからお願いできる?
あ、おう、しょうがないな。
俺はくっついた肉体を動かし、調子を確認する。
うー、落ちつかねぇ。
ほとんど恵子だけど、どこか俺の顔をしている奴が鏡の向こうにいる。
相変わらず胸がデカくて重い。
しかも、だ。それにも関わらず、股間には俺のチンコがあるのをしっかりと感じている。
バレたら大変だろ、こんなの。
大丈夫大丈夫、合体なんて現実に起きるわけないもん。みんな信じないってば!
ああもう、本当にその通りなんだけどよ、俺の身にもなってくれって。
仕方ないでしょー、孝とくっついたからってさ、孝と同じ動きができるわけじゃないんだもん!
はい、はい。まあそれは俺もそうで、恵子とくっついてるから恵子並みに頭が良くなるわけじゃない。
ほら、ほら! じゃあ、私として頑張ってちょーだい!
あー、めんどくせぇ……!
俺は恵子に言われるがまま、恵子として体育のテストを受ける。
俺、孝なんだけどなぁ。
時々周りが、俺を恵子だと思って――いやまあ、恵子だけど。俺でもあるわけで――話しかけてくる。
恵子がスッと俺の代わりに体を動かして、すぐ引っ込んで。
一瞬だけ体の主導権奪われるの、スッゲェ気持ち悪いんだよな。
勘弁してほしいぜ。
「おー、恵子! すごいタイムじゃないか!」
「あ、あはは……」
体育会系の男子と合体してりゃ、そりゃそうだろうなぁ。
驚いている先生に、俺は適当な笑みで返す。
面倒だ。何が面倒って、次の授業でもう一度同じテストを俺として受けないといけないんだ。
あーやだやだ。
うふふ、ありがとう孝!
はいはい、どういたしまして。
……そんな恵子の声がするなり、俺は外に飛び出すような感覚に襲われる。
外を飛ぶような、大砲で発射されたかのような。
「……あー、戻った戻った」
目を開くと、ここは男子トイレ。
合体させられるなら、近づかなければいいのでは? とか思うかもしれない。
俺もそう思っていた、んだけどなぁ。
あいつが『合体したい!』と思ったら、俺に拒否権なんてないのだ。
そればかりか、どれだけ離れていても恵子の肉体に吸い込まれてしまうっていうか……
しかも、しかもだぞ。
俺が元の場所に戻るのか、恵子の横に出るのか、あいつが決められるんだぞ。
最悪だろ。
いや、まあ、そういう嫌がらせをされたことはないんだけども。
でも、できるって言うのが嫌だし、いつされるか分かったもんじゃない。
例えば、女子トイレで合体されて、そのまま俺を分離する事で女子トイレに俺が侵入した、みたいな感じにもできるわけで。
更衣室とか、銭湯とか、もうやばいったらありゃしない場所でそんなコンボ決められたら……
あーあ、なんで肉体がくっつくぐらい、相性がいいんだろうなぁ。
高校生になって初めて知り合ったのに、親よりももう近い関係になっている気がする。
面倒、面倒だぜ本当。
なんで俺が恵子のパワーアップパーツにならなきゃいけないんだ。
「ごめーん、待った?」
「いいや、全然」
「えへへ、孝ったら優しいんだ!」
「そんなんじゃねぇよ、どうせ無理やり合体させるくせに」
「あー、拗ねてる! せっかく私がお礼してあげるのに!」
「あのな、お礼って言うけどな。半分は俺が出すんだから、ただの割り勘だろ!?」
お礼だったら全額出すだろ、普通。
「え〜、でもだよ? 私と孝で映画行くでしょ? 席、二人分じゃない。でも、合体していたら一人分で済むんだよ? しかも、それを半分で割るでしょ? すっごくお得じゃない?」
得とか損の問題なのか、これ?
「それに、孝ったら甘いもの好きなのに『こう言うのは男一人で入るもんじゃない』ってスイーツのお店、入らないじゃない。私にくっついていたらどこからどう見ても女子高生、問題なくなるでしょ?」
他の問題が目白押しだっつーの。
「だったら、お礼としては完璧じゃない! ほらほら、ポップコーンとかは私が出すからさぁ!」
そう言いながら、俺の手を握ってくる。
デートなら結構いい感じの流れ、なんだけどなぁ。
俺はいつものように手に吸い込まれていくのを感じつつ、ちょっとげんなりする。
はーい、合体成功! 孝と私、二人のはずなのに一人でーす!
はい、はい。で、どうする? 映画が先か?
うんうん、もう予約してあるからね! 早く行かなきゃ、孝〜、ダッシュおねがーい!
お、おい、結局俺がやるのかよ!?
だってだって、そりゃそうじゃん? 私がやったって孝がやったって、同じ体なんだから変わらないじゃない。じゃーあ、上手い人がやったほうが、効率いいでしょ?
くそぅ、映画館で合体すりゃいいのに今した理由はそう言うことか。
仕方ない、やってやるか。
俺ははき慣れた……慣れさせられてしまった、と言うべきか?……恵子の靴の感覚を確認するように足踏みした後、俺とは違うバランスに気を遣いながら駆け出すのであった。
あっ、ここ! さっきの、伏線だったの!?
わ、すっげぇ! このシーン、スタント過激だな!
もう、孝ったらぁ。ちゃんとお話、分かってるの?
大丈夫大丈夫、恵子の言っているの、あれだろ? さっきのコイン落としたシーンの事だろ?
そう、そう、そう! あー、孝ったら趣味合うから、助かるな〜!
助かるも何も、俺は今合体させられてるんだから拒否権無いだろ!
あ、見て見て! あの人、あの有名な人よね!?
マジじゃん! え、出るって書いてたっけ!?
無い無い、見てない! すっごーい、やっぱり演技力、半端ないね……
うわぁ、主人公勝てんのかな? 負けそうで怖いぜ……!
で、でも、ここで負けちゃったらヒロインも危ないんだよ!?
あっ、うおっ、こっちも応援が来たぞ!
わー、がんばれ、がんばれー!!!
「じゃあ、この52番のジャンボチョコパフェを一つ」
あー、映画、すごかったな。
孝と見ると、何倍も楽しいんだよねー。
え? そうなのか?
俺の……恵子の体が動き、パフェ屋のメニューをしまう。
うん、うん。だって、おしゃべり……おしゃべりっていうのかな、まあおしゃべりかな。おしゃべりしながら、映画見ても怒られないじゃない?
あー、それもそうだよな。同じ体だから、声出さなくていいし。
そう、そう! それに、私が静かに見たいシーンではちゃんと静かにしてくれるじゃない?
んー? 別に俺、そんな意識してないんだけどな。多分それ、静かに見たいシーンが同じだけだぞ。
すごいじゃん、それって! やっぱり、私と孝、相性最高なんだ〜!
無理やり合体させられるくらい相性がいいの、はっきり言って最悪だけどな?
んもう、そんなこと言っちゃって! じゃあ、映画、嫌だった?
いや、そんな事ないけど。
私と見るの、嫌だった?
そんな事ないけど。
おしゃべりしながら見るのは?
楽しかったけど。
じゃあ、最悪じゃないじゃん?
それはどうだろ、そう思うのはそっちの勝手だけどさ。
「お待たせしました、ジャンボチョコパフェでございます」
「わぁ、いただきまーす!」
孝、いっつもこれだよね。
ここのクリームはめちゃくちゃ美味いんだ。下手にフルーツがあると、味分からなくなるんだよ。
でも、ここのピーチパフェ、桃がすごくてすっごいよ!
おいおい、学年トップクラスの学力だろ? もっとこう、上手く言えないのかよ?
え〜<学年そうでもない学力の孝とくっついているせいだも〜ん。あ、おいし。
そうでもないってなんだよ、半分よりは上だっつーの! ……これこれ、このチョコソースがサイコー。
じゃあ、今度作ってあげようか?
へぇ、お菓子作れるのか?
まだまだ練習中だけどね!
あ、分かったぞ。作る時になったら俺と合体して、代わりに作らせる気だろ!
そ、そんなことしないって! そんな事したら、プレゼントにならないじゃん!
え、プレゼント?
あ、ううん、なんでもない、なんでもない! そ、そんなことより、溶けちゃう溶けちゃう!
お、おう……? よくわかんねーやつ。
「るんるんる〜ん♪」
えらく上機嫌だな。
だって、楽しかったもんね。孝とお出かけ、楽しいもん!
だったらさ、わざわざ合体しなくてもいいじゃないかよ。
えー、でも、合体できるんだよ? しちゃうって!
しちゃうって、じゃなくてさ……ああもう、今更だけどよ。
「今日は帰ったら、宿題して……」
「おうねーちゃん、一人かよ?」
おい、やばいんじゃないかコレ。
わ、わ、どうしよう、うわ。
「へへへ、こんな所を一人なんて、危ないんじゃねぇの?」
「俺たちがボディーガード、してやろっかぁ?」
ど、どうしよう、孝!?
どうするって、もう囲まれているから逃げられないだろ!?
え、え、えぇ、やばいんじゃない!?
あ、そうだ、そうだ! 恵子、ここで俺を分離しろ!
で、でも、人前でそんなことするなっていっつも言うじゃない!?
バカ、そんなこと言ってられるか! こんな奴ら、いつもの俺ならすぐ倒せる!
「ねーちゃん、こっち来いって!」
強引に腕が掴まれる。
おい、早く!
う、うん!
まるでチンピラに引っ張り出されるかのように、俺は恵子の体から抜け出し……
「だーれが、一人だって?」
「え?」
可愛い女の子の腕を掴んでいると思ったら、体育会系の男の腕を掴んでいた。
相手にとっては丁度、そんなわけのわからない状態だ。
「だ・れ・が、ひ・と・りだって?」
「え、ええっと、なんだよ、彼氏、いたのかよ、くそっ!」
「お、おい、今の、見たか?」
「やべー、ちょっと俺、寝不足かもしんねぇ……」
俺の気迫に圧されたのか、たちまちチンピラは尾を巻いて逃げていく。
よし、もう大丈夫だぞ恵子。
……
……
あ、いけね。分離してるんだった。
「よし、もう大丈夫だぞ恵子」
なるべく怖がらせないように、いつもの表情で振り返る。
「あ、う、うん、ありがと……」
ああ、くっついていないから恵子の心が伝わってこない。
本当に大丈夫か? 怖かったよな?
口に出せばいいのに、いつもの癖でつい考えれば伝わると思ってしまう。
ああ、合体していれば。
「た、孝?」
俺は無意識に、恵子の手を握ってしまう。
「い、一緒に、帰ろうか」
「う、うん、帰ろ」
ニコッと笑ってくれた。
心は直接聞こえなかったけれど、何か嬉しくて。
「ええっと、合体、しないのか?」
「なんか、怖いし。並んで帰りたいかな」
「お、おう」
なんだよ、調子狂っちまうじゃねぇかよ。
「あー、疲れた疲れた!」
恵子とくっついて映画見たりしたのもあるけども。
明日から三連休だからってたくさん出された宿題を、ムキになって片付けきったのが一番の原因だ。
俺はベッドに潜り込み、ぼんやりと考え込む。
三連休かぁ。
恵子のやつ、理由つけて融合させてきそうだな。
いやでもあいつ、意外と休日はそう言うこと、しないんだよな。
俺に気を遣ってるのか、それとも忙しいのか。
……
気を遣える奴が体育のためだけに合体なんてしないな。忙しいんだろうな。
忙しいんだろうなぁ。
忙しいのかぁ。
ああもう、なんだなんだ。
合体させられるの面倒なのに、なんで俺、こんなちょっと寂しい気持ちになってるんだ。
はい、やめやめ。
俺は俺で、明日からの遊びの計画考えるとするか。
眠る直前のウトウト、ふわふわの中で、俺はぼんやりと思考する。
遊びなぁ……なんだろう、恵子と一緒にどこか行きたいな。
別にくっついてなくてもくっついていてもいいから、恵子と一緒にいたい気がする。
え、え、なんかすごいタイミングでくっついちゃった。
あ、え、はっ!?
ふと我にかえる。
さっきまで温かいベッドにいたはずなんだが。
気づけば、恵子が目の前にいる。
「は、裸ぁ!? ちょ、ちょっと、大声出さないでよっ」
お、おい、これ、どうなってるんだ!?
ええっと、ちょっと、オナニー、したくなっちゃって。
いやいやいや、俺と合体して、えぇ!?
い、いいじゃん、おちんちん、気になったんだもん。
気になったもん、じゃないだろ!?
えー、孝は私のおっぱい、気にならないの?
鏡の中の俺……正確には、俺を取り込んだ恵子が、手を胸に伸ばすのが見える。
「あっ」
おっぱいが変形し、ビリビリする。
どう、いいでしょ?
い、いや、ダメだろ、流石に恵子、恥じらいとか、超えちゃいけないラインとかさ!?
うふふ、大丈夫だもーん! だってだって、今、孝は私だもん。
な、何言ってるんだよ!?
だってぇ、もう何度もくっついてるでしょ? 孝の体の事も、孝の考えてることも、こう……ゼロ距離でいっぱい感じてるからね? もう、他人じゃないっていうか。
言いたいことはわかるが、それでもオナニー、あっ、おっ♡
うっふふぅ、私が気持ちいい所、やっぱり孝も気持ちいいんだぁ♡
や、やめろ、あっ、あっ、おっぱい、あぁっ♡
えへへ、孝、よかったじゃん、自分にあるおっぱいを自分で触って気持ちよくなるの、犯罪でもなんでもないよ? えっへへぇ♡
んっ、あっ、まぁ、そう、だけど、俺、俺、おっぱい、ないんだぞ、おっ♡
鏡の中の俺、私が、顔を赤くして、気持ちよく、なっている。
わぁ、わぁ、俺、孝と一緒に、気持ちよくなっているんだぁ、わぁ、わぁ♡
お、おい、私の体も混ざってるのよ、あんまり無茶苦茶するなよ!
そんなこと言うけどよ、孝だって気持ちよさそうじゃないの♡
そ、それはそうだけどぉ、やだぁ、私、私、おっぱいでこんなぁ、ん、あら、私、私って、えっ!?
あぁ〜ん、私と孝、一緒に同じ体、たまらねぇや、同じ感じが、こう、どんどん広がってきてるっていうか♡
お、おい、待ちなさいよ、気持ち、いいけどぉ、俺、私、なんか変じゃないかしら!?
えっ、うぅん、さっきから、私も、俺って感じがして、でも、肉体は混ざってるだろ、うふ、うふふ、なんか、心も、混ざっちゃうの、怖いけど、ぐるぐるして、気持ちよく、ないか?
え、ええっとぉ、まあ確かに、私、恵子を合体させてるけどぉ、いやいや、逆だ逆、俺が……あれ、俺、本当に俺? 私だったか?
あはは、恵子は頭硬いわね。あれ、俺が恵子だっけ? あっ、んっ、まあ、いいけど、頭、ずるずるしてる方が、オナニー、ずっと、気持ちいい、気持ちいいわぁ♡
ちょ、ちょっとぉ、いきなり、ペース上げないでよ、おかしくなっちゃうわぁ♡ あ、あ、やべ、孝のおちんちん、勃起してきちゃった、も、もう、恵子の胸、気持ちいいから、我慢、できなくなってきてるじゃねぇかよ♡
えへ、えへへ、私、私、ちんちん、あるんだぜぇ♡ わ、わぁ、私、私だから、知らないはずなのに、俺だから、いつもどうやってるか、思い出せちゃう、わ、わ♡
こ、こらぁ、それ、私のだぞ、ん、孝のだから、俺、えーっと、私なんだっけ? じゃあ私じゃなくて、ああ、うん、俺、俺だぞ、ぉおおんっ!?
ビンビンのおちんちんを、私の、俺の手が握り、いつもの、初めての感覚が襲ってくる。
ん、やっ、乳首、乳首も、立ってきちゃった、えへ、女の乳首って、でっけぇ♡
やんっ♡ これ、これ、おかしくなっちまいそうだわ、お、俺、私、あぁ〜ん、どっちも、同じなのにぃ、どっちかは私のじゃなくてぇ、どっちかが俺じゃないはずなのにぃ、どっちも、どっちも、俺、俺、私ぃ♡
うん、うん、俺って、私、私って、俺ぇ♡ いいっ、いいっ、気持ち、いい〜♡♡♡
私はもう、自分か俺か分からない。もうぐちゃぐちゃで、わけわかんなくて。
だって、だってぇ、思い出そうとしたらぁ、両方とも、あぁ〜ん♡ 記憶、思い出しちゃうんだもん♡
びっくりしてお礼言えなかったけど、私が不安そうだったの、あっ、大丈夫じゃなかったんだな、やっぱり、でも、私がいてくれたら、それで嬉しいんだぜ、うふふ、私、頼りになるぜ、俺、私、大好きだもん♡♡♡
チンピラに絡まれた時の記憶が、俺、私、まとまって、頭の中に出てきて、うふ、うふふ、ドキドキしてきちゃうわぁ♡
でも、でも、だからぁ、いいっ、いいっ、俺、幸せよぉ、俺と、相性よくって、よかったって思うもん、俺も、俺も、俺以外と相性よくったって、私以外と合体、したく、ないわぁ、あぁ〜ん♡♡♡
「あっ、あっ、おっぱい、おっぱい、ちんちん、ちんちん、やべ、わ、私、男、女、精液、出る、出る、おっぱい、気持ちよく、て、出るぅうううう♡♡♡」
私が俺が好きで一緒で仲良しで気持ちよくてもっと一緒にいたくてもっと気持ちよくずっと合体最高嬉しい幸せ幸せ幸せ幸せ幸せ幸せ〜〜〜〜♡♡♡♡♡
「ええっと……」
あー、気まずい。
「た、孝、大丈夫?」
「お、俺は大丈夫だけど」
精液まみれになった部屋で、俺と恵子はその……全裸で向き合っている。
「な、なんか、すごいことになっちゃったね?」
「よくちゃんと分離できたよな、ほんと」
なんだろう、あのごちゃごちゃになっていた時の感覚。
今思い返すと、かなりやばい感じもするんだが……それでも、またしてみたくて。
「あ、孝。もしかして、もう一度してみたいんじゃないの?」
「な、何言ってんだよ! 恵子と心が混ざるなんて、やばすぎるだろ!?」
まるで俺の心を覗いたかのように、恵子がからかってくる。
「隠さなくたっていいじゃない。だってオナニーしてる時に、孝の心、ぜーんぶわかっちゃったもんね♡」
「な、なっ!?」
「孝だって、私の気持ち分かっちゃってるんじゃないの? ほらほら、思い出してみてよ、たかしになってた私のこと!」
ドキ、ドキ、と心拍が高まる。
「あ、え、ええっと」
融合なんて関係なく、俺のことが好きだと言うこと。
一緒にいたくて、ついつい融合に頼ってしまっていること。
でも、二人並んで歩くのも大好きで。
あ、あぁ、これ、これ、俺も、同じ、気持ち、そんな感じがする……
「え、へへへ……無理やりくっついちゃう時あるけど、なんだかんだで、孝も楽しいみたいで嬉しいな」
「な、なんでもいいってわけじゃないからな! 授業とか、困るんだからな!」
「合体してお出かけは楽しんでるくせにぃ」
「そ、それはそうだけどさ!」
あー、いかん。またムラムラしてきた。
た、たまには、俺の方からねだるのもいい気がする。
「け、恵子」
「どうしたの、孝」
「今からキス、するからさ。そのまま、合体してくれないか?」
「うふふ! また、心までメチャクチャになっちゃおっか!」
恵子がニヤニヤと笑っている。
くそう、なんか負けた気もするけど——それはそれで、悪くない。
俺はゆっくり、恵子と唇を重ね……
「あっ、あっ、あっ、気持ちいい気持ちいい気持ちいい♡♡♡」
じゃあこれからもよろしくね、私からも頼むぜ、えへへ、今度また、俺の体育の時にくっついてもらうからな、んもう、ダメだって言ってるじゃない、でもでもぉ、私と合体オナニーさせてあげるからぁ、うふふ、俺のおっぱい、私のチンチン、気持ちいいからさいこ〜う♡♡♡ い、いや、でも、俺にだって合体して欲しくないタイミングが、合体オナニー最高、最高、最高、最高♡♡♡
ああん、もう、俺、私、気持ち良すぎるの、相性ぴったりすぎるの、ずるくて、幸せぇ、これからも、合体、合体、嬉しいなぁ♡♡♡♡♡
おしまい