PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves 作:ボルメテウスさん
「この度は、家の一条を助けてくれて、感謝します」
城戸さんが、一条さんを助けた翌日。
俺達は、とある喫茶店に来ていた。
そこにいたのは、一条さんと一緒に、どうやら彼の組織、京極組の大園さんが来ていた。
同時に大園さん以外にも、ツーブロックで地毛の色はくすんだオレンジ色の髪の人物、久我虎徹さんと一条さんも来ていた。
「いえいえ、京極組の若頭さんが来てくれるだけでも感激ですわ」
「それで、頼みとは一体。一応言いますが、侵略に手を貸すつもりは一切ありません」
「えぇ、分かっています。ただ、お願いしたいのは、どちらかと言うと、護衛ですね」
「護衛?」
それに対して、疑問に思うと共に、俺達が出てくる。
「この子達の護衛です」
「護衛?また、一体なんでだ?」
疑問に思った一条は思わず首を傾げる。
「精神暴走事件」
「「「っ」」」
城戸の、その一言に3人が目を見開く。
「あなた方もご存知のはずです」
「あぁ、知っているよ、俺達の島でもかなりの被害が出ている」
「実際に、俺達が贔屓にしている政治家や、店の経営者などにも被害が出ている、けどあれって、怪盗団の仕業だって噂だが」
「それは違うな、その犯人は」
「その口ぶり、まさか城戸、犯人を知っているのか?」
そう、緊張した場面。
それと共に。
「獅童正義」
名前を出しただけでも、その場にいる全員が驚きを隠せなかった。
「おいおい、まさかそんな大物が出てくるのかよ」
「けど、そう考えると、結構思い当たる節があるんだよなぁ」
それと共に、彼らもまた同時に思い当たる節があるように頷く。
「そいつを放っておいたら、このままじゃ日本がヤバい。だからこそ、その精神暴走事件を止める為の力を持つのが彼らなんだ」
「まさか、彼らは怪盗団なのか」
「正確には、俺達の所の大阪での怪盗団だ。けど、おそらくはこっちで精神暴走事件を起こしている犯人が、若頭を殺したと思われる」
「おいおい、物騒な話だな、つまりは仇討ちか?」
そう言うが、城戸は顔を横に振る。
「いいや、けど、なんとかしないと東京も大阪も関係ない。俺達は、それをなんとかする為に東京に来た」
「それで、なんで護衛を?」
「彼らは確かに認知を変える力を持っている。けど、それは現実の暴力には対応出来ない」
「つまりは、それから守る為という事か」
それに対して、城戸は頷く。
「・・・まぁ、東京に侵略するよりはマシかな、けど、俺達京極組だけじゃ、おそらくは守れないぜ」
「あぁ、向こうは総理になる程の力を持っている。だから、俺達の方でも何人かは来る予定だ」
「それも良いかもしれないけど、もしかしたら護衛がもう一組、増やせるかもしれないぜ」
「えっ?」
その言葉に対して、首を傾げる。
「5月頃だったかな、天羽組の島でとんでもない事をしていた金城っていう奴がいたんだ。そいつは普通の方法ではどうにも出来なかった所を、心の怪盗団のおかげで解決出来た」
「以降は、天羽組は彼らに対して恩を返す事にしているんだ」
「それって、殺される方じゃなくて?」
「好き勝手をすると言っても、むしろ彼らからしたら、島を荒らす人間をなんとかしてくれていたからな。それも善意で。だからこそ、天羽組としては、手を貸してくれるんじゃないのか?」
そのまさかの提案に、困惑を隠せない。
だが、ある意味、渡りに船かもしれない。
「ぜひ」