PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves 作:ボルメテウスさん
強盗団のボスとなるパレス。
その中で、奴らのオタカラを見つける事が出来た。
ならば、あとはやる事は決まっている。
「それにしても、まさか強盗団のボスのオタカラが奴の懐にあるとはな」
「日々の行動で、アジトや様々な所を転々としているんだろうからな、自分の懐に常に大切な物がないと心配なんだろう」
そういって、俺は肩をすくめる。
強盗団のボスであるパレス。
「だけど、どうやってオタカラを奪うんだ?」
これまでは、どこかに隠されている訳ではなく、強盗団のボスが直接持っている。
「まぁ、そう考えるとこれまでで一番シンプルな作戦で行動出来るからな」
「シンプルな?」
それと共に、俺は頷く。
「正面突破で、強盗団のボスから直接奪う」
隠れて、奴から奪う手もある。
だけど、それはあまりにも時間がかかる。
何よりも、狙っている物が懐にある以上、スリのように行う必要がある。
しかし、そんな技術、残念ながら俺達は誰も持っていない。
だからこその、正面突破。
「それって、華麗な怪盗団として、どうなの」
千束は思いっきり呆れた表情を浮かべた。
ちなみに今回の依頼内容は、強盗団のボスを改心させるというものとなっている。
つまり、俺達が盗みに入っても問題はないのだ。
だからこそ、一番分かりやすいやり方でやる。
「それでいいのか?」
「ああ。このメンツなら十分に可能だろ」
そういうと、他のメンバーは全員納得するかのように笑みを浮かべる。
確かに今までの戦いを考えれば、十分すぎる。
そもそも、全員がその気になれば世界征服だって可能な面子である。
そんな事が可能なメンバーが揃う中で、正々堂々と強盗団のボスと戦うというのは少し妙な気分ではあるが……。
そんな事を考えている間に、洞窟の入り口が見える。
そんな入り口に、俺達は並びながら、進む。
「また、来たかぁ!」
同時に俺達を歓迎するように強盗団が見える。
周囲には、強盗団のシャドウがいた。
「ふむ。雑魚どもには、ちょうどいい相手ですね」
「うん。一気に蹴散らして行こうよ!」
「そうね。行きましょう」
「では、行くぞ」
そんな言葉と共に、俺は手をかざす。
「ペルソナ」
そしてそのまま、手を掲げると同時に仮面を外す。
それに合わせるように、俺達全員からペルソナが現れる。
同時に、真っ直ぐと強盗団のシャドウに向けて、拳を振りぬいた。
ただそれだけで、シャドウ達は吹き飛ぶ。
何体ものシャドウがこちらに迫る。
「なんというか、この面々だと正面で戦っても、負けそうにないな」
俺達は、そう笑みを浮かべると共に、真っ直ぐと向かって行く。
「さてっと、それじゃショータイムと行こうか」