触手凌辱ファンタジー 作:山鯨
「んんっ❤ んあむ❤ むああっ❤ んんんんっ❤」
(やっべー)
粘液を纏った触手に全身を撫で回され、喉の奥までごりごりと触手が突っ込まれながら、太い触手を膣と肛門の両方で抽挿と共に蠢かせている少女の姿を見て、思わずそう呟く。
分裂した触手から伝わる五感と、膣内で蠢いてしまう身体で極上の安らぎを感じつつ、人間としての価値観がやらかしてしまったことに強い焦りを覚えた。
(やっちまったー)
我慢できなかった。目の前で少女のオナニー姿を目撃した瞬間、理性がどこか遠くに消失していたのだ。
おかげで俺はこんな人が大勢いる村の中で無計画に身体を分裂させ、正体をさらしてしまっている。
「んんっ❤ んんんんっ❤ むううぅっ❤」
最初、この状況は少女による罠かと疑った。けれど、当の彼女は全身をくまなく触手に凌辱されていながらも、幸せそうな表情で拒む様子を欠片も見せず、快感に全ての感覚を委ねているように見える。
そんな少女に俺を陥れるような意図は感じられず、一つ嫌な想像が頭をよぎった。
それは、この身体となって初日に思い至った粘液の効果。すなわち危険薬物的成分によって何日間もトリップさせ続けた結果、彼女を快楽中毒にしてしまったのではないか、という想像だ。
深刻な快楽中毒に陥り、まともな判断ができなくなって、俺によって与えられる快感を今でも求め続けてしまっている。そう考えると、やっぱり彼女は一方的な被害者であり、俺がやらかした罪がずしりと重くのし掛かってくるように思えた。
「むああ❤ んああっ❤ んんっ❤ んふぅぅっ❤」
ズルり、と少女の喉の奥からよって束ねられた数体の触手が粘液と共に吐き出される。
それによって口から粘液をこぼす彼女は、二本の太い触手が挿入されている腰をカクカク揺らしながら身体を硬直させ、全身を足の指先までピンっと伸ばして、尿道から勢い良く潮を吹いて絶頂を迎えた。
(ほんと、ヤバい)
なにがヤバいかって、また彼女を犯してしまっていることもそうだが、俺がこの状況を止めようとは思えなくなっているのが、とてもまずい。
数時間も膣の中にいながら蠢くのを我慢していたのがダメだったのだろう。その間に俺の中で溜まりに溜まっていた性的衝動が爆発した結果、全部の身体が言うことを聞かなくなってしまっている。
『ああ❤ ああっ❤ 気持ちい❤ 気持ちいよぉ❤』
こうなったからにはまたあの老人に焼かれないためにも、早く逃げださなきゃいけない。なのに少女の甘く蕩けた声を聞く度に、快感で震える身体を見る度に、俺の頼りない理性は蒸発して欲望だけが触手の身体を支配してしまう。
『う゛っ❤ う゛う゛❤ それっ❤ 好き❤ あっ❤ 好きっ❤』
少女のぷっくりと膨れた小さな乳首に触手の先端で吸い付いて、彼女の痙攣する膣内の特に反応が良い場所を執拗に刺激しながら、無理矢理に大きく開かれた肛門から直腸まで何度も抽挿を繰り返して粘液を漏らしてしまう。
「う❤ あ❤ ああ❤ あああっ❤」
少女が快感を真正面から受け止め、幾度も絶頂を繰り返しながら、その度に快楽の深度をどんどん深めていく姿に、俺は目が離せなくなっていく。
気が付けば、ベッドの上はいつの間にか更に分裂して数を増した無数の触手が蠢き、粘液と少女の体液が混じった液体でぐちゃぐちゃになっていて――、
『ミ、ミリア?』
帰ってきていた女性が触手に凌辱される少女を目撃して小さく声を漏らすと、言葉を失っていたのだった。
・・・・・・・・
『……お、ねぇ、ちゃん?❤』
『くっ! 吹き飛ばして! 風のしん――』
それは無意識の反射だった。
女性から強い敵意みたいのを感じた瞬間、身体が動いていた。
少女を覆っていた触手の内の三十体弱が女性に飛びついていく。それらは数体がより合って縄状となり、女性の手足を絡め取って部屋の壁と密着し、彼女を立ったまま拘束する。それから一体の太い触手が女性の口内へと潜り込み、体内で溜まっていた粘液を濃縮して吐き出した。
『んん!? ぐっ! このぉ!』
女性は口に潜り込んでいた触手を噛み千切って吐き捨てる。けれど、手足の拘束は解けることなく、いくら両手を振るおうとしても、限られた動きしかできなかった。
そして、動けない状態となった女性に、ベッドの上であぶれていた触手たちが殺到する。彼女は拘束されたまま床に押し倒され、耳や鼻や口、膣や肛門や尿道を粘液を纏った触手たちに犯されていった。
『んん!? んむう゛っ! ぐうう゛っ! んみあ!』
(ヤバい、ヤバい、ヤバい!)
見つかった、バレた、存在が露見した。
この女性に見つかったことで、必然的に彼女と親しくしていた老人にも俺が生きていることは伝わってしまうだろう。そうなれば、今度こそ俺は燃やし尽くされて死ぬことになる。
けれど幸いなことに、何かしらの行動を起こされる前に女性を拘束することができた。欲を言えばどうやったら今みたいに反射的な行動が起こせるのか知りたいところだけど、今はそんなことを考えている場合ではない。
今は一刻も早く何処か安全な場所まで逃げ出す必要があって――、
だというのに、
(動かねぇ!)
全ての身体が言うことを聞いてくれない。
少女を犯す触手は少女から離れてくれないし、女性を犯し始めた触手は女性から動こうとしない。
(……はぁ、どーすんの、この状況)
二人の人間を犯していることで、悲しいことに精神が触手の身体によって無理矢理に癒されていく。それによって絶体絶命の状況だというのに、俺は逆に落ち着きを得てしまった。
(どーすれば良いんです?)
いったん冷静になったこともあり、俺はとりあえず状況を整理しようと三人称視点の視界で辺りを見回した。
見えるのは俺が今犯している二人の女性が住んでいるらしき家の中。その家のいくつかある部屋の中で、壁際に置いてある木製のベッドの上では、部屋着をはだけさせた粘液まみれの少女が犯されている。彼女は快感に蕩けた表情で幸せそうに甘い声をあげていた。
『あっ❤ お姉ちゃんっ❤ 魔物さんっ❤ ああっ❤』
視線を移して部屋の入り口付近の床を見れば、触手によって拘束され犯されている女性がいる。
『うっ❤ くっ❤ うぅっ❤ んみあ❤』
女性にもさっそく粘液の媚薬効果が現れているようで、彼女が触手をくわえながら漏らす声はうわずっていて、快感を得ていることが隠せないようだ。
女性は今も拘束に抗って四肢を動かしているが、やはり拘束は解けることなく、逆に触手による膣や肛門への刺激に反応して時折身体をびくつかせていた。
(あー、この人綺麗だな)
女性は少女と年の離れた姉妹なのだろうか。二人は同じ金の髪をして、顔立ちも似通っている。少女が笑顔の似合う可愛い顔をしているとすれば、女性は微笑むのが似合う優しげな顔をしている感じだ。両者とも整った顔作りをしていて、見た目の年齢相応にスタイルも良く、美人姉妹として芸能モデルを行っていてもなんら不思議ではなく思う。
活路が見いだせず、もう頭が回らなくなって、そんな風に妄想をしていると、
(ん? あれ?)
『えへへ❤ お姉ちゃん❤』
いつの間にか少女がベッドの上から降りて、女性の方へ向かって歩き出していた。
少女の方は触手で拘束してなかったし、苗床のときのように周囲が触手で埋め尽くされていた、ということもなかったので、どうやら動けてしまったらしい。
『んぐっ! う゛っ、う゛っ、う゛ぇっ! ミリア、ダメよ、逃げて』
目の見えない少女は危なっかしい動きでゆっくりと歩いていく。途中躓いて転びそうになっていたので、膣に入り込んでいる俺が飛び出た後方部分を伸ばして支えると、少女は「んあっ❤ えへへ❤」と笑い、そのまま床に押し倒されている女性のもとまで歩いて行って、隣に寝転んだ。
『お姉ちゃん❤』
『なんで、ミリア、あなた』
『私ね、魔物さんに助けて貰ったんだ』
『え?』
『魔物さんに会う前はね、いろんな所が痛くて、苦しくて、寒くて、お腹が空いて、悲しくて、ずっとこれで死んじゃうんだと思ってたの』
『ミ、ミリア?』
『でも魔物さんは私を助けてくれて、お腹をいっぱいにしてくれて、いっぱいいっぱい、心の底から気持ちよくしてくれてね、幸せでいっぱいで、だから、私は死んじゃったんだと、天国にいるんだと思ってたの』
『……ミリア』
『でも、それは違って、私はちゃんと生きてて、お姉ちゃんとまた会えて、魔物さんがくれた幸せは本当にあったんだってわかったの』
『ミリア?』
『魔物さんはね、私をいっぱい幸せにしてくれたの、気持ち良くて、嬉しくて、暖かくて。だからね、私思ったんだ、大好きなお姉ちゃんや村の皆にも、この幸せを知って貰いたいなって❤』
『んむっ』
そうして、何かを話していた二人は唇を重ねた。
『大好きだよ❤ お姉ちゃん❤ 一緒に幸せにして貰おう❤』
『んんっ❤ だめ❤ あっ❤』
少女は女性に何度もキスを行っていく。それは回数を重ねる毎に長く、深いものとなっていき、やがて二人はお互いにうっとりとした表情で舌を絡ませ合い、唾液を混ぜ合わせるようになった。
(えっろ)
そんな光景を目撃してしまった俺は、当然のことながら触手を固くしてしまい、二人の様子に見とれていたことで動いていなかった分裂した触手たちも活動を再開してしまう。
『んあっ❤ ああっ❤ 好き❤ 大好き❤』
『ああっ❤ だめっ❤ あっ❤ ああっ❤』
部屋の床に横たわる二人は、ベッドの上から這い寄ってきた触手たちに全身を覆われていく。膣を、肛門を、尿道を太さと長さを変えた触手たちに犯されていき、うわずった甘い声を漏らした。
『えへへ❤ ここって気持ち良いんだよ❤』
『んああっ❤ ミリアっ❤ ミリアっ❤』
全身の至る所を触手に犯されていく彼女たちだったが、しかし口だけは触手を侵入させることなく、長くて深いキスを続けていくのだった。