※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

113 / 611
新年あけまして!
おめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたしますッ!
お年玉代わりの投稿じゃァ-----z___ッ!

追記
いつも以上にオリ設定入っています。



第113話

 

HR月あけましておめでとう日

 

 明日にはベルナ村へ到着予定。

 妙に時間がかかった気はするが、寄り道してりゃこんなモンか。

 

 道中で見ていたが、JUNの狩りの腕は…言っちゃなんだが、一人でさせるのは正直心許ない。

 技術がない訳でも度胸がない訳でも、訓練所を出たばかりにしては腕が悪い訳でもないんだが…なんというか、サポートする動きだな。

 ハンターと言うより、人型のオトモみたいなイメージか?

 主に狩猟笛を使うようだし。

 

 別に狩猟笛が弱い、悪いとは思わないし、サポートや支援だって充分すぎるほど重要な役割だが、そっちに重点を置いてきた反動なのか…一人で戦う事に慣れていないようだ。

 これは放っておく訳にもいかんなぁ。

 このままコンビを組むにせよ、途中で解散するにせよ、遠くない内に大怪我をするのが目に見えている。

 仮にもハンター仲間としては、放っておく訳にもいかん。

 

 またエシャロットを鍛えた時のように変人2号もといそれなりのハンターにしてやるか。

 変人って呼称を言い繕ったとしても、既に本物顔負けの女性ルックである時点でかなりの変人だわな。

 

 

 追記

 

 今のところ、JUNは妙に接近してくるような素振りは見せていない。

 A.BEEさんとは性癖的な問題で相容れない、みたいな事を言ってたが…まぁ、頼むから無闇に酒呑むなよ?

 

 

 

HR月謹賀新年日

 

 

 到着!

 ベルナ村!

 

 長閑な村だな~。

 新人ハンターとして挨拶回りがてら話を聞いてみたが、ポッケ村のティガレックス、ユクモ村のジンオウガのように生活に即影響が出るモンスターが居る訳でも無し。

 「こんな所でちゃんとしたハンターの仕事なんてあるのか? 精々中型モンスターを追い払う程度か?」って本気で思ってしまった。

 

 ま、そんな訳ぁないわな。

 村だけで考えても、アレが欲しいコレが欲しい、あったら便利、お得意先が欲しがっていると、モンスターの素材を欲しがる理由には事欠かない。

 そして龍暦院に至っては、調査の為の素材は勿論の事、作成中の…そう、作成中の飛行船の為にも必要と来た。

 

 現在、龍暦院が所持している飛行船は、1つしか無い。

 元の世界じゃイマイチ基準が分からんが、この世界の基準で言えば、一つ所持できるだけでもとんでもない財力なんだろう。

 複数所持していたのは、古龍研究所か、大国の王族、そして龍暦院くらいだ。

 

 …所持して「いた」のはね?

 

 何でも、最近全国各地で飛行船が落とされる事件が頻発しているらしい。

 それ自体は然程不思議ではない。

 人間にとっては高価な飛行船も、空を飛ぶモンスターにとっては精々「邪魔になるヘンなモノ」でしかないだろう。

 目に付いたら、好奇心に唆されてちょっかいを出してきても不思議じゃない。

 そしてモンスターにとっては「ちょっと小突いてみる」程度でも、飛行船にしてみりゃ致命的な攻撃だ。

 ぶっちゃけ、飛行船の浮力を維持しているガスが漏れれば、それだけで墜落するんだから。

 

 それでも今まで問題なく飛行できていたのは、モンスターの縄張りに入り込まなかった事と、飛行船の絶対数が少ない為に、そもそもモンスターとの遭遇の可能性があまり高くなかった為だ。

 しかし、それが狙い打ちされるかのように何度も撃墜され、龍暦院の持つ飛行船は残り一つだけに。

 王族も手持ちの唯一の飛行船が半壊状態になったり。

 最も多くの飛行船や気球を持っていた古龍研究所も、その数を半減させているらしい。

 

 

 何故そんな事態が起こり始めたかは不明だが、とりあえず飛行船を直しておくに越した事は無い。

 いつ狙い打ちにされるか分からない飛行船を飛ばしたがる者などまず居ないが、飛行船一つあるだけで移動の利便性が段違いなのだ。

 それは即ち、貿易などにも有効活用できるという事である。

 龍暦院の経済事情の為にも、早急な修繕が望まれる…らしい。

 

 

 

 うーん、そんな状態じゃ、俺もホイホイ乗れないなぁ…。

 あわよくば、個人所有で飛行船を持ち、「空族」とか「快族」とか名乗ってみたかった。

 勿論、快族の場合は太刀を持ってグラサンと黒コートだ。

 ミストファイナーは出来ないが。

 

 デスワープのデメリットが少ないとは言え、折角来たんだから乗り上げ技術やら狩技とやらにも触れてみたい。

 飛行船の修理には協力するが、実際に乗るのは暫く後になりそうだ。

 

 

 

追記

 

 ナルホド、確かに家畜のムーファは野生とは手触りが違う…。

 と言うかそもそもサイズが違う。

 生活環境の違いによるものかなぁ…。

 

 

 

HR月賀正ーン日

 

 

 ともあれ、まずは龍暦院及びベルナ村、加えて訓練所からも信頼を得ないと話しにならない。

 いくら紹介状持ちとは言え、今の俺は実績なんぞ何も無いルーキーハンターに過ぎない。

 そんなのに突然重要な仕事を任せる筈が無い。

 

 増して、飛行船を預けるなんて考えもしないだろう。

 幸い、飛行船修理の為の納品依頼は然程難易度は高くない。

 まずはそれをこなすとしよう。

 

 

 

 それと同時に、訓練所に通って新技術を身につける。

 まだ少し講習を受けた程度だが、メゼポルタで習った内容とは随分と違いがある。

 そして、まだまだ実験中、研究中の技術が山ほどあった。

 ソイツを目当てに来た訳だからいいんだが…これまた、首を突っ込むのには相応の実績と信頼が要る。

 

 現在完成している、数少ない技術を教わるだけならそれでいいのだが、そこに改良点を色々口出ししようと言うのだ。

 ヒヨッコハンターが何を嘯いたところで、素人考え以上には受け取られないだろう。

 まずは納品クエストがてら、教わった技術を実戦で試し、そこから徐々に信頼を得つつ改良点も伝える、か。

 地道な話だ。

 

 

 

 …しかし前から疑問だったのだが、飛行船のどこにドスファンゴの素材なんぞ使うんだろうか…。

 ロアルドロスの鬣とかなら、水を吸収させて云々でまだ分かるんだが。

 

 

 

HR月あまけしておでめとう日

 

 

 JUNは精力的にベルナ村の皆からの依頼をこなしていっているようだ。

 まだデカブツと戦ったりはしてないが、納品クエストをこなした数は、俺の2倍から3倍に昇るそうな。

 

 反面、訓練所にはあまり顔を出していない。

 練習にはきているようなのだが、ベルナ村訓練所独特の技術には全くと言っていない程手が出てない。

 

 ま、そっちの方がいいかもしれないな。

 まだ自分のスタイルすら確立できてない状態で、別の技術を取り入れても混乱するだけだろう。

 その取り入れた技術が、足りないピースにピッタリと嵌るような形でもない限り。

 

 

 さて、肝心の俺の話になるが…そうだな、まずは訓練所で教えている技術と、どれに注目しているかを纏めるとしよう。

 大きく分けて、注目しているのは「スタイル」と「狩技」である。

 

 現在のところ、狩技は一つ二つしか教えてもらってないが、中々興味深い。

 「絶対回避」と名付けれた、極めればどんな攻撃でも回避してしまう(という触れ込みの)狩り技だ。

 そもそも今のところ、極めた人間なんぞ居ないようだが。

 

 その他は今でも研究中だが、話を聞いた分だと、どうも破壊力よりも付加効果に重きを置いている傾向があるようだ。

 例えば攻撃範囲を広げるとか、動きを早くするとかだ。

 必殺技と言われるんだから、てっきり火力を突き詰めたものだと思っていたのだが、ナルホドこっちの方が効果は高いかもしれない。

 補助効果を自力で発動させられるのだから。

 単なる火力技よりも、継続的に何かしらの効果を発動させられる方が、狩りには貢献できそうだ。

 

 

 

 次にスタイルについて。

 

 ここの訓練所では、ハンターの戦闘スタイルを5つの分類に分けて考えている。

 即ち、スタンダード、ストライカー、ライダー、ブシドー、カスタマーだ。

 

 これは未完成の状態での分類方法なので、今後は増えるかもしれないし減るかもしれない。

 更には名前だって変わるかもしれない。

 

 

 内容としては、スタンダードはそのままの意味。

 他の訓練所で教わる一般的な動きに似通っており、違う点と言えば『狩技』を使える事くらいだろうか。

 

 二つ目、ストライカー。

 これは狩り技に重きを置いたスタイルだ。

 と言っても、完成している狩り技自体が非常に少ない為、現在ではとても日の目を浴びられないスタイルとなっている。

 

 三つ目、ライダー。

 乗り手、という名が示すとおり、乗り上げ攻撃をメインに使う。

 流石に何人ものハンターが体を張って検証してきただけはあり、富獄の兄貴に教わったものとは、安定性が段違いだった。

 上手に掴まるし、何より慣れてくるとモンスターがいつ暴れだすか、手応えからわかってくるらしい。

 加えて、敵の体を蹴っ飛ばして飛び上がる、所謂エネミーステップ。

 これは是非とも体得すべきだろう。

 上手くいけば、ほとんどの物理攻撃をジャンプ台にできる事になる。

 そうでなくとも、普通とは違う前転をして、移動距離が一気に伸びる。

 その分スピードが犠牲になっている節はあるが、これは大きい。

 少しくらい遅くなっても、移動距離が伸びた方が敵の攻撃は避けやすくなるからな。

 

 続いて四つ目、ブシドー。

 …なんか和風な名前だな。

 モンハン世界の何かの単語か?

 と思っていたら、そのまま武士道だった。

 敵の攻撃をギリギリまで惹き付け間一髪で避け、そのままカウンターを見舞う玄人向けのスタイルだ。

 なんかこう…カッ飛んでいくような仕草で敵の攻撃を避け、そのまま走って接近、ザクリ。

 

 何でこんな名前になったのかと言うと…何でも研究に協力してくれた太刀使いに敬意を表して、だそうだ。

 東方由来の剣術を使う、自称弱輩者…東方の剣術を使うならサムライ、サムライなら武士だろうって事で、武士道と名付けたらしい。。

 「ケツが青い」を連呼する人だったそうな。

 

 …あの、その人ひょっとしてレジェンドラスタのキースさんでは…?

 「ん、なんだ知り合いか?」って…まぁ、一方的に知ってるだけですが。

 

 しかし、あの人こんな技使ってたかな?

 …と思ったら、このカッ跳び回避…通称ジャスト回避、JK(女子○生でも常識的に考えてでもない)はキースさんの体捌きを簡易的に再現しようとした結果らしい。

 キースさんなら前転、ヘタをすると歩いて…慣れた相手なら摺り足ですら回避できるのだが、それは普通のハンターには流石に無理だ。

 

 なので、多少大仰に、距離が開いても確実に避けられるようにし、そのまま相手の隙をついて攻撃できないか、という発想を突き詰めたスタイルらしい。

 

 加えて言うと、キースさんの錬気の練り方を参考にした狩り技も研究されている。

 まだ実用化はされていないが、上手く当てれば暫くの間、錬気ゲージ最大状態(ゲームで言えばね)を維持できる技になる予定…との事。

 ついでに言えば、前述した絶対回避も、キースさんの技を参考に開発されたものだとか。

 

 

 

 ちょっと話が逸れたが、最後のカスタマー。

 これは所謂アイテム使いだ。

 狩りのスタイル…というよりは、どちらかと言うとサポーターに近いか?

 錬金や調合関係のスキル全般、及び採取等のスキルを恒常的に発揮できないかというスタイルだ。

 また、アイテムだけではなく武器防具に関する知識、それらを効果的に組み合わせて使う術も要求される。 

 カスタマー、という呼び方は、既存の武器防具セット一式や道具に改良を加える、或いは組み合わせてカスタムする…という考えからつけられたものだ。

 

 ただ、このカスタマー…有効性については言うまでもないのだが、これは狩人のスタイルとは別物なのではないか?という意見も多い。

 近い内に、訓練所が提唱しているスタイルからは外されてしまうかもしれない。

 

 訓練所では当然調合の類についても教えるが、ハンターの本懐はモンスターとの戦いだ……自然と調和して生きるのと同じくらい。

 そしてこれらスタイルとは、狩人の戦いの分類を示す。

 カスタマーは狩人ではなく、完全に後方支援の役として割り切った方がいいのではないか?

 極端な話、カスタマーは狩人のように鍛えられてない人間でもこなせる役割だ。

 

 

 …ああ、某名作の人徳チートさん役ね。

 確かにそりゃ、完全なサポートスタイルとして確立させた方がいいかもしれんわ。

 

 

 

 説明がちょっと長くなったが、これが現在の訓練所での最新スタイルだ。

 これをそれぞれ身につけ、そして改良していかねばならない。

 

 …最終的な目標は、この5つのスタイルに加えて俺が確立したスタイルを捻じ込む事かな。

 

 

 

 スタイル名は…オカルトか。

 真言立川流を伝えるかどうかが隆盛の分かれ目だな。

 ヘタに伝えると滅ぼされそうだけど。

 

 

 

HR月迎春(意味深)日

 

 

 やっぱり知らないモンスターがちょくちょく居るな。

 パプルポッカはユクモ村でやりあった事あったっけ?

 あの頃は山に篭ってばっかりで、砂漠は殆ど行ってなかったような…。

 

 その他、デカいカエルにジャギィの亜種みたいな奴、フクロウ、その他細々としたモンスター。

 今はまだその程度の依頼しか受けられない。

 

 

 その程度の依頼でも、成果と言えるものはあったようだ。

 俺やJUNがこなした依頼のおかげで、壊れている飛行船の修理が進んでいるそうな。

 

 そしてある程度まで飛行船の数が揃った暁には、俺を外回り専門のハンターにできないか、という話が上がっているらしい。

 …外回りって何ぞ?

 

 聞いてみたところ、ベルナ村だけではなく、各所の村を回って狩り…のヘルプを行う制度らしい。

 ちなみに今回、初めて提案されたそうな。

 

 と言うのも、ハンターは普通、一つの村に滞在するか、完全にフリーで活動するかのどちらかだ。

 そして、一つの村に滞在するハンターは、人数・質共に、圧倒的に足りていない。

 例えばポッケ村、ユクモ村。

 俺が妙な経緯で村に行かなければ、既に引退寸前の老齢ハンターか、ヒヨッコハンターしか居なかった状態だった。

 

 そこで、俺…というより飛行船の出番である。

 人間の足に比べて圧倒的に素早く移動できる飛行船で各地を巡り、ハンター不足に喘いでいる各地を救済して恩を売ろう…というシステムらしい。

 今のところ、ベルナ村付近ではそこまで切羽詰った問題は起きてないから、強力なハンターが居れば他に貸し出しできないか、という話だ。

 

 加えて言うなら、「君、殺しても死にそうにないから、飛行船の謎の撃墜現象の調査員になってくれない?」という意味でもある。

 

 

 

 …俺、まだそこまでの信頼は得てないと思うんだけど。

 今回はそんなに奇行もしてないし。

 

 何だか引っかかるモノを感じなくもないが、俺個人としては問題らしい問題はない。

 撃墜現象の調査にしても、死んでも次があるという性質上、あまり恐怖は感じない。

 …いや、流石に超高度からフリーフォールすれば怖いとは思うけど、下が水だったり藁だったりすればどうとでもなる訳で。

 

 それよりも飛行船に対する好奇心の方がずっと強い。

 しかもこの話が実現すれば、俺個人の所有ではなくとも、専用に近い飛行船が手に入る訳だ。

 専用。

 いい言葉じゃないか。

 プレミアム感がある。

 

 

HR月姫はじめ(壁ドン)日

 

 飛行船の為ならエンヤコーラ。

 時々JUNの手伝いをしつつエンヤコラ。

 

 うーむ、手伝いをしていると、JUNと俺のハンターとしてのあり方の違いを感じるのぅ。

 JUNは本当に、ベルナ村付近の住民達の為に働いているようだった。

 地域密着型、とでも言うのかな?

 腕前はまだまだ半人前以下なんだけど、一般市民の皆様からの信頼が強い。

 頑張っているが見て分かるし、依頼の後には依頼人の人と一緒に一喜一憂している。

 

 うーむ、いい事ではあるんだが…男だってわかってんのか?

 見た目完全に女の子だし、装備も女用のを使っている。

 村人達も女だと思っているんじゃなかろうか。

 デリケートな問題だし、巻き込まれるのもイヤだったんで放置してたが……失恋はまだしも、道を踏み外す人が出なければいいんだが。

 

 …踏み外しても、俺に被害が出なけりゃどうでもいいや。

 むしろ踏み外してJUNとさっさとくっついてくれ。

 そうすりゃ俺に被害は出にくくなるからな。

 

 

 

 

 それはともかく、デカいカエルを狩った。

 テツカブラ、だっけ?

 凄いアゴしたカエルも居たもんだ。 

 カエルと言えば脚力というのが一般的だが、足よりアゴの筋肉の方が強いんじゃないか?

 

 デカい岩を掘り起こしたりしてくるんで、逆に岩に跳び蹴りを入れてテツカブラにぶつけてみた。

 …相当頭に来たらしい。

 

 

 それはそれとして、訓練の成果を試してみる。

 まずは、何はともあれ乗り上げ攻撃ことライダースタイル。

 征服王みたいに叫ぶべきだろうか。

 見目麗しい女性ハンターなら、メデューサの格好をしてロデオしてもらいたい。

 

 

 うーん、やっぱまだ今ひとつ未完成だ。

 掴まる技術はかなり完成度が高いと思うのだが、そこに至るまでに問題がある。

 掴まるべきポイントを正確に手にするのは、かなり難易度が高い。

 

 

 …使用者の観点から言うが、ちょっと補助技能を加えるべきではなかろうか。

 同じ種類のモンスターと言えど、当然ながら個体差はある。

 背中に生えている突起が太かったり細かったり、或いは二本の突起の感覚が狭かったり短かったり。

 ライダーのスタイルでは、そう言った部分に手を…或いは何かしらの道具を…かけ、体を安定させようとする。

 

 が、前述したように個体差による影響により、それがいつでも完全に出来る訳じゃない。

 まずはどの部分を掴めば安定するか、それを見極めなければならない。

 

 

 

 

 ちなみに俺の場合、その見極めを非常に短く短縮できる。

 鷹の目の効果スゴすぎである。

 

 

 

 まぁ、空中を飛びながら鷹の目の発動はできないんで、地面に居る間に、更に武器をしまった状態で見当をつけておき、背中に昇って幾つかの予想ポイントに手をかけて、そこから乗り上げ攻撃…となるが。

 そうなると、まずこのライダースタイルで改良すべき点は、「事前の仕込」に集約されるだろう。

 どこを掴みやすいかだけでなく、乗り手を振り落とそうと暴れるのに必要な部分…大半の場合は足かな…を予め痛めつけ、更に刃を入れやすい角度や場所、暴れられても壁や地面に叩き付けられないような位置取り。

 

 

 …そうか、地面に叩きつけられる事もあるんだよな。

 横に転がる攻撃方法は、大半のモンスターが持っている。

 一転されれば、背中に乗っているハンターは漏れなくペチャンコにされる事になる。

 となると、横でも縦でも回転させない技術も必要か。

 

 或いは…回転する瞬間だけ飛び離れ、通常の体勢に戻ると同時に再度飛び乗るか。

 …俺なら両方不可能ではない…と思う…が、そもそも回転させない技法があるならそれに越した事はないな。

 どっちにしろ、要練習研究である。

 

 

HR月恭賀新年日

 

 

 カエルの後はカニ、卑猥竜(白)、そして先生。

 

 …むぅ、やっぱ先生も妙に脆いな。

 開拓地と比べるのが間違っていると言われれば、それまでだが。

 

 

 とりあえず、そこまでの狩りで飛行船が一つ、修理完了したらしい。

 ほーそりゃよかった、その調子で俺に寄越す分まで修理してくれぃ…と他人事のように思っていたが。

 

 以前話にあった、外回りのハンターに突如任命されました。

 

 

 

 何事?と思ったが、よくよく聞いてみればよく分かる理屈だった。

 

 ベルナ村付近には居ないモンスターと言うのは、少なくない。

 勿論、ここら近辺の独特のモンスターだって多いが、この世界は広いし、何より地域によって個体差が激しい。

 例えばティガレックス。

 ポッケ村やメゼポルタ付近では異様なタフネスを誇るが、ユクモ村やベルナ村付近では、強力には違いないが体力が少なく、疲労した様子を見せる事も珍しくない。

 それに伴い、それらの個体差の原因となる内臓や骨などにも差が出てくる訳だ。

 

 そして、その個体差の原因になっている部分こそが、飛行船の原料である。

 

 

 

 つまり直った飛行船を使い、各地の特に強力なモンスターを片っ端から狩って、その地に恩を売りつつ素材を集めてこいという訳だ。

 望むところではあるが、正直面倒でもある。

 そしてそれ以上に心配でもある。

 

 今まで、俺が関わったMH世界はほぼ例外なくトンデモモンスターからの襲撃を受けていた。

 それが全て俺のせいだとは思わない。

 俺はトラブルメーカーではあるだろうが、死神ではない。

 そこまで他人の運命に強力な影響を齎すとは思わない。

 

 …いや、エロ関係から身持ちを崩させている自覚はあるけども。

 

 

 ともかく、因果関係や原因はともかくとして、俺が関わった場所では何かしらのトラブルが湧いていたのは否定できない。

 それを、一時期とは言え各地の村を転々とするとなると…どれだけの範囲でトラブルが起きるやら。

 

 

 だが待てよ、逆に考えるべきか?

 一箇所に長期間滞在すれば、そこで何かしら起きるのだ。

 なら、短時間の間に拠点を移し続ければどうだ。

 

 …正直な話、確証は無いが……試してみる価値はあるか。

 どっちにしろ、龍暦院直属の訓練所に所属した以上、命令を拒否する権限は無い。

 仰せに従い、各地を飛行船で駆け巡るとしよう。

 …撃墜に対する備えだけは忘れないように。

 

 

HR月あけましておめでとうございます(お年玉お年玉)

 

 

 飛行船。

 飛行船。

 

 俺の知ってる飛行船と違う。

 

 

 と言っても、映像で知ってる飛行船なんて、それこそヒンデンブルグ号の墜落シーンくらいだけどな。

 

 

 まぁとにかくだ。

 俺の知ってる飛行船は、端的に言ってしまえば、クソデカいバルーンに浮力の強いガスを詰め、その下に『箱』と言うか乗客が乗る部分をくっつけたシロモノである。

 

 …そう、『箱』だ、『箱』。

 密閉されているのが当然なのだッ!

 

 断じて乗客及び乗務員を、高高度の空気と風に吹き曝しにするような代物でワないわァッ!

 MH世界の飛行船は!

 窓も無くっ!

 壁も無くッ!

 ただただボート型の足場に舵がついた板切れが、浮遊の為のバルーンにくっついているだけの代物なのだァァァァァ!!

 

 

 

 というかせめて風防くらい付けろやッ!

 ホットドリンクがなかったら、常人なら確実に凍死するわ!

 それ以前に風に煽られれてI can't flyだがなッ!

 速度によっては、ベルトで固定してても千切れてグロ画像だッッッ!

 

 

 

 まァハンターの俺なら平気な訳ですが。

 しかもアラガミでモノノフなんだから余裕です。

 

 

 

 

 とにもかくにも、外回りにされたんで、とりあえずポッケ村に飛んでみた感想がコレです。

 多少寒くて手がかじかんだけど、その程度で済みました。

 高高度で雪に晒されても平気なハンターって、一体どうなってんだろうなー。

 

 ま、それは置いといて。

 いきなり飛行船が着陸して、ポッケ村も何だ何だと騒ぎになりましたが、龍暦院からの手紙のおかげでちゃんと受け入れられました。

 以前から連絡は飛ばしていたが、本当に飛行船でハンターを派遣してくるとは思ってなかったらしい。

 

 実績的にはまだ新米ハンターなのだが、期待されているハンター…と説明されていたとか。

 期待ねぇ……ま、ここは素直に受け取っておくとしましょうか。

 

 

 さて、ここでちっと問題なのだが……何度もループし、色々な所に行っていると時間間隔が狂いそうになるんだが、俺は基本的に同じ時期で活動している。

 メゼポルタで活動していた時期も、ポッケ村に居た時も、ユクモ村に居た時も、基本的にハンター訓練所から卒業し、約3ヶ月間の間で集約されている。

 つまりだな…。

 

 

 ポッケ村では、以前のループでは解決した、ティガレックスによる問題が現在進行形で発生中なのだ。

 ゲームと違って、実はティガレックスが2頭居たというあの展開が再びなのだ。

 

 更に言うなら、ユクモ村に行けば異様な力を持ったジンオウガや見えないイビルジョー等も居るかもしれない。

 …ん、ティガ2頭はともかく、残りの連中は俺の霊力やら謎の紅玉やらが切っ掛けだったようだから、掘り出したりしなければ何とかなるか?

 

 うーむ、難関クエストをまたも攻略せねばならんのか。

 面倒な。

 しかもポッケ村のティガレックスは、ユクモ村とかに比べて強力な傾向があるしなぁ…。

 

 まぁ、所詮は下位のティガレックス。

 予め、複数相手…3匹まで想定しておこう…だと考えておけば動揺も無いだろう。

 こっちの武器も下位仕様だが、いざとなったら神機の使用も準備オッケー。

 

 …とは言え、流石に初っ端からティガレックスを相手にしてくれ、とは言われなかった。

 まずはお手並み拝見とばかりに、ポポやドスギアノスの狩猟から。

 

 

 

 …まーそりゃ普通はそうするんだけどさ。

 現実ってのは、色々な意味で上手く行かないものだ。

 具体的には、ギルドや村が小手調べの為の依頼のつもりだったとしても、そこら辺をフラフラ動き回っているティガレックスに遭遇しないという保証は無いのだ。

 俺の場合は、逆に遭遇するという確信があったけども…。

 

 

 




実家に帰省できるのはいつの日か…。
とりあえず新年を祝して飲むぞ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。