「時間操る系のチート能力」を手に入れた 作:あああああ
ちょっとグロテスクなシーンあります。
うっ。ぐっ。ふっ。ぐっ。ふっ、っ。
────喘ぎ声というよりは、呻き声というのが近いだろうか。
ストロークの度に、桃崎の漏れでた声が教室に響く。
桃崎は意味のある言葉を最早発さなくなっていた。
災難が過ぎるのを待つ小動物のように、
現状がただ過ぎ去るのを待つと決めたようだ。
眉を寄せて目をぎゅっと瞑り真一文字に結んだ口で、
ピストン運動の度に圧迫された肺から声が漏れ出ている。
どうも、肉体的な苦痛が薄れてきているようだ。
乱暴に往復運動した結果、腟内がある程度ほぐれてきている。それに防衛反射で出てきているであろう愛液と血が混ざった潤滑剤で打ち擦りが随分スムーズになってきていた。
当初の紙粘土のような使用感は既に無く、
単純に気持ちがいい。
桃崎を俺が好き放題に犯している。
急にその事実が現実感を伴って脳裏を支配した。
昨日までいじめて来た奴とセックスしている。
苦痛に喘いで、顔を歪めて、涙さえ浮かべながら、お前は俺とのセックスから逃れることは出来ない。
俺にお前はもう逆らえないんだよ、桃崎あけび。
強烈な射精感が込み上げる。
ペニスが一回り張ったのが分かった。
自然とストロークのペースが早くなり、
杭打ちの様に深く出し入れする。
その様子から射精されることが分かったのか、
桃崎はいやいやと首を振りながら叫んだ。
「な、中はやめてよぉ! 出さないでぇ!」
うるせぇな。
「うるせぇ!」
腹が立ったからぶん殴った。
握り拳が端正な顔面を捉える。
桃崎の鼻からどす黒い血がぼたぼたと噴出した。
同時に俺も射精していた。
桃崎の子宮にがっつりと亀頭を突き立てて、
その全てを吐精する。びゅくびゅくと震えるペニスから中に精を注いでいる事が伝わってきた。
込み上げる征服感の中で俺は自分の正当性を主張した。
「俺がやめろって言った時にお前らは1回でもやめたことがあったかよ!?
自分の都合が悪いことはやめて欲しいなんて、
虫が良すぎんだよ! 死ね!」
俺が怒声をあげる度に桃崎はブルブルと震えた。
その表情は完全に怯えきっていて、
完全に自分が被害者だと信じて疑っていないように感じとれた。
「お前自分は悪くないって思ってんだろ!?
ふざけんじゃねぇぞ! お前が悪いんだからな!
被害者ぶってんじゃねぇ!」
黙りこくって何も言わない桃崎に怒りが増してきた。
俺が悪いみたいな態度だ。許せない。
俺は俺の怒りを発散する為に桃崎を再び殴ろうとして拳を振り上げる。
「ご、ごめんなさい、ごめんなさいっ、ごめんなさいぃ」
桃崎は顔を真っ赤に涙でぐしゃぐしゃに歪めて言った。
鼻水と鼻血と涙で濡れたその顔からは普段の余裕ぶった桃崎の面影を見つけることは出来ない。
「謝ったら許されると思ってんじゃねぇよ!」
俺は再び桃崎を殴った。
こいつは本当に自分が悪いと思ってない。
痛みから逃れたいだけだ。許せない。
鼻を狙って殴った。鼻血を出していたから、さっきもそこら辺を殴ったのだと分かったからだ。
同じ場所を殴られた方が痛いのは知っていた。
桃崎は甲高い悲鳴をあげながら痛がった。
黙れよクソ女。お前に痛がる権利なんてない。
俺の方が苦しかったんだ。
本当に苦しかったんだよ。
一丁前に痛がってんじゃねぇよ。偉いのかお前はそんなに。
ぐつぐつと頭に血が上る。
「死ねよっ! 死ねお前なんか!」
ミートハンマーが肉を叩くように、俺は桃崎の顔面を何度も殴り付ける。
殴りつけるたび何度か嫌な感触と音がした。
それでも力一杯殴った。
何かが折れたり潰れたりしたような手応えがあった。
最初は殴る度に声を上げていた桃崎も、
最早何も言わなくなっていた。
ふと手から鈍痛がした。見ると手のあちこちの皮がべろっと向けていた。歯とかの硬い部分に当たっても気にせず殴ったからだろう。
桃崎の血で濡れていて分かりずらいが、
俺の血も結構滲んでいる。桃崎のせいで血が出た。
「てめぇ、ざけんなよ!」
俺は悪態を着きながら桃崎を再び殴打した。
濡れた肉を殴った感触が帰ってきた。
気持ち悪い。
最早社会復帰は難しく感じるほど桃崎の顔面はグロテスクになっている。
顔面のあちこちからうっ血して腫れぼったくなってるし、鼻が折れ曲がった上から殴ったのでぺしゃんこになってる。
多分眼球も潰れているかもしれない。
少なくても、もう見えてないだろう。
殴られる前と後を写真で見比べたら、とても同一人物に見えないだろうな。
美人だったのに随分とブサイクになったもんだ。
桃崎の口元に手をやる。温い空気を感じて、浅いがしっかりと呼吸していることがわかった。
「てめぇ生きてんじゃねぇよ! 死ねよ!」
桃崎の頭を掴みバスケットボールの様に何度も床に叩きつけた。
床に花が咲いたような鮮血が散った。
桃崎は死んだ。
次回 桃崎③