※この作品はR-18です。

転生チート転生者   作:五郎。

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エロ無し、説明回です。
よろしくお願いします。


能力の完成と苦行

 

 8歳になった。

 この2年間の事はあまり思い出したくない。

 

 学校には通っていない。

 そもそも忙しすぎて入学すらしていない。

 

 

 何から話そうか……。

 まず、新たな念能力を習得した。

 

「能力閲覧(ステータス)」

 

 ステータス

 名前:アタル

 チート:テンセイ イセカイテンセイ

 能力:念能力(特質系:能力閲覧(ステータス)、無限収納(ストレージ)、権能習得(ラーニング) 

        操作系:催眠洗脳(コントロール)

        具現化系:吸血鬼の注射器(デビルシリンジ))

 

 

 ……とまぁ、このように予定外なことに、2つも能力を作ることになった。

 

 まず初めは予定通り、知っている念能力をコピー、習得する特質系念能力である権能習得(ラーニング)を作った。

 方針が決まってからは簡単で、どういった制約を付けるかに少し悩んだくらいだ。

 

 …………では能力について説明しようか。

 

 権能習得(ラーニング)。

 

 正確な名前を知っている能力を習得することができる。

 ただし対価として自身の総オーラ量の最大値が、その能力の価値に値する分減少する。

 

 そう、最大オーラ量を対価にした。

 原作でも「天上不知唯我独損(ハコワレ)」という念能力の中で、数値として扱われていた概念で、スキルポイントのようなものを求める俺の要望に合致していた。

 

 そして最大オーラ量が減少するというのは、継戦能力の減少に直結するため、念能力を得ることへの対価として自分の中で納得させやすいものだった。

 

 ただ、このまま能力を作ると到底払えないような最大オーラ量が対価として求められ、作ったはいいが、絶対に使うことができない能力になりそうだったので、一(・)生(・)の内に使える回数を制約として設定することにした。

 

 そのためにどの能力が欲しいのか、そしてその能力はどういった使い方ができるのかについて吟味を繰り返した。

 

 …………もちろんだが、原作に出てきた能力を習得する。

 原作知識の有効活用である。

 

 いやだって、自身の手駒が使える能力を手に入れても効果が薄いし、かなりの危険を冒してハンタ―などの念能力者を捕まえて、能力名を聞き出しても大した能力じゃなければ、骨折り損のくたびれ儲けだ。

 

 多分まだ本来の使用者は生まれてすらいないが、俺は確かにこの世界の原作で存在を確信しているので、習得対象にできるはずだ。

 本人以外意味不明な理論でも、本人の中で納得があれば通るのが念能力である。

 …………念能力で転生するような奴がいる世界だし。

 

 

 原作を読んでいる時から、強いと思っていた能力が3つあった。

 

 1つ目は名前がわからない…………というか名前が出てきていないんじゃないかな? という原作キャラのパクノダが使っていた読心できる念能力。しかしながら、これは名前がわからないので習得不能だ。残念。

 

 2つ目は「絶 対 時 間(エンペラータイム)」という原作キャラのクラピカが使っていた能力なのだが、使用者の適性をすべての系統に広げるというチート能力である。しかしながら、この能力は緋の目という特異な体質が発動に関係しているため、習得しても俺では使うことができない。これまた無しだ。

 

 そして最後は「神の不在証明(パーフェクトプラン)」という原作キャラのメレオロンが使っていた能力で、息を止めている間誰も使用者の存在に気が付くことができなくなる能力である。これは特殊な体質を発動のキーにしていることもなく、なんなら別の念能力で仲間にも効果範囲を広げていたため、使えるようになりそうな能力である。まぁ最優先はこれだろうな、という能力だ。

 

 

 最終的には権能習得(ラーニング)の制約は「この能力は一(・)生(・)の内に1回限り使える」というものにした。

 

 

 そこまでやって! 

 

 そこまで制約を付けて、結果がこれである! 

 

【「神の不在証明(パーフェクトプラン)」を習得しますか?】

 

【必要最大オーラ量50,000】

 

【現最大オーラ量19,272】

 

【Yes/NO】

 

「いやぁ、これ無理でしょ…………。何十年修行すればいいんだよ。それこそ一生かかるわ」

 

 ちなみにだが最大オーラ量はテンセイによって前世から引き継いでいて、それでなおこの数値である。

 原作主人公が原作中盤ぐらいで、たしか2万ぐらいだったかな……。天才め……。

 俺じゃもしかしたら一生修行しても到達不可能かも。

 この能力のためだけに人生2,3週することになるでしょ。

 それはやる気が持たない。

 

 そうゆうわけで諦めるか別の能力を習得しようか考えていたのだが、またもや天上不知唯我独損(ハコワレ)が俺に閃きをくれた。

 

 

 逆に考えるんだ、盗っちゃえばいいさと。

 

 

 天上不知唯我独損(ハコワレ)は人にオーラを貸し付けるという能力なのだが、俺は逆に最大オーラ量を奪う能力を作ればいいんだ。

 

 そんな考えからできたのが具現化系念能力である吸血鬼の注射器(デビルシリンジ)である。

 

 具現化系というのは特殊な物品を作る能力で、習得のための修業がなかなかハードなのである。

 この能力を作るために毎日注射器で遊ぶ羽目になった。

 毎日毎日自分や母親、姉の血を抜いたり、抜いた自分の血をまた戻したりとか、アホみたいなことを繰り返していた。

 途中で催眠洗脳(コントロール)を自分に使って、注射器のイメージ刷り込めばいいじゃんと気が付かなければ、ノイローゼになってたね。

 

 …………それか、さらなるヤバい性癖に目覚めていたと思う。

 

 そんなわけで念能力を習得する念能力を、使うために別の念能力を作るという、かなーり回りくどいことをやった。

 この時には既に1年が経ち、7歳になっていたが、これは後々のための布石だ。

 

 俺のチート、テンセイがある限り権能習得(ラーニング)は死ぬたびに使える念能力になる。

 

 それを効率よく使うために吸血鬼の注射器(デビルシリンジ)も必須だ。

 この世界危険だから、ちんたら修行なんてしてたら権能習得(ラーニング)使う前に死ぬからね。

 

 

 遠回りこそが俺の最短の道だった、…………そう思うことにしよう。

 

 

 そうして7歳の間は、毎日毎日通勤時間帯に混雑した汽車の中で、絶をしながらこっそりと、オッサン相手に吸血鬼の注射器(デビルシリンジ)をブッスリ! ブッスリ! 突き刺して、吸い取ったオッサンエキス(注射器に溜まった金色に輝くナニカ)を自分に注入する毎日を過ごしていた。

 

 非念能力者相手からでも、だいたい「10」程度なら最大オーラ量をとっても問題なさそうだ。

 …………まぁ相手は最大オーラ量減るのだから、体力がなくなったりするだろうけど、加齢のせいだと考えるだろう。

 

 最初の頃、1人から1度に「25」くらい抜いたら、相手がぶっ倒れて騒ぎになった。

 急いで逃げたので、バレていないと思うが危なかった。

 

 それからは少しずつ抜くようにしたし、毎日時間帯や行き先、何なら乗り始める駅も変えるようにした。

 

 …………これ、7歳がやっていい苦行じゃないと思うんですけど。

 

 いまでも鼻の内側にオッサンたちの臭いがこびり付いている気がする。

 もはや遠い記憶の、一番初めの人生で自分が発していた臭いだ。

 懐かしいんだか、懐かしくないんだが……。

 

 その苦労がついに今日報われる。

 

【「神の不在証明(パーフェクトプラン)」を習得しますか?】

 

【必要最大オーラ量50,000】

 

【現最大オーラ量50,980】

 

【Yes/NO】

 

「いえす」

 

【習得しました】

 

【現最大オーラ量980】

 

「能力閲覧(ステータス)」

 

 ステータス

 名前:アタル

 チート:テンセイ イセカイテンセイ

 能力:念能力(特質系:能力閲覧(ステータス)、無限収納(ストレージ)、権能習得(ラーニング)、神の不在証明(パーフェクトプラン)

        操作系:催眠洗脳(コントロール)

        具現化系:吸血鬼の注射器(デビルシリンジ))

 

 

「ふうぅぅぅぅぅぅ…………………………。2度とやらんぞっ! こんな苦行ぉっ!」

 

 まぁ頻度落としてでも続けなきゃ、催眠洗脳(コントロール)すらろくに使えないんですけどね。

 




今回習得した能力説明

権能習得(ラーニング)
・名前を正確に知っている、他者の能力を習得することができる
制約:一生に一度のみ使用することができる
誓約:使用者の最大オーラ量が、取得する念能力の価値に相当する分減少する。

吸血鬼の注射器(デビルシリンジ)
・刺した人の生命力やオーラの最大量を抜き取ることができる。抜き取られたオーラや生命力は回復しない。
・抜き取ったモノを注入することで、その最大値を手に入れることができる。
・注入した分のオーラは体に馴染むまで時間がかかり、扱うには慣らしが必要。
制約:なし
誓約:なし

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