※この作品はR-18です。

PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves   作:ボルメテウスさん

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Beware of the devil's weapons

「異世界に、パレスね。

 

 実体験がなければ、とてもじゃないが信じられない内容だったな」

 

 俺は杉元さんに対して正直に言った。

 

 あの場で巻き込まれた以上、嘘をつく事は出来ない。

 

 何よりも俺達の事を察して、しのぶさんから庇ってくれた杉元さんには嘘をつきたくない。

 

 それが、俺の本音である。

 

「それで、貴様はどうするつもりだ? まさかとは思うが、彼らを止める為に行動するのか」

 

 同時にピーちゃんは杉元さんに対して問いかける。

 

 これから俺達が行う事はある意味人間の心を変える事。

 

 それは犯罪である可能性がある。

 

「正直に言えば、大人としても、お前らのバイト先の責任者としても、お前達の行動は止めるべきだと思っている」

 

 杉元さんの言葉は間違いない。

 

 そう、不安に思っている間に。

 

「まぁ、けど、どうせ俺がここでお前達を止めてもやるつもりだろ。

 

 ならば、付き合ってやるよ」

 

「杉元さん」

 

 そう呆れながらも、一緒に戦ってくれる事を意味していた。

 

「ふむ、ならば杉元、貴様に聞きたい事がある。

 

 この辺に武器になりそうな物はないか?」

 

「武器だと?」

 

 ピーちゃんは、そう杉元さんに問いかける。

 

「貴様のあの身のこなし。とても素人の動きではなかったが、何かの兵士だったのか?」

 

 ピーちゃんの問いかけに対して、一瞬だけ杉元さんは顔を曇らせたが。

 

「別に、ただ少しだけな」

 

 それと共にこちらに視線を合わせようとしなかった。

 

 その事もあり、俺達はそれ以上の詮索はしないでおこうと考える。

 

「だが、武器と言われてもな、そんなのがこの周辺にあるのか?」

 

「別に本物じゃなくても良い。見た目だけでも良い」

 

「というと?」

 

「あのパレスという世界はいわば認知によって形成されている。

 

 つまりは、その武器の見た目が本物に近ければ、その武器が本物になる」

 

「ようするにリアルなごっこ遊びが出来れば良いという訳か?」

 

「そうなるな」

 

 俺はそう言うとピーちゃんも頷く。

 

 すると。

 

「だったら、あてがある。

 

 ついてこい」

 

 すると、杉元さんはすぐに歩き出した。

 

 疑問に思いながらも、俺達はその後ろへとついていく。

 

 やがて、辿り着いたのは、路地裏。

 

 そこからすぐに辿り着いたのは、ミリタリーショップとバーが合わさった店。

 

「ヘルシング?」

 

「ここだ」

 

 そう、店を開ける。

 

 

 

 そこにはバーを経営していると思われる物腰は極めて穏やかそうな老人が1人立っていた。

 

「いらっしゃいませ、おや、これは久し振りですね、杉元さん」

 

 その老人は杉元さんを見ると、尋ねる。

 

「久し振りだな、ウォルターさん。悪いんだけど、さっそくだけど一つ仕事を頼めるか?」

 

「ほぅ、仕事ですか」

 

 杉元さんの言葉を聞いて、バーのマスターだと思われるウォルターさんは目を細めながら笑みを浮かべた。

 

「それで、どのような物を」

 

 それと共に杉元さんはすぐに注文する。

 

 その銃の内容に関して、俺達には分からなかった。

 

 だが、そうしている間にも用意されたのはモデルガン。

 

 俺と千束の分も用意されており、それを見つめる。

 

「うわぁ、本当にこれモデルガンなのか」

 

「本物にしか思えないよね」

 

 そう、俺と千束はそれらの銃を見て正直な感想を言う。

 

「それで、これを何に?」

 

「ちょっと、悪者退治にな」

 

 そうして、杉元さんが歩兵銃を受け取りながら、言う。

 

「そうですか、それと瓜生君だったけ?」

 

「はぁ、なんでしょうか」

 

 そのまま俺の方にウォルターさんが話しかける。

 

「また、何か必要な物があれば言いなさい。用意しておいてあげましょう」

 

「……あの、それは嬉しいのですが、正直に言うとなんで協力を」

 

 俺は疑問に思い、そう問いかける。

 

 すると、ウォルターさんは。

 

「なに、君達が何か面白い事をしようとしている。

 

 それが気になっただけだよ」

 

 そう、先程までの穏やかな雰囲気からは考えられない何かを、彼から感じた。

 

 決して油断をしてはいけない相手だと、その時になって、改めて自覚した。

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