※この作品はR-18です。

PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves   作:ボルメテウスさん

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Maybe it's just me

 眼前にいる明智に対して、俺とジョーカーは、その手にあるナイフを構える。

 

 周囲には、明智の能力によって、暴走しているシャドウが暴れている。

 

 そのシャドウに関しては、他のメンバー達に任せて、明智との戦いに集中出来る。

 

「はははぁ!」

 

 明智は、その手にあるレーザー銃で、真っ直ぐとこちらに向けて撃ってくる。

 

 現実ではあり得ないレーザー。

 

 だが、それは認知によって、本当に存在するように感じる。

 

「だけど、逃げる訳にはいかないんだよなぁ!」

 

 そんなレーザーの嵐に対して、俺は掻い潜る。

 

 手にはナイフを持ち、それを逆手に持って、襲い掛かるシャドウの攻撃を回避しながら明智へと向かう。

 

 明智も、そのレーザーを撃つ手を止めずに、そのまま俺へと向けてくる。

 

 そのレーザーが、俺を貫こうとする寸前、俺は体を捻ってそれを回避する。

 

 そして、そのまま一気に明智へと接近する。

 

 そのままナイフを振り下ろす。

 

 その一撃は、明智のレーザー銃に防がれる。

 

 明智がレーザーを撃ってくるよりも早く、俺はナイフを手放す。

 

「なに?」

 

 それに疑問に思っただろう。

 

 だが、それは。

 

「なぁ!?」

 

 後ろにいるジョーカーの弾丸が、明智に命中する。

 

 俺のナイフを防いだ瞬間の隙を狙ったのだ。

 

 いくら明智でも、背後から来る攻撃を予測することは出来なかったようだ。

 

 そのまま、俺は明智に体当たりをする。

 

 ジョーカーの弾丸でダメージを負っていた明智。

 

「本当にお前達はぁ!」

 

 そう、明智の身体は漆黒に染まる。

 

 同時に明智のペルソナも変化する。

 

 それはスーパーマンに代表されるアメコミヒーローのような筋骨隆々の姿から禍々しい姿をしたペルソナに変わる。

 

「ペルソナが変わった」

 

「……」

 

 嘘と恨み。

 

 その二つだけが、明智の中に残っていた。

 

 それ故に、明智は、明智のままだ。

 

 それが何よりの証拠。

 

 だけど、そんなことは関係ない。

 

「本当に、俺も、そうなるかもしれないんだな」

 

「それは、俺もか」

 

 この場にいる中で、俺とジョーカーは、明智と同じようになった可能性がある。

 

 だからこそ。

 

「今、ここで明智を止めなきゃいけない」

 

 目の前にいるのは、もしかしたらの俺だ。

 

 だからこそ、俺もまた構える。

 

 すると、俺のペルソナもゆっくりと変わっていく。

 

 元々、鬼のような姿をしていたナマハゲ。

 

 だが、そのナマハゲに、龍を思わせる刀が現れる。

 

「ペルソナが、変わっている」

 

「ここで、お前を止めるさ。それが、俺のやりたい事だからな」

 

 同時に、俺の覚悟を示すように、ナマハゲが新たなペルソナに変わる。

 

「さぁ、全てを喰らえ、イブキドウジ!」

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