PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves 作:ボルメテウスさん
俺達は、パレスとなっている場所へと侵入する。
だが、パレスの中は慌ただしく、片付けている様子が見える。
「これは」
「現実の動きとリンクしているだろうな、おそらくはこのままでは奴らは逃げられてしまうだろう」
その言葉と共に、向こうの声が聞こえてくる。
「そろそろ終わりの時間だ」
「えぇ、いい女だったのに、もう殺しちゃうのかよぉ」
「あぁ、ここが嗅ぎつけられた以上はすぐに次の新天地に向かう必要がある」
そう、ボスだと思われる人物は、部下であるシャドウに命令を下している。
だけど。
「彼岸花、頼めるか!」
「あぁ、もぅ突っ込んでいる!だったら、カラミティジェーン!」
その一言と共に、千束の背後に現れたペルソナであるカラミティジェーンが、その手にある銃を真っ直ぐとシャドウへと向かって銃弾を放った。
その銃弾で、殺されそうになっている女性を助けた。
「あれは認知上の存在だ、助けたとしても意味はないぞ」
「だとしても、関係ないよ、目の前で苦しんでいるんだったら、助けるのが当然だろ」
ピーちゃんの意見も理解出来る。
だけど、それが放っておく理由にはならない。
そうしている間にも、ボスだと思われるシャドウの身体が変化する。
だが、そいつに対して、俺は微塵も恐怖は感じない。
「ねぇ、教えてよ、お前らこの街で何やってんの?」
そう俺は問いかけながらもゆっくりと近づく。
「あぁ、見て分からねぇのか!!人攫いだよ!女と一緒に殺して、テメェも廃棄してやるよ!!」
そう、シャドウは人間を遙かに超えた怪物へと変わる。
まるでゴリラを連想させる巨大な腕を持っており、同時に腕を振り上げる。
その動作と共に、真っ直ぐと、その一撃を俺に行おうとしたが。
「遅ぇよ、ナマハゲ」
俺の言葉を合図に、ナマハゲは両手に保つ包丁で一閃。
「なっがあぁぁぁぁ!!」
シャドウは、その腕から飛び出た血液に雄叫びをあげる。
だが、そのまま、俺は、勢いよく回し蹴りを行う。
「あっちで反省していろ、この野郎!!」「がはぁ!」
それによって、シャドウは地面に倒れ込む。
「・・・まさか、ここまでの強さだとはな」
「あれ、賢者、何時の間にオタカラ盗ったの」
「お前らがシャドウに恐怖を叩き込んでいる間にな、さて」
そのままピーちゃんがシャドウを睨む。
「選べ、生きたければ、警察に行き、自首しろ。
でなければ、今度は貴様のその腕、決して治らないぞ」
「ひぃ!?わっ分かりましたぁ!?」
それと同時にシャドウはそのまま消えていった。
「これで奴は改心するだろうな」
「逃がして良かったのか?」
「この世界のシャドウは本体の人間と一体化している。
むしろ、あのまま殺していたら、お前は殺人犯になっていたぞ」
「マジかよ!?」
ピーちゃんの一言に、俺は驚きを隠せなかった。
まさか、そんな事態になっていたとは。
「とにかく、今は逃げるぞ、既にこのパレスは崩壊し始めているぞ」
「マジでっ千束!!」
それと共に、俺達はすぐにこの場を脱出する事にした。