※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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真相が激しく気になり始めたので、MHXもそこそこにフリカツプレイ中。
とりあえず東の果てまでは行きました。
次はアルマを仲間にするんですが、そこに至るまでのヒントが攻略サイトにしかないってのがちょっと引っかかります。
…イチゴ味も気になるし。

執筆の為にMHXやらなければとは思うんですが、同じループ物(だと思う)として参考に出来そうなんですよね。
外伝にも組み込みやすそうですし。

とりあえず、12月前半の一番厳しい仕事は抜けました。
次は終末の2番目に忙しい日と、年末年始が…。
12月と1月は人を何人集めても足らんのぅ…。


第109話

 

 

鬼門月世間一般の休みに外出して快適に過ごそうなど、考えが甘い日

 

 

 ふむ…やっぱ強いな、相馬さん。

 人間状態ではまだ勝てそうにない。

 アラガミ化すれば、短期戦を挑めば何とか…かな。

 最初のラッシュを凌ぎきられると、分が悪くなりそうだ。

 カタログスペックで言えばまず凌ぎきられはしないんだが、生死の境で生を掴み取る実力ってのは、単純な物差しじゃ計れないからな。

 正直、圧倒できるイメージは沸くが、仕留めきれる気がしない。

 

 この世界で人間相手にそういう事を考えるのも不毛と言えば不毛だが、結局人間の敵は人間だもんな。

 ホオズキの里だって、それが原因で滅んだようなものだし。

 

 

 それは置いといて、今回出てきた蝕鬼…オラビと名付けられた…だが、鬱陶しいなぁ。

 姿形はヒノマガトリに似てるんだが…なんつーかその、バックジャンプからの叩き付けとかが目茶ウザい。

 おまけに範囲攻撃も矢鱈広いし…。

 ゲームシナリオで言えば、無印の更に後って事で半ば予想はしていたが。

 最低でもトコヨノキミ以上を想定しとけって事だな。

 

 これは神機の使用も常に意識しておいた方がよさそうだ。

 …そういえば、MH世界ではモンスターを捕食してリンクバーストできるようになってたっけ。

 鬼が相手の場合はどうかな。

 この前の休日で試しておけばよかった。

 

 

 しかし、蝕鬼達と何度か戦った訳だが、正直ちょっと想定外というか想定内というか、想定してたのが無い。

 

 蝕鬼、蝕む鬼。

 その性質は、その辺にある物を何でも取り込んで、数を増やす事にある。

 そう、『何でも』だ。

 そこら辺に転がってる岩や枯れ木でもいいし、異界の中に迷い込んできた野生動物でもいいし………モノノフでもいい。

 

 戦闘中に何かを取り込んで強力になる、というのは予想していた。

 或いは体力を回復させる事も。

 ピンチになると、その辺の物を蝕鬼に変えてしまう事も、それをやってる間は実は蝕鬼は無防備になるからピンチの前のチャンスターイムって所までも予想していた。

 

 が…無いっ…!

 何度か戦ったが、増殖もなければ、ブーストも無しっ…!

 

 …まぁ、無い方が助かるんだけど。

 そもそもモノノフを取り込むなんて真似をされた日にゃ、戦闘不能どころか即リタイア(人生的な意味で)になりかねん。

 

 その辺を相馬さんと話してみると、「蝕鬼としての本能が上手く機能してないんじゃないか」との見解だった。

 どゆコト?

 

 

「蝕鬼の出現は、あまりにも急すぎた。

 鬼を真っ当な生物だとは思ってないが、それでも自然に産まれた鬼なら、時間をかけて変化し、それなりのバランスを持って産まれる…本来ならな。

 何者かの手がかかっている事は、俺達も考えていたんだが…そもそも新種の鬼を作り出したとして、それが上手く種として成立すると思うか?

 蛇に突然、鳥の羽をつけたようなものだ。

 羽があっても体の動かし方が分からないのだろう」

 

 

 ナルホド、蝕鬼と言っても虚海の手によって作られた、人造の鬼。

 通常の鬼には無い能力を、上手く使いこなせてないって事か。

 

 ふーむ、であれば、蝕鬼達をどうにかするには早い方がいいな。

 体の動かし方や性質の使い方を覚えてしまったら、面倒な事になりそうだ。

 

 

 

 

 

鬼門月増してお盆や正月などナニをいわんや日

 

 

 相馬さんと暦が話しているのを見かけた。

 そういや、暦って異界に沈んだ外の国の生き残り…つまり相馬さんが延々と探し続けていた人に該当するんだよな。

 だからこそ、俺は暦が討鬼伝主人公なんじゃないかって考えていた訳だし。

 

 …知ったらいきなり抱きついたりしないよな? 

 俺の時はしてきたのを殴り返したが…相手が暦だとなぁ。

 ホモではなくロリ疑惑が沸いてしまうぞ。

 暦は一応18歳だけど。

 と言うかセクハラだ。

 

 あー、でも知ってるのかな?

 暦はシラヌイ所属で、相馬さんは霊山所属。

 対立関係にある訳だし、わざわざ一般人一人を拾った、なんて情報を広めはしないだろう。

 

 それに、以前にお世話になった時には、「ようやく見付けた生き残り」みたいな事を言われたし、やっぱり知らない?

 

 

 

 で、その後の暦は暦で、何やら悩んでいるようだ。

 いや、戸惑っているのか?

 何か言われたのかな…でも自分を英雄と言い張るあの人が、味方を相手に妙な事をするとも思えないし…。

 

 

 ああそうそう、百鬼隊の方々とも久しぶりに色々話をしました。

 …副長さん、相変わらずの隠れ腐女子でございます。

 

 

 

鬼門月だが平日だって人が居なけりゃお店は大変なんですよ日

 

 

 里の近くに人型の蝕鬼が出現し、桜花や相馬さん達が討伐に出ている間に、暦が相談に来た。

 相馬さんとそのご一行の事だ。

 

 俺もすっかり忘れかけていたが、凛音さんから指示された、内通者の炙り出し。

 それが新しく里にやってきた、百鬼隊や九葉のオッサンの事なのではないか、という事だ。

 

 …なんで俺に相談する、と言いたいが、まぁ凛音さんの指令の事を知ってるのは俺か大和のお頭ぐらいだしな。

 

 

 しかし内通者ったってねー。

 相馬さんも九葉のオッサンも、大和のお頭は完全に信頼していたようだし。

 確かに九葉のオッサンは悪人顔だが。

 

 …しかも、北の地を見捨てた鬼、ね。

 秋水がどう出るか…無謀な真似はしないと思うが。

 

 

 そもそもさぁ、内通って何処と内通するんだろうな。 

 霊山?

 ウタカタは一応霊山に所属してるから、内通してもあんまり意味無い。

 命令にも一応従ってるみたいだしな。

 

 陰陽寮?

 可能性はある。

 しかし、聞いた話じゃ陰陽寮は組織と言うより個人の集まりだ。

 自分だけの目的を持って、集団の力を都合よく使って自分だけで行動する…。

 ……いや、そーいう連中だからこそ、内通って手も使える、と言えるけど。

 

 さもなくば……未だ知られない別の勢力、か。

 まさか鬼とは内通できんだろう。

 俺だって、奴らとまともな意思疎通はできん。

 挑発くらいならできるが、奴らの価値観や思考回路は異質すぎる。

 

 …詰まるところ、それが『鬼』の証なんだろうけどな…。

 

 

 ま、それはともかくとしてだな。

 俺としては相馬さんは疑ってない。

 恩師って事もあるが、そういう影のある行動はしない人だ。

 やったらすぐに翳りが出る。

 そういう単純さがあるから、英雄を謡っても中二病とか思わないんだ。

 

 んじゃ九葉のオッサンか?

 …確かにあからさまだなぁ…。

 あからさま過ぎて、いっそ怪しいのか怪しくないのか分からなくなってくる程だ。

 

 ただ、アレは…腹括って、自分の道を行くタイプだわ。

 必要であれば、北の地だろうが自分の首だろうが、それこそ何よりも大事な『何か』だろうが切り捨てる……いや、差し出すタイプだわ。

 断言しよう。

 鬼と、死兵と称する事すらおこがましい。

 命を奪われようと顔色一つ変えない、身内を人質とされようが揺るがない、欲望に染まって曲がるなんぞ表現のしようが見つからない程にありえない。

 

 そして、それら全てを…多分、精神的な異常とか断然とかではなく、意志力一つで実現してる。

 そら、鬼がどうこうってレベルじゃない程のバケモノだ。

 人として正常なのに、異常として行動し、しかも破綻させずに続けているとか…。

 

 精神的な在り方については、ちょっとこの人以上のバケモノはMH世界にも居るかどうか。

 多分、対抗できるのはシックザール支部長くらいだろう。

 コイツを内通に応じさせるなんぞ、天地を引っくり返すほうがまだ容易い気がする。

 仮に応じたとしたら、明らかにトラップだ。

 

 …内通、内通…か。

 トラップだとしても内通は内通…しかも北の地を見捨てた鬼…多分、後悔があっても抑え込んで誰にも見せねーよな。

 つまりは凛音さんやシラヌイの里にしてみりゃ、自分達を見捨てた張本人で、それがどうしたとばかりに平然としていて……。

 ああ、でも凛音さんの見解はどうだ?

 あの人は断じて愚鈍じゃないが、だからと言って大局を語る人でもない。

 個人の憎悪が判断に影響する可能性は多いにあり得る。

 

 

 

 

 …うーん…判断がつかん…。

 先の展開に関する知識が無いってのは厄介だ。

 それが当たり前の事なんだけどね。

 

 

 追記

 

 里に迫っていた人型の鬼は無事退治された。

 オンジュボウ、と名付けられたようだ。

 

 

鬼門月というかただでさえ人足りないのに、必要な人数が増えたorz日

 

 

 九葉のオッサンが怪しい怪しくないで盛り上がった後、暦と一杯飲んで(暦は茶だったが)解散。

 結局単なる四方山話となってしまった。

 いい事ではないけど、人の悪口とか陰口って盛り上がるよね…。

 

 さて、内通云々はともかくとして、真面目な話、虚海とコンタクトを取れないものか。

 蝕鬼の出現が虚海の仕業だという事は秋水の保証するところでもあるし、一度会ってペースを乱してやれば、後はどうとでもなると思う。

 所詮は虚海だし。

 

 元が健気アイドル系の千歳だった虚海が、いくらやさぐれようとも完全な悪人を演じるのは無理があるんよー。

 そりゃポンコツ系にもなるよー。

 人間、自分の身の丈や性質に合ったキャラを演じてればそうそうボロは出ないもんです。

 中身がガキンチョがAUOごっこしても痛い目を向けられるか「その歳でゴッコ遊び?」って思われるだけだが、中身が伴ってりゃ意外と認められるモンです、多分。

 

 

 しかし、虚海を捕獲できたとして、どうにかできるかな?

 秋水も言ってたが、どうも蝕鬼の大群は千歳にも制御しきれてないっぽい。

 あるいはそもそも制御する気が無いかだが。

 

 つーか、虚海の目的が分からん。

 前回の時はどうしてたっけ?

 …会ってもからかってるか、エロしてるかの2択だったようなもんだしなぁ…。

 そもそも扱い軽かったし。

 蔑ろにしていたつもりはないんだけど、こう……弄られキャラというか…。

 

 ふむ、しかし目的を聞いた覚え自体はあるな。

 ちょっと日記を読み返してみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 記述発見。

 読み返している内に、無性に千歳に会いたくなってしまったが、無理なもんは無理だ。

 あと、蔑ろにしていたつもりはないと主張しつつ、絶望や諦観に満ちていた虚海のあの表情すら忘れていたとか、人としてどうかと思った。

 

 

 それはともかく、元居た時代に戻る為、虚海は「ホロウお姉ちゃん」を追い求め、呼び込もうとしている訳だ。

 しかし、蝕鬼の出現がそれに通じるのか?

 前回はオオマガトキを利用しようとしていた。

 今回はそれを事前に阻止してしまったし、自分で何かしらのアクションを起こしても不思議はないが…ホロウお姉ちゃんとやらがこの時代に来るとしたら、イヅチカナタが来た時だよな。

 …つまり、蝕鬼の出現に関する「何か」が、イツヂカナタを呼び寄せる餌になる…と考えているのか。

 

 おそらく確証はないだろう。

 だからこそ、蝕鬼を生み出して、何かの実験をしている。

 

 言葉で説得するのはまず無理だな。

 止めるなら力尽くでやらにゃならんか。

 やれやれだ。

 

 

 

鬼門月愚痴っても仕方ないので、作業の簡略化方法を探す日

 

 

 蝕鬼の殲滅戦は、まぁ順調だ。

 多分、主力がまだ動いてないって事もあるんだろうが、このまま行けば大部分を狩りつくせるだろう。

 が、まだ局地戦で一勝しただけの事。

 気を緩めるな、モノノフ達よ……By九葉のオッサン。

 

 言ってる事は尤もだが、態度が尊大だし勝って湧いてる時に水を差すし、嫌われる上司タイプだね。

 カチンと来た人は何人か居たようだが、一応上司ではあるし、表立って反抗的な事を言うモノノフは居ない。

 

 さて、そんじゃ俺も次の戦に備えますかね。

 エロい事して霊力を高めるんじゃなくて、俺だって真面目に修行してんですよ。

 極に入ってから、何だかんだで敵が強くなってきて、このままじゃイカンと思ってた所です。

 

 

 

 

 …で、ちょっとばかり修練に行こうとしていたら、見知った顔が二つ程。

 

 おい、お前ら霊山に居る筈だろ。

 何で美麻と美柚がここに居るんだ?

 

 

「さあお立会いお立会い! 「…いー」

 花の都の霊山の、いっとういちばん事情通。

 新しき事を聞き報ず、その名も「霊山新聞社」!

 本日ただいま、「ウタカタ支部」の初お披露目にございます!

 お題は結構、こけこっこー! 「…こー」

 さあさあ、お手にとってご覧くだせえ!」

 

 

 

 …相変わらずだな、コイツら…。

 とりあえず一部貰った。

 

 新聞自体は、真っ当な物のようだが…ウタカタ支部?

 一体何があったんだ?

 

 

 俺が霊山に居た頃に、「あずまの国の生き残りを取材させてほしい」と言って押しかけてきた、霊山新聞社…の社長の娘二人。

 明るくて騒がしい美麻に、無口で気配を消すのが妙に上手い美柚。

 なんとも対照的な二人だったが、仲は良かった。

 

 あんまり覚えてなかったんで日記を読み返してみたが…彼女達の父親の会社が霊山に買収されてから、大好きだった父親の新聞が変わってしまったと嘆いていたようだ。

 そして当時は「『本当』を知りたい」と言って、ウタカタに向かう俺について来た程の行動派。

 当時はまだ比較的ピュア(オカルト版真言立川流指南書を読んだばかりだった)だった俺と同居していたが、男女の関係にはハッテンしなかった。

 

 …今回も、本当が知りたいって事で来たんだろうか?

 しかし、あの時だって親の許可も無しに勝手について来てたし…正式に許可とってんだろうか。

 ウタカタ支部ってのも自称かもしれんし…まぁ、別にいいか。

 その辺は俺が関知する事でもない。

 かつての同居人として一方的に義理はあるので、困った事があったり、取材を頼まれたら応じる程度の協力はしよう。

 

 

 

 

 …ん?

 暦が探してるスパイって、この二人じゃないよな?

 霊山と通じている可能性もあるが……いやでも霊山がウタカタ探って意味あるのか?

 そもそも、「本当」を知りたいと言っていたあの二人が、ウタカタまで嘘を吐きに来るとも思えんし…。

 

 

 

鬼門月でも途中からネタと妄想を考えるのに逸れる日

 

 

 蝕鬼の雑魚狩り中。

 雑魚と言ってもそれなり以上に強いが。

 

 

 ここの所大人しくしすぎてたんで、大和のお頭に許可を取って無限討伐任務やったり、一人でフラフラとサバイバルして帰って来る日々。

 うんうん、やっぱりこれくらいが俺のデフォルトだよな。

 しかし以前に比べるとまだ大人しい。

 もう少しリハビリを続けようか。

 

 ところで、一人でフラフラしていた所、異界で相馬さんと遭遇した。

 こっちも一人だ。

 俺が言うのもなんだけど、何やってんの?

 相馬さん、今日は休みの日じゃなかったっけ?

 

 

「ああ…大した事じゃない。

 ちょっとした探し物をしていただけだ。

 そういうお前は?」

 

 

 暇潰し兼お小遣い稼ぎに狩りしてました。

 

 

「力が有り余っているようで結構だな。

 だが休みはちゃんと取れよ」

 

 

 オマエモナー。

 で、相馬さん今日はどうすんの?

 俺はもう少し狩って帰るつもりだけど。

 

 

「そうだな…俺の探し物もここには無いようだし、お前とも少し話をしてみたかった。

 付き合うとしよう」

 

 

 はいよ。

 

 

 さて、足の向くまま気の向くまま、フラフラと異界を歩きながら、見付けた鬼を適当に狩る。

 いい腕をしている、と言われたけど、まだまだです。

 

 ところでこの人、俺が正式なモノノフじゃないって知ってるようです。

 何でも、大和のお頭が霊山に行った時、頼まれて俺の事を調べたのがこの人だとか。

 ううむ、知らない所でそんな繋がりが…。

 

 

「まぁ、だからと言ってどうこういう気は無い。

 既に里の一因として大和殿が認めているし、この状況でお前の戦力は貴重だ。

 害意があるようにも見えんからな」

 

 

 うーむ、モノノフってなんかお人好しばっかりだな。

 そうして考えると、性格が一番捩れてるのはGE世界だろうか。

 MH世界?

 あれは捩れてるんじゃなくてブッ飛んでるんだ。

 

 

 

 雑談しながら狩りをしていたら、ふと気付けば結構な時間が経っていた。

 体力はともかく、活動限界時間がそろそろキツい。

 俺は平気だけど、相馬さんがな…。

 

 キリが良かったんで、引き上げることにした。

 で、その帰り道に、いつぞや見つけてその内調べに行こうと思っていた、雪原に通じる結界石の洞窟の傍を通りかかった。

 

 あー、ここにそーいうのがあるんだよー、とちょっとした世間話のつもりだったんだが…なんか食いついてきました。

 探している物がそこにあるかもしれない、と言っていた。

 別に連れて行くのはいいけどさ…最初は桜花と二人で行こうかと思ってたし。

 

 人肌で温まれないのはちと残念だが、恩人の頼みだ。

 行くしかないだろう。

 が、流石に今回は無理だ。

 もう夕刻だしな。

 

 …詮索しなかったが、探し物ってのが何なのか気になるな。

 

 

 

 

鬼門月そして帰る頃にはネタすら忘れる考え損日

 

 

 今日の仕事と言うか狩りを負えた後、相馬さんと二人で結界石の洞窟に行く事になった。

 橘花、そんなに残念そうな顔するな…ちゃんと夜…遅くても明日の昼くらいには帰って来るから、いい子で桜花をオモチャにして待ってるんだぞ?

 

 輝かしい笑顔で見送ってくれました。

 桜花は頭を抱えていたけど、もうお前も同類だから諦めんしゃい。

 

 んじゃ、俺達でかけてくるんで、里の護りと残りのノルマはよろしくな。

 

 

 

 

 さて、そんな訳で結界石の洞窟にやってきました。

 一応警戒しながら進んでいるが、居るのは蝙蝠や虫くらいだ。

 人間の気配や痕跡は、今尚残っている矢印くらいだし、結界石で出来ているだけあって、鬼はとてもじゃないが入ってこれない。

 

 道に迷わないようにだけ気をつければいい。

 相馬さんは、探し物とやらがあるとすれば、異界の傍…つまり雪原側の洞窟出入り口付近だと考えているらしい。

 

 やれやれ、橘花には夜には戻ると言ったが、こりゃ朝帰りになるかもしれんな。

 男二人で朝帰りとかヤダヤダ。

 

 

 

 なんて軽口叩きながら進んでいたんだが…なんかちょっとおかしい。

 気のせい…じゃないな。

 人が通った痕跡が、僅かに残っている。

 

 対鬼が専門の相馬さんには分からないようだが、こちとら対人専門のアサシンから受けついだ鷹の目がある。

 一度痕跡を見つけてしまえば、そうそう見失いはしない…。

 

 といいたい所だが、何日も前の痕跡だし、人数もたった一人…いや、二人?

 ……一人が往復した跡だな、これは。

 恐らく、荒事や隠形の専門家ではない。

 足跡の歩幅も一定ではないし、ブレがある。

 

 …この洞窟を抜けて、また戻ったのか?

 誰が、何の為に?

 

 …足跡は、迷ったりする素振りもなく奥へ続いている。

 幸いというべきか、足跡は俺達が進もうとしている道へ続いているようだ。

 追ってみるしかないか…。

 

 警戒しながら進むから、少し進軍スピードは落ちるな。

 …やはり不審者、敵なんだろうか。

 或いはコイツが、暦が追っている内通者だという可能性もある。

 

 となれば、それこそ気をつけて動かなければならない。

 普通に進んでたら、うっかり敵に気付かれて迎撃されてしまうかもしれない。

 

 そうなったら厄介だろうなぁ…この、逃げ場はあるけど地の利がまるで無い洞窟だし。

 襲撃とか襲撃とか襲撃とか。

 ……襲撃(をかける)とか襲撃(される)とか襲撃(をかける)とか襲撃(をかける)とか襲撃(をかける)とか奇襲(をしかける)とか殲滅(する)とか逆撃(をされる)とか。

 これこそ狩りの時間だな。

 狩人と獲物は一見対等に見えても、狩人は常に自分を優位に保ち闘うこと無く刈り取ろうとするから狩人なのだ。

 どれだけ準備を整えても、それをしくじれば狩りは狩りではなくなってしまう。

 狩りから、狩られる側に変わる。

 

 …久しぶりだなぁ。

 最近は一方的に狩るだけか、狩るんじゃなくて叩き潰してばかりだったから。

 この緊張感が狩りの醍醐味だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・どやがおでかたったおれをころしたい

 

 

 けっきょくなにもありませんでした

 

 

 




気のせいかな…MHXのモンスター、妙に脆いような…。
まだ下位だからか?


あとターバンのガキに話しかけたらダメージ20喰らって乙った。
今度あったらエルザイト爆弾放り込んでやろうと決めました。

…でもあの手の引火する奴って、持ってるだけでもスゲェ怖いんだよな…。
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