※この作品はR-18です。

ハイスクール転生アンド巻き込まれ   作:ミタライ

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第三十七話 レベリング実験、成果は上々

 烏琉羽(うるは)との一夜で睡眠不足の健太(けんた)だが、一時限、二時限と授業を受けている間に、いつもの調子を取り戻した。寝不足なのは事実だが、全く寝ていないわけではないし、それも一晩だけの話だ。

 若さに、ダンジョンによるレベルアップの恩恵を加えた今の健太の体ならば、数日の徹夜でも問題はないだろう。もちろん、規則正しく質量ともに十分な睡眠を取っていたほうが良いことは間違いないので、睡眠不足は可能な限り避けるべきだが。

 

 ともあれ、午前の座学の授業をすべて終え、学食に足を延ばした健太は、そこに約束通り小太りな体をビクビクと震わせる小心そうな男子生徒――来斗(らいと)の姿を見つけ、すかさず『戦士の不動心(マインドスイッチ)』をオンにするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――穿界迷宮『YGGDRASILL』、接続枝界『黄泉比良坂』――

 

 ――第『(さん)』階層、『既知外(きちがい)』領域――

 

 

 

 

 

 学食で来斗と打ち合わせを兼ねた昼食を取った後、健太と来斗は約束通り、ダンジョンダイブを敢行していた。

 前回との最大の違いは、ダイブ座標を決める二重円の中心に立ったのが、来斗ではなく、健太だということだ。つまり、今回健太と来斗がダイブしたのは、来斗が唯一ダイブできる第一階層『既知(きち)領域』ではなく、健太が日参している第三階層『既知外(きちがい)領域』である。

 

 レベル1のコボルトとゴブリンが単独でまばらにウロウロしているだけの第一階層『既知領域』と、レベル20のゴブリンが玄室ごとに群れを成している上に、『徘徊する脅威(ワンダリングモンスター)』と頻繁にエンカウントする第三階層『既知外領域』は、そもそも内部の瘴気圧が違う。

 それはもう、けた違いだ。原作では、沙姫(さき)夏海(なつみ)海春(みはる)はしばらくの間、叶馬(とうま)静香(しずか)に抱きしめられて、人肌で温めてもらわなければ身動きすら取れなかったほどだ。

 その第三階層『既知外』領域にて、来斗は順調にレベリング作業を続けていた。

 

「しっ! よし、全て無力化した。来斗、とどめを刺していけ」

 

 玄室内いた五匹ゴブリンを、右手に持つ小剣で手足を斬り落として無力化した健太は、抑揚のない声で後ろに控えていた来斗にそう命令する。

 

「あ、ああ……分かった」

 

 来斗は緊張こそしているものの、意外としっかりとした足取りで達磨状態のゴブリンの一匹に近づき、その右手に持つ武器を振り下ろす。

 

「はっ! ふっ! せい!」

 

 来斗が今、何度も何度も振り下ろしているのは、『硬鞭(こうべん)』と呼ばれる武器である。簡単に言えば節のついた固い金属製の棒に柄と唾のついた片手用の打撃武器だ。

 長さは柄も含めて一メートル弱ほど。一撃の威力だけで言えば、『槌矛(メイス)』の方が上だが、槌矛(メイス)はトップへビィな形状のせいで、「振り回すと、振り回される」感がある。こちらの方がより、運動神経の鈍い素人には優しい。

 自力で戦うのならば、リーチの長い槍一択なのだが、無力化したモンスターにとどめを刺すだけならば、こちらの方が向いている。

 

 そんな健太の見立ては間違っていなかったらしく、来斗は危なげなく達磨状態のゴブリンの頭部に何度も何度も硬鞭を振り下ろし、やがてゴブリンを絶命させた。

 

「はあ、はあ、はあ。倒したよ、健太さん」

 

 そう言う来斗は身動きの取れないゴブリンにとどめを刺しただけで、あからさまに肩で息をしている。これは当然と言える。今来斗が殺したのは、ゴブリンはゴブリンでもレベル20のゴブリンだ。その生命力はレベル1ゴブリンの比ではない。殺しきるまでに、何度も何度も硬鞭を力いっぱい振り下ろさなければならなかったのだ。ノービスレベル1――つまりただの人間に過ぎない今の来斗にとっては、十分な重労働だっただろう。

 しかし、これで来斗のレベルは一気に跳ね上がったはずだ。

 

「ああ、良い調子だ。その調子で、残りのゴブリンにも、とどめを刺せ」

 

「う、うん」

 

 健太の命令に、来斗は変わらない様子で、忠実に従う。

 

 

 

 

 

 前回は、第一階層『既知』領域の瘴気圧にさえしばし硬直していた来斗が、今回第三階層『既知外』領域の桁外れに強い瘴気圧の中で、さほど支障なく動けているのには、もちろん理由がある。

 ダンジョンダイブの少し前に、健太が来斗にこっそりと『逃避(エスケイピズム)』のスキルを使用したからだ。『逃避』は『遊び人(ニート)』のスキルで、「対象の感情を固定する」効果がある。

 そのため、来斗はダンジョンに入る前の「それなりに緊張している状態」が維持されており、強い瘴気圧に晒されても、モンスターにとどめを刺すときにも、それ以上感情が上下しないのだ。

『逃避』の効果時間は使い手のレベル上昇に従い伸びていく。今の健太ならば、『逃避』の効果は数時間続く。ダンジョンダイブが終わるまで十分持つはずだ。ダンジョンダイブが終わっても『逃避』が解けていなければ、こっそり『平静(サニティ)』をかけて解いてやればよい。

 ただし、『逃避』は第一段階職である『遊び人』の中でもかなり低レベルで覚えられるスキルに過ぎないため、そこまで強い効果はない。強い感情――死の恐怖、我を忘れるほどの怒り、大きな快楽等――を覚えた時には、はじけ飛ぶこともあるらしいので、注意は必要だろう。

 

 そんなことを考えている間に、来斗は残り三匹のゴブリンにも無事止めを刺し終えていた(もう一匹は残念ながら、順番待ちの間に死んでしまった)。

 先ほど一匹のゴブリンにとどめを刺したのと、今三匹のゴブリンにとどめを刺したのを比べると、随分早くなっている。「順番待ち」の間にゴブリン達がさらに弱まったこともあるだろうが、理由の大半は、ノービスレベル1からレベルが上がった分、来斗の身体能力が上がったのだろう。

 まだ、『職業選択の自由(プリースト・オブ・ダーマ)』が反応していないので、ノービスレベル10には達していないだろうが、ぐんぐんレベルが上がっていることは間違いない。

 現に、最後のゴブリンなどは、『硬鞭』の一撃で息の根を止めていた。

 

「よし、息が整ったら、次に行くぞ」

 

「うん、分かった」

 

 先ほどまでは肩で息をしていた来斗が、今では呼吸もかなり落ち着いていた。

 

 

 

 

 

 忘れもしないファーストダイブの日、健太はレベル20のゴブリンを五、六匹程度倒しただけで、第一段階職に転職可能なノービスレベル10を超えた。対して今現在、来斗は十匹近いゴブリンにとどめを刺しても、『職業選択の自由(プリースト・オブ・ダーマ)』が反応しなかった。

 最初は、「臨時パーティーを組むだけでは、『職業選択の自由』が使えないのか?」と疑念を抱いた健太だが、その後さらに数匹止めを刺させたところで、来斗ではなく健太自身に『職業選択の自由(プリースト・オブ・ダーマ)』が発動して、やっと思い当たる。

 ダンジョン内での戦闘における経験値配分は「止めを刺した者に一番多く経験値が入る」。とどめを刺した者に「一番多く入る」、なのだ。全部入るわけではない。ファーストダイブの時、健太は一人で戦っていた。当然、経験値は全取りだ。対して今の来斗は、健太が瀕死まで追い込んだゴブリンにとどめを刺すだけ。ひょっとすると、経験値の半分近くは健太に流れ込んでいてもおかしくはない。

 

 ひとまず、健太はこっそり自分自身を、『風術士(ウィンドマギ)』から『水術士(ウォーターマギ)』へと転職(クラスチェンジ)させる。

 

「よし、次だ」

 

「う、うん」

 

 すっかり、健太に従うことに疑問すら抱かなくなった来斗は、健太に先導されるがまま、パワーレベリングを続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 次の玄室で、数匹のゴブリンを無事、来斗にとどめを刺させたとき、健太の脳内のお馴染みの文字列が浮かび上がる。

 

 

 

 来斗

 

戦士(ファイター)』『殴打士(ビーター)』『文官(オフィサー)』『遊び人(ニート)

 

 に転職可能。

 

 

 

「…………」

 

 来斗の転職可能な職は、第一段階職の基本職(アーキタイプ)である『戦士』『文官』『遊び人』に戦士系レア職である『殴打士(ビーター)』の四つだけ。

 

 GR系『逸脱規格(イリーガル)』職だらけだった叶馬(とうま)はもちろん、第二段階職がボロボロ出ていた誠一(せいいち)麻衣(まい)と比べても、すごく寂しいラインナップである。しかし、健太自身も最初は基本職しか出なかったし、(らん)もSSR職の『奉仕姫(メイドプリンセス)』などという余計なものはあったが、それ以外はパッとしないラインナップだった。

 

 そう考えると叶馬達原作主人公パーティーが特別なのであり、このくらいが普通なのかもしれない。

 どちらにせよ、来斗の付くべき第一段階職はどれか一つだ。健太の『職業選択の自由(プリースト・オブ・ダーマ)』ならば同じ段階の職を複数重ねることができるが、現状これは誰にも教えるつもりはない。

 

 来斗をどの職業(クラス)にするべきか。まるで、ゲームの主人公パーティーの仲間キャラを育成するくらいの感覚で健太が頭を悩ませていると、健太にとっては聞きなれた重い足音が聞こえてくる。

 

「ッ来斗、奥に下がれ」

 

「え? あ、うん」

 

 今までになかった健太の命令に、一瞬不思議そうな顔をした来斗だったが、少し遅れて彼の耳にもその重い足音が届いたのだろう。すぐに玄室の奥へと避難する。

 玄室の奥に来斗。入り口付近に健太。この陣形なら、万が一にも来斗にダメージが行くことはない。

 冷静に下した健太の判断は大筋において間違ってはいなかったが、かつての経験を生かせていないことも確かだった。

 

 健太の予想通り、やってきたのはゴブリンの『超越個体(オーバーボーダー)』である、ゴブリンキング。二メートルを優に超える巨体は、筋骨隆々という言葉すら超えた筋肉の塊。顔も醜悪と言うより凶悪と呼ぶべき凶相。これが全長一メートル前後で棒のような手足のゴブリンから進化したモンスターだとは信じがたいほどだ。

 ノービスはもちろんのこと、戦闘系第一段階職のパーティーでも全滅を覚悟しなければならない強敵だが、今の健太にとっては「美味しい経験値」以外の何物でもない。

 

 健太は、現実の入り口で、左腕の長方形盾と、右手の小剣を構え、戦闘態勢を取る。

 やってきたゴブリンキングが、その右手に持つ金棒を構える前に、大きく息を吸い込んだところで、健太は自分が判断間違いを犯したことを悟った。

 

「ちっ」

 

 急いで距離を詰める健太だが、流石に間に合わない。

 

「《ガアアアア》!」

 

恐怖(フィア)』の効果を持った咆哮。この攻撃手段を持つ『超越個体(オーバーボーダー)』を相手にしたのは初めてではない。蘭のパワーレベリングの時にも、遭遇している。それなのに、全く同じ過ちを犯してしまったのは明確に健太の失態だ。健太自身は『戦士の不動心(マインドスイッチ)』で精神干渉系のバッドステータスは一切無効のため、つい省いて考えてしまう癖がある。

 だが、反省は後だ。

 

「はっ!」

 

 一気に距離を詰めた健太は、ゴブリンキングが野太い金棒を振り下ろすのに左腕の長方盾を合わせて、気合と共にスキルを発動させる。

 

盾撃(シールドバッシュ)』のスキルを発動した長方盾は、振り下ろされるゴブリンキングの金棒を明後日の方向へずらしつつ、ゴブリンキングの分厚い胸板に強烈な一撃をくれる。

 

「ギャッ!」

 

 ゴブリンキングの巨体が文字通り玄室から外へ叩きだされる。

 

「しっ!」

 

盾撃(シールドバッシュ)』の一撃で半死半生となっているゴブリンキングに、立ち上がる隙も与えず、素早く距離を詰めた健太は、仰向けに倒れるゴブリンキングの野太い首に、上から真っすぐ小剣を突き刺した。

 

「ジャ……!」

 

 ゴブリンキングは、吐息とも断末魔の声ともつかない汚い音を漏らし、絶命した。

 ゴブリンキングの巨体が瘴気に返ると、その場にはゴルフボール大の魔石と、野太い金棒が残される。ここ『既知外』領域では、武器のドロップ率が非常に高いが、『超越個体(オーバーボーダー)』の武器ドロップ率はその中でもさらに高い。健太の体感では、二回に一回はドロップしている感じだ。ただし、その多くは今回の金棒や前回の二丁両刃斧のような癖のある武器で、健太の装備として流用できるものは少ない。

 流用できたのは、ゴブリンヒーローからドロップした長方盾だけだ。だが、この金棒は上手くすれば、来斗用の武器として使えるかもしれない。

 健太が魔石と金棒を拾って玄室に戻ると、玄室の奥では、ゴブリンキングの咆哮で、恐怖にかられた来斗は、目と口を大きく開けてガタガタ震えていた。

 

「やっぱり、持たなかったか」

 

 ゴブリンキングの『咆哮』で健太が掛けていた『逃避(エスケイピズム)』の効果は綺麗さっぱり吹き飛んでいる。『平静(サニティ)』のスキルで落ち着かせるか、とも考えたが今日の主目的である「来斗を転職可能なレベルまで上げる」は果たされているので、急ぐ必要はない。

 

「よし、落ち着け。大丈夫だ。時間はある。ゆっくり深呼吸しろ」

 

「ヒッヒッヒッ……!」

 

 恐怖でひきつった表情で顔が固まったまま、過呼吸気味の呼吸を繰り返す来斗の背中を軽く叩き、健太は来斗の恐慌状態が自然と収まるのを辛抱強く待った。

 

 

 

 

 

 

 予想外と言えば流石に失礼だが、来斗が再起動に要した時間は、精々五分程度だった。

 

「はあ……ありがとう、健太さん。あー、全身がビチャビチャだ」

 

 健太からもらったペットボトルの水を飲み、どうにか口が利けるようになった来斗は、照れ隠しのようにそう言ってニチャッと笑う。

 来斗はその言葉通り、頭から水を浴びたように濡れぼそっていた。頭から上半身を濡らしているのは汗だが、下半身――特に股間から下を濡らしているのは別な液体だ。

 

戦士の不動心(マインドスイッチ)』がオンになっている健太は「成分的には汗と大差はない。どのみちダンジョンからログアウトすれば、すべて元通りだ」と考え、特に何も反応しない。

 今の来斗は、『逃避(エスケイピズム)』の効果が吹き飛んだ素の状態だ。それが、ここ第三階層『既知外(きちがい)』領域でこの程度ですんでいるのは、良い方向で予想が外れたとさえ言える。

 

(そう言えば、一応今の来斗はノービスレベル10までは上がってるのか。ひょっとしてレベルアップは、体だけじゃなくてメンタルもある程度強化するのか?)

 

 ありそうな話だと、健太は考える。学園もダンジョンの真実を完全には把握していない上に、その把握している事実でさえ、普通科の生徒には意図的にいくつもの情報を隠している。例えば、レベルアップの恩恵は体だけではなく、頭にも影響するのだが、その事実は伝えられてない。普通科をセックス漬けにしているのは、自分たちが頭脳においても向上していることを自覚させないためでもあるのではないか、という考察が原作ではされていた。

 

 ダンジョンでのレベルアップは頭の出来も向上させてることは、健太自身体感している。普通科の一般科目の座学はあまりレベルが高くないが、それにしても全ての授業内容が予習復習の必要なく、一度の授業で記憶し、理解できるほど自分の頭の出来が良くないことは、自分のことゆえ自信をもって断言できる。

 それが今は、可能なのだ。

 それに、『脳外記憶領域(クラウドストレージ)』を有効活用するため、図書室でプログラミングの教本にも目を通しているが、こちらも独学とは思えないほどの進捗具合だ。

 豊葦原学園のうたい文句の一つに「本人のやる気次第で全ての資格が取れる。なんでも学べる」と言うのがある。実際、膨大な選択科目の中には、コンピューターやプログラミングに関する科目も多数存在することを、確認している。ダンジョンダイブに必要なスキルを習得し、時間の余裕が生まれたらそちらも受講しようかと考えていた健太だったが、この調子ならば独学の付け焼刃でもかなりのところまで行けそうだ。

 

(少なくとも、瘴気圧に対する耐性はレベルアップで向上しているだろうから、その影響はあるだろうな)

 

「さっきのような『超越個体(オーバーボーダー)』は俺が相手をする。あの程度は俺の敵ではないから安心しろ。来斗も次は、通常のゴブリンを一匹無力化しないで相手してみるか?」

 

「え?」

 

 健太の提案に、来斗は一瞬虚を突かれたような顔をした後、ギョッとした顔で首を横に振る。

 

「い、いや! 無理無理無理無理!!」

 

 当然と言えば当然なその反応を予想していた健太はあっさり取り下げる。

 

「そうか。ならば、一時保留とするが、いつまでも無力化した敵にとどめを刺すだけ、というわけにはいかないぞ。段階を踏んで、戦えるようになってもらう」

 

「う、うん。そ、それはそうだね」

 

 圧力のある健太の言葉に、来斗は頷く。ちなみに、現時点の一年は叶馬達主人公パーティー+健太という例外を除けば、『既知(きち)』領域の第二階層に到達しているのが、学年トップ層である。ここ『既知外(きちがい)』領域の第三階層のゴブリンとの戦いを拒否するというのは、臆病でも根性なしでもなく、ただの「正しい判断」である。

 

「分かっているなら良い。では、今日のところはとどめ差しを頑張ってもらうか」

 

「うん」

 

 その後、健太と来斗は、『羅城門(らじょうもん)』閉門時間までに、三つの玄室で合計十五匹のゴブリンと、もう一匹『徘徊する脅威(ワンダリングモンスター)』のゴブリンヒーローを仕留める。

 健太自身は『水術士(ウォーターマギ)』からさらに、転職(クラスチェンジ)が可能になっていた。

 

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