※この作品はR-18です。

キャッツ・ハンター   作:muzineki

5 / 14
5:彼女の都合

それからキャッツハンターと瀬口は、いったん部屋から出て行った。

物音ひとつしない空間に、瞳は一人残される。

自分の鼓動と吐息が、やけに大きく聞こえた。

 

(まずい事になったわね、シンジケートはキャッツアイの正体を知りたがっている。おそらく瀬口は、私からそれを聞き出そうとするはず……)

 

そう考えた瞳が、鉄格子の外へと目をやる。

並べられた拷問器具の数々に、瞳の身体がブルっと震えた。

 

(もしキャッツの正体を知られたら、シンジケートは直接、私たちを狙えるようになる。そうなれば私たちに、安全な場所は無くなる。どんな拷問を受けても、絶対に耐えなくてはいけない。でもあの女が私たちの正体を話してしまったら……)

 

後ろ手に拘束された両手を、ギュっと瞳が握る。

キャッツハンターは、キャッツアイを捕らえる為に瀬口に雇われた女だ。

彼女が瀬口に話さない理由は無い。

 

(でも変ね、それならさっき言っても良かったのに。なんであの女は、わざわざ瀬口に聞こえないよう、私を小声で脅したりしたのかしら)

 

心の中でそう呟いた時、カチャリと拷問部屋の扉が開いた。

はっと身構えた瞳の前へ現れたのは、キャッツハンターだ。

 

「キャッツアイ、調教の時間よ」

 

キャッツハンターは瞳の首枷を外すと、後ろ手に拘束された瞳の腕を掴んだ。

そして外の拷問部屋へと連れてく。

 

「私をいったい、どうするつもり」

 

「瀬口の要望でね、これから拷問の準備をするの。キャッツの正体を吐かせるためのね」

 

「正体って……ふざけないで!」

 

激高する瞳に、キャッツハンターはニヤリと笑って返す。

そして無防備な瞳の鳩尾へ右腕を振り抜いた。

 

「がはっ!」

 

大きく息を吐き出す瞳。

苦しそうに呻きながら、キャッツハンターの足元へと崩れ落ちる。

 

「げほっ……うぇぇ……おぅぇ……」

 

「ウフフ……ふざけてなんかいないわ。これは私のビジネスなの」

 

キャッツハンターは瞳の腕を掴んで立たせると、天井から滑車と鎖がぶら下がる場所まで移動させた。

そして瞳の後ろ手錠を外し、改めて両手を天井から吊るされた枷に嵌め直す。

 

「今は不景気で仕事がなくてね、あの瀬口からはもっとお金を引き出したいの。それにあなたの正体がバレたら、私は用済みになるじゃない。部下たちの生活もあるし、そうなると困るのよ」

 

クスクスと笑いながら、キャッツハンターがウインチを操作する。

瞳の両手が吊り上げられ、つま先が地面から離れた。

 

「要するに私は、あなたの金儲けの道具ってわけ?」

 

「ええ、その通りよ。秘密を守って欲しいのなら、私の邪魔をしないようせいぜい頑張りなさい」

 

キャッツハンターは小さく笑うと、瞳の脚に棒枷を嵌めた。

瞳の脚は大きく広げられた状態で固定され、完全に自由を奪われる。

 

「さあ準備が出来たわよ、キャッツアイ。私のより良い生活のために、頑張って拷問に耐えてね」

 

キャッツハンターは鞭の柄で瞳の胸を突きながら、電話で瀬口を呼びだした。

両手を真上に挙げ、両足を広げた状態で吊るされた瞳は、怒りと悔しさが混じった表情で、耐えるしか無い。

 

5分も経つと、瀬口が拷問部屋へとやってきた。

キャッツハンターから鞭を受け取った瀬口は、瞳の背後に立つ。

そしてベアトップデザインのレオタードから、大きく露出した背中に向かって尋問を始める。

 

「さあキャッツ、お前の正体を言え!」

 

これが茶番であることを知っている瞳は、質問に答えずただ目を瞑る。

すぐにヒュンと音が鳴り、背中へ激しい衝撃が走った。

 

「くうっ!」

 

続いて二発、三発と、瞳の背中に鞭が打ち付けられた。

瞳は歯を食いしばり、鞭の打撃に耐える。

 

「どうだ、言う気になったか」

 

サディスティックな表情を浮かべながら、瀬口が吊るされた瞳の周りをグルリと回る。

そして再び後ろに戻ると、尻を打ちすえた。

 

「あうっ!」

 

身をよじった瞳が、長い髪を振り乱す。

キャッツハンターの鞭には劣るとはいえ、無防備で受ける鞭打の痛みは凄まじい。

撃ちすえられる度に瞳の背中には赤い線が走り、悶えた身体からは汗が飛び散る。

 

「さっさと吐け、吐かんか!」

 

バシンと鋭い音が響き、瞳の尻を横に撃つ。

背筋が大きく仰け反ると同時に、豊かな乳房がブルンと上下に揺れ踊る。

それを見たキャッツハンターが含み笑いを漏らす。

 

(クッ……あの女!)

 

この茶番を演出し、それを心の底から愉しんでいる女に、瞳は怒りの表情を向ける。

だがその行動は、瀬口の鞭により遮られた。

 

「くぅっ! あうっ! うぐっ! ひいっ!」

 

無防備な身体に、鞭の連打が浴びせられる。

背中や尻だけでなく、首筋や胸、腹、太股とあらゆる部分を責めたてられた。

乳房を打たれた時は、さすがの瞳も気を失いかけた。

だが彼女は、最後まで拷問に屈しなかった。

 

「はぁ……はぁ……これでも言う気ならんか!」

 

息を切らせながら、瀬口は言った。

鞭を三十も振った所で、先に瀬口の方が限界となったようだ。

 

「君、私はもうダメだ、拷問役を変わってくれんか」

 

「お断りしますわ、瀬口様。この女は肉体的に痛めつけるだけでは、絶対に吐かないタイプです。このような拷問は、やるだけ時間の無駄ですよ」

 

「う、うむ……」

 

キャッツハンターに窘められた瀬口は、すぐに鞭を引っ込めた。

キャッツアイを制圧するには、この女の協力が不可欠だからだ。

主導権は完全に銀髪の女が握っていた。

 

「このような気の強い女は、屈辱や恥辱を与えて精神的にジワジワといたぶる方が効くものです。瀬口様もそういう方が、お好みでしょう?」

 

今度は口元を歪ませる瀬口。

女怪盗が後ろ手に拘束され、脚に棒枷を嵌めた状態で前に跪かされると、今にも襲い掛かかる勢いで鼻息を荒くする。

 

「グフフ……さて、何をするとしようか」

 

囚われの女怪盗を、瀬口は薄汚い笑いで見下した。

袖なしで胸元を大胆にV字カットしたレオタードからは、今にも弾け出そうな豊かな乳房が見える。

それと対照的に括れた腰、再び肉付きが豊かになる下半身が、ピッタリと張り付いた薄布に浮かび上がっている。

拷問のせいで全身に汗が浮かび、苦しそうに息をつく様が、平山の欲情をさらに誘った。

 

「いきなり犯しても良いが、ペットに自分の立場を教え込むなら、やはりコレだな」

 

「きゃ……キャァッ!」

 

突然、グロテスクな肉棒を突きつけられた瞳が、悲鳴を上げた。

ズボンを脱ぎ下半身を露出させた瀬口は、瞳に向かってズンと腰を突き出す。

 

「ワッハッハッ、その可愛い口でしゃぶるのだよ、キャッツアイ。もし私を満足させることができれば、今日の拷問は終わりにしてやるぞ」

 

嫌がる瞳の鼻先に、瀬口のペニスが突きつけられる。

顔を真っ赤にした女怪盗は、反射的に顔を振った。

 

「で、出来ない! 無理、絶対に無理!」

 

海綿体が膨れ上がった肉棒には、幾筋にも血管が走っていた。

持ち主の昂奮を示すよう、先端からは透明な液体が漏れ出ている。

女3人で生活していた瞳にとって、それはまるで怪物に見えた。

恋人のモノならともかく、こんな男の排泄器官など舐められるはずがない。

 

「ほら、瀬口様の言う通りにするのよ。逆らえばどうなるかは、解っているわね」

 

「うっ……」

 

ビクッと瞳が硬直する

同時に逆らえない立場であることを思い出す。

 

(……仕方ないわ)

 

それは苦渋の決断であった。

やむなく正面を向いた瞳は、濃い陰毛がビッシリと生えた股間へ顔を近づけた。

昂奮している瀬口は、片手でペニスを固定し、嫌がる女怪盗の口元に先端を押し付ける。

もはや逃げられないと覚悟を決めた瞳は、半ば自棄になって舌を出した。

 

「れろ……」

 

瞳の舌が、亀頭に触れた。

舌の表面に、男性気特有の苦く生臭い味が溶け込んで来る。

嫌悪に耐え切れなくなった瞳は、行為が中断してしまう。

 

「まだ自分の立場が解っていないようね。次に命令に逆らったら……」

 

「わ、わかったわ!」

 

瞳はペロペロと、舌を瀬口のペニスに這わせ始めた。

当然、それは稚拙な愛撫であった。

だが生意気な女怪盗を征服する快感に、瀬口は打ち震える。

 

「どうした、舌をもっと大きく出せ。ウラ筋も舐めろ」

 

瀬口が命じると同時に、キャッツハンターが瞳の頭を小突く

瞳は舌を大きく出し、ウラ筋を下から上へと舐めた。

しばらくそんな奉仕が続くと、瀬口が瞳の頭を掴んだ。

そして口内に、無理やりペニスをねじ込んだ。

 

「んぐっ! んむぅっ!」

 

いきなり口が押し広げられ、顎が外れたかと思うような衝撃が襲う。

口内の生臭さが一気に強まる。

屈辱から頭はパニックを起こし、必死に舌で亀頭を押し出そうとした。

だがそれは逆に、瀬口に快感を与えた。

 

「おおっ、いいぞ! なかなかいい具合だ。ひょっとすると、しゃぶる方は経験があるのかね」

 

恋人のペニスすら見たことが無い瞳に、フェラチオの経験などあるはずがない。

瞳はペニスを口に咥えたまま、キッと瀬口を睨み上げる。

 

「ククク……その反抗的な目が実にそそるな」

 

瀬口は瞳の髪を掴みながら、腰を乱暴に揺すり始めた。

喉を突かれた瞳が苦しそうに呻く。

 

「むぐぅ! んむぅっ! んぐぅ!」

 

拷問部屋に瞳の苦しげな声と、瀬口の昂奮した声が響く。

そんな二人の様子をキャッツハンターは、薄笑いを浮かべて眺めていた。

 

「んっ……そろそろ出るぞ」

 

ビクッと震えて熱を帯びたペニスが、瞳の口内で脈動する。

腰をさらに動かした瀬口は、瞳が逃げられぬよう後頭部を押さえた。

 

「んぐぅ! むぅっ……んむぅ……」

 

瞳の口内を生臭い粘液が満たす。

口はペニスで塞がれているため、呼吸が出来ない。

否応なしに瞳は、粘液を飲み込むことになる。

 

「……ふぅ、気持ち良かったぞ、キャッツアイ」

 

瞳の口から糸を引きながら、ペニスが引き抜かれた。

喉奥を突かれる苦しみから解放された瞳は、しばらく下を向いて咳き込んだ。

思考が回復する度に、屈辱に対する怒りがメラメラと沸き上がる。

後ろ手に拘束されたまま、瞳は毛を逆立てる猫のように瀬口を睨みつけた。

 

「な、なんだ、その目は」

 

瞳の射貫くような視線に、瀬口は面食らって二歩下がった。

すると今まで黙っていたキャッツハンターが、瞳の背中を鞭打った。

 

「あうっ!!」

 

強烈な打撃を浴びせられた瞳が悲鳴を上げた。

キャッツハンターの鞭はさらに瞳の首へと巻かれ、電気ショックを浴びせる。

 

「キャァァァァァァッ!! アァァァァァァッ!!」

 

両手は背中で、両足は大きく広げて拘束された瞳が、俯せになって倒れる。

鞭打たれた跡が残る背中を、キャッツハンターはヒールで踏みつけた。

 

「何をしているの、キャッツアイ。ペットである自分の立場を忘れたの?」

 

キャッツハンターのヒールが、瞳の背中に食い込む。

彼女に逆らえない瞳の目から、みるみる闘志が消え失せて行く。

 

「瀬口様、このメスネコにはきついお仕置きが必要ですわ。次の調教を始めましょう」

 

精液の臭いが充満する拷問部屋に、不気味な笑みを浮かべるキャッツハンターの冷たい声が響いた。

 

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