大の男を『子ども扱い』しながら可愛がる。
それでも主導権は向こうにあるのが何とも歪。
先ほど、玄関口で抑え込まれ噛まれた時。乳首を圧し潰される快感と同時に、彼の体温を感じていた。
わたしの腹の辺り、ワンピースの生地越しに、抑えきれていない硬さと熱が押し付けられているのを感じた。
色仕掛けはこの子には効かない。心が既に定まってしまっているからだ。それでも身体は興奮を覚えて、職務や任務の中で抑え込めば抑え込むほど、自由になった時にタガが外れやすくなる。
それともこんなに滾っているのは、わたしに対して思うことをため込みすぎたからかしら。
雁首はぱんぱんに張り詰めて痛そうだ。
鈴口を舌でちろちろと押さえ離しを繰り返す。出来るだけ細やかに、内側に響くように。
あ、こら、と戸惑いながら諫める声は次第に、甘く堪える呻きになる。
寝そべった姿勢のままで身体が跳ねる。でもまだまだ、これからだもの。
鈴口から漏れる透明な液を啜りながら、根元を掴み、撫で始める。
わたしの口の中でも天を突かんばかりにそそり立つ、力強いそれは暴力的だけれども、するりと女の中に潜り込みそうなスマートさも併せ持っていた。
やんちゃな子ね。
声に出していたのか、六連がびくりと跳ねて、一層大きくなった。
可愛い子、ちゃんと可愛がってあげなきゃと、頭と女の部分に熱が宿る。
ずるずると猥雑な音をあえて立て、口の中であの子を可愛がる。熱くなった女の部分はしとどに濡れ、もう下着なぞ意味を成していない。水音を立てているのはこの子なのかわたしなのか、分からなくなる。
彼の根本、表面に浮き出て広く走る血管を、添えた手の指でなぞると背筋がぴんと伸びるのが分かって、なんとも面白かった。
いい子、可愛い子。
多くの女の間で、中で、動き回って湿っぽくなったり、うまく立ち回って寄り添ったり、時に刺々しく荒っぽくなったり、きっと色んな経験を、思いを、味わってきたんでしょう。
この子が背負う今を、わたしが知らない、あえてこの子が語らない過去をねぎらいたい。
わたしのやれる『ねぎらい』は、これだから。
だから精一杯甘えさせてあげよう、わたしの手の中、口の中で。
そうこうしていると彼が震え、うんと張り詰め滴って来た。
滴る雫を飲み干しながら、雫の源である鈴口から、ばんぱんになって震えている雁首まで舌を這わせ、その後一気に根元まで含んだ。
ぢゅぽぢゅぽ、ずるずると猥雑さの制度をさらに上げ、よく聞こえる様にと音を響かせる。音に合わせながら上下に動かす顔は歪んでいるだろう。ただでさえ彼の物は大きいのだ。それを喉奥まで含んでいるのだから、相当にみっともないことになっていてもしょうがない。
呻きを堪えていた六連が喘ぐように、だす、出すぞ、と声を漏らす。
あら、もうすぐね、とほんの少しだけ喉奥から離す。タイミングがよかったようで、一瞬ののち、口に精が放たれる。口内も喉も六連の精で満たされる。量が多く粘度も高い、『雄』としての役目を十分に果たすものだ。精のにおいと味を口内で確かめながら、わたしは急速に萎え口内から離れようとする一物の鈴口を舌で絡め取り、中の精を全て吸い尽くそうと啜り上げた。
この子の『雄』である証を、すべて飲みつくしてしまいたい。
ちゅるり、と残っていたであろう液を最後に吸い上げてしまうと、今まで小刻みに震えていたん六連の身体から力が抜け、だらりと姿勢を崩した。
気持ちよくなってくれてよかったわ、と一息付き、口を拭う。
さあ、ここから何を、と立ち上がったその時だった。
───おい、俺本体にはいい子いい子してくれないのかい。
六連だった。さんざん吸い尽くされた脱力感はどこへやら、まだはじまってもいないぞと何事もなかったかのような顔で、眼を細めこちらに手を伸べている。快楽の名残は意志の強い眼の光を更にかがやかせ、熱は尽きることはない。
甘えん坊ね、とささやきながら彼の上に乗った。伸ばされた腕の中に上体を入れ、彼に顔を寄せた。顔を寄せられ、彼が嬉しそうに笑う。自分が出したもので汚れたと感じるだろうにかまわないなんて、と驚くけれども、いつものことだったわ、と思い直す。どれだけどろどろになろうとこの子はかまわないし、何ならきれいにすらしてくれる。そういう趣味嗜好、信念の持ち主なのだ、この子は。
まあそんなのはどうでもいいわ、今気にすることじゃないもの。
ちょうどいい子いい子し足りないと思っていたの、と彼の胴に尻を置いた。もうすっかり女の部分は濡れ、先端は固くなっている。
彼の方もまだまだ足りないのだろう。尻近くの布地に熱を感じる。服を汚さないでよ、と伝えると、気を付けるよ、と笑った。
逆光のせいだろう、わたしを見つめながら彼が更に眼を細めた。
まぶしいのね、そのまま目をつむったままでいいのよ、と言うと、またしても彼がやわらかく笑う。
本当に、おかしな子だ。
朝日は高くなり、白い光が部屋に差し込んでいる。
部屋に差し込む早朝の光と彼の体温が、何故だかとても心地よいと思ってしまった。
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