短編 時間停止 作:neonn
今日はバレンタインだ。
一人の女子高生が、校舎裏で男子生徒に手作りのチョコレートを手渡している。
男子生徒はまんざらでもない様子で、遠目からでは話し声までは聞こえないが青春っぽい何かそういう会話をしているような気がした。
校舎裏より数km離れた位置で狙撃銃のスコープ越しにその様子を覗く男は、何の躊躇もなく引き金を引く。
数秒の間を置いて、男子生徒の手元にあったチョコレートが持っていた肘ごと吹き飛ぶ。
衝撃で男子生徒は校舎の壁に叩きつけられ、そのまま赤い血糊を壁にべったりと残しながら地面に倒れていく。
男は無表情のまま、無機質な所作で再装填する。
そして、大量の血を浴びたまま啞然とした様子の女子高生に狙いを定めて引き金を引く。
少し狙いが逸れたのか、あるいは敢えてなのか。
女子高生の両膝の前半分を抉るような軌跡を描いた銃弾は、校舎の壁に着弾した。
膝が変な角度に折れ曲がり、痛みに絶叫しながらもふらつくようにその場を動こうとする女子高生。
だが、もはや数秒前まで若く健康的な両脚だったものは機能を失い、がくりと地面に膝をつく。
そしてその激痛で再び絶叫が大きくなる。
地面に倒れ伏し、泥だらけの状態で痛みに身体をばたつかせている。
周辺にいた教諭がようやくその絶叫で異常事態に気付いたのか、校舎裏へと現れる。
男はすかさずその教諭が女子高生に駆け寄り、動きを止める瞬間を狙撃する。
女子高生の目の前で脳漿をまき散らしながら絶命する教諭。
女子高生はもはや、それを見てただ絶句するだけであった。
いつの間にか男は狙撃銃を置いて外に出ようとしていた。
男の懐にはナイフのみ、直接その女子高生にとどめを刺しに向かうつもりだった。
男が到着するまでほんの数分であったが、既に女子高生は虫の息であった。
男は血と泥まみれの女子高生の制服をナイフで切り裂き、あっという間に全裸にした。
女子高生にはもはや抵抗する体力は無かったが、光を失いつつある瞳だけが男の顔を恨めしそうに追っていた。
男は女子高生の股間に竿をあてがい、事務的な動きで性交を始めた。
当然さほど濡れてもいない膣だったので、女子高生は少し苦しそうなうめき声を上げている。
男はそんな女子高生の様子も意に介さず、気休め程度に女子高生の胸を揉んだりしている。
すぐに男は膣内に射精し、自分の竿を女子高生の服で拭う。
女子高生の首元に、ナイフをあてがう。
死が近いことを悟り、必死に男の押さえつける手を引きはがそうとする女子高生。
大した力でもないので、男は女子高生の首にメリメリとナイフを押し当てる力を強める。
血が溢れ出す。
どんどんと力を込めて首にナイフがめり込んでいく。
女子高生の腕はぐっしょりと脂汗が噴き出し、よく見ると地面に失禁の跡が残っている。
とうとう大きな血管が切り裂かれたのか、溢れる血が勢いを増し始める。
女子高生の息も「ガヒュ…ガヒュ…」と壊れたポンプのような音へと変わる。
ナイフに伝わる感触が、硬いものへと変わった頃。
女子高生の頭部は90度後ろに倒れ、首からはゴポゴポと血や吐しゃ物の混ざったものが噴き出す食道や気道の断面がひくひくと覗いている。
男が女子高生の首を抱えて、身体を脚で踏み付けながら立ち上がると首と脊椎がずるりと抜ける。
踏みつけたせいかは知らないが、女子高生の肛門からはドロドロの軟便があふれ出している。
それを見て男は満足したのか、そのままどこかへと立ち去っていった。
女子高生の死体が発見されたのは、その数分後のことだったと言う。
泥や糞便にまみれた死体が暗い校舎裏の地面に転がる様は、まるで打ち捨てられたチョコレートのようだった。
終わり
短編集みたいな感じで継続できればなという気持ちがないこともないです。つまりないです。
あまり期待せぬように。
とりあえず女の子がひどい目に遭ってるシチュエーションしか書かないと思います。