ダンまち入れ替わり二次創作 作:Nistlabe
ベル・クラネルの体を使っている以上、彼に再会するすべはない。入れ替わった当人同士で、鏡の前に立てば、擬似的な再会は果たせるが、やはり、最愛の人と会えないというのは辛い。
というのは、一応出会えるだけで満足できた頃の、リュー・リオンの意見だったろう。
見目麗しいエルフの服、かつて勤めていた酒場の制服を着せて、胸を露出させる。最低限これから行う夜の運動に耐えられる程度の着衣のままで、行為を始める。
入れ替わりというのは、不思議なものである。自分と他の人間のアイデンティティでもある体を交換するのだから当たり前と言えなくもないが、そこに、自分たちで築いてきた過去の服装を持ち込むと、一転、昔から自分たちは入れ替わってきたのではないかとすら思ってしまう。
「見てください。はしたなく股を開いて、咥え込もうと下の口をパクパクとさせて。どれだけ卑しいのでしょうか、このポンコツエルフは」
自分に向けられたからかいの言葉も、押し付けた体に対して向けたなら、それはそれで面白い、とリューは気づく。かあっと頬を赤くしたエルフが、幼児が小便を補助されるような姿で後ろから抱きかかえられて顔を必死に隠している。
エロい。なるほど、これはたしかにエロい。
リューはベル・クラネルのペニスがむくむくと頭をもたげてくるのを感じた。それは今、パクパクと震えるリューの秘所の添え物のように一直線に、その筋を隠していた。ぺちんぺちん、と肉棒が触れると、リューの体は大げさなくらいに震えた。
リューさぁん、と情けない声を、ベル・クラネルは、リューの体、リューの声で言う。あれだけ潔癖だったエルフが体を許してくれたのは嬉しいが、近頃はその反動か、どんどんヒートアップしている。挙げ句に入れ替わりを発端に、こんなプレイまで始めるようになった。
喜んでいいのか悲しんでいいのか、とベル・クラネルが悩んでいるところに。
「ベル……お願いがあります」
「な、なんですか?」
「私の子供を生みませんか?」
えっ、と固まる彼に、リューは真面目な顔で言う。
「本来男であるあなたが妊娠して母親として子供を生むということほど倒錯したものはない。興奮するし、なにより、それによってもっと特別な絆が生まれると私は信じている。ベル。私の子供を産みなさい」
「いやそのっ、リューさんどの子供が欲しくないか、と聞かれたら欲しいですけど!でも、僕は男です」
「わかっています。だからこそです」
「わかってないじゃないですかぁ!」
いつものように、リューは少年の体を巧みに操り、後ろから、エルフの体にねじ込んだ。うぶなエルフの体が想い人の到来に歓喜して、程なく蜜を溢れさせる。ぎゅうぎゅうに、熱く抱きしめられたペニスから伝わってくる快楽に、リューはため息を漏らすばかりである。
かくん、かくん、と体を揺らされるエルフになった少年は、咄嗟に鏡を掴んだ。今は自分と同じ顔をする想い人がこちらを、淫蕩にとろけた顔で見返してくる。乳房が重力に引かれて落っこちる。体重を鏡に預けながらなんとか突っ張るも、それを妨害しようとするかのようにリューは腰を振って、全身を揺さぶってくる。
鏡が揺れる。少年が情事に顔を紅潮させて笑う。エルフの少女はお尻を振りながら体を縮める。きゅう、と少女の膣が締まる。
二人は絡み合い、貪欲に求めあった。どちらがどちらでも良くなるくらいに混ざり合おうとしているかのようだった。