PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves 作:ボルメテウスさん
俺の名は瓜生龍臣。
現在、学校でほとんど誰もいない教室にて、学園でも有名な美少女2人と一緒に昼飯を食べている高校生だ。
しかし、俺達の視線は互いにではなく、そのスマホに集中していた。
「なんというか、怪盗団がいよいよと人気になっているなぁ」
そう俺はスマホを片手に見ながら、呟いてしまう。
スマホのニュースサイトには、ほとんどが怪盗団の話題ばかりだ。
だが、怪盗団の話題と言っても、そのほとんどが東京にいる芸術家の事ばかりだ。
「なんというか、こっちの政治家に関してはあんまり出ていないよねぇ」
むむっと、自分達の事に関して調べている千束もまたむむっと言いながらスマホに食らいついていた。
「まぁ、実際にあの人の影響は裏社会でも大きいと思うからね。こういうのを知られたら不味いと思っている奴らが情報を消したんじゃないの」
カレンはそう言いながら、メロンパンを食べながら、そう言う。
「・・・なんというか、お前、あんまり隠さなくなったよな」
「別に貴方達に隠す必要はないでしょ。何よりも、あのお嬢様口調って、かなり疲れるのよ」
カレンはそう言いながら、これまでの事を振り返るように言う。
怪盗団と共に行動するようになったカレンは、学園生活でも一緒に行動するようになっている。
理由としては、そちらの方が気が楽らしい。
「それで、次はどうするつもりなの?
まさかとは思うけど、何も考えていないの?」
「それなんだが、少し気になる事があるんだよ」
「気になる事?」
それに対して、俺は、先日の事を思い出す。
「それって、大嶽さん達が来た時の事?」
「大嶽さんって、もしかして、天王寺組の!?」
俺と千束の何気ない一言に対して、カレンは驚きを隠せない様子だった。
「うわぁ、どうしたんだ」
「どうしたって、そう言えば、あんた達って、私の時も天王寺組の人と仲良さそうだったけど」
「まぁ、俺の店の常連さん達だからな」
「ご贔屓にして貰っています」
天王寺組でヤクザという事で、怖いイメージは確かにあるが、それでも一般人からしたらかなり頼りになる人である。
まぁ、基本的に俺の戦い方に関しては護身術という事で、戸狩さんからコツを聞いたりした事をきっかけもあり、怪盗団としての戦いの時の参考になっている。
ピーちゃんが言うには、あのパレスの戦いでは認知が大きな鍵になると聞いていたので、それを含めれば、あの人達には世話になっていた。
「それで、あの人達から何を聞いたの」
同時にカレンは気になった様子でこちらに詰め寄る。
「あぁ、実はな、偽怪盗団が現れたそうなんだよ」
「偽怪盗団」