城壁に囲まれた小国家「シンファニー」の賑わう街中から外れた路地裏を自動小銃や防弾ジャケット、ヘルメットなどで武装したヒューマンノイドたちが4人ほど密集して歩いていた。先頭を行くヒューマンノイドのヘルメットには赤いラインが入っており、恐らく隊長だろう。
「この辺りが奴らの目撃情報のあった場所よ。全員気を抜かないで」
「了解しました」
赤いヘルメットを被ったヒューマンノイドの胸元には、シンファニー語で「レーナ」と書かれているワッペンが縫い合わせてあった。レーナはこのシンファニーの国防隊第101歩兵小隊の隊長を務める青年層*1女性型ヒューマンノイドだ。彼女に続く3人の隊員も青年層女性型ヒューマンノイドで、第101歩兵小隊は青年層女性型ヒューマンノイドのみで形成されているが、部隊全員が女性型ヒューマンノイドな理由は特に無い。4人はそのまま警戒を続けながら路地裏を更に進んでいった。すると―――
「―――しい」
何か子供のような声が聞こえてきた。その声がレーナの耳に届いた時、レーナは左手を上げ残り3人の隊員を停めた。
「聞こえた?目標はすぐ近くよ、前進!」
レーナの掛け声と共に101歩兵小隊は一斉に走り出した。そして、レンガ造りの建物の曲がり角を曲がった先で彼女たちは―――
あアン…お●んこで食べるヒューマンノイド、おいしぃ~
腰まである薄紅梅色のロングヘアーが目立つ全裸の少年層*2女性型ヒューマンノイド3体が、自分たちの秘所でヒューマンノイドを呑み込んでいる光景を目の当たりにした。その秘所からは数人のヒューマンノイドたちの手足が飛び出ていたのだ。
「いたわ!変異少女よッ!」
レーナが声を上げる。今彼女たちの目の前でヒューマンノイドを捕食しているヒューマンノイド型生命体こそ、この星。マルティニスに突如現れた謎の人型生命体「変異少女」だ。この星全体に突如として現れ、それ以降無差別にヒューマンノイドを襲っては秘所で丸呑みにして捕食をする行動をとる謎の人型生命体である。そして「変異少女」と命名されるだけあって、容姿は異なれどその全ての個体が少年層女性型ヒューマンノイドと同じ姿をしているのだ。
「もう被害が出ているなんて…レーナ隊長!」
「よし、攻撃開始よ!1体も逃がさないで!」
了解ッ!
レーナの指示が飛び、レーナを最後尾にひし形上に陣形を組んだ隊員たちは手にしていた自動小銃「X-93対変異少女用自動小銃」の引き金を引いた。
「身体構築阻害弾の味を知りなさい!」
隊員の1人がそう叫びながらトリガーを引いていた。対変異少女用に開発されたこの「X-93対変異少女用自動小銃」は変異少女が身体組織を再構築することを阻害する弾丸「身体構築阻害弾」を35発装填することが出来るシンファニー国防衛隊の「対変異少女主力兵器」だ。変異少女たちは身体に損傷を受けたり、一部を欠損するとその個所をほんの数秒で再構築し再生することが出来るのだ。「身体構築阻害弾」はその再生能力を阻害し、変異少女を死に至らしめることの出来る弾丸なのである。と言っても、身体を再構築出来ない程にバラバラにしなければ絶命させることは出来ない欠点はあるが。
「あガガガ!」
「ぎエエエ!」
路地裏にX-93の銃声に続いて2体の変異少女の悲鳴がこだまする。レーナたちの一斉射で2体の変異少女は一瞬でハチの巣にされた。
「弾切れだわ、リロードする!」
「こっちもリロードするわ!」
だが、残った1体がリロードの為に射撃を止めた隙をついて反撃してきた。最後の1体は両腕を勢いよく伸ばしてきた。レーナたちとの距離は50メティーナ*3程離れていたが、変異少女が伸ばした両腕はその距離を一瞬で詰めたのだ。その反撃に気づいたレーナは慌てて、避けて!と叫んだが、一歩遅く先頭でリロード作業を行っていた隊員の頭をその両手がガシリと掴んだ。そして隊員を掴んだ変異少女はニッと笑みを浮かべると隊員を握りしめたまま腕を引き戻した。その勢いは凄まじく、隊員が持っていた予備のマガジンが建物の壁に当たって地面に転がり落ちた。
「イヤー!離してぇー!」
変異少女の元へ連れていかれた隊員の悲痛な叫びが聞こえる。しかしレーナを含め回避に成功した3人は回避行動をとっていた為、X-93を構える動作が遅れてしまっていた。その間に連れ去られた隊員は変異少女の足元へと叩きつけられていた。
「キャア!」
叩きつけられた衝撃で悲鳴を上げる隊員の元に変異少女が近づいてきた。変異少女はその隊員の顔の真上まで来ると、両手で秘所を大きく広げた。
「はぁん♡」
すると、開いた秘所から黄土色の液体が、まるでバケツから水が一気に零れる様な勢いで隊員の顔面に流れ落ちた。
「ギィエエアァァア……あ、あがが、が……」
顔面に落ちるなりその黄土色の液体は、シュー!と言う音を立てながら湯気を何本も立てていた。そしてそれと同じタイミングで、その変異少女はレーナたちの一斉射撃でハチの巣にされたのだった。そしてレーナたちが連れ去られた隊員の元に駆け付けると、そこにはバラバラになった変異少女の肉片と、顔面がドロドロに溶けた元隊員の肉塊が転がっていた。
「おえぇ……これは…酷い」
「
「ひえー私ヤダなぁ…」
「しかし、任務は完了よ。彼女の認識票を回収して基地に帰投する」
「……了解。敵は絶対打つから!」
そう言ってレーナたちはその場を後にした。
「あーあ。また殺されちゃったか」
レーナたちが引き上げた路地裏に1人の青年層女性型ヒューマンノイドが紅梅色をした左に流れた前髪を持つロングヘアーを靡かせながら姿を現した。その場には先程の戦闘で絶命した変異少女3体と、戦死した隊員の死体が転がっていた。
「3人殺されて1体の置き土産かぁ…ちょっと釣り合わないわね。まあ、また幾らでもこの子たちは産めるから良いんだけどね!」
だがそのヒューマンノイドが発する言葉は非常に不自然な物だった。すると、そのヒューマンノイドが着ていた胸元を強調したシャツとタイトスカートが粘度の高い薄い桃色をした液体へと姿を変え、地面に流れ落ちそのヒューマンノイドはあっという間に全裸となった。そう、この女性型ヒューマンノイドも「変異少女」だったのだ。
「じゃ、こいつらさっさと食べちゃわないとね!んっ♡」
その変異少女が少しだけ力むと、その変異少女の秘所から卑猥な水音と共に無数の触手が姿を現した。秘所から流れ落ちる変異少女の愛液に濡れた触手はうねうねと蠢きながら、先程絶命した変異少女と隊員の元へとやって来るとその先端が大きく口を開いた。そしてそのまま―――
呑み込んじゃうっ♡
変異少女の光芒した言葉と共に大きく口を開けた触手は地面に転がった肉片と肉塊をその内部へと呑み込んだ。すると触手の胴部分は大きく膨らむと、呑み込んだ肉塊を変異少女の秘所へと向かわせていった。そして肉塊はやがて変異少女の秘所へと到達した。
「あん♡来たぁ♡」
変異少女が待望の言葉と共に肉塊は秘所から変異少女の卑猥な喘ぎ声をバックミュージックに胎内へと次々呑み込まれていった。呑み込まれていく肉塊は、変異少女の秘所の大きさを越える物だったが、彼女の秘所はそんな物理法則を無視するかのように次々に胎内へと肉塊を呑み込んでいった。
「ああ♡やっぱり死骸でも、ヒューマンノイドは美味しい♡」
胎内へ次々呑み込まれた肉塊によって変異少女の腹部は一瞬にして膨れ上がったが、その腹部はまた一瞬の内に元の姿へと戻っていった。
「はあぁ♡この何度も押し寄せてくる気持ちいい波、堪らないわぁ♡」
変異少女は押し寄せる快楽を口をだらしなく開けて舌と涎を垂らしながら、身震いと共に堪能していた。そして最後の肉塊を秘所から胎内へ呑み込んだ変異少女は―――
「はあぁん♡ご馳走様ぁ…ダメぇ♡気持ち良すぎて…イクッ♡」
プシュゥッ!と秘所から透明の汁を噴き出して絶頂した。噴き出した透明な汁は地面に小さな水たまりを作ったが、やがてその水たまりはグネグネと意思を持っているかの様に動き始め、やがて1つの小さな触手となった。
「フフフ♡絶頂して噴いたお汁も、こうして子供たちの一部となる。私たちってなんて無駄の無い生命体なのかしら!」
そしてその触手はその身体をくねらせながら路地裏の陰へと消えていった。それを見送っていた変異少女の体表面から今度は粘度の高い薄い桃色の液体が噴き出してきた。その液体は変異少女の身体を嘗め回すように覆っていくと、やがてその性質を変化させ先程変異少女が現れた時に身に着けていた胸元を強調したシャツとタイトスカートへ形を変えた。
「擬態完了。さて、私もそろそろ引き上げないとね」
そう言った変異少女は路地裏に消えていった。
この度はこのような小説を手に取っていただき、本当にありがとうございます。作者自身R18作品を書いたことが殆んど無く、読者様方の期待に応えられる作品を作れるかわかりませんが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。