※この作品はR-18です。

背後から刺せばさ、逃げられるよ。きっと   作:荼枳尼天

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自分の起こした現象の結末を、ただ予想する。そんな簡単なことすら出来はしなかった。


自分にこれから起こることをただ見ていることしか出来ない。 (♡)

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっごッ……や、やめっお願いやめてッ!!!」

 

 

 

 拳が下腹部に叩き込まれる。

 

 10を超えた辺りから数えてもいないその痛打は淫紋を通して快感に変わる。

 青アザが目立ち始めた腹部は快感に震えていて、自分の意思が介在しない多幸感が脳内で分泌されていく。

 さっきから殴られる度に、マンコから愛液が飛び散っていた。

 

 

「はーッ?!殺されたんだから何しても自由ダロッ!!」

 

「ンギッ♥やめって!ごめ、ごえんなさい!ゆるじッ♥」

 

 

 ボグッ

 

 内臓がひしゃげる感覚でついには潮まで吹き始める。

 両手を壁に押さえつけられ、飾りである足が浮くほどの高さに吊り上げられている。

 そこに腹への殴打が何発も襲ってくる訳だが、体が浮いてしまっては抵抗も満足にできない。

 

 

「やめッ♥やめでよぉ!!あやまっ!ごめんなざおぼッ♥なんでもするかりゃ♥」

 

「なんでもッ?!じゃあお前サンドバッグけってーっ!」

 

「がぅ♥いやぁっ!カナリアッ!スペジアざんッ!だずげぅッ♥」

 

 

 部屋が震える程に、拳が腹を殴る音がバチンッバチンッと響く。

 肩が外れそうになりながら目の前の男の肉体の躍動を見ている。

 

 全身のしなやかな筋肉が膨張していて汗が浮いている。

 顔は憎たらしいほどに楽しそうに笑っている。

 

 悔しくて、情けなくて涙が出る。

 快感で出ているのか、本当に悔しくて出ているのか、分からなかったが見ない振りをする。

 

 

 ぼぐん

 

 そんな音が体の中に響くと共に、肩からとんでもない激痛と、快感が襲ってくる。

 

 肩が脱臼した。

 

 

 

「ぴッ♥ぎゃああああああああッ!!!」

 

「肩が外れちまったか…可哀想に。まあ腹パンも飽きてきたしとりあえず膜やぶっとく?」

 

「い゙、いだぁ゙い゙…か、肩がッ…ぁぅ♥…もうむりッ!肩が外れてもイッちゃうなんてもう俺じゃないよォッ!!」

 

「ねえねえ、話聞いてるう?」

 

「もうむりッむりむりむりッ!スペシアさん助けてよぉ…!」

 

「話聞いて〜ッ?!」

 

「ぐがッ?!」

 

 

 ドグッ!

 ドムッ、ドムッ

 

 と耳の中で体が床にたたきつけられる音が響く。

 

 ジーンと耳鳴りがしたあと、外れた肩が更なる激痛に襲われる。

 

 俺の軽くて小さい体が、2、3回バウンドして壁に激突した。

 

 左肩がとんでもなく痛い。

 快感は依然、俺を苛むがそれでもいたいものはいたい。

 

 体の確認をしたあと、霞む視界で魔王を見ると足を振り抜いている。

 サッカーでもしてるみたいだった。

 

 蹴られたのだ。

 外れた肩を的確に蹴り抜きやがった。

 

 左肩は荒療治で嵌められた。

 でも激痛で動きそうにない。

 

 

 

「ぅっ…ぅ゙え゙ええええ…痛いの、やだぁ!」

 

「うっせーこのガキ。ほら右肩も嵌めてやるよ」

 

 

 

 魔王が俺の左腕を引っ張りあげて蹲っていた俺を起き上がらせる。

 

 もう抵抗の気力も激痛で消えていた。

 だが、そんなことに構うことはせず魔王は俺の右肩に、拳を叩き込んだ。

 

 

「ぎっ゙あああああああっっっ!!!」

 

「ん?まちがったかな?普通に嵌めるのはつまらんけど…まっ!いっか!」

 

 

 魔王が右腕を掴んで無理やり肩を嵌め込む。

 

 激痛に次ぐ激痛。

 生まれてこの方これほど痛かったことは無い。

 

 気持ちよくない。

 

 気持ちよくない気持ちよくない。

 

 痛いなら気持ちいい方がいいのに。

 

 そんなことを考えた瞬間、脊髄から直接反射したかのように勝手に口が開いた。

 

 

「お゙ね゙がいッ!ま゙お゙うざまッ!いたくしていいがらっ!気持ちよぐじでよぉっ!」

 

「えええ?でも気持ちいいのやなんでしょ?」

 

「やじゃないのぉ!!きもちいのずぎなんでず…!いだいのやなのぉ!!」

 

「やっぱり追い詰められると本音が出るね♪」

 

 

 米俵でも持つかのように俺を抱えあげ、ベッドに投げる。

 フカフカなベッドが俺を受け止めるが肩の痛みは加速する。

 

 

「ぎっ…!」

 

「さーてっどこ弄って欲しい?」

 

 

 素直になった俺を撫でながら、魔王が言う。

 

 恐怖と屈服感でおかしくなりながら、俺はいじって欲しい箇所を言うことにする。

 こんなことになっても処女は散らしたくない。

 

 ただただそれ一心に俺は行動する。

 

 

「あなりゅとぉ…クリトリスをぉ…いだぃ………おねがいしまず」

 

 涙と鼻水にまみれた顔を隠すようにうつ伏せになり、弄りやすいように尻をあげる。

 

 ぷぴゅりと愛液が滴る感覚に身悶えしながら、これから来るであろう快感に身構えする。

 

 

ずぐんっ

 

 

 剛直が後ろの穴を貫く。

 何かが壊れる感覚と、熱く焼けるような快感と痛み。

 

 それを自覚した瞬間、喉が勝手に咆哮した。

 

 

「グピッ♥あぎゃぁ゙ああああああああッ♥♥」

 

 

 間違いなく、奥まで届いている。

 腹の異物感は商館で張形を入れられた時の比ではなかったのだ。

 

 

「おっぎ♥おっぎずぎるッ♥じ、じぬっ!!あなる゙ごわれりゅっ!!」

 

「はあ?まだ入り切ってねえんだよッ!!」

 

「むびゅゔゔッ♥♥♥」

 

 

 まだ奥に入り切っていなかったらしい魔王のチンポがさらに奥に入れられる。

 脳みその奥がスパークし、俺はその快感にシーツを噛みながら耐えるしか無かった。

 

 

「はっ…はははっ!おい、おいおいおい。後ろの穴のくせにマンコ見てえな気持ちよさじゃねえかよォッ!腰ッ!止まんねぇッ!ぎゃははははっ!」

 

「お゙ッ♥お゙ッ♥お゙ッ♥♥おおお゙ッ♥い、イんぐ──ッ♥♥♥♥」

 

 

 

 生のチンポが齎す快感に耐えきれずに絶頂する。

 バシャッと潮がマンコから吹き出る。

 

 

 

「お゙ッうご、激しすぎッ♥♥もっどゆっぐり!まおうざまッ!しんじゃうのぉッ!!」

 

「うっせぇッ!水差すなッ!」

 

 

 

 バチンッ!!

 

 ムチのように手をしならせて魔王は俺の尻を叩いた。

 その瞬間、後ろの穴を虐める快感を何倍にも膨れ上がらせ俺の頭をスパークさせる。

 

 

「ぁ゙ッ♥♥イッぐぅううう!!♥」

 

「バチャバチャ潮吹きまくりやがって、あぁっ?!俺より先にイッてんじゃねえよっ!!」

 

「ご、ごえんなざ♥いぎまぐっちゃってぇ!ごめんなざいッぐ♥♥♥」

 

「謝りながらイくんじゃねえよッ!ぎゃはははっ!」

 

 

 

 バチュンバチュンと普通に男がセックスする上で絶頂する前の動きを魔王は汗をかきながらもずっと、俺がいってもずっと続けている。

 

 目が上を向いて、舌は口から垂れる。

 

 へっへっと熱い吐息が魔王の動きに応じて漏れる。

 

 

「へぁ?!♥」

 

 

 異物感が急に消失した。

 ぶぴぴとアナルが音を放つ。

 

 羞恥すら感じなくなった俺の脳みそはなぜ抜いたのかという疑問に基づいて魔王の方向に視線を向ける。

 

 若干疲労が滲む魔王は、股間の棒をニチニチと扱きながら俺に言う。

 

 

「あともうちょいで出るところだったぜ…!こんなに具合のいい穴は使ったことがねェッ!」

 

 

 

 俺が感情を発露させる直前、魔王は言った。

 

 

「さぁ、マンコ使うか」

 

「え゙」

 

 

 恥を忍んで情けなくも生贄として後ろの穴を捧げて汚く喘いだのにこの男はそれでも俺の自我を殺しにかかってくる。

 

 いやだ。ただの否定の言葉では動かない。

 

 もう魔王は動かない足を引き寄せて正常位の姿勢で棒の切っ先を女陰に擦りつけている。

 

 震える言葉で、魔王が嫌がるような否定の言葉を探し前世の事情を話して“許してもらえる”ように懇願する。

 

 

「ま、魔王さま?お、おれ前世では男だったんです。てってんせいしてきてっ!」

 

 

 媚びるように、前世は男だったのだと。

 そんな穢れた存在を抱けるのか?と。

 

 こんな言葉は意味が無い。

 

 魔王側の立場に立てばわかる。

 目の前にはいじめ抜いた雌がいる。

 そしてその雌は顔を紅潮させ、青アザにまみれた淫紋すら桃色に発光し仕舞いには股からダラダラとヨダレを垂らしている。

 

 その雌がどんな戯言を言おうが、棒の切っ先が肉の海に沈み込むのは秒読みだと、男であれば誰でも理解し得ることだった。

 

 

「お、おれッ!男としての俺を失いたくないッ!それ以外なら何でもするからッ!おねがい!!!」

 

 

 

 懇願する事に、魔王は笑みを深めていく。

 

 穴に宛てがわれた陰棒は熱された鉄のように熱い。

 

 今日、俺はここで終わるのだ。

 そんなことに恐怖しながら、謎に高揚していく淫紋にただただ俺は虚しくなっていく。

 

 助けて欲しい。

 それを言い続けた第2の生も終わり。

 

 

「ぎゃはははっ!そんなに入れて欲しいなら、入れてッッ?!」

 

 

 そこまで言うと、魔王の身体が急止する。

 

 はっはっと短く息をしていると、穴に宛てがわれた棒が熱を失ってどんどん柔らかくなっていった。

 

 

「な…に…?」

 

「アッシュ…アシェンプテル…少し、待て」

 

 

 魔王が、いや、セナがそう言うとセナは自分の胸を貫手で突いた。

 

 血飛沫がまう。

 頬を汚すが気にはならず、魔王がそのまま心臓を握りつぶしたあと、理解する。

 

 俺はセナに、魔王から助け出されたのだと。

 

 

 倒れ込むセナを痛む肩を無視して抱え込む。

 

 セナの頭を力いっぱい抱きしめて、涙を流しながら。

 

 俺は生き残ったのだと。

 彼に助けてもらったのだと。

 

 ただいまは、自分のした行為に対する後悔と、これからの贖罪について考えることしかしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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