PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves 作:ボルメテウスさん
「・・・まさか、天王寺組から、そんな話が出てくるとはな」
その日、俺達はとある喫茶店で集まっていた。
それは、ルブランと呼ばれる店であり、そこには俺と城戸さんと久我さん以外にもう1人。
眼鏡をかけた人物がいた。
彼こそが、俺達がこれから交渉しようとしている天羽組の1人である小峠華太さんと話をしていた。
「それで、どうでしょうか?」
「・・・最初は、その話が出た時には信じられなかった。だが、この面々を見れば、さすがに疑うのは無理があるだろうな」
そう、俺以外の2人を見つめながら、ため息を吐く。
「それで、お前達のターゲットが、獅童なのは理解した。だが、奴を狙うとしたら、どうするつもりだ」
「・・・正直に言えば、奴を改心させる為には、俺達だけでは難しいからな」
「まぁな、なんだって、奴の背後には俺達以外にも極道がいる」
政治家であれば、その背後には別の組織がいるのは必然。
「だとしても、時期は最悪だな」
「最悪って」
そうして、小峠さんがこちらにスマホを出した。
「これって」
そこには堂々と書かれていた。
警察に、怪盗団のリーダーが捕まった記事。
「マジかよ」
「そっちの大阪の怪盗団に協力を仰ごうとしても、この状況では無理じゃないのか」
「あぁ、俺達としても、彼らとは共闘をしたい所だが」
「無理かなぁ」
そう言っていた時だった。
俺達のスマホに何か連絡が来た。
疑問に思いながらも、俺達はそのスマホを見る。
そこにはアリババと書かれた何者かのメッセージ。
「これは一体」
「分からねぇ、というよりも一体」
『お前達、怪盗団を知っているようだが、果たして本当に知っているのか?』
それは、純粋な質問だろう。
『お前達が、本当に怪盗団と名乗るならば、怪盗団になる条件は何か、答えてみろ』
「怪盗団になる条件?」「それは一体何だ?」
疑問に思った2人が呟く最中、俺は、そのまま打ち込む。
『反逆の心、ペルソナ』
そう、俺は入力した。
『どうやら、本当に知っているようだな。ならば、取引だ』
「これは、図らずも、向こうと協力関係を結べたようだけど」
「それにしても、なんでここがバレたんだろうか?」
それに関しては確かに謎だ。
「密会する為に、俺達はここにいる事は誰にも伝えていない。そして、店に入ったのも本当に偶然だ」
「なら、どうする」
それと共に、その場の殺気はヤバい。
「味方になってくれるんだったら良いんじゃない?それに向こうの正体がカタギであり、怪盗団の活動は実際に影響はあるか?」
「・・・まぁあるとしても、仕方ないだろうな」
「それに俺達には借りがあるからな」
そうして、俺達はその場では解散となった。
それと共に、俺のメッセージに送られて来たのは、パレスの情報。
「このパレスに向かえという事か」