※この作品はR-18です。

PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves   作:ボルメテウスさん

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本作もいよいよ終盤。
それと同時に次回作の応募も、もうすぐ閉め切ります。
具体的には、7月7日。
その頃に、決定し、当選者の人にメッセージを送ります。
まだ、締め切りまで少しありますので、興味がある方はぜひ。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=314108&uid=45956


Sin against my brother

獅童のパレスから無事に脱出する事に成功した。

そして、現在、俺達は怪我をしている明智を連れて、そのまま現在の住まいへと来ている。

 

「・・・」「これは、うん」

 

だが、現在、明智はかなり危機的状況に陥っている。

具体的に言うと、城戸さんと戸狩さんを含めた天王寺組の面々からかなり睨まれている状態。

 

「それで、お前が頭を殺した犯人という事で良いんだよなぁ」

「そっそうです」

 

どんなに精神を暴走させる力を持っていたとしても、明智はここでは一般人。

パレスでも普通に戦えそうな天王寺組の武闘派に囲まれたら、さすがにどうする事も出来ない。

さらには、明智は、大嶽さんを殺した。

それによって、怒りは大きく膨れ上がっているのは間違いない。

 

「それで、聞きたいが龍臣。なんでわざわざ俺達の前にその犯人を連れてきた」

「隠しても無駄だと思いました。だけど、殺させる為に連れてきた訳じゃありません」

 

天王寺組を始めとした彼らに黙っていれば、どちらにしても明智の命は危険だ。

ならばこそ。

 

「それで俺達に情で訴える為にさっきの話をしたのか」

「どうせ、バレるならばね。何よりも、俺は、同じ親から生まれたこいつを見捨てたくない」

 

もしかしたら、逆だったかもしれない。

そんな関係である明智を見捨てる訳にはいかない。

ある意味、こいつは俺の血の繋がった家族でもある。

 

「・・・兄弟を大切にするのは良い。けど、こっちは頭を殺されたんだ」

「分かっています。とりあえず借金をさせますので」

「いや、お前!」

「仕方ないだろ、そもそも、沢山の人を不幸にさせて、何もなしってのは駄目だろう」

「それは」

 

それに対して、明智は苦虫を噛んだような表情をする。

それもそのはず。

既に俺がこの話を切り出す前から、戸狩さん達に頼んで、借金の額を見せている。

どうやら、その計算は、この街にいるとある闇金の計算を参考にしたらしい。

 

「・・・良いだろう、探偵王子と呼ばれているだけ、頭が良いだろう。丁度、俺の所で頭の良い奴を探していた」

「仕事で評価が出れば、許してやる。ただし、あの力を使った場合」

 

そう言いながら、戸狩さんはナイフを出して、そのまま明智の首に寄り添う。

 

「分かっているよなぁ」

「ぐっ、分かったよ」

 

既に逃げ道がない以上、覚悟は出来る。

 

「それに、僕自身、あの目的を達成出来れば、それで十分だからな」

「獅童に復讐か、まぁ、それは俺達も望む所だからな。だからこそ、龍臣」

「あぁ、分かっていますよ」

 

俺自身も、既に決めている。

 

「予告は既に決まっています。だからこそ」

「分かっているよ、お前達に手を出させやしない」

 

そうして、俺達も覚悟を決めた。

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