「一泊10ゴルド。二人で一部屋か?名前は?」
「俺はアラン。コイツはリユ」
「毎度。203だ。壁は厚いから周りに音は聴こえないだろうが、ベッドを汚すなよ。換気を忘れんな。」
割と賑やかな宿屋。男女がカウンターで金を払う。
1階が酒場で二階三階四階が宿屋らしい。
元は木の魔物の死骸だったのだろう。
壁の木材には魔力の片鱗が残っている。
階段の木材は周辺に生えていた世界樹の一部だろう。
硬く靭やかで汚れにくい。
色は少し茶色がかっていて、壁との融和性も高い。
「ねぇ。」
金髪の女が黒髪の男に声を掛ける。
「どうして一部屋にしたの?」
「金がねぇからだ。あとお前が一人だと何するか分からん」
鍵を開ける。ドアノブに細工が無いかを確認。
部屋の天井と床の継ぎ目を察知出来るように微細な魔力を垂れ流して部屋を一種の結界状態にする。
靴は玄関先で脱ぐタイプらしい。
屈んで靴紐を解く。
「嘘付き。私とえっちぃことしたいんでしょ。」
後ろから顎を肩に乗せて耳元で囁く。
手を腋の下から通して前でクロス。
お腹の辺りをさわさわと触ってくる。
「…ねぇ。聞いてる?」
「邪魔。顎撃つぞ。」
そういうと靴を脱いで立ち上がり、ガツっと歯がぶつかる音がする。
「ッ……いたい。」
「馬鹿が。早く入れ。」
馬鹿を入れて鍵を閉める。ドアに二重で防御系の魔術を積み重ねて完成。
簡易的なセーフハウスと言ったところか。
「どうしてお金のことなんて気にするの?」
「……お前、金の単位知ってるか?」
腰に刺していた剣をベルトごと外して壁に立て掛ける。
上着を脱ぎ、簡易的な洗濯用の空間を作り出して、魔法で水を作ってぶち込む。
少し放置するとエグいことになるからな。割と安全な宿屋に入れた時は、普段できない通常の洗い方をするほうがいい。
魔法様々だ。魔術じゃ人間の心までは洗い流せない。
「……ごーるど?」
…成長はしてるのか。
「相場は?」
「知らないわ。お金使ったこと無いもの。」
だろうな。
バンザイしているコイツの上着を脱がして洗濯空間にぶち込む。
本当にガキだ。下着ぐらい自分で脱げよ。
「つまりお前は何にもわからない赤ちゃんってことだ。分かるか。俺に従え。常識が染み付くまではな。」
「いやよ。私、アランより強いもの。」
クソが。これだから脳味噌まで筋肉で出来てるやつは。
「俺と一緒に学園を出た日のこと覚えてるか?」
「忘れたわ。」
「……周りの奴らが皆親族に迎えに来てもらってる中、お前は周りをキョロキョロ見渡して一人だったろ。」
「…アランも一人じゃない。」
「俺は平民だ。あんな英貴王族が陳列してるところに来れるわけがない。卒業したら里帰りするつもりだったってのに、お前が一人でウロウロしてるから声掛けちまった。」
「私が好きなんでしょ?」
どこからこの圧倒的な自信が出てくるのか分からない。学園にはコイツよりも可愛い奴は何人も居た。
腕っぷしは確かにコイツが抜群だが、まさか強さで全てが決まると思うほどの馬鹿ではあるまい…
あり得る…。
「金も分からない原始人に色恋がわかるのか?」
「か弱い乙女よ?あと早くベッドをふかふかにして。役目でしょ。」
変化魔術でベッドの質感を変える。硬い布地を綿へと変化。
まあ、魔術はノリだ。ノリの割合が高くなるほど消費魔力は莫大だが、ベッドの改造くらいなら対して魔力は使わない。
「まあどうでも良い。明日はギルドに行くぞ。魔物の素材を金に替える。」
「私は寝てるから。ギルドは面倒なのよ。」
ぽぽぽ〜んと服を全部脱ぎ捨て、ベッドにダイブして布団に体を擦り付けている。
学園に居た時も裸族だったらしく、同室の奴が凄い文句を言っていた。
「俺が居なくなったらどうすんだよ。一人じゃ生きていけないだろお前。」
「適当に略奪すれば良いのよ。私は強いから。」
国家の武力を担うとまで言われる選ばれた血族。
中でも伝説の大英雄から技術と神器を継承する、東の剣聖の一族。その一派であるコイツが、魔力も何も力も持たない無力な市民から略奪を行うと平然と口にする。
「……なぁ。色々と恥とか無いのか?」
「それで私が強くなれるなら有るんじゃない?」
親はどういう教育してんだ。こんなんだから親に捨てられてんじゃねぇか?
一つしか無いベッドの中央にいる奴を壁側に突き飛ばして俺も寝る。
「ひどい。床で寝なさいよ。」
「黙れ。俺はお前と違って人間だから疲れんだよ。お前が床で寝ろ。」
本当に疲れた。元より走れば何とでもなる距離を歩いたり散策したりで無駄に時間を浪費し、挙げ句の果てには常識的なルールすらしらない野蛮人に人間のことを教える毎日。
「……ねぇ、しないの?」
「勝手にしろ。俺は寝る。」
前に寝込みを襲ってきた時に俺がブチ切れてからは許諾性になったが、俺が性欲と睡眠欲と食欲にしか興味がない動物と一緒に居るのは本当に何故なのだ。
俺は運命を呪う。具体的にはコイツを迎えに来なかった東の剣聖の親族。
「……狭いしさむい。かまってよ。ねぇ。」
「……好きにしろ。」
「わかった。勝手にする。」
むくりと起き上がり、俺の上に跨る。そこからゆっくりと体を倒していく。
俺の肩に顎を掛けるのが好きらしい。後ろから話しかけてくるときは大抵顎を肩に乗せてくる。
仰向けに寝ている俺の上から体を重ねて、上から布を掛ける。
俺を何度も地面に叩きのめした剣技を持ちながら、剣ダコ一つない滑らかな手のひらは、冬の冷たさを帯びて俺の太ももを撫でる。
そのままひんやりとした手の平は睾丸をモミモミと触り、竿の裏の方へと指を伸ばす。
「おっきくなった。やっぱり私のこと好きでしょ?」
生理現象だ。キンタマをお前に握られると恐怖でタマヒュンするんだよ。
他意はない。そもそも男女の二人旅なんだから発散なんて出来る訳が無い。
リユは少し竿を触って固さを確かめると、手で補助しながら中の方へ入れていく。
濡れているが、キツい。筋肉質な体のせいか、魔力でちんこをガードしないとベンチプレスで挟まれているような気分になる。
大抵こういう時は緊張している時だ。もう何度もやっているのに、未だに緊張しているらしい。
普段は雰囲気にも出さないが、こういう所で変に人間臭い。
背中の方に手を回して、背の付け根にある小さな片翼の根本を撫でてやる。
少しすると圧が弱まって、大分楽になってくる。
長い金髪と綺麗な碧眼を薄目で見る。
見た目は良い。話せば蛮族なのは勘弁してくれ。
「あったかい。誰も私のことをこうやって抱きしめてくれなかった。」
唐突に鬱になるな。申し訳なくなるだろ。
「好き。ずっと一緒に居たい。」
まあ出来たらな。言わんけど。
暫くして、リユがゆっくりと体を動かす。コイツはゆったりと足を絡めて全体で絡まるのが好きらしい。
ぬくもりが好きなんだと。
「…ッッ…はぁ、ん。」
顎を俺の肩に乗せながら、首筋に吸い付く。
痛ぇ。
「出そうに、なったら、言って。」
そういってまた体を動かし始める。戦闘の時は汗一つかかない癖に、セックスの時はすぐに布団の中が暑くなる。
汗が俺の腹や胸や首に滴る。
肩が唾液まみれになるのは本当に勘弁してもらいたいが、もう何度言っても改善しないので諦めた。
東の剣聖の家系は肉体の操作技術が他の英雄とも次元が違うほど卓越しているらしい。
血管の一本一本まで認識して、髪の毛の先端まで意識があるとまで言われていた。
コイツの戦いを見れば嘘じゃあ無いんだろうなと思っているが、俺のちんこにハマってるのを見ると、噂に尾ひれが付いたんだろうなとも思っている。
「はぁ、ん。う、んぁッ…、ねぇ。気持ちいい?」
「まあまあ。改善の余地あり。」
「私、天才だから…ッ…毎日、上達してく。」
実際割と上達しているから困る。最初は学園でヤッたが、俺は本当に死ぬかと思った。
ただでさえ英雄なんて力加減を誤ったら辺り一面を更地に出来るのに、それの最上位クラスの倫理観ゼロ女に押し倒された俺の当時の心境はやばいことになっていた思い出。
「頑張れ。基本を着実に熟すことが上達の一歩だぞ。」
「私より弱い癖に。」
「まあ、そうだな。お前は俺より強いよ。」
事実俺はリユに一度も勝てたことがない。
10年近く模擬戦をしていたが、まずリユの背中が見えるようになったのが俺が12の時だから、会って4年近く経った時か。
そこから2年くらいは我武者羅に努力したら追いつけると思っていたが、遂に距離が分かるくらいになると、圧倒的なまでの差を理解して愕然とした。
結局、卒業前の俺等の世代の英雄が争う大会で俺は準決勝で敗退。
俺が一太刀すら入れられなかった対戦相手を、リユは決勝で瞬殺した。
もうね。心が折れたよ。そこから卒業までリユとは一度も会わなかった。
だが、閉ざされた学園の門が開いて、大勢の同級生達が親族の元へ駆け寄って行く中、辺りを見渡してトボトボと歩いていくリユを見て、俺は声を掛けてしまった。
一緒に帰らないかってな。別に俺も帰る場所ってのが明確にあるわけじゃないから、故郷までついて行ってやるよ。なんて。
実際、コイツ一人だったら、俺が今まで遠ざけてきた危機が全部リユに降り注ぐ訳だから、まぁ、町の一つや二つは消えていただろう。是非とも一般市民の方々は俺に感謝してほしい。
「違う。私は誰よりも強いッッのッッ!あッ!ねぇッ急にッ、動かないでっ!」
まあ、そんな凄い英雄様をベッドで喘がせるのが嫌いか?と言われると、好きだが。としか言えない訳だが。
「寝るんじゃッ、ないのッ!?」
「いや、せっかく俺が勝てる土俵なのに、逃げるのも勿体無いなと思ってな。」
上半身を起こして少し猫背気味にしてやる。
外れたリユの顎を肩に置き直して背筋を伸ばす。
顎に引っ張られて俺よりも小さい体が上に持ち上がる。
これを繰り返す。腰を両手で掴んでやるともっと楽になる。
「ッッ…ねぇ、ちょっと、待って…謝るから、いつも、面倒かけてばっかだし、ごはんも、食べさせてッもらったり、はぅッ、あッ、ねえッ、どうしてッ!待ってッて!イッッ、てぅ……」
「明日のギルド、お前も来いよ。いい加減お前も金の使い方くらい覚えろ」
「嫌ッ…わたしが、覚えたらッ…アランがッ居なくなっちゃうぅ…」
「はぁ?なんでそうなる。」
「やだッ、絶ッ対、行かないッ」
平時は目に映るもの全てを殺すとまで思わせる冷徹な瞳は鳴りを潜め、耳の奥の脳味噌を揺らす美声は震えている。
口元は涎で濡れていて、布団の中からは汗の匂いと淫臭があふれる。
「うぅぅ…優しくしてぇ…」
そう言って完全に体の力を脱いてもたれかかってくる。
そこそこある胸の感触が柔らかい。
でもコイツ胸触られるの嫌がるんだよな。
「分かったよ。俺が一人で行く。それでいいか?」
腰から手を離してまた背中の翼の付け根を触ってやる。
イッたときは翼がピーンとなるのが個人的にはかなり興味深い。いつもは閉じられた状態で背中に張り付いてるのに、イッたときだけ何故か立ち上がり、翼が開くのだ。
「…うん。」
「じゃあその代わりに胸触るわ。」
「えっ?あっ!それはだめ!やだ!」
「じゃあギルドに来い。」
「……………やだ。」
「二つに一つ。」
「………ギルド行く。」
「どんだけ嫌なんだよ。」
ずっぽりとちんこを咥えたままの正常位の体勢から一度引き抜いて、後ろから入れ直す。
「うぅ…後ろから入れられるの怖い。」
「お前の後ろに立った時に一本背負いされて危うく死にかけた俺に対する発言か?」
「……後ろに立ったのが悪い。私は悪くない。」
「お前なぁ…」
「…喉乾いた。水だして。」
「魔力生成水を飲むのは体に悪いらしいぞ。」
魔法で生成した水は飲むと色々と不都合がある。
魔力物質は人間の体内で消化しにくいとかなんとか。実際、魔物の体は基本的に建造物や武器やら道具に使われるだけで、食べることはまず無い。
ドラゴンなどの高位の魔物でも、基本的に食べるという話は聞かない。
龍殺しの逸話の中でも、龍を食べて呪いを受けたなんて話は沢山あるので誰も食べたくはないだろうな。
空気中の水分を集めて冷却して水にする。
少し乾燥するが、構わないだろう。
「毎回思うんだけど、それ、私に指を舐めさせたいだけでしょ。」
魔力で水を生成するのではなく、空気中の水分を集めて水にしているわけだ。
その水の出現位置は俺の人差し指に限定してある。
云わば俺の指は水を産み出す蛇口なのだ。
「口開けろ。」
慣れた感じで上を向いて口を開けさせる。
「あー」
ちょろちょろと俺の指を滴る水が口の中に入っていく。
リユの喉の奥から水との反響音が聞こえてくる。
暫く水を出すと、腰をぽんぽんと叩かれる。
もういいらしい。
水を止めてやる。
「んっ、ちゅる。ちゅぽ、んむ。むふ〜」
冷たくなった俺の指を舌で転がすのが好きらしい。
リユと初めてエロいことをするようになったきっかけはこれだ。
「指、ふやけちゃってるね。」
「そうだな。」
基本的に、英雄は人間とは基礎的なスペックから異なっている。本来、気を張っていれば指がふやけることなんて無い。
つまり、俺がリユを心の底から信用していることの証明になるのだ。
事実、俺のこんな水の飲ませ方を許しているのは、これを確認する為でもあるんだろう。
毎回毎回、緊張しては確認して安心し、不安になっては確認して安心する。
典型的な親の教育の失敗だな。まあ、俺も親なんて殆ど居なかったからこれが親のせいかは知らんが。
「……背中の上から押しつぶすやつ、やって。」
珍しい。基本的にコイツは俺と対等か上位であることを示すような体位が好きだ。騎乗位とか、正常位とかはそうだろう。
後背位は嫌っている。
要求してきたのは初めてだ。
「いいのか?」
「………」
軽い抱きバックの状態から俺の腰の後ろに手を回して、上半身を倒そうとしている。
まあ反抗することもないので流れるままにリユの背中に覆いかぶさる。
蹴っ飛ばしていた布団を持って来て俺の背中の上に被せる。
冬は寒いからな。
……暫く放置してみるか。
「……はッ、うぅ………ねぇ……動いてよ。」
「お前の足が俺に巻き付いてるから動きにくいんだわ」
「…できるでしょ、やってよ。ねぇ、意地悪しないで。」
「じゃあ泣いても辞めないからな。」
「…ふふん。私の方が強いのに、泣く訳が無い。もし泣いたら、おっぱい触らせてあげる。」
「おっしゃ本気出す。」
「えっ?ちょっとッ、ぇまってぇ!」
リユの弱点は手前と奥だ。手前は後ろから見て左側。奥は右下が好み。
まあ俺しか知らないが。
基本的な俺の開発方針は【弱点は作るが基本的にそこには直接的な刺激を送らない。】である。
まあ要はへその方から手で押してあげたりはするけど、直接エグったりはワザとしないってことだ。
勿論リユは自分の弱点があるなんてことは知らない…はず。
身体操作能力が世界一とは言われてはいるが、それなら俺に弱点開発されてるのを見逃したりはしないだろう。
あくまでも武の方面に特化している。そうでなきゃ俺の努力が無駄になる。
胸を触らせることを賭ける。
普段胸を触らせないのはフリだと思っている。
これは胸を触れという合図だ。
ちなみに今の体勢はゴリゴリの寝バックだ。
暇さえあれば胸を弄ってたコイツは、この体位だと凄いことになる。
前に一度やっただけだが。
まず、喘ぎ声とかを一切あげなくなる。
続いて体の奥がどんどんと震え始める。
そのまま奥の弱点をえぐり続けて、体重をかけて体をベッドに擦り付けてやる。
裸族だったのは何時でもオナニー出来たからだろう。
本当に俺の純情を返してほしい。
歴戦の勇士で、全てを一刀の元に切り捨てる冷酷な目つきの声が高く鋭い綺麗な初恋の女が、オナニー狂いだったなんて知りたくなかった。
暫くすると、腰が常に浮き続けるようになる。この時に左手をへその下辺りに潜り込ませる。
握りこぶしを作って尖った所を良い感じに微調整を終えたら、魔力強化も使って全力で上から押しつぶす。
「オふッッッッッッ!!」
本当にこんなのが好きだというのは今でも信じられない。
へそを思っきり押された時にガクガクと痙攣しながら潮を吹く癖が付いたのは俺のせいだ。反省もしていないし後悔もしていない。
さて、お顔を確認。
「グチョグチョじゃねぇか。」
「だっ、てぇ…だってぇ…何か…カラダの奥から出てきちゃいそうでぇ…泣いてないぃ…」
「じゃあ胸触るわ。」
冷酷無比。慈悲を与えてはいけない。調子に乗らせない為のベッドプレイだ。悲しいことに俺はコイツに常識勝負とベッド以外では勝てる所が一つもないのだ。
俺がコイツの完全下位互換になる日も近い。何としてでも俺は地位を掴み取らなくてはいけないのだ。
へそ下の手を動かして両手で後ろから胸を揉む。
うーん。デカいんじゃね?小さくはないと思う。
揉めばデカくなるみたいな話があるから毎日揉みたいんだが、触らせてくれないしなぁ。
「やわらけー」
「ひぅ…ひどい…むりやり…」
「…………やわらけー」
「……泣いてるのに無視するんだ。」
「お前の泣き顔よりお前のおっぱいの方が大事。」
「許せない。私のおっぱいは私のもの。」
後ろからガン突きして黙らせる。気分は暴れ馬の調教師。
本当に疲れる。リアルタイムで感覚との誤差を修正しながらベストなタイミングで刺激を送らなきゃいけないとか、マジで英雄技能の無駄遣いだろ。
「…お前さぁ…普段あんなに強気なのに、こういう時はお淑やかになるのはなんでなんだ?」
「……別に私だって、好きな人と好きなことをしたいって思うことくらいある。」
「確かにな。」
まあ、確かにその通りだ。俺はコイツをバケモノの英雄だとしか思ってはいないハズだ。
小さい時に俺と遊んでいた彼女はもう居ない。そう思っていた。
「……疲れたわ。あとはお前に任せる。」
上から覆いかぶさった状態で目をつぶる。
「…寝ちゃった?」
単純にシリアスすぎて萎えただけだ。
「…わたしも眠い。おやすみ。」
俺が上に乗ったまま寝やがった。
……まあ偶には良いか。