PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves 作:ボルメテウスさん
俺の名前は瓜生龍臣。
「これって、本当にやるのか」
「というよりも、本当に効果があるのか」
これから誘拐集団の一味のボスのオタカラを盗る為に行う怪盗団となった高校生だ。
あの行為から翌日、俺達はすぐにピーちゃんに詰め寄る。
「おいっピーちゃん、さっきのはどういう意味なんだよ!」
「うぅぅ」
俺の隣で千束は顔面を赤くしながらも俯いていた。
「ふむ、ワイルドでより強く繋がる方法として良かったと思うがな。
現に、お前達のペルソナ能力はより強化されたと思うがな」
「だとしても、少しは考えろよ!というよりもピーちゃんは一体何をしていたんだ」
「言っていただろ、準備だと」
それと共に、ピーちゃんの言葉と共に、俺達をある場所へと目を向けた。
そこには。
「あれは」
そこには。
「人を攫う大罪人、貴様の悪行今夜、晒す」
それはビルに張られていた紙。
その紙に書かれている内容を見る限りだと、俺はピーちゃんを見つめる。
「これって」
「以前にも説明したがオタカラは普段は明確な実体を持たず、靄のように空中を漂っているが、現実世界で「狙われている」と認識させることで実体化する。
どうやら、我々以外にも、それを行った奴がいたからな、それを真似させて貰った」
「俺達以外に?」
その言葉に対して、疑問は様々ある。
だが、今は。
「なんとか、なるんだな」
「あぁ、勿論だ」
今はこのピーちゃんの言葉を信じるしかないようだな。
「ならば、これからやる事は決まったね」
「千束、立ち直ったか」
「勿論、何時までも恥ずかしがっている場合じゃないからね、そして」
それと共に千束は目を輝かせる。
「怪盗団って、なんだかワクワクするじゃない!」
「そっちに行くのかよ」
それに対して、俺は思わず頭を下げる。
「という事で、さっそくだけどコードネームを発表します!」
「コードネームか、確かに認知上の世界とはいえ本名がバレるのは危険だからな」
「有効なんだ、それで、コードネームって、一体」
「ふふっ、龍臣はずばり!死龍!」
「なんでいきなり物騒な名前なんだ」
千束の言葉に俺は思わず突っ込んでしまう。
「燃えよ成龍伝説を見てね、なんとなく」
「随分、古い映画を見たな、というよりもそれで」
「うん!」
千束のその発言に対して、俺は思わず頭を抱える。
「それで千束は」
「ふふっ、私はずばり美少女「彼岸花で良いな」あぁ!?」
それに対して、ピーちゃんの言葉に千束は思わず叫んでしまう。
「なんで、千束は彼岸花なんだ」
「なに、雰囲気だ」
「雰囲気で決めないでよ、それじゃピーちゃんはえっと」
「私は賢者で良いだろうな」
「「ピーちゃんだけ狡い」」
そう、俺達は思わず呟いてしまう。
「さて、そんな事を言っている間にもタイムリミットは近づくぞ」
「ちぃ、仕方ない、こうなったらやるしなかいぞ、彼岸花!」
「えぇ!!」
ピーちゃんの言葉によって、俺達は既に侵入するしか手はなかった。
真っ直ぐと、そのまま。
俺達は誘拐集団のオタカラを奪う為に向かう事になった。