触手凌辱ファンタジー 作:山鯨
あれから洞窟を後にした少女と女性と老人の三人は、およそ数時間をかけて足場の悪い森の道なき道を歩き続けた。
そうして、彼女達は日が沈みきる直前に、森の中の大きく拓けた場所に存在していた周囲を砦のように高い丸太で囲った村的な場所に辿り着いた。そこには未だに短小状態で少女の子宮口に密着している俺も一緒だ。
三人が村の内外を仕切っている大きな門を抜けると、向こう側には幅が二メートルもない狭い道が続いて、道の両脇に背の低い木造の家々が建ち並んでいる光景があった。その光景はどこか裏道といった感じがして、家々から漏れる弱い明かりに照らされていても、薄暗く圧迫感のある雰囲気を醸し出している。
そして、どうやらこの村は三人が暮らしている村だったようで、村の住人が彼女たちの姿を確認すると、喜ばしげに駆け寄り話しかけていた。
『ミリアムちゃん! よかったわ! 無事だったのね!』
『ほんとよっ! 心配したんだから!』
『良く無事だったわねー、流石はローム翁のお弟子さんだわ』
『えへへ、ありがと、みんな』
俺には彼女らがなにを話しているのかわからなかったが、そんな風に結構な声量で話していたからだろうか、身の丈に合わない大きなローブを纏っている少女の周りには、いつの間にかに多くの女性が集まってきて、ガヤガヤと騒がしくなっていく。
『ちょ、ちょっと! みんな! ミリアは疲れてるんだからそういうのは後にして! あと!』
すると、そうやって声を張り上げた女性は少女を支えながら、集まってきた女性たちをかき分けて歩き出していき、周囲から声を掛けられながらも進んでいく。
そうして三人はまた狭い道を歩いていき、中央に井戸らしき物体がある少しだけ開けた広場に出た。そこで女性は少女を支えたまま老人に向き直ると、何かを語り出す。
『ロームじぃ、今日は本当にありがとね、おかげでミリアを、ミリアを、う、失わずに、うう』
『はぁ、仮にもワシの弟子を名乗るならば、そう易々と泣くでない、馬鹿者め、ミリアムの方がよっぽど気丈ではないか』
『ううっ、ごめんなさい、ミリア、あなたも無事でいてくれてありがとう』
「んっ❤ んんっ❤」
『ミリア?』
『……んん、ん? お姉ちゃん、どうしたの?』
『大丈夫? やっぱり、目がつらいの?』
『もう、大丈夫だって言ってるでしょ、あ、でもちょっと疲れちゃったかな』
『……ミリア』
『ふぅむ、今日は陽も落ちることだからな、身体の様子を見るのは明日にするとしよう、ミリアムはしっかり身体を休めるのだぞ、ではな、ワシはもう行く、レリアは後でローブを返しに来てくれ』
『あっ、本当にありがとね、ロームじぃ!』
『ロームじぃありがとう!』
三人がいくつかの会話を交わしたのち、厚着をして腰を曲げ、杖を突く老人は狭い道へと歩き出し、曲がり角の向こうへ姿を消していく。
それから広場に残る二人も、
『ミリア、帰りましょ、二人でね』
『うん、お姉ちゃん』
と何かの言葉を交わしてから歩き出していった。
・・・・・・・・
二人は村の外側に近い位置に建っていた年季のある木造の小さな家へと入ると、女性が部屋の中の衣装棚から服を取り出して少女に着せていく。それからベッドへと導き寝かせて、少女にくすんだ色のタオルを掛けてから声をかける。
『目はロームじぃが絶対治してくれるからね、だから思い詰めないで。今夜はゆっくり休むのよ?』
『うん』
『それじゃ私はロームじぃにローブ返してくるから、ちょっとの間、まっててね、すぐ戻ってくるから』
『うん、わかった』
そして、女性はほつれの目立つローブを手に取り家から出て行った。
この場に残るのは少女一人と、彼女の子宮口に潜む俺だけとなる。
(さて、これからどうしようか)
女性から頻出する単語から察するに、『ミリア』という名前だろう少女。彼女は明らかに俺の存在に気が付きながらも、俺という存在を彼女一人の秘密にしていた。
それは、苗床としていた洞窟からこの村までやってくるまでの数時間、俺が何度も我慢に失敗して粘性の高い粘液を子宮内に注ぎ込んでしまっていたというのに、粘液に対する反応を隠すばかりか他の二人に対して口を開く素振りも見せなかったことから、殆ど断言できる。
けれどわからないのが、俺を隠す理由だ。
少女には本来、俺のことを隠す理由なんて無いはずだ。彼女にとって俺は身体の自由を奪った上で何日間も凌辱してきた憎き存在で、積極的に抹殺するような対象であるはずなのだから。
だから俺の存在を隠すからには、なにか目的があるわけで。
彼女が何か目的を持って俺を隠しているとわかっている現状、行動するにしても慎重にならざるを得ない。
(活力は溜まってるから、逃げられるときに逃げたいけど)
少女が俺の存在を隠してくれたおかげで、この数時間で分裂するための活力はそこそこ溜まっている。
俺は少女の子宮内をたぷたぷにするほどに粘液を漏らしてしまっていたが、漏らす度に彼女は我慢しながらも快感を得ていたようで、体感で数十体に分裂する程度の活力を得られている。
ついさっきまではあの老人が側にいたから、隠れるために粘液を排出するのも自動的に分裂するのも死ぬ気で抑えていたけど、今なら短小となった触手の身体を修復しつつ、分裂して数に任せた逃走がたぶん可能だ。
(んん?)
だから隙を見て逃げようと、少女の様子を慎重に観察していたのだが、どうも様子がおかしい。
「ん、あっ」
ベッドの上でタオルに包まれる少女が息を吐くように声をあげた。
彼女はタオルの下でモゾモゾと動いてるようで、タオルが数カ所不自然に盛り上がり揺れ動く。
なんだ、と思って三人称視点の視界をタオルの中に潜り込ませてみれば、
(んん!?)
ゾクリ、と背筋が震える感覚がした。
『あっ❤ あっ❤ 魔物さん❤ また欲しいよ❤ あっついドロドロ❤』
彼女はベッドで横になりながら、自分で自分を慰めていた。つまりは自慰行為、オナニーをしていた。
指を二本、俺の粘液と少女の愛液で潤う膣内に挿入し、見るからに拙い動きでクチュクチュと音を鳴らしながら中を刺激している。確認すると、もう片方の手は服をめくりあげてタオルの下に露出させた乳首を指で弾くように何度も刺激していた。
『魔物さん❤ 魔物さんっ❤』
(う、あ)
リアルで始めて目撃する女性のオナニー。
自分が気持ち良くなるためだけに、快感を得るためだけに行われるその淫らな行為を、幼さの残る見た目の、現代の価値観で美少女と評される整った容姿をした金髪の少女が、目の前でしている。
それを認識して、バクバクと無いはずの心臓が急激に鼓動を早めるかごとく、体内を血が駆け巡るかのように全身がかあっと熱くなる。
そうして、今までは死ぬ気で抑えていた欲求が、爆発するように膨れあがっていき、
『ああっ❤ 魔物さんっ❤』
(あっ!)
俺は一瞬の内に膣内から分裂した触手の身体で、少女の全身を舐め回すかのように粘液と共に覆い尽くし、彼女の穴という穴へ全身を潜り込ませてしまっていた。