最強の娼◯を模倣したりはできません。
故にバトル要素はまだない
無表情マグロっ娘を書くつもりだったんですが、普通に難しかったので本文の様に変わりました
「ぐ、この下手くそ……」
「酷い言い様だな~」
押し倒したリーニエちゃんの服を脱がしてあげようと、一番に目に付いた首辺りのリボンのタイを外したのだが、しかし中々彼女の服を取り外す事はできなかった。
そんな感じで少し手間取っていれば、組み伏せられたリーニエちゃんから罵倒の声が飛んでくるではないか。
「いや~ごめんごめん。やっぱり一度も脱がした事が無いと難しくてさ。あ、もしかしてこれが邪魔してるのかな?」
「ぐっ……やめろ……」
ドレスの丁度腹部にあるコルセット、その後ろ側に手を回してみれば紐の結び目が有った。それを優しく引っ張る様に外せば、するするとリーニエちゃんのドレスは解れていった。身を縮めて少しでも抵抗しようとする彼女を抑えながらドレスを脱がしてみれば、すらりとした彼女の体型が浮き出たインナーが表れた。洋服屋によく置いてありそうなスリーブが跳ねているゆったりとしたブラウスに、可愛らしいドロワーズである。
「おー服の上からでも分かってたけど、やっぱりリーニエちゃんって結構引き締まったカラダしてるよね」
「……っ」
「特にウエストの部分とか凄いね~。維持するの結構大変でしょ? 普段何食べてるの? リンゴ?」
「お前達、人間だ」
そう言ってこちらへの敵意を隠そうとせずに凄んでくるリーニエちゃん。相変わらず表情は硬いが、眉を僅かにひそめているのでこれでも分かりやすいほうだ。
なるほど。いやあ、面白い返しをするなあ。
いや面白くないか。
「魔力を食べる?って生態だと巷の噂で聞いていたけど、そんな感じなんだね~。人間を食べて、そこから魔力を回収するのか。ちなみに、俺はどう? 美味しそうに見える?」
「魔力が少なくて。……少なくて」
「うん」
「いや、余りにも……?」
「うん? 言ってみて」
「……とにかく、口にするのも烏滸がましい」
「わあひどい」
そんな抑揚の無い声でウェットに富んだ返答をするリーニエちゃん。なんて魔法の様な素敵な言葉なのだろう。神話時代から受け継いできた叡智だよコレ。
極めて無表情で淡々とそういう事を言うのだから面白い。鍛えれば色々な話術を使える大道芸人になれそうな、素敵な子である。
まあそんな子を今から犯すわけですが。
「じゃあとりあえず、これも脱いでもらおうかな~」
「うぅ……」
リーニエちゃんが着ていた最後の砦であるインナーは様式こそ珍しかったものの、一般的な庶民の服と同じ様な感覚で脱がす事ができた。
やがて露わになる裸体は、人間の年頃の女の子が持つソレと全く遜色無いもの。
女性が持つ特徴的な膨らみの上にはぷっくらとして瑞々しく思わずしゃぶりつきたくなる様な果実が有ったし、すらりとした美しい両足の股にはオスを受け入れる為の器官がちゃんと存在していた。
身にまとう物を全て剥ぎ取られてしまったリーニエちゃんは、組み伏せられたまま力無げに横たわっている。その姿はとても扇情的なものだった。
「いやあ良かった。もしかしたら魔族と人間は身体の生態が違うかもしれないと思ってたけど、ここは全く一緒だね。これなら、楽しめる」
「どうして……」
「ん?」
「どうして、こんな事するの……?」
さて、いざご馳走を頂こうとすれば、途端に待ったがかかる。
声の主は勿論リーニエちゃんだった。
情に訴える様な言い方で、しかし声に抑揚は無く、表情も依然として硬いままで、憐れみを誘う様な物では無い。どうにか助かりたいという思いは有るのだろうが、感情がこもっておらず、とにかく下手だ。懇願というモノがよく分かっていないのかもしれない。
「私達魔族は、普通に生きていただけなのに」
「……」
「どうしてこんな。こんな、事をするの?」
「……」
「お願い、やめて……。どうか、ひどい事しないで」
「……それは、誰かのモノマネかな?」
正直なところ、ここまで酒の勢いでたどり着いてしまったが、少し抜けた今ならこの子が言っている意味が分かる。意味というか、その手段に行き着くまでの経緯という感じだろうか。この、命乞いの様な何かの。
恐らくこの子はいつの日にか実際にされたモノを、今記憶から想起し、どうにか捻り出したという感じなのだろう。された相手は当然捕食対象であったヒト、それはもう間違いなくて。
この魔族はその“模倣”という猿真似を、時を経て今、俺に対して行っている。
練度が低いのは生来の性質故か、それともただ経験が足りないだけか。果たしてどうなのかは知る由が無いけれども。
俺はその事実に対して、底知れない薄気味悪さを感じていた。
人間に極めて近い見た目をしていたとしても、その中身は人を欺く忌むべき魔物――それ以外の何者でも無いと。それを、決して忘れてはいけなかったのだ。
「分かった」
「……! 分かってくれたの?」
俺は深く、これまでの行動を恥じ入った。
でもまあしかし。これだけは。
これだけは言える。
「いや?」
「え」
「ごめん」
俺は全く反省せず、リーニエちゃんの身体へと手を伸ばした。
「ごめん。性欲には勝てなかったよ……」
「――――――」
人の世の娯楽は、特に性に対する探求は古の時代から深く愛され追い求められ、人知を越えた物へと昇華していった。
同族である人間は勿論の事ながら、十にも満たない子供や自分の歳を遥かに越えた熟せし者まで。
人だけに飽きたらず、種族が違う動物や果てには命を持たない無機物にまで。
人間は様々な対象に性欲をぶつけてきたのである。
俺は改めてリーニエちゃんをまじまじと見た。
ふわりと盛り上がっていて形が良く、弾力が有りそうな乳房。細い身体と薄い肌と共に呼吸の度に軽く上下する、艶めかしい鎖骨。人間と同じ胎生である事を示している小さなおへそ。これから行われる行いへの微かな抵抗なのか、思わせぶりに動くすらりとした美しい足。そしてその先にある、乙女の花園。
人を食ってきた魔族が今更なんだ、人間そっくりの見た目をしているし余裕でイけますよ。嫌やめてって言われたら、逆に興奮するまである。
――というわけで、手始めにリーニエちゃんを虐める事にした。
「や、やめ……」
目の前にいる少女の裸体から、一番に主張するその胸を鷲掴みにする。
「――! はな、せ……!」
揉んでいて分かったが、そこそこ着痩せする娘の様だ。目一杯に広げた手の中に少し余るくらいにすぼまって、非常に揉みごたえが有る。振動を与えて見れば、頂点に位置するピンク色の可愛らしい乳首が見え隠れしてとても良い。
「……っ! ん……っ」
ぐにゃぐにゃと形を変えるリーニエちゃんのお胸を楽しんでいれば、彼女から小さい嬌声が聞こえてきた。相も変わらず無表情に努めていて、しかし迫りくる快感を堪えきれていないのだろう、必死に閉じようとしている口から声が漏れていた。指が柔らかな肌に食い込んだ後、押し戻されるのが心地よい。
「もしかして自分でシた事って全く無かったりする?」
「――! ふざけっ……ゃっ!」
少し揉んでいる場所を変えたり、はたまた乳首をつまむ様に攻めてみれば、面白い位にリーニエちゃんは反応を返してくれた。いじられるのに全く慣れていないといった様子である。生娘でもこの歳ならそれぐらいはやった事あるだろうに、しかし彼女は経験ゼロな様だ。リーニエちゃんよろしく魔族という存在は、誇り高き種族故自慰を全くしないのかもしれない。
凄い発見だよこれ。
学会発表したら全魔族から目の敵にされそう。
冗談はまあさておき、一度も楽しんだ事が無いというのはなんとも勿体無い話である。
これはじっくりと教え込まなければならないだろう。
「んんっ……いやっ、ゃ……ぁあっ……!」
胸を一点攻めした後、乳首を小さく吸ってみれば更に艶が乗った声が出始めた。どうにか我慢して押し殺した様なものだったが、最初にしていた抑揚の無い声とは思えないくらいにそれは弾んでいた。深く、そして直接脳に響いてくる様な、一片に理性を狂わしてしまうほどに官能的な音色である。
それは魔族が備え持つ天性の素質だったのか、それはもう分からない。
「あーだめだ、辛抱たまらない」
「はぁはぁ……え? あっ」
魔性に当てられ堪えきれなくなってきた俺は、リーニエちゃんの唇へと吸い付いていた。初めは優位に立っていたつもりなのに、どうしてかその声を聞いた瞬間にタガが外れた様な感覚になったのだ。それは、未だかつて体験したことのない未知の感覚。
別に女を抱くのが、初めてというわけでは無い。一般的に安息の地と言われている娼館にもよく行くし、なけなしの金を払ってそこそこ高い所にもお邪魔する事はあった。
でもこれ程までに脳髄をそのままじっとりと溶かされてしまう様な――そんな恐ろしい感覚は初めてだった。
「んんっ、んん――――っ?!」
無理やりキスをされたリーニエちゃんは驚きの表情を浮かべていた。おめめを真ん丸にして、何をされたのか分からないといった様子のまま固まっている。
俺は塞がれていた彼女の口を無理やりこじ開け、中へと侵入した。
「んあっ、ひゃめ……っ!」
一瞬覗いたチロチロとした赤い舌と自分の舌を巻き付けてみれば、とても甘いものを啜っている様な感覚に襲われた。ずっと吸い付いていれば気が狂ってしまいそうな、自我を直接揺さぶられる錯覚を思わず覚えてしまう。
端的に言えば、最高だった。
一体幾らもの人間を捕食してきたのかとか、そもそも直前にリンゴを食べてたから甘いんじゃないかとか、色んな感情もそれと一緒に出てきたが、それらが全てどうでも良くなってしまうくらいにそれは甘美な味をしていた。
酸素を求めて長いキスを止めれば、息も絶え絶えといった様子のリーニエちゃんが現れる。
「ぷはぁっ……はぁっ……」
「どうだったかな、人間のキスは」
「……っ、酒臭いんだよこの……っ」
「それは悪かった」
リーニエちゃんはこちらを強く睨んでいたが、しかし同時に快感によって表情はぐずぐずに崩れていた。ついさっきまでは何をしても何をされても無表情を貫いていた彼女が、こうも知らない面持ちを表に出してくれるなんて。
俺は底しれない喜びの様なモノを感じてしまった。
それによってその先に有るものを追い求めて、堪らなくなってしまう。
「リーニエちゃんが悪いんだからね。まあ、最初から最後までするつもりだったけど」
「……え?」
ぴんと固く立ち上がるピンク色の乳首に、小さく上下する白くて艶めかしい喉、脈動が来る度にぴくぴくと震えるその身体に、行為によって濡れそぼった秘所。
それを見るだけで、布越しに生温い体温と張り裂けそうな程の感覚を覚えた。自分のソレがどれくらい強烈に勃起しているかは、見るまでもないだろう。
早く、一秒でも疾くという焦りにも近い感情に支配された俺は履いていた服を適当に投げ捨て力無げに開かれた秘所へ、あまりにも杜撰で情緒も無い予告と共に自分の張り詰めた陰茎をブチ込んだ。
「――――っ゛?!――――――――ッッ゛??!」
ぐぐっと入り込んだ後、半分くらい埋め込んだ地点で何かを突き破る様な感覚を覚えた。
それと同時に、リーニエちゃんが言葉にならない声を虚空へと上げた。
人語を解す魔物としては考えられ無い様な、意味をなさない言葉だった。
それを聞いて、この娘の初物を奪ったのだと俺は確信する。
「あ、やっぱり魔族にもそういった膜みたいなのが有るんだね。流石人間を模してる事はある」
「――――はぁっ……ッ! 許さない、ゆるさないゆるさない!! 殺す、殺してやる! 絶対に、ころしてやる!!」
「それは怖いな。そうなる前にどうにかしてリーニエちゃんに種付けしないと……」
「魔族が……っ! 人間の精で孕むわけがないだろ――ッ!!」
「どうかな? やってみないと分からないよ」
「うぁっ――あぁ、っ……!」
リーニエちゃんは必死な声をしながら、顔をうずめている。魔族は人間と比べてその身体は遥かに頑丈にできているらしいので、別に処女を失ったくらいで苦痛に長く悶えたりはしないだろう。だとしたらこの場をどうしたら切り抜けられるか、模倣して情に訴える為に記憶を遡っているかもしれない。
いや、無理だと思うぞ。
犯されながらやめてくださいと懇願する女の子なんて、リーニエちゃんの記憶にはいないと思います。魔族って人の事を食料としか考えてなさそうだし。
「それはそうとして、もう我慢できん」
「――っ!!」
男の意地からかリーニエちゃんには余裕そうな事を言っていたが、本心はだいぶヤバかった。
中に入った瞬間ぬるぬるとして柔らかい肉が亀頭を包み込んできて、逃れる様にして更に奥へと押し込めば、膣壁が粘膜をまといながら狭く強く全てを締め付けてくる。
今までで味わった事がない、人間のメスの性器では到底味わえない様な極上の密壺だった。
「動かすぞ」
「……ひぃっ、ぁぁ……」
むず痒い様な感覚に作用されて腰を動かすが、たったそれだけで計り知れない程の射精欲が湧き上がってくる。一度気を抜けばすぐにでも出してしまいそうな、そんな迫り来る快感へと耐えながら奥を突いた。
「……あぁっ、ぅぁっ……」
腰の動きを身体を通して伝えれば、連動した胸がまるで別の生き物かの様に弾んでいた。そして相変わらず、気が狂いそうな締め付けと共に膣肉が媚び、甘える様にして収縮して来る。まるでとって食われているかの様な――そんな感覚に陥った。
魔族が人を欺き食らう捕食者だと言うならば、こんな風に性的に食って来る娘が居てもいいんじゃないかと、そんな馬鹿みたいな事を考えながら必死に腰を動かしていた。
「んぁっ、いやぁ……ぁぁ」
止めどなく遂行される攻めに耐えきれなかったのか、ぐずぐずにとろけきった顔を――しかしそれを見させまいと、彼女は両手で顔を隠してきた。無理やり手でどけて顔を拝見するのも良かったが、ここは趣向を変えて意地悪をしてみる事に決めた。
「はぁっ、え……?」
組み伏せた彼女を起き上がらせると、力を抜いて逆に下に転がった。これをすると、上に跨がられたままの状態となる。俗に言う、騎乗位というヤツだ。
こうしていれば顔を隠していても重力によって、顔を隠している手は下へズリ落ちてしまうだろう。普通に隠し通す事もできそうだが、突かれながらそれを維持するのは結構難しそうである。
女性上位の体位だがもちろん動いてはくれないので、自分で突き上げる必要は有った。
「ぁぁ……見る、な……」
腰を掴んで無理やり上下運動させれば、熱い息を吐く赤い舌がチロチロと見えてとても官能的だった。堪らず更に突き進めれば、内側をえぐるカリ首に膣がまとわり付き、思わず腰を浮かせてしまう程の快楽が襲ってきた。
たんっ、たんっ、と身体を上下に揺らせば、少し遅れる様にしてカタチの良い乳房も揺れ動いていた。そんなあられもない姿に、どんどん張り詰めていくのを感じた。
確かな意志をもっていなければ、すぐにイってしまいそうな――そんな震えにも近い感覚に身を震わせる。
「んんっ、あっ、やぁっ……ぁあっ、いやっ……ッ!」
およそ人間の身には余りすぎる快感に、脳を強く刺激する甘い音色。そんな仕打ちに、長く持つわけも無い。限界が近いと、すぐに分かった。
本能に揺り動かされるままに、上で痴態を繰り広げていた少女の細い腰を掴むとこちらへと抱き寄せて、そのままキスをした。
そしてそのまま尻肉が打ち付けられるのを楽しみながら、奥を突き上げる。
ラストスパートを駈ける様な、そんな激しさを一緒に伴って。
「んっ、んっ、んん―――――ッ!!」
自分とこの魔族の女の間に、恋愛感情の様な物は存在しない。だが、どうしても最後にキスをしたかった。唇を貪って、そしてイきたかった。
それは対するこの魔族が、極上の女だからだろう。その身全てから得られる快楽と快感を、この身全てに余すこと無く刻みつけたかったのだ。
「いくぞ……中でっ、出すからな」
「ぁぁっ、やぁっ、はぁっ、やっ、――っ、なにかっ、くるっ……――っ!!!」
そんな言葉と共に身体が弓の様にしなり、そして弾かれた様にしてびくんと跳ねた。途端に膣がより強く締まり、捕えて離さないと言わんばかりの圧力をもって嬲ってきた。もちろん耐えきれる筈もなく、引き締まる膣の感触を楽しみながら、より深くへと押し込んだ。
「あぁっ―――――――――――~~~~っっッッッッ!!!」
目の前が真っ白になってチカチカする様な、そんな感覚と共に陰茎が強く脈打った。情事の中で際限無くせき止められた欲望が、ドロドロと溢れ出る様にしてこの上ない幸福感と共に少女の中を汚していく。
やがて、全てを出し切った。
だけれども。ダメだ、まだ。
まだ、足りない。
「……はぁっ、はひっ、ぁっ……」
肩で息をする少女を掴んで床へ押し付け、また俺は腰を動かし始めた。
女はちゃんとした言葉すらも発しなくなっていたが、そんな事すらもどうでも良くなっていた。
ただ本能の赴くまま、その身体を貪り続けていたのだった。
後の事は、もう覚えていなかった。