PERSONA5 Osaka's Phantom Thieves 作:ボルメテウスさん
獅童への予告状が出された。
獅童が、既に隠蔽する事が出来ない程の大胆な予告。
これによって、獅童の逃げ道は完全になくなった。
それは、俺達も同じだった。
「さて、行こうか」
その言葉と共に、目的地へと向かった。
侵入ルートも既に確保した。
それと共に、俺達は、獅童の所へと辿り着く。
「怪盗団、貴様らがここまで辿り着いたということは…それに貴様達は…」
「どうやら、俺達の事を知っているようだぜ、兄弟」
「確かに兄弟だが、そんな事をこちらに問いかけるな」
俺の言葉に対して、明智は呆れたように呟く。
「そんなところだろうとは思っていた。お前達はあの女達の面影があったからな。まぁ、明智、お前は私を嵌めるつもりで近付いた…違うか?」
「最初から知っていた訳か」
「フッ、頭はキレるが所詮ガキだよ。自滅してくれて手間が省けたがね」
「こいつ…!」
獅童は、既に最初からこちらの事をお見通しのようだった。
「お前に関しても面倒だったな。最初は大阪の方にもと考えていたが、まさか大嶽の奴にこちらの情報を取られるとはな」
「大嶽さんの事も」
「あぁ、奴は厄介だったよ。こちらが掴んでいる情報をどういう経緯で手に入れたか分からないが、脅してきた。そこにいる明智の犯行で得した人物という繋がりと共に関係を探ってな」
「それが殺された訳か」
「どちらにしても、極道など社会の塵。死んで当然の奴だ」
「許せねえ…クソがっ!」
「改革に犠牲は付き物だ。一握りの犠牲者の命と国家そのものの命…比べるまでも無かろう」
「・・・まぁ、その通りかもな」
「っ」
俺の言葉に対して、全員がこちらを見る。
「ならばお前たちも身を捧ぐか?神に選ばれたこの私にしか為せない世直しに」
「何を勘違いをしているんだ?」
すると、何やら獅童が勘違いしたように呟く。
「一握りの犠牲者ってのは、てめぇの事だ。てめぇが犠牲になって、悪い事をしたら、罰を受ける。それが当然だって、国家に知らせる必要があるだろ」
「ぷっ、確かに」
すると、奴は何やら青筋を立てた。
「ほぅ、この私に意見をするのか!ならば!」
それと同時に奴は、そのまま本性を露わにする。
奴の、獅童の下にいるのは、巨大な黄金のライオン。
幾人も犠牲にしても構わない。
それを思わせるような姿。
「さぁ…速やかに死に給え」
その言葉と共に、襲い掛かる。
「さてっと、行くとするか!!」
それと共に、俺達は走り出す。
同時に、周囲の仲間達がペルソナが召喚する。
その攻撃の先は、黄金のライオン。
「さて、お前達もさっさと行け!」
同時に、杉元さんを含めたメンバーが、俺達の踏み台になる。
それと共に跳ぶと同時に、そのまま獅童を捕らえる。
「ぐぅ!」
「さて、こっちの決着もつけようじゃないかよ!!」
それと同時に、俺達は各々の獲物を取ると共に獅童に向かって行く。
「私に挑んだ不幸…あの世で悔いよ!」
同時に奴は、膨れ上がった筋肉で殴る。
しかし、その攻撃に対して、俺はワイヤーを放った。
「この程度で、何を」
「まだだよ」
「っ!?」
そのままジョーカーもまたワイヤーを絡ませる。
それは、明智もだった。
「なにっ」
「お前もやっただろ、数の暴力を!」
「さぁ、やろうじゃないかよ!」
そのままワイヤーを固定させると同時に、俺達はその手にある銃を構え、引き金を引く。
引き金から放たれる銃弾の嵐。
それをなんとか受け止める獅童。
だが、そんな獅童に徐々に近づく。
「ぐぅ」
「「「チェックメイト!!」」」
それと共に、俺、ジョーカー、明智の3人の斬撃が斬り裂く。
それによって、完全な決着がついた。
「この私が」
「さてっと、改心する前に」
そのまま、俺は拳を鳴らす。
「なにを」
「とりあえず、顔面を殴らせろ」
「なんだとっ」
そうしながら、俺は近づく。
「親としての義務も果たせなかったお前が、国を背負う?笑わせるなよ、だから」
「殴るか、良いねぇ、それじゃ」
そのまま俺と明智は、真っ直ぐと殴る。
それによって、俺達の復讐は終わりを迎えた。
だけど、それは同時に、本当の意味での最後の戦いの幕開けでもあった。