「提督、シャンプー取って。」
水音がひたすら反響する浴場の中に、新たに少女の声が響く。
「はい。」
私は横にあったシャンプーを少女に渡す。
「Thanks.」
受け取った裸の少女、ジェーナスはシャンプーを手に取り、泡立ててから自分の髪に馴染ませていく。
普段はカールさせている金髪も全て下ろしており、ストレートのロングヘアーは彼女の姉妹艦であるジャーヴィスを想起させる。
くせっ毛なのは元からのようで、濡らした後の髪も元気よく跳ねてはいたが、シャンプーでまとめられた今は静かに寝静まっていた。
少女の長い髪ではシャンプーが足りないようで、ジェーナスはもう一度シャンプーを手に取り髪に馴染ませる。
荒々しく掻き立てるのではなく、優しく指で撫でるかのような手つき。金色の波が彼女の手によってゆらゆらと揺れている。
じっと見ていると、その手が止まった。
「…なに?」
ジェーナスがこちらを向き、私の姿を見る。
私も彼女と同じように裸で、体を洗う手を止めて彼女を眺めていたのだった。
「いや、髪が綺麗だから見とれてて。」
それを聞くと、ジェーナスは私から目をそらし、無言で元の姿勢に向き直った。
髪を洗うその手は、こころなしか先程より早い。
ジェーナスとの愛を確かめ、彼女の処女を貰った後、ベッドを片付けると私は風呂に入ることを提案した。
救護室のある地下1階には予備の浴場がある。本来は負傷者・療養者向けのものではあるが、緊急時には艦娘の入渠も可能な施設だ。
浴場といっても、蛇口やシャワーは3対のみで湯船も共通、少し大きい浴室といった規模だ。
しかし、大人と少女が1人ずつであれば十二分に広いスペースだった。
ふと、横目でジェーナスを見る。
手ぬぐいを太ももにかけて下腹部を隠している以外は何もない、裸の状態だ。
裸を見られることへの抵抗はかなり薄れているようで、私が一緒に入ろうと提案してもさして驚きはされなかった。
ただ無意識の抵抗はあるのか、私が3つある洗い場の右端に座ると、ジェーナスは真ん中の席を開けて左端に座ってしまった。
真ん中に座らなかった事を後悔するが、これからも機会はある。いつか自然に隣に座ってくれる日も来るだろう。
とにかく今は…アレをする必要がある。ジェーナスが髪を洗い終えるより先に、自分の体を洗い終えねば。
「私、先に入るわよ?」
シャワーを止めたジェーナスが、壁のフックにシャワーヘッドを掛けた。
「あー、まだダメだ。やることがある。」
「…?何するの?」
顔を洗っていた私はお湯を止め、手ぬぐいで顔を拭いてから答える。
「ジェーナス、ここに座って股を開きなさい。」
私は後ろに置いていた風呂用のエアマットを指差す。灰色のゴム製で、空気で膨らむタイプ。
要するに女性が男性を風呂でもてなす店によくあるものだが…ここではれっきとした備品だ。
動けない負傷者を床に寝かせ、体を洗う場合に備えたものだ。
「…なんでか聞いていい?」
ジェーナスが怪訝な目でこちらを見つめていた。マットへの質問はないようだ。
「さっき血が出てたから傷の確認だよ。洗う時にボディソープは使ってないよな?」
「…うん。…お湯だけでもちょっと染みて痛かったわ。」
先程からジェーナスの反応が逐一遅い。なんだかんだ言ってこちらを信用していないようだ。
まあ、私の自業自得だし、全部が全部治療目的ではないもの事実なのだが。
「高速修復材を持ってくるから、マットに座っておきなさい。」
私は浴室のドアを開けると、更衣室のロッカーに用意してあったものを確認する。
歯科用の備品から持ち出したデンタルミラー、高速修復材が配合された艦娘専用の軟膏、ボトルに入った高速修復材。そしてもう一つ。
それらを大きめの風呂桶に入れ、タオルで隠し、浴室に持ち込む。
ジェーナスはマットの上で仰向けに寝転んでいた。マットは少女の体にはまだ大きく、スペースに余りがある。
少女の波打つロングヘアーがピッタリとマットに貼り付いており、お湯とも汗ともわからない水滴が少女の艷やかな頬を伝う。
手や胸はほんのりと色づき、温まった体が血管を肌に薄く浮かせている。普段見る陶器のような白い肌ではなく、桃のような柔らかい赤みが感じられる。
少女の未発達の乳首は水滴を保持するだけの突起も溝もなく、頂点から零れ落ちる水滴が慎ましやかな丘をするりと滑り落ちた。
非常に、非常に背徳感をそそられる光景だ。
そんな事を思いながら、風呂桶からデンタルミラーを取り出す。
「なに?それ。」
「歯医者で見たことないか?鏡がついてる棒のやつだよ。」
「私は歯なんてなんともー」
ジェーナスの疑問に答えず、デンタルミラーを彼女の下半身に近づける。
「ちょ、ちょっと待って!Wait!Wait!」
私の手を足で蹴り飛ばし、両手で秘所を抑えるジェーナス。
「何!?何なの!?それで私の、その…中を見るの?」
「ダメか?」
「Pervert!ダメに決まってるでしょ!」
「そうか…」
私は落胆しながらデンタルミラーを風呂桶に戻す。代わりに軟膏を引っ張り出した。
「じゃあ…手当たり次第に塗るけど、それでいいな?」
ジェーナスは唖然として私の顔を見る。その顔はすぐ軽蔑の表情に代わる。
まるで、どの道同じようにしたくせに、と講義しているかのような目だ。
構わず私は軟膏の缶を開ける。特有の甘い匂いが広がった。
「待って!その…これからお風呂に入るのにそれ塗っていいの?」
「これは高速修復材が配合された艦娘用の軟膏だ。海上に出る艦娘のためにある程度撥水性がある。湯船でも大丈夫だ。」
「後から!後から塗るのじゃダメなの?」
「後でもいいが、この軟膏は痛み止めもあるから今のうちに塗っておけば湯に染みないぞ?」
「うっ…」
言いくるめられたジェーナスが黙りこくる。
数秒、無言のままの彼女をよそに、手に軟膏を取ろうとすると再びジェーナスの声が響く。
「私が!」
密閉された浴場内に大きく、そして甲高く響いた声。思わず私もビクリと驚いてしまった。
「私が、自分でっ、やるから…。」
「それならいいでしょ?」
そういって彼女は私の両腕を掴んだ。有無を言わせぬその両手がジェーナスの羞恥心の強さを物語る。
「わかった、わかったから。」
私は観念して軟膏をジェーナスに渡した。
彼女は軟膏を受け取ると、凄まじい速度で私に背を向け、そのままぴったりと正座をしてしまった。塗る所は見られたくないらしい。
「さっきは触らせてくれたのにー」
「さっきはさっき!別の話よ!もう!」
ジェーナスは私に背を向けたまま、壁に怒りの声を反射させている。
彼女がこちらを向いていない隙に、私は風呂桶から例のものを取り出す。
「それでこれ…どのくらい塗ったら良いの?」
「痛みがなくなるまでで構わないよ。デリケートな部分だから使い切ってしまってもいい。」
ジェーナスは乳白色の軟膏を恐る恐るすくい取ると、ゆっくりと自分の下半身へと持っていった。
私は風呂桶からさらに高速修復材のボトルを取り出すと、床に置いた。
「んっ…」
ジェーナスは軟膏をとった手を股に当てると、ゆっくりと声を吐いた。指を入れたようだが、こちらからは見えない。
私は高速修復材のボトルの蓋を取ると、シリンジの口をボトルの中に突っ込む。
「痛っ…」
ジェーナスがピクリと体を震わせる。一度手を引き抜いた彼女は、再び軟膏を掬おうとしたが、そこで止めた。
「提督、これ…」
「全部使っていいって言っただろ。そのままの手で使っても問題ないよ。」
ジェーナスは一度軟膏を掬った手、つまり一度は自分の秘所に入れた手を再び軟膏の瓶に突っ込み、大きくすくい取った。
私はシリンジが空あることを確認すると、押し子ー注射の際に実際に押し込む部分、を引き上げて高速修復材を吸い上げる。
ぐちゅ、ぐちゅ、とジェーナスの方から音が聞こえる。
彼女は無言で軟膏を塗りつけている。痛みを和らげようと必死なのか、慣れない作業に手間取っているのか、あるいは初めての行為に夢中なのか…
そういえば、彼女は自慰はしたことがあるのだろうか?と疑問に思った。その手の小説を読んだことがあるのなら知識としてはあるはずだ。
いや、ここではあえて聞かないでおこう。楽しみは後に取っておくべきだ。
そんな事を考えていると、自分が股をいじる音だけが響くのに耐えられなかったのか、ジェーナスがこちらを向いた。
「な、なんか言いなさいよ!というか黙って何して…」
彼女の目が、私が抱えているものを見て止まった。そのまま彼女の手も止まっている。
「なに、それ…」
彼女が見据えているのは…私が風呂桶の中に用意していた大容量1000mLシリンジだ。中には液体の高速修復材が満載されており、緑色の輝きを放っている。
「高速修復材だ。君が以前飲んでいたのと同じものだよ。」
「なんでそれがここにあるの…?」
「君のお尻の穴に入れる用だ。」
「~~~~~!!!!」
ジェーナスが金切り声を上げた。狭い室内では予想以上に耳に効く。
「なんで!そんなの入れる必要があるのよ!?」
「前の穴だって怪我してしまっただろ?念の為後ろも…」
「後ろの穴は血とか出てなかったじゃない!」
「それを君は確認したのか?」
「っ…!」
ジェーナスが言葉に詰まる。見ていない、といえば先程のデンタルミラーで中を見られることは間違いない。
しかし、見た、などとも言えない。自分で自分のアナルの中を確認する術などあるはずもない。彼女の目がグルグルと泳いでいる。
「い、いや、だって…」
「それとも、今から確認するか?高速修復材じゃなくても、お湯を入れれば確認出来るぞ?」
「それは…」
「ただまあ、高速修復材で洗い流せば一石二鳥じゃないか、さっきお尻に出されたものも綺麗サッパリ出せるぞ?」
「うううう…」
「まあ、せっかく風呂に入ったのに後でお尻の穴からあんなのを垂らすのが好きというのなら…」
「わかった!わかりました!やればいいんでしょ!もう!」
ジェーナスは諦めと怒りの表情を浮かべながら、軟膏の缶を風呂桶に投げ捨てると、マットの上に四つん這いになった。
「洗うだけだからね!」
そう言って私に念押しをする。
私はジェーナスの決心が鈍らない内に、すぐさまシリンジの先をジェーナスのアナルにあてがう。
潤滑剤などは何も塗っていないが、このシリンジはそういう用途で作られているので先端も丸く、危険はない。
優しく最後のひと押しをして、シリンジの先をアナルに挿入した。
ジェーナスは無言のまま、目線だけこちらを向いて睨んでいる。
シリンジの押し子をゆっくりと押し込む。
「ひゃあっ!?」
高速修復材をほんの少し入れただけで再び叫び声があがる。
「ちょっと!これ、液体じゃないの!?」
「高速修復材なんだから液体に決まってるだろ。」
どうやらこのシリンジに入っているのがローションかゼリーのようなものだと思っていたらしい。
「油断してると漏れるから、お尻の穴はしっかり閉じておけよ。」
再びゆっくりと高速修復材を注入していく。
「ううううううう…」
注入されると同時に、ジェーナスから力のない鳴き声が上がる。
ローションの時も同じように驚いていたので、今度からは温めてから注入してあげたほうがいいかもしれない。
注入を続けていると、ハッと気がついたような顔でジェーナスがこちらを向いた。
「これ、どこで出せばいいの!?」
私は言葉では答えず、浴場の四隅にある排水溝に視線を移した。
再びジェーナスの顔を見やる。彼女は同じように排水溝を一瞥したが、再びこちらを向いて私の目を見つめている。
「えっと、どこで?」
私が目で示したものが信じられないようで、もう一度確認してきた。
「そこの排水溝だ。」
「やだやだ!やだ!No!」
「なら、これを入れたままトイレまで行くか?」
ここの浴場と更衣室内にトイレは併設されていない。もしトイレに行くのであれば、一度廊下に出なければならない構造だ。
「ううううううう…やっぱりこうなるのね…」
ジェーナスのアナルがシリンジの中身を平らげた後、シリンジをアナルから引き抜いた。
可愛らしい少女の蕾は緑色の液体を1適も漏らさず、可愛らしく窄みきっている。
「うぅ…お腹がゴロゴロする…」
ジェーナスは膨れたお腹を擦っている。高速修復材を口から摂取した時ほどの量はないため、腹部もそこまで大きくは膨れていない。
しかし本人の感じる違和感はそれなりにあるようで、暗い顔で四つん這いのまま両手でお腹を撫でていた。
私はシリンジに再び高速修復材を充填し、満杯になったものをジェーナスのアナルに向ける。
「…提督?」
「なんだ?」
「それ、まだ入れるの?」
「ああ。」
「いや、入らな、ひゃっ!」
私はジェーナスに構わず、再びシリンジの先をアナルに挿入する。そしてすぐに注入を開始した。
「待って!提督!待って!」
ジェーナスはシリンジから逃げ出そうとして、四つん這いのまま前に進んだ。
無事にシリンジはアナルから抜けたが…急に動いたためか、ジェーナスは足を滑らせた。
マットの凸凹の上でジェーナスの膝がするりと後ろに動き、支えを失った彼女は腹からマットに崩れ込む。
ボスン、と体が落ちる音がマットからするのと同時に、少女のアナルから緑色の液体が吹き出した。
「あっ!いやっ!私っ…」
慌てて体勢を立て直そうとするジェーナス。しかし、今度は吹き出た緑色の液体に足を取られ、再び崩れ落ちる。
「いやっ!待って!出ないで!」
焦りが焦りを呼び、あちこちで手足を滑らせ、マットの上で踊るジェーナス。
彼女が体をマットに打ち付ける度、少女のアナルからジョロ、ジョロと液体が漏れ出ていった。
なんとか立とうとして浴槽の隣まで這い出た彼女は再び足を滑らせ…浴槽のヘリにお腹を打ち付けた。
「い゛っ!!!?!???」
ジェーナスのうめき声と同時に、また勢いよく高速修復材がアナルから発射される。
それはなんとかジェーナスを宥めようと後ろまで来ていた私に直撃した。少女の放った温かい液体が私の胸から下腹部までにかけて命中する。
痛みを堪えながらもこちらを向いたジェーナスがその光景を見る。そして…大声で泣き出した。
私が初めて聞く大泣きだった。打ち付けた腹部が痛むのかと聞いたが、違う。
単純に尻から出したものを私にひっかけたのがよほどショックであったらしい。
なんとか大泣きするジェーナスをなだめ、残りの高速修復材を排水溝に排泄させ、泣き続けるジェーナスの体をなんとか洗い、今は湯船に2人で浸かっている。
「いや、悪かった。」
「………」
ジェーナスは体育座りの形で体を折り、口から下を湯船に漬け、そのまま口でブクブクと泡を吐いて私に無言の抗議を行っている。
その目は泣き腫らしたのがすぐわかるほどに充血していた。今までよりもずっとずっと赤い目でこちらを睨む。
「その、本当にすまなかった。あんなことになるとは…」
「………」
相変わらずジェーナスは泡を吐くだけでまともに取り合ってくれない。
「あー、その、腸内を洗浄しておきたいのは本当だったんだ。」
「君はまだ…体が小さいから。当分はそういうことをするにしても後ろを使うわけだろう?」
「まあ、そういうことの予行練習としても、腸内洗浄については…」
ちらりとジェーナスの顔を見る。相変わらず鬼のような目で私を見つめている。
流石に今回ばかりは私も危機感を抱いている。これまでジェーナスを散々辱めてはいたが、ここまで彼女が怒るのは見たことがない。
続きの言葉が出ず、ジェーナスを見つめていると、ようやくジェーナスが湯船から口を出した。
「提督は、私の事をどう思ってるの?」
「それは…恋人だと。」
「あんたは、恋人に、あんなことをして、喜ぶ質なの?」
「…否定はできない。」
ここで下手に嘘はつけない。というか、あそこまで入念な準備をして否定できるわけがない。
「…みたいね。」
そう言うと、ジェーナスは湯船に沈んだ私の下半身を見る。
実を言うと、先程のジェーナスの醜態を見て…また勃起してしまっていた。
ジェーナスが残りの高速修復材を排泄する時も、泣き続けるジェーナスの体にシャワーをかけて高速修復材を洗い流している時もーそのままだった。
彼女の冷ややかな目線はそれも理由の一端にあるのだろう。
「はぁ…」
ジェーナスは大きくため息をついた。湯船に大きく波紋が広がる。
彼女は自分の手でいきなり私のペニスを握るとーその場で折り曲げた。いや、折り曲げようとした。
一瞬、期待してしまった私だったがすぐにジェーナスの目的がそのようないかがわしい事ではないと気づく。
渾身の力で折り曲げられ…手遅れになる前に、なんとか脳が激痛と叫びを発することが出来た。
今まで感じた事のないような悲鳴が胸からこみ上げてくる。体が言うことを聞かずに曲がり、頭が湯船にぶち込まれる。
「!”#$%&’(!?」
叫びの代わりに水が私の口に入ってくる、ゴボゴボと喉から空気が逃げていく。
私は窒息する前に、なんとか頭を湯船の上に戻すことに成功した。
「ぶはっ!はぁっ!はぁっ…!」
横を見ると、ジェーナスが私のペニスを握った手を虚空へと伸ばし、呆然としていた。
「そんなに痛かった…?」
口に入った水と脳の痛みを追い出し、息を整え、なんとかジェーナスに答える。
「はぁ、はぁ、はぁ…痛い、本当に、痛かった…。」
「ご、ごめんなさい、そんなに痛がるとは思わなくて…」
ジェーナスの顔には本物の困惑が浮かんでいる。目には若干の涙が浮かんでいるが、これはどうも自分が相当な事をしたと実感しているようだ。
「ああ…。これは、無理に曲げると、本当に折れる、ので、次からはやめてほしい。」
「S...Sorry...」
「いや、これは…私も悪かった。本当だ。今ので十分身に染みたよ。」
ジェーナスは、今度は心配そうに私の下半身を見る。
私も恐る恐る自分のペニスを確認するが、幸いなことに折れても腫れてもおらず、硬いまま直立を崩していない。
こんな情けない理由で病院行きになることはなさそうで、ひとまず安堵した。
ペニスをまじまじと確認していると、横からするりとジェーナスの指が伸びてきた。
少し身構えたが、ジェーナスは優しくペニスに触れると、感触を確かめるように表面を撫でる。
「本当に大丈夫…?」
少女の表情は、慈しみに満ちた柔らかな表情だった。物悲しそうな目は自責の念を示している。
しかし私は、その半開きになった艷やかな口に、僅かな色気を見出していた。
「試してみるか?」
私がそう言うと、半開きになった口は真一文字に閉じられ、少女は頬を可愛らしく膨らませた。
「ちゃんと反省してるの?」
「それはしている!…しているんだが、体が反応するかどうかはまた別の話なんだ。」
ジェーナスは少し考えた後、私に提案した。
「じゃあ、私の恋人って所、証明してくれたら許してもいいよ。」
「証明って?」
「それは…うーん…提督が考えて?」
私がしばらく考え込むと、ジェーナスは思い出したように補足した。
「普通の!フ・ツ・ウの恋人がするような証明よ!さっきみたいのは絶対ダメ!」
そう言われて、まだやっていないことを思い出した私は、ジェーナスに湯船から上がるように伝えた。
「ねえ、さっきみたいのはやらないって言ったわよ?」
不安そうに声を上げるジェーナスは、再びマットの上に仰向けで寝転がっていた。
「大丈夫、さっきみたいに無理矢理はしない。」
「ならいいけど。」
ジェーナスは疑いの目でこちらを見ている。これから何をするかの検討はついていないようだ。
「じゃあ、仰向けのまま足を開いて…そう。膝裏を手で持って。」
そのままジェーナスにM字開脚のポーズを取らせる。
「これ、ちょっと恥ずかしいわ…」
なんとなくはしたない格好であることは理解しているらしい。
私は両手をジェーナスの太ももにあて、動かないように抑える。
ジェーナスは股を見られるのが恥ずかしいのか、目をそらしたままだ。少女が微かに震えているのを両手から感じ取る。
幸いとばかりに、ジェーナスのヴァギナへと近づける。そして閉じたままの大陰唇を…舌で投げ上げた。
「ぴっ!?」
可愛らしい鳴き声を上げるジェーナスを無視して、舌先を大陰唇の割れ目に侵入させる。
「ちょっと!何してるの!?汚いからやめてよ!」
「さっき洗ったし、軟膏も塗っただろ?」
「そこに向けて喋らないで!」
私は仕方なく顔を上げると、顔を真っ赤にしたジェーナスへ向けて話しだした。
「知らないのか?クンニっていう行為だが…」
「何よそれ!知らない!また変な事始めてるじゃない!」
「じゃあ聞くけど、ジェーナスが読んだっていう小説だとどんな事をしてたんだ?」
「えっと、その…」
ジェーナスは顔を真っ赤にしたまま、黙ってしまう。
「どんなのを読んだかは知らないが、フェラチオならわかるか?」
「提督の…アレを舐めるやつ、だったと思う。」
「それの男女逆があってもおかしくないとは思わないか?」
「それは…確かに…」
ジェーナスは黙りこくる。私は再びジェーナスの下半身に顔を突っ込んだ。
舌先で大陰唇を下から上へと舐め上げる。ほんの僅かにボディソープ、あるいは軟膏の苦味が感じられる。
生臭さやアンモニア臭はせず、むしろ軟膏のやや甘い匂いが感じられたが、それもすぐに消えてしまった。
私は両手を大陰唇にあて、左右からこじ開ける。処女喪失の余韻で真っ赤に充血した膣に、乳白色の軟膏がヌメリと光る。
上部を見ると、少女の幼いクリトリスは以前と同じくやわらかい包皮に包まれている。
私はクリトリスに狙いをつけ、包皮ごと吸い付く。その瞬間、ジェーナスの太ももがビクリと動き、私の頭を左右から押さえつける。
また逃げられても困るので、私はジェーナスの太ももに両手を回し、逃げられないように両足を抱え込んだ。
そのまま口でクリトリスに吸い付き、わざと音を立てながら少女の小さい性感帯を吸い上げる。
ちゅぽ、ちゅぽ、と吸盤で遊ぶかのようにクリトリスを啜ると、それに合わせてジェーナスの息も荒くなった。
女性器の外見は貝類に見立てられるが、舌触りも同じようだ。暖かく、柔らかく、舌先で遊んでも心地が良い。
次は舌先で少女の尿道を探ってみる。堅く閉じた少女の尿道に舌が入るわけもないが、穴があることだけは感じられた。
「やだっ…そこ…おしっこ出るとこ…」
ジェーナスの太ももに心なしか力が入るが、私は気にせず、尿道周辺をくまなく舐る。
ほんの僅かな塩味。汗なのか、潮なのかははっきりしない。それもすぐに消えてしまった。
そのまま尿道から下、膣へ向けて舌を移動させる。指やペニスと違い舌の可動域は恐ろしく短かく、膣口の入り口しか確かめることはできない。
そのまま、膣口を一周するように舐め取る。ほんの僅かに、血の匂いがした。
私はジェーナスの反応が気になった。先程から息は荒くなっているようだが、声はあまり聞こえない。
太ももで両耳を塞がれているせいか、聞こえてもいても内容は判別できない。
意地悪をしてみたくなった私は、さらに下へと頭を下げる。そして舌を出すと、ジェーナスの可愛らしいアナルに舌先をつけた。
「んっ!」
ジェーナスの太ももが更に頭を締め付けるのと同時にアナルも締まり、キュッと締め付けられたアナルの皺がふっくらと盛り上がる。
そのまま2度、3度と舌先でアナルを舐めあげると、同じように彼女の太ももも跳ねた。
リズミカルに少女のアナルを舐る。ジェーナスの声はうまく聞き取れないが、喜んでは貰えているようだ。
気がつけば、ジェーナスの足が私の背中を蹴っている。蹴っていると言うよりは、背中に私の足を擦りつけているのが正しい。
力なく私の背中に足を乗せ、そのまま足を伸ばして虚空を蹴っている。
体をめぐる快感に居ても立っても居られず、何かを求めて足で足掻いているのだ。
私は頭を更に奥へと押し込む。鼻先に少女の濡れそぼったクリトリスが突きつけられた。
先程までは感じ取れなかった潮の匂いと、鼠径部から流れ落ちる汗の匂いが鼻孔に流れ込む。
私はその勢いのまま、舌先をアナルに突き立てた。突き立てたといっても、肛門括約筋を僅かに押し広げるまでが長さの限界だった。
しかし少女にとってはそれで十分だったようで、今まで私の頭を締め上げていた両足をピンと伸ばし、自らの下半身を浮かせた。
頃合いとみた私は両手で太ももを引き寄せ、少女のヴァギナに食らいついた。
口を大きく開き、少女の可愛らしい割れ目に吸い付くと、舌を上下に叩きつける。
細かいテクニックなども気にせず、少女を絶頂させるためだめに舌を酷使させる。
大陰唇の下から上まで、愛液ごと全てを舐め取り、返す舌先をクリトリスに叩きつける。
舌の動きに連動し、少女の粘膜もビクビクと痙攣を始める。
少女の絶頂が来るーそう予感した瞬間、頭に鈍い痛みが走る。
「ダメっ!離れ…ああああああああああああっ!」
太ももから開放された私の両耳に、ジェーナスの嬌声が響く。
彼女は絶頂の間際、手で私の頭を押しのけたようだ。今、彼女は両手で自分の秘所を抑え、ぜぇぜぇと余韻に浸っている。
「痛っ…殴ることはないだろ。」
「だって…離してって言っても…あなたが聞かなかったから…」
ジェーナスはまた顔を赤くして答えたが、どこか安らいだような顔をしている。
「でも…ありがと。」
彼女はそう告げると、よたよたと体を起こし、マットの上に正座で座り込んだ。
「じゃあ次は、私の番ね?」
私は座り込んだジェーナスの眼前に、自らのペニスを差し出した。
少女のあられもない姿を何度も見てしまい、最早暴発寸前だ。出さないと気がすまない。
ジェーナスは差し出された赤黒く反り立つ物体をまじまじと眺めている。
彼女は恐る恐る、指で私のペニスに触れた。
「わっ…」
少女の細く柔らかな指に触れられ、どうしても反応してしまう。ピンと揺れたペニスに驚いた彼女はすぐに指を離した。
「い、痛いの?」
「いや、痛くはないが。勃起すると敏感になるからどうしても反応するんだ。」
「血管とか浮き出てるけど、本当に大丈夫なの?」
「心配なら、撫でる程度でもいい。」
少女は再び手を近づける。今度は手のひらで柔らかく包むようにペニスへと触れた。
またピンと跳ねたペニスを、上から包み込む。ひやりとした肌が気持ちいい。
「えっと、ヌルヌルしてるけど…」
「それが普通だから気にしないで良い。」
「そ、そう、そうなのね…。」
ジェーナスはそう呟くと、私のペニスを子犬をあやすかのように撫で始めた。
動物の頭から背にかけて優しく撫でるのと同じように、亀頭から背、付け根まで手の平を前後させる。
彼女はペニスを凝視し、そう命じられた機械かのように手を黙々と動かしている。
「ジェーナス?」
「はいっ!?な、何?」
「続きをして欲しいんだが。」
「続き?続きって?何?」
ジェーナスは私の顔を見るが、目だけは四方八方に泳いでいる。
「フェラチオして欲しい。」
「あー!そう、そうね、そう…」
ジェーナスは再びペニスに目を戻すが、目は泳いだままだ。
「フェラチオって…どうするの?」
「小説で読んだんじゃないのか?」
「だ、だって…!舐めるとしか書いてなかったし…」
「それに、提督の、こ、これが…思ったよりグロテスクで…」
確かに、ペニスを間近で見るのは初めてのはずだ。そういう反応になっても仕方がないのかもしれない。
「アイスを舐めるような感じで舐めてもらえればいい。」
そう言うとジェーナスは口を開き、舌を出したが…やはり躊躇しているのか、ペニスに付けてはくれなかった。
「難しいなら手コキでもいいが…」
「テコキ?」
「さっきみたいにペニスを手で撫でたり、擦ったりするやつだ。英語だとhandjob、だったかな?」
「いや、私も…やってみるわ。さっき、私もやってもらったし。」
そう言うとジェーナスは両目を瞑り、深呼吸をする。
覚悟がついたのか、目を開けると再びペニスを凝視し始め、右手でやさしく包んだ。
そして舌をベロリと出すと、私のペニスを舌から舐め上げる。
「うおっ…」
思わず声が出た。
金髪碧眼のあどけない少女が私のペニスを舐めている。その背徳感でも十分だったが、舌で舐めあげられる快感はそれ以上だった。
ジェーナスが再び舐め上げる。
少女の舌は、腸内とも膣内とも手とも全く異なる感触だった。微細な凹凸がペニスを擦る感覚は舌以外では味わえないだろう。
さらに、また舐め上げられた。
あまりの快感に肛門と陰嚢が締まり、先走りを尿道へと押し上げる。鈴口から垂れたカウパーが少女の舌先に落ちた。
「うぇ、へんな味…」
ジェーナスが舌先に落ちたカウパーを指ですくい取り、糸を引く様子を眺めている。
もう限界が近い。ジェーナスにフェラチオを教え込む余裕は無さそうだ。
「ジェーナス。」
「うぇ?何?」
ジェーナスがこちらを向くと同時に、私は両手の親指をジェーナスの口に突っ込んだ。
「ひぇ?ひゃひ?」
口を開いた状態で固定されたジェーナスが私に問いかける。彼女の口が動く度、両手が甘く噛まれた。
「もう出そうなんだ、だから…ジェーナスの口に出していいか?」
ジェーナスは私の目を見ると、声を出す代わりにコクリと首を縦に振った。
「噛み切られたくはないからこうやって手は入れたが…辛かったら遠慮せずに噛んでいいからな。」
そう言って私は大きく口を開けたジェーナスの眼前に、いきり立ったペニスを持っていく。
ジェーナスもこれから何をするのかは理解したようで、ゆっくりと目を瞑った。
私は両手で握ったジェーナスの頭を、じりじりとペニスへ誘導する。
亀頭が口の中に入ったあたりで、ジェーナスの舌先が触れる。触れたのがわかると、ジェーナスは舌を動かして亀頭を舐め始めた。
キャンディでも舐めるかのように、下から上へ、上から下へと舐め回す。私がしたことの意趣返しだろうか。
ジェーナスの口内へとペニスを進めるたび、快感が除々に高まっていく。彼女の生暖い吐息がそれを更に増幅させた。
舌に押さえつけられたペニスが、口腔の底にある柔らかな粘膜と触れる。舌と口腔底、上下から舐られる。
唾液とカウパーが交わり合うグチュグチュという音が少女の口から漏れ出る。
その下品すぎる音に反して、彼女の瞼は安らかに、そして上品に閉じられていた。
限界を感じた私は、そのままゆっくりとジェーナスの頭を自分の腰に押し付けた。
ペニスがより奥へ奥へと侵入するが、奥へと進むにつれ口内が狭まっていくのがわかる。
喉奥の硬い部分、輪っかのような狭い箇所にカリが引っかかる。おそらく、ジェーナスの口内を制覇しきったのだろう。
ジェーナスは息を止め、舌先で必死に私に奉仕する。喉奥はヌラヌラと妖しく動き、嘔吐反射で私のペニスを押し返そうとする。
「はぁ…はぁ…ふっ!」
私は腰を引くと、そのまま腰をジェーナスに打ち付けた。陰嚢の裏がジェーナスの顎に当たり、カリが喉奥を貫く。
こうなっては最早フェラチオでなくイラマチオだが、そんな事はもうどうでもいい。
そのまま腰を前後させ、ジェーナスの口を愉しむ。喉奥を突く度にジェーナスの歯が私の両手にめり込んだ。
ジェーナスは目を開けて私の顔を見上げていた。嘔吐反射のためか目からは涙がこぼれている。
息も難しいのか、先程まであった熱量は失われ、段々と顔が白くなっていく。
私は最後のひと押しで、腰を強く打ち付けた。突っ込んだペニスがジェーナスの喉奥にぴったりとフィットする。
亀頭への強い刺激と共に、私はジェーナスの喉奥と口内へと射精した。
「んぐっ!うえっ!ぐっ!」
ジェーナスが激しくえづき、私の両手を思い切り噛み砕いた。
彼女の顎の力が弱まった瞬間を狙い、ペニスを引き抜いた。歯の先が擦れたが、唾液まみれのペニスにはそれすら快感だった。
「おえっ!ぺっ!えっ…ひぇ、へぇ…」
ジェーナスは息も絶え絶えに私の両手を剥がし、自分の手で握った。
彼女がだらりと垂れ下げた舌からは一筋の精子がドロリと垂れ下がっており、口の周りは涎にまみれている。
「ほめんなひゃい…かんひゃった…」
ジェーナスが喋る度に、ドロリとした泡と白濁液が口から流れ出る。
私の両手と少女の犬歯には血が滲んでいたが、もはやそんなものはどうでもよかった。
私はジェーナスと同じようにマットに座り込み、彼女を抱きしめた。
「体を洗い直したら、もう一度ゆっくり浸かろうか。」
「ん。」
ジェーナスは短くそう答え、抱き返してきた。
「…やっぱり私の知ってる普通の恋人とは違う気がする。」
日が沈み、蛍光灯で照らされた執務室。ソファに座るジェーナスがそう呟いた。手にはカバーのついた文庫本が握られている。
「前言っていたアダルト向けの小説ってそれのことか?」
私は彼女が持っている本を差して尋ねる。
「うん。図書室にあったの。」
図書室…と言えば聞こえはいいが、実態は艦娘達が自費で購入した本を適当に収納して読み回しているだけの部屋だ。
当然、どんな本が置かれているかも誰が今何を借りているのかも管理などされていない。
通販であれば荷物はチェックされるし、ジェーナスのような少女にそのようなものを売る書店もないだとうと不思議に思っていが、合点がいった。
「そんなものを持ち込まれるのは困るんだがな。」
「ふーん。」
意味ありげなジェーナスの呟き。彼女の方を見ると、やや怒ったような表情で私を見つめている。
「なんだ?」
「困ってるかどうかで言えば私の方が困ってるんだけど?アンタみたいな変態に好き放題されて。」
「む…」
返す言葉がなかった。二人の間に静寂が訪れる。
「ま、いいけど!私もここまで来ちゃったら引き返せないし。」
ジェーナスはそう言うと本を閉じ、座ったまま背伸びをする。
「提督の中では私が一番、J級でも一番、そうよね?」
「ああ。」
そう答えると、ジェーナスは悪戯っぽく笑う。
「えへへ。指輪、待ってるからね。Good Night!」
「ああ、おやすみ。」
ジェーナスはソファから飛び起き、挨拶をすると元気よく執務室を後にする。
浴場にいた淫らな少女の面影はどこにもない。あのような二面性が、彼女の一番の魅力かもしれない。
ジェーナスが扉を締め、元気よく廊下をスキップする足音を聞きながら、引き出しから一枚の写真を手にとった。
J級嚮導艦、ジャーヴィス、その顔写真。確かに、可憐で美しい。書類によれば、その髪型のようにまっすぐな性格の子らしい。
私は多少ひねくれていたり、トゲのある方が好みだが。
ジェーナスが私にとっての一番であることに、おそらく変わりはない。ただ、この可愛らしい姉妹に魅力を覚えないと言えば嘘になる。
花を愛でるのに1輪しか愛でていけないなどという決まりはない。もし"それ"が叶うのなら。そう思わずにはいられなかった。
…とはいえ、ジェーナスにやりたいことはまだ山程ある。ジャーヴィスの事はその後からでも遅くないだろう。
私は悶々とした思いを抑え、写真を引き出しに戻した。
そして目の前の書類に目を向ける。午前中、ジェーナスを連れ出した時の書類がそのまま残っている。
「する前に片しておくべきだったなぁ…」
まだ歯型の残る気だるい手を動かしながら、ポツリと呟いた。