蚕の悪魔がハズビンホテルに泊まったり泊まらなかったり 作:Bookmarklet
《ねぇ?私のLittleフロイライン?》
シスはバスタブの中から話し掛けてくる、先日の五月蝿い肉を食べてからシスも少しばかり煩くなった気がするのは気の所為と思いたい。
あと私はお前のじゃなくてお前が私のだサカナもどき!!!
《どっちだって良いじゃないフロイライン、今日はあの時買った宅配が届くの届いたら狩りに行きましょう》
あぁ、それは待ちきれないわ昨日は食べ足りなかったもの。
まさかシスがあんなに食べるなんて意外だったし次は倍は狩りをしないといけないかも知れないわ、いや逆に2人で今まで食べてこなかった部位をチャレンジするのも良いかもしれない。
舌をローストして、心臓はパイに、血は腸詰めに、胃と卵巣は煮込んで、肝臓をパテに膵臓は苦いらしいから食べないどこうと長めの考え事をしてると
《コーヒーでも入れたから飲むジェーンドウ?》
えぇ、いい案ねシ…
ドンドンドンドンドン!!!
<Miss〜シ〜ス〜はご在宅デスかぁ〜〜荷物の配達デス〜!>
うるせぇ、地獄には五月蝿い奴しか居ないのかしら?折角の午後が台無しだわ。
《えぇ!居るわよ!!五月蝿いわね!口より先にさっさと中に運んで頂戴!予定が立て込んでるのよ!》
やっぱり五月蝿い奴しか居ないみたいだわ…しかめっ面で宅配員を迎えるフロイライン。
<失礼シマス!綺麗なLadies!>大量の荷物を運んで来た宅配員、大声出せないと荷物を運べないのかしら?
荷物を見ているとちんまりしたメガネケース
それに2人で分けるには十分過ぎる大量の白い服とおっきいソファそれにダンボールが3箱運ばれて来た。
<サインを!>
《OK、OK五月蝿いわね…》
シスは注文書にサインをしてシッシッと手で宅配員を追い払う。
その間に眼鏡を付けて注文書を眺める、【シス・ホワイト】とサインがしてあった、シスってホワイトがラストネームなのね。
シスの方に改めて視線を向ける、長い睫毛とサラサラの黄みがかった白いロングストレート偶然にも私と姉妹に見えなくも無いがシスは男だ(と言う)全く見えないが。
《あまり良くない事を考えてたんじゃない?フロイライン》
いいえ、全く?このソファとダンボールは何かしらホワイト?
ダンボールをおもむろに開けていくシス
《ホワイトなんてラストネームで呼ばなくても良いじゃない、余り好きじゃないのよね》と言いながら取り出したのは本?
《フロイラインは読書がお好きなのが定番でしょ?それに…これ料理本これから先役に立つと思ってね》
本!地獄に本なんてあるんだ、生前は本が友達だったから嬉しいサプライズ、それと昼の考え事がバレていたようだ。
《あとはプレゼントよフロイライン?》
あと2つ、1つ目はラジオであった。
2つ目は調理器具、肉切り包丁を筆頭に包丁各種にミートハンマー、砥石もある!それとこれはherb?
《肉料理には自家製herbをと思ってね、色々育てましょう?》
中々乙なプレゼント各種だったけども
ラジオ…ねぇ?
今日は忙しいから、明日読書の時間を作って早速流してみよう。と軽く片付けをしていると
《フロイライン、一張羅よ?早速着て出掛けましょ?》
あぁ、うん、でも白い服なんて返り血で残念な事にならない?赤いシャツが良かったかも。
《ジェーンドウこれから私"たち"は狩りをするの、その勲章で服を赤く染めるのよ》
なるほどそういう事か、トロフィーをcompleteできるまで沢山食べないとな!!
それとは別だけどこのソファは?
2人には大きすぎないかな、それにブランケットも、と広げてみせる。
《あぁそれは貴女の寝床よ、フロイライン》
《私はバスタブで寝るし水場がソファみたいなものだから》と寝床まで考えてくれてたのか、ふかふかな床でゴロゴロするの楽しみだったんだけどなぁ。と思っていたらそれよりふわふわなソファにノックアウトされてしまった。
《そういえばジェーンドウのラストネームは?》
ないし、付ける気も起きない。
《ならジェーンドウ・ホワイトかジェーンドウ・フロイラインどっちか選べば??》
ホワイトが良い、誰彼にフロイラインフロイライン呼ばれるから本名だと面倒臭いのである。
《ならばジェーンドウ・ホワイトこれからもよろしくね》
よろしく〜と軽く返事をしてお昼寝モードになり脳を働かせずに会話する。
夜になる前に狩りは行きたいが、眠気には勝てない。
今は取り敢えずおやすみなさい。