PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves 作:ボルメテウスさん
「そう、まさか大阪で、そういう事が」
「以前から、大阪でも似たような事件があったって噂程度には聞いたけど、まさか本当にいたとはねぇ」
そうしながら、俺達の経緯を聞いた後、向こうの怪盗団は驚きを隠せない様子だった。
それと同時だった。
「それで、俺達と手を組むというのは」
「あぁ、獅童を改心させたい、だから手を組みたいんだ」
俺は、、正直な話、交渉出来るかどうか分からない。
それでも。
「俺達としては、戦力が増えるのは良いが、悪いが警戒をしている」
「・・・まぁ、それはそうだな」
少し前に、裏切り者が現れたばかりだ。
それに対して警戒しないはずはない。
「けれど、あの時、助けに来なければ、俺達は終わりだった。それは間違いない。だからこそ、取引だ」
「・・・取引か」
それに対して、俺は頷く。
「良いだろう、取引だ。互いに同じく狙う相手は獅童。それには、何の違いもない。だからこそ、パレスを攻略する時は」
「別行動になるわね」
そうなる。
「基本的には別々のチームとして動く。情報共有を行いたいが、そんな方法はあるのか?」
「うむ、それは、考えていなかった。これまで、やった事なかったからな」
「まぁ、それはそちらの怪盗団との合流した時に考えよう。それにパレスを攻略する際の情報を交換する事もな」
「・・・あぁ、そうだなぁ」
「なんだよ、その言葉」
俺はあえて、言わないようにしていたが。
「いやぁ、実は、俺達の面子は、なんというか正面突破が基本的で、その隠れずに手当たり次第という感じなんだ」
「・・・そう」「華麗じゃないんだなぁ」
そういう風に呆れられてしまった。
「まぁ、一緒に共同戦線を張ってくれるだけでもありがたい。それに、俺としてもいい加減、決着をつけたいからな」
「天王寺組の件とは違うのか?」
「・・・まぁ、その件もあるけど、もう一つな」
「もう一つ?」
「俺は獅童の息子らしい」
「はぁ?!」
それには、結構驚きを隠せない様子だった。
「けど、そんなの」
「愛人の子」
「あぁ」
俺はそう、頷いた。
「だからと言って、俺はあいつに復讐する気はない」
「じゃあ、なんで?」
「決まっているだろ、大阪で喫茶店をする為だ」
「喫茶店を?」
「あぁ」
俺はそう言う。
「俺はあいつと一緒に喫茶店で笑顔で過ごしたい。けど、あいつがそれをやらせないんだったら」
「・・・そっか、ならば、やらないとな」
「結構衝撃的だったけどね。そう言えば、聞きたいけど、メンバーって、どんな人がいるの?」
「まぁ、とりあえず、連れてこれたのは」
俺はそう言い、鳥籠を取り出した。
「まさかと思うけど」
「ふむ、一応自己紹介しようか、私はピーちゃん!」
「インコが喋ったぁ!」「いや、それは結構珍しくないけど」
「・・・双葉とそっくりだな、声が」「ほぉ、珍しい」