※この作品はR-18です。

PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves   作:ボルメテウスさん

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The maiden is a shrew

 俺達は、すぐに目的地であると思われる場所へと向かう。

 

「ここが、あの政治家のパレス」

 

 俺達が辿り着いた場所、そこは今回の1件に関わっていると思われる人物のパレス。

 

 以前から、パレスが欲望の象徴だと聞いていた事もあり、今回もどんな場所か予想は出来なかった。

 

 だが、その予想は遙かに超えていた。

 

「これって」

 

 それは、隣にいる千束も同じだった。目の前にあったのは、巨大なビルだ。

 

 それもただの建物ではなく、様々な広告や宣伝映像を流すモニターがある。そして周りには多くの人々がいて賑わっている。

 

 ここは間違いなく人の集まる場所で、多くの企業のオフィス街でもあるようだ。

 

 しかし、それでもこの建物の周りにある人の数は異常であった。

 

「なんで、こんな光景だと思っているんだ、あの政治家は」

 

「……分からないよ、政治家の考えなんて、とにかく」

 

「あぁ」

 

 それと共に、ゆっくりと俺は侵入する事にした。

 

 それと共に、建物の中で、そのビルの正体もすぐに理解出来た。

 

「オークション会場なのか」

 

 見ると、ビルの中はオークション会場だった。

 

 映画の中で行われるような物で、並べられているのは、まるでお宝のように扱っている。

 

 そこにある情報は、おそらくは不正を行った証拠だろう。

 

「でも、なんでオークション会場という表現なんだろう」

 

「……たぶんだけど、情報を、それこそオークションで売り買いしてるんだと思うよ」

 

「それって」

 

「情報を、国の情報を売って金儲けという感じだろうな」

 

 そう、俺が言った時だった。

 

「……んっ」

 

「あれは?」

 

 すると、オークション会場に連れてこられた人物。

 

 それは、カレンだった。

 

「なんで、カレンがここに」

 

「まさか、ここに連れてこられて」

 

 俺達は慌てた。

 

 それと同時だった。

 

「さて、次の商品は、この女だ!」

 

「お父様っ何を」

 

 そう、カレンは、その人物に問いかける。

 

「この容姿に育てるまで苦労しました! さぁ、この女を競り落としませんか?」

 

「なんで、そんな事を」

 

「決まっているだろ、その為に育てたんだから」

 

「っ」

 

 カレンは、その一言を聞いてショックを受けた様子だった。

 

 これまで信じていた物に裏切られた事に対して。

 

「助けるぞ、千束!」

 

「勿論!」

 

 そうして、俺達はすぐに駆け出す。

 

 既に目立たない選択肢はなかった。

 

 周囲にいるシャドウは、既に俺達の存在に気づいた。

 

 そんなシャドウ達に対して、俺達はその手に銃を持ち、戦う。

 

 周囲も、こちらの存在に気づき、襲い掛かる。四方八方から、一斉に向かってくる異形たちを見ながらも構える。

 

「カレン! このままで良いのか!」

 

 俺は叫ぶ。

 

 その声を、カレンは戸惑う。

 

「何を」

 

「このまま、そいつの商品のままになっても良いの! あなたのお兄さんはそうさせない為に戦って、死んだんだよ!」

 

 その叫びを聞いた瞬間だった。

 

「無駄だよ、ここまで「うるせぇ」んっ」

 

「良い加減、その目を私を見るんじゃない!」

 

「ぐへぇ!?」

 

「「えっ」」

 

 先程まで、大人しかったお嬢様を思わせるカレン。

 

 だが、そのカレンは、なんとその父親を殴り飛ばした。

 

 それには、俺も千束も驚きを隠せなかった。

 

「あぁ、そうだね、もうこれ以上、自分を騙すのは止めるわ! だからこそ、お前をぶっ倒す!」

 

 同時にカレンは、その顔に被っている仮面を無理矢理引き剥がす。

 

「だからこそ、私の道を探して! ヤクシニー!」

 

 その言葉と同時だった。

 

 カレンのペルソナだと思われる存在が現れる。

 

 その形は、まさしくバイクだった。

 

 ヤクシニーに乗り込んだカレンは、すぐにアクセルを踏んだ。

 

「こっちに捕まって!」

 

「えっあぁ!?」「あわわわぁ!」

 

 助けに来たはずなのに、まさかの行動力に、俺達は驚きを隠せなかった。

 

 だけど、ここで止まる訳にもいかず、俺達もまた乗り込む。

 

 後ろを見れば、そこには今回のターゲットだと思われる物だった。

 

「とりあえず、目的は脱した、今は!」

 

 そのまま俺達は無事に脱出する事が出来た。

 

「警戒度はかなり高くなかったが、なんとかなったか」

 

「そうなって「おいおい、まさかこんな侵入者がいるとはな」っ」

 

 聞こえた声。

 

 それと共に見つめた先。

 

 そこにいたのは、まさかこの現代日本で火炎放射を持った奴がいた。

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