※この作品はR-18です。

PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves   作:ボルメテウスさん

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A united front between like-minded people

「私の気持ちが分かるだと?それはまた、どんな父親なんだろうな」

 

そう、彼女は試すようにこちらに問いかける。

それに対する答えは。

 

「・・・さぁな、俺にも分からない」

「分からないだと?」

「俺と母さんを平気で捨てた男だ」

 

遊びだったんだろう。

なんたって、俺は。

 

「愛人の子供だからな」

「・・・そうか」

 

それだけ聞くと、それを察したように、座る。

 

「母さんは、俺を1人で育ててくれたけど、元々身体が弱かったのか、早くに亡くなった。

それから、一時は施設にいたし、母さんを捨てたあの男を憎んだよ」

「それじゃ、復讐する気は今はないのかよ」

 

その問いかけに対して、俺は懐かしそうに笑う。

 

「あぁ、ないよ。別にあいつを許した訳じゃない。

ただ、独りぼっちだった俺に対して、笑顔をくれた奴がいた」

 

それが千束だった。

独りでいた時に、彼女が手を差し伸べてくれた。

 

「だから、俺は、あのクソ親父の事はなんて、どうでも良いんだよ」

「そうかよ、けど、それと私のやる事を止める事に何が関係があるんだ」

「別に止めるつもりはないさ、ただ、このまま殺すだけで良いのかと言っているんだ」

 

そう、俺が言うと、先程まで死ぬつもりで向かおうとした真希さんは止まる。

 

「何か方法があるのか?」

「奴自身の口から、全てを吐かせる」

「はぁ?あいつに自白剤を飲ませるつもりか?それこそ無理だぞ」

「薬を使わなくても、方法はありますよ」

 

そう言いながら、俺はその手にあるスマホを見せる。

 

「確か、怪盗団チャンネルだったか?それが一体?」

「これが、俺達だって言ったら、信じますか?」

「・・・」

 

そう言うと、真希さんは驚いたような顔をした。

 

「おいおい、私を揶揄っているのか?」

 

こちらを疑うように、俺を睨む真希さん。

だが。

 

「揶揄っていませんよ」

 

その目を反対に射貫くように、俺は見つめる。

すると、今度は真希さんが驚くように、そして今度はため息を吐く。

 

「・・・良いだろ、どっちにしろ、あの糞親父が隠れた以上は、こっちから手を出すのは難しいからな」

 

そう言うと、真希さんは、少し納得するように、ベットに座る。

 

「だが、その怪盗団の活動、私も付いていくぞ」

「分かりました、だけど、今日は一日安静してくださいよ、でないと」

「でないと?」

「しのぶさんがむっちゃ怖いので」

 

そう、俺は言っていると。

 

「あらぁ、どこかに出掛けようとしているのかしらぁ」

「ひぃ」

 

扉の向こう側から出てきたしのぶさんの笑顔を見て、真希さんは、それを見て。

 

「・・・笑顔って、やべぇんだな」

「・・・はい」

 

その圧に、俺も思わず同意してしまった。

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